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第10章 勇者と親子の絆編
第99話 オークと親子
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「母上……」
「アリア……」
「「ごめんなさい」」
仁王立ちのアリアとリーシアの前で、カイザーとシーザーの二人が土下座していた。
二人の頬には、仲良く手のひらで叩かれた跡があり、大小の違いはあったが土下座する姿は似ており、『親子だな~』と、ヒロは感じていた。
「あなた、シーザー……次はないわよ?」
「「はい!」」
ステレオ音声みたいにハモる二人。シーザーの目に余る情けない姿に、母アリアは嘆き、ロクデモない事を息子に吹き込むカイザーに怒りをぶつけていた。
「エロは撲滅です!」
事実被害にあったリーシアもシーザーを引っ叩き、アリアと一緒にゴミを見る目で罪人達を見下ろしていた!
種族を超えた、エロ撲滅委員会が発足された歴史的瞬間だった。
「ですが……シーザー、無事で本当に良かった」
「母上……ありがとう」
アリアが息子を立たせ、力一杯抱きしめて涙を流し、シーザーも母に抱かれるがまま、動かないでいた。
「シーザー、アリア……」
いつの間にかカイザーが立ち上がり、二人に抱き付こうとするが……、アリアの目が『キッ!』と鋭くなり、カイザーを睨み付ける。
「あなたはそこで土下座していなさい! 反省が足りません!」
「うむ……」
そのまま土下座に戻るカイザー……ヒロはそんなカイザーの背中を見て、同情を禁じ得なかった。
「カ、カイザー悲惨過ぎる……」
「なんか、私たちと死闘を演じたオークヒーローとは、思えませんね……もはやダメダメなお父さん的ポジションですよアレ」
いつの間にかリーシアがヒロの隣に立ち、カイザー親子の様子をうかがっていた。
するとアリアがシーザーと共に、ヒロ達の前に歩いて来る。
「ヒロさん、リーシアさん、あなた達が居なかったらシーザーは間違いなく死んでました。なんとお礼をいったらいいか」
「ヒロ! 助けてくれてありがとう!」
深々と頭を下げ、ヒロとリーシアに礼を述べるアリアとシーザー。
「いえ、シーザー君が元気になって良かったです」
「本当にありがとうございます」
アリアは背筋を伸ばし、深々と頭を下げていた。
「頭を上げてください。僕たちは頼まれたからシーザー君を助けたのではありません。助けたいと思ったから助けたんです。だから礼はいりませんよ」
「私たちはオークですよ? それなのに……」
「人もオークも関係ありません。助けるのに理由なんていらないんです」
ヒロのその一言が、アリアの中にある人族に対する認識が変わっていた。
「ヒロさん分かりました。……じゃあお礼の代わりに料理をごちそうさせてください」
「ごちそうですか?」
「はい! 私は料理が得意なので、お二人に食べてもらいたいのです。ダメですか?」
「いいえ、オーク族の料理は僕も興味があります。ぜひ食べてみたいです」
「腕によりを掛けて作りますね。あっ! こんな所ではなんですから、是非家にいらしてください」
アリアは顔に笑顔を作り、ヒロとリーシアを家に招待しようとするが……押し黙って土下座していたカイザーが顔を上げて止める。
「いかん! マリア二人を牢屋から出してはならん!」
「あなたはまだそんな事を!」
「それだけはならん! 村の大半は大丈夫だろうが、一部の者は家族を人族に殺されている。下手に村の中を、その二人が歩けばいらぬ争いが起きる」
カイザーは立ち上がり、アリアを静止する。
「外を出る事は認められん。コイツらは強い。下手に外に出せば、血気盛んな奴らが戦いを挑むかもしれん……そうなれば返り討ちだ」
「ん? つまりカイザーは、僕達を閉じ込めるために、ここに捕らえたのでなくて……」
「お前たちは、我の目的のために殺さずに連れて来た。人を憎む他の者に勝手に殺されたら堪らん。故に村から少し離れた牢に入れ、見張りを立てていたのだ。村の者が無駄な戦いを挑まねようにな」
「確かに……普通に捕虜として捕らえられたら、もっと待遇が悪いか、人を憎むオークが襲い掛かってきても不思議じゃありませんね」
「村に、いらね不安を広げるわけにはいかん。だから二人を外に出す事ができんのだ。アリア分かってくれ」
カイザーは、頭を下げてアリアに許しを請う。アリアはそんな夫の姿を見て少し考える。
「分かりました。ヒロさんとリーシアさんの身を案じてなのですね?」
「そうだ」
「ならここで、料理をごちそうするのなら問題無いわね?」
「ここでか? むう……いいだろう」
アリアの機転を聞かせた提案に、シーザーは妥協する。
「決まりですね。家にいったん帰りますよ。腕によりを掛けて料理しなくてはなりませんからね」
「母上、何を作るのですか⁈」
「シーザーの大好きなムシ料理を作りますよ」
「やったあ! 母上のムシ料理大好きです!」
「ふふ、シーザーの回復祝いもかねてますからね」
シーザーがムシ料理を食べられる喜びで、病み上がりだと言うのに飛び跳ねていた。
「さあ、家に行くわよ。みんな手伝って頂戴ね」
「わ、我もか? 料理なぞできんぞ?」
「力仕事はいくらでもあります。料理は戦いなのですから!」
「な? 戦いだと? そうなのか?」
「あなた……たまには家事をやってください。炊事、洗濯、掃除……雌は毎日が戦いですよ!」
「すまね……いつも迷惑を掛けて、感謝する」
カイザーは、毎日が戦いの妻アリアに礼を述べる。
「ふふ、分かってくれればいいのよ。さあ早く家に戻りましょう。早くしないと夕飯に間に合わないわ」
アリアが手を『パンパン』と叩くとカイザーとシーザーは立ち上がり、牢の入り口に向かって歩き出す。
「ヒロさん、リーシアさん、ごめんなさいね。ここから出して上げられなくて……」
アリアが残念そうな顔でヒロ達に謝るが……。
「カイザーさんの目的は分からないですが、僕達を思ってのようですし、気にしないでください」
「そう言ってもらえると気が楽になるわ。ありがとう。それじゃあ、後でとっておきのムシ料理持って来ますね」
「蒸し料理ですか? 食べるのは久しぶりですね。リーシアと二人で楽しみにしています」
ヒロとリーシアは、カイザー家族を見送ると、リーシアがヒロに話し掛けてきた。
「ヒロ、結局どうなりましたか?」
「はい。実は……」
リーシアに話した内容を簡潔に伝えるヒロ。
「そうですか……料理を振る舞ってくれるのですね」
「蒸し料理は久しぶりです」
「蒸し料理?」
「水を火で沸騰させて出る蒸気で、食材を熱する調理法です。楽しみですね」
「ヒロがそう言うからには、きっと美味しいのでしょう。お腹を減らして、楽しみに待つとしましょう」
思い掛けないカイザー親子との出会いに、ヒロの中にある思いを募らせているその時!
「あの……」
突如、牢屋の中で声を掛けられるヒロ。声のした方へ顔を向けるとそこには……風景に溶け込むが如く、気配を絶ったオークが佇んでいた!
「え? ムラクさん」
「なんでムラクさんが……あっ!」
ヒロとリーシアの視線の先には、オーク族の若者……ムラクがイジけていた!
「もういいです……どうせ拙者なんか……皆に忘れさられた存在ですから!」
地面に『の』の字を永遠に描き続ける、ムラクの姿があるのだった!
〈忘れさられたオーク、ムラクの号泣が洞窟内に響き渡った!〉
「アリア……」
「「ごめんなさい」」
仁王立ちのアリアとリーシアの前で、カイザーとシーザーの二人が土下座していた。
二人の頬には、仲良く手のひらで叩かれた跡があり、大小の違いはあったが土下座する姿は似ており、『親子だな~』と、ヒロは感じていた。
「あなた、シーザー……次はないわよ?」
「「はい!」」
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「母上……ありがとう」
アリアが息子を立たせ、力一杯抱きしめて涙を流し、シーザーも母に抱かれるがまま、動かないでいた。
「シーザー、アリア……」
いつの間にかカイザーが立ち上がり、二人に抱き付こうとするが……、アリアの目が『キッ!』と鋭くなり、カイザーを睨み付ける。
「あなたはそこで土下座していなさい! 反省が足りません!」
「うむ……」
そのまま土下座に戻るカイザー……ヒロはそんなカイザーの背中を見て、同情を禁じ得なかった。
「カ、カイザー悲惨過ぎる……」
「なんか、私たちと死闘を演じたオークヒーローとは、思えませんね……もはやダメダメなお父さん的ポジションですよアレ」
いつの間にかリーシアがヒロの隣に立ち、カイザー親子の様子をうかがっていた。
するとアリアがシーザーと共に、ヒロ達の前に歩いて来る。
「ヒロさん、リーシアさん、あなた達が居なかったらシーザーは間違いなく死んでました。なんとお礼をいったらいいか」
「ヒロ! 助けてくれてありがとう!」
深々と頭を下げ、ヒロとリーシアに礼を述べるアリアとシーザー。
「いえ、シーザー君が元気になって良かったです」
「本当にありがとうございます」
アリアは背筋を伸ばし、深々と頭を下げていた。
「頭を上げてください。僕たちは頼まれたからシーザー君を助けたのではありません。助けたいと思ったから助けたんです。だから礼はいりませんよ」
「私たちはオークですよ? それなのに……」
「人もオークも関係ありません。助けるのに理由なんていらないんです」
ヒロのその一言が、アリアの中にある人族に対する認識が変わっていた。
「ヒロさん分かりました。……じゃあお礼の代わりに料理をごちそうさせてください」
「ごちそうですか?」
「はい! 私は料理が得意なので、お二人に食べてもらいたいのです。ダメですか?」
「いいえ、オーク族の料理は僕も興味があります。ぜひ食べてみたいです」
「腕によりを掛けて作りますね。あっ! こんな所ではなんですから、是非家にいらしてください」
アリアは顔に笑顔を作り、ヒロとリーシアを家に招待しようとするが……押し黙って土下座していたカイザーが顔を上げて止める。
「いかん! マリア二人を牢屋から出してはならん!」
「あなたはまだそんな事を!」
「それだけはならん! 村の大半は大丈夫だろうが、一部の者は家族を人族に殺されている。下手に村の中を、その二人が歩けばいらぬ争いが起きる」
カイザーは立ち上がり、アリアを静止する。
「外を出る事は認められん。コイツらは強い。下手に外に出せば、血気盛んな奴らが戦いを挑むかもしれん……そうなれば返り討ちだ」
「ん? つまりカイザーは、僕達を閉じ込めるために、ここに捕らえたのでなくて……」
「お前たちは、我の目的のために殺さずに連れて来た。人を憎む他の者に勝手に殺されたら堪らん。故に村から少し離れた牢に入れ、見張りを立てていたのだ。村の者が無駄な戦いを挑まねようにな」
「確かに……普通に捕虜として捕らえられたら、もっと待遇が悪いか、人を憎むオークが襲い掛かってきても不思議じゃありませんね」
「村に、いらね不安を広げるわけにはいかん。だから二人を外に出す事ができんのだ。アリア分かってくれ」
カイザーは、頭を下げてアリアに許しを請う。アリアはそんな夫の姿を見て少し考える。
「分かりました。ヒロさんとリーシアさんの身を案じてなのですね?」
「そうだ」
「ならここで、料理をごちそうするのなら問題無いわね?」
「ここでか? むう……いいだろう」
アリアの機転を聞かせた提案に、シーザーは妥協する。
「決まりですね。家にいったん帰りますよ。腕によりを掛けて料理しなくてはなりませんからね」
「母上、何を作るのですか⁈」
「シーザーの大好きなムシ料理を作りますよ」
「やったあ! 母上のムシ料理大好きです!」
「ふふ、シーザーの回復祝いもかねてますからね」
シーザーがムシ料理を食べられる喜びで、病み上がりだと言うのに飛び跳ねていた。
「さあ、家に行くわよ。みんな手伝って頂戴ね」
「わ、我もか? 料理なぞできんぞ?」
「力仕事はいくらでもあります。料理は戦いなのですから!」
「な? 戦いだと? そうなのか?」
「あなた……たまには家事をやってください。炊事、洗濯、掃除……雌は毎日が戦いですよ!」
「すまね……いつも迷惑を掛けて、感謝する」
カイザーは、毎日が戦いの妻アリアに礼を述べる。
「ふふ、分かってくれればいいのよ。さあ早く家に戻りましょう。早くしないと夕飯に間に合わないわ」
アリアが手を『パンパン』と叩くとカイザーとシーザーは立ち上がり、牢の入り口に向かって歩き出す。
「ヒロさん、リーシアさん、ごめんなさいね。ここから出して上げられなくて……」
アリアが残念そうな顔でヒロ達に謝るが……。
「カイザーさんの目的は分からないですが、僕達を思ってのようですし、気にしないでください」
「そう言ってもらえると気が楽になるわ。ありがとう。それじゃあ、後でとっておきのムシ料理持って来ますね」
「蒸し料理ですか? 食べるのは久しぶりですね。リーシアと二人で楽しみにしています」
ヒロとリーシアは、カイザー家族を見送ると、リーシアがヒロに話し掛けてきた。
「ヒロ、結局どうなりましたか?」
「はい。実は……」
リーシアに話した内容を簡潔に伝えるヒロ。
「そうですか……料理を振る舞ってくれるのですね」
「蒸し料理は久しぶりです」
「蒸し料理?」
「水を火で沸騰させて出る蒸気で、食材を熱する調理法です。楽しみですね」
「ヒロがそう言うからには、きっと美味しいのでしょう。お腹を減らして、楽しみに待つとしましょう」
思い掛けないカイザー親子との出会いに、ヒロの中にある思いを募らせているその時!
「あの……」
突如、牢屋の中で声を掛けられるヒロ。声のした方へ顔を向けるとそこには……風景に溶け込むが如く、気配を絶ったオークが佇んでいた!
「え? ムラクさん」
「なんでムラクさんが……あっ!」
ヒロとリーシアの視線の先には、オーク族の若者……ムラクがイジけていた!
「もういいです……どうせ拙者なんか……皆に忘れさられた存在ですから!」
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