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五章 ローレル迷宮編
祝い日和の鼻唄三昧、そして伝説へ
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えー。
僕が無茶苦茶頼りにしている従者は、巴に澪、識、カッコ仮で環の計四人。
彼女たちが最高に機嫌が良い時の鼻唄が判明しました。こちらです。
巴は「また君に〇してる」、相変わらず渋い所を推してきます。
澪は「ル〇ン三世のテーマ」、何度も聞いてる内に好きになったんでしょう。
識は「He〇ts」、……作るのはダメって言ったから。まだ許可してないから。
環は「異邦〇」、巴と澪辺りの曲から年代を測って僕が好きそうなのを選曲した気がします。嘘くさいです。でも最高に好きな曲です。見透かされているようで何か悔しい。
はい。
巴と澪の大怪獣の乱がようやく落ち着いてくれたんですが。
何故だか亜空の街中に僕の昨夜の事が周知されています。
……いや、何故だか、じゃないね。
巴と澪が大声で喧嘩しながらどっかんどっかんバトルした所為だね。
冒険者のいる箱庭には外の音は聞こえない仕様だから、まあごく一部はまだ知らない可能性はある。
それ以外は?
皆知っちゃってるよね。
一部始終を見られるわ、次の日には街中の人に知れ渡るとか、罰ゲームが酷くない?
ライムには散々呆れられたけど、最後には何か一目置かれたし。
予想外がバブルを起こしてやがる。
ハイランドオーク以下亜空に住む種族が、夕方には溢れんばかりに僕のところに来て。
何と海の方からも色んな種族の代表が屋敷に押し寄せた。
昨夜も結構集まったのに、だ。
「おめでとうございます!」
と。
皆口々にね。
ああ、予想外だけじゃなく、おめでとうもバブルだった。
しかも巴と澪が端々に僕の事もある事ない事スピーカーでも口につけてんのかって声量で各所で言いふらしたおかげで祝いに来た男性陣は畏怖とサムズアップ、女性陣は赤面と羞恥(一部好奇心)を顔いっぱいに浮かべててさ。
これはもう僕的にアニメ史に残る三大恥ずかしい告白シーンに匹敵する。
緊張も恥ずかしさも今日のが酷い。
頭の中は「あ」が無限に並んでのたうちまわりたい気分だった。
でも事態はそれだけでは収まらなかった。
森の入り口に果物とキノコ、山菜にイノシシ、山鳥が山盛りにされてると報告が来たかと思えば。
菜園、果樹園が次々に収穫待ちの状態になっていっているとオークが駆け込んできた。
海の都市からは浜に魚類と甲殻類が突然大量に打ちあがってきた、と念話が入り、僕のそばにいたセル鯨さんが「すぐに持ってこさせましょう!」とツナを走らせ。
街路樹も山の木も、見渡す限りに花が咲いた。
エマが女衆を取りまとめ、料理人を集めて厨房に指示を飛ばす。
第一声に耳を疑ったね。
「赤飯を、火が続く限り!」
夜になって元凶の二人が帰ってきた頃にはもう現場はお祭り騒ぎです。
環はお気に入りの芋焼酎の瓶を肩に下げて、見てもなけりゃ現場にもいなかったくせに聞かれるままにめでたいめでたいと僕の初夜を飾り立てて盛って盛りまくっている。
「雑煮! 祝いの汁物といえば、これね!」
なぜそうなるエマ。
それは正月の定番だけど縁起物とかではないような。
知らんけど。
「お餅だけは切らさないで頂戴! あとの具材はその時々で!」
「もち米の減りがとんでもない事になりますよ、エマさん!」
「……刈ってきなさい」
「へ? でも収穫期じゃないですし、刈ってすぐに食べるなんて無理――」
「今日ならきっと食べ頃が実ってます! 見てきなさい! いけそうならチームを組んで刈ってくる!!」
「は、はい!!」
……今日ならきっと、食べ頃が実ってる。
ああ、もう。
「若様」
「若」
はい、騒ぎに若干驚いている様子の澪と巴が僕のところに帰ってきました。
一体何を言うつもりですかね。
もう凄い事になってるんですけど。
僕、しばらく亜空歩けないかもしれないんですけど!
びっみょーにゴルゴンの目も怖いんですけどね!
「前亜空に昨夜の事を宣伝してくれてドウモアリガトウ、二人とも」
せめてもの皮肉をぶつける。
しかし二人はまるで動じていない。
くっそう、恥ずかしいのは僕だけか!
特に巴が良くない。
僕はまだ後数回の変身を残している、とか何を根拠に言っているんだ。
お祝いに来た人に耳打ちされても変身がどうとか答えられるわけがないだろう。
「もう暗くなりました」
「夜になりましたな」
っ!!
ずっと、昨日のテンションのままなのか、このお二人!?
「ハハハ……この雰囲気でよくそれを言える。見ろ、既にこれだけいるのに、まだまだどんどん増える勢いだぞう!? 挨拶だけで明日になるわ! どんだけ乾杯しなきゃならんのかと!!」
「そういえば」
「妙に騒がしいですが、ローレルのお披露目も昨夜で済んでいる筈。これはいったい?」
……。
ダメだこりゃ。
「お赤飯できましたーー!!」
最初の赤飯が出来たらしい。
明日になるって勢いで言ったけど。
これ、明日で終わるのか?
亜空の収拾がつくの、いつになるんだろ……。
両サイドからにじり寄ってくる巴と澪に挟まれながら、僕は天を仰いだ。
この日、何か一つ良い事があったかと言われれば、強いて言えばノリにノった巴たちのお気に入りの音楽がわかった事だけだ……。
◇◆◇◆◇◆◇◆
ツィーゲの活況は最早一年中の事だが、この日は戦時である事を忘れる程に熱気渦巻く一画があった。
クズノハ通りのクズノハ商会である。
ここが空いているのは商品が無くなった時、ここが混んでいるのは運がいい時、ここが大混雑しているのは平常運転、入場制限をかけて行列が折り返しているのは何かがあった時。
今日は最後のケースだった。
この日、代表や幹部が不在であっても通常通り開店し営業していたクズノハ商会だったが、昼過ぎになって急に全品おひとり様一品限り99%オフセールを始めたのだ。
ついでに買い物をした客にはセキハンなる色付きライスがプレゼントされた。
併設されている、今やツィーゲ有数の料理人としても名を馳せる幹部澪がプロデュースしている飯屋では酒を取り下げる代わりに定食無料になった。
店舗裏手では臨時の炊き出しが行われセキハンとゾウニという飯と汁物が振舞われた。
当然ながら行列は物凄い事になり、この日のクズノハ通りの総売上はツィーゲスケールに慣れた多くの商人が目にしても途轍もない額になった。
一体何の記念日でこんなセールが、との問いに最近はあまり見かけなかった褐色の店員Aは喜色を顔に出したまま。
「これでも足りぬ程おめでたい事があったのですよ。祝いのおすそ分けです、遠慮なさらず!」
大変に祝うべき事があったのだと隠さず客に伝え。
出遅れるも何も完全に運としか言いようがないサプライズセールで、狙っていた商品が売り切れていた客のクレームに、こちらも最近は見かける事が少なくなっていた、ちっこい方の褐色店員Bは親指を立て。
「おいおい。このセールが今日だけっていつ言った? バナナはどんどん追加されてるんDAZE!」
と明日以降もセールが続くと暗にほのめかした。
ごくりと喉を鳴らす客に、半眼の店員Bはコクリと小さく頷く。
金貨が次々と舞うが、これは舞えば舞うほど大赤字。
一人一つとはいえ99%オフだ。
他に何か一緒に買ったとしても到底カバーしきれるものではないのだから。
しかしクズノハ商会には一切の躊躇いも躊躇もない。
それどころか通常の営業時間を大幅にオーバーしてもメインの店舗、飯屋、炊き出しを続け。
おこぼれの客で大幅に売上の増えた別店舗の商人たち、そして騒ぎを聞きつけ偵察に来た商人らが恐ろしいものを見つめる目でクズノハ商会を凝視する中。
メイン店舗は日が変わった頃に全品売り切れで閉店。
飯屋は明け方に食材の枯渇で閉店。
そして炊き出しは朝になって弁当にと残ったセキハンをおにぎりにして配り切り終了した。
「……馬鹿な」
それはどの商人の口から出た言葉だったか。
閉店時、クズノハ商会は二つの正面口、一つの窓口に張り紙をしたのだ。
明日もやるよ、と。
この日、戦時下のツィーゲに一つの言葉が生まれた。
万難を排してその時を待つ賛否両論の戦士を指す言葉。
そう「徹夜組」である。
数日後、頭を抱えた代表ライドウによってこれが禁止された事もまた、大きな話題となった。
いわく。
ライドウですら徹夜組を恐れるのだ、と。
また一つ、ツィーゲに伝説が生まれた。
僕が無茶苦茶頼りにしている従者は、巴に澪、識、カッコ仮で環の計四人。
彼女たちが最高に機嫌が良い時の鼻唄が判明しました。こちらです。
巴は「また君に〇してる」、相変わらず渋い所を推してきます。
澪は「ル〇ン三世のテーマ」、何度も聞いてる内に好きになったんでしょう。
識は「He〇ts」、……作るのはダメって言ったから。まだ許可してないから。
環は「異邦〇」、巴と澪辺りの曲から年代を測って僕が好きそうなのを選曲した気がします。嘘くさいです。でも最高に好きな曲です。見透かされているようで何か悔しい。
はい。
巴と澪の大怪獣の乱がようやく落ち着いてくれたんですが。
何故だか亜空の街中に僕の昨夜の事が周知されています。
……いや、何故だか、じゃないね。
巴と澪が大声で喧嘩しながらどっかんどっかんバトルした所為だね。
冒険者のいる箱庭には外の音は聞こえない仕様だから、まあごく一部はまだ知らない可能性はある。
それ以外は?
皆知っちゃってるよね。
一部始終を見られるわ、次の日には街中の人に知れ渡るとか、罰ゲームが酷くない?
ライムには散々呆れられたけど、最後には何か一目置かれたし。
予想外がバブルを起こしてやがる。
ハイランドオーク以下亜空に住む種族が、夕方には溢れんばかりに僕のところに来て。
何と海の方からも色んな種族の代表が屋敷に押し寄せた。
昨夜も結構集まったのに、だ。
「おめでとうございます!」
と。
皆口々にね。
ああ、予想外だけじゃなく、おめでとうもバブルだった。
しかも巴と澪が端々に僕の事もある事ない事スピーカーでも口につけてんのかって声量で各所で言いふらしたおかげで祝いに来た男性陣は畏怖とサムズアップ、女性陣は赤面と羞恥(一部好奇心)を顔いっぱいに浮かべててさ。
これはもう僕的にアニメ史に残る三大恥ずかしい告白シーンに匹敵する。
緊張も恥ずかしさも今日のが酷い。
頭の中は「あ」が無限に並んでのたうちまわりたい気分だった。
でも事態はそれだけでは収まらなかった。
森の入り口に果物とキノコ、山菜にイノシシ、山鳥が山盛りにされてると報告が来たかと思えば。
菜園、果樹園が次々に収穫待ちの状態になっていっているとオークが駆け込んできた。
海の都市からは浜に魚類と甲殻類が突然大量に打ちあがってきた、と念話が入り、僕のそばにいたセル鯨さんが「すぐに持ってこさせましょう!」とツナを走らせ。
街路樹も山の木も、見渡す限りに花が咲いた。
エマが女衆を取りまとめ、料理人を集めて厨房に指示を飛ばす。
第一声に耳を疑ったね。
「赤飯を、火が続く限り!」
夜になって元凶の二人が帰ってきた頃にはもう現場はお祭り騒ぎです。
環はお気に入りの芋焼酎の瓶を肩に下げて、見てもなけりゃ現場にもいなかったくせに聞かれるままにめでたいめでたいと僕の初夜を飾り立てて盛って盛りまくっている。
「雑煮! 祝いの汁物といえば、これね!」
なぜそうなるエマ。
それは正月の定番だけど縁起物とかではないような。
知らんけど。
「お餅だけは切らさないで頂戴! あとの具材はその時々で!」
「もち米の減りがとんでもない事になりますよ、エマさん!」
「……刈ってきなさい」
「へ? でも収穫期じゃないですし、刈ってすぐに食べるなんて無理――」
「今日ならきっと食べ頃が実ってます! 見てきなさい! いけそうならチームを組んで刈ってくる!!」
「は、はい!!」
……今日ならきっと、食べ頃が実ってる。
ああ、もう。
「若様」
「若」
はい、騒ぎに若干驚いている様子の澪と巴が僕のところに帰ってきました。
一体何を言うつもりですかね。
もう凄い事になってるんですけど。
僕、しばらく亜空歩けないかもしれないんですけど!
びっみょーにゴルゴンの目も怖いんですけどね!
「前亜空に昨夜の事を宣伝してくれてドウモアリガトウ、二人とも」
せめてもの皮肉をぶつける。
しかし二人はまるで動じていない。
くっそう、恥ずかしいのは僕だけか!
特に巴が良くない。
僕はまだ後数回の変身を残している、とか何を根拠に言っているんだ。
お祝いに来た人に耳打ちされても変身がどうとか答えられるわけがないだろう。
「もう暗くなりました」
「夜になりましたな」
っ!!
ずっと、昨日のテンションのままなのか、このお二人!?
「ハハハ……この雰囲気でよくそれを言える。見ろ、既にこれだけいるのに、まだまだどんどん増える勢いだぞう!? 挨拶だけで明日になるわ! どんだけ乾杯しなきゃならんのかと!!」
「そういえば」
「妙に騒がしいですが、ローレルのお披露目も昨夜で済んでいる筈。これはいったい?」
……。
ダメだこりゃ。
「お赤飯できましたーー!!」
最初の赤飯が出来たらしい。
明日になるって勢いで言ったけど。
これ、明日で終わるのか?
亜空の収拾がつくの、いつになるんだろ……。
両サイドからにじり寄ってくる巴と澪に挟まれながら、僕は天を仰いだ。
この日、何か一つ良い事があったかと言われれば、強いて言えばノリにノった巴たちのお気に入りの音楽がわかった事だけだ……。
◇◆◇◆◇◆◇◆
ツィーゲの活況は最早一年中の事だが、この日は戦時である事を忘れる程に熱気渦巻く一画があった。
クズノハ通りのクズノハ商会である。
ここが空いているのは商品が無くなった時、ここが混んでいるのは運がいい時、ここが大混雑しているのは平常運転、入場制限をかけて行列が折り返しているのは何かがあった時。
今日は最後のケースだった。
この日、代表や幹部が不在であっても通常通り開店し営業していたクズノハ商会だったが、昼過ぎになって急に全品おひとり様一品限り99%オフセールを始めたのだ。
ついでに買い物をした客にはセキハンなる色付きライスがプレゼントされた。
併設されている、今やツィーゲ有数の料理人としても名を馳せる幹部澪がプロデュースしている飯屋では酒を取り下げる代わりに定食無料になった。
店舗裏手では臨時の炊き出しが行われセキハンとゾウニという飯と汁物が振舞われた。
当然ながら行列は物凄い事になり、この日のクズノハ通りの総売上はツィーゲスケールに慣れた多くの商人が目にしても途轍もない額になった。
一体何の記念日でこんなセールが、との問いに最近はあまり見かけなかった褐色の店員Aは喜色を顔に出したまま。
「これでも足りぬ程おめでたい事があったのですよ。祝いのおすそ分けです、遠慮なさらず!」
大変に祝うべき事があったのだと隠さず客に伝え。
出遅れるも何も完全に運としか言いようがないサプライズセールで、狙っていた商品が売り切れていた客のクレームに、こちらも最近は見かける事が少なくなっていた、ちっこい方の褐色店員Bは親指を立て。
「おいおい。このセールが今日だけっていつ言った? バナナはどんどん追加されてるんDAZE!」
と明日以降もセールが続くと暗にほのめかした。
ごくりと喉を鳴らす客に、半眼の店員Bはコクリと小さく頷く。
金貨が次々と舞うが、これは舞えば舞うほど大赤字。
一人一つとはいえ99%オフだ。
他に何か一緒に買ったとしても到底カバーしきれるものではないのだから。
しかしクズノハ商会には一切の躊躇いも躊躇もない。
それどころか通常の営業時間を大幅にオーバーしてもメインの店舗、飯屋、炊き出しを続け。
おこぼれの客で大幅に売上の増えた別店舗の商人たち、そして騒ぎを聞きつけ偵察に来た商人らが恐ろしいものを見つめる目でクズノハ商会を凝視する中。
メイン店舗は日が変わった頃に全品売り切れで閉店。
飯屋は明け方に食材の枯渇で閉店。
そして炊き出しは朝になって弁当にと残ったセキハンをおにぎりにして配り切り終了した。
「……馬鹿な」
それはどの商人の口から出た言葉だったか。
閉店時、クズノハ商会は二つの正面口、一つの窓口に張り紙をしたのだ。
明日もやるよ、と。
この日、戦時下のツィーゲに一つの言葉が生まれた。
万難を排してその時を待つ賛否両論の戦士を指す言葉。
そう「徹夜組」である。
数日後、頭を抱えた代表ライドウによってこれが禁止された事もまた、大きな話題となった。
いわく。
ライドウですら徹夜組を恐れるのだ、と。
また一つ、ツィーゲに伝説が生まれた。
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