月が導く異世界道中

あずみ 圭

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六章 アイオン落日編

新たなる壁

 二期生が意外と頑張っていると識から聞かされた。
 何でも、まだ講義に足を運んでくるのが十人程度いるんだとか。
 中でも優秀なのを選抜して、アオトカゲさんとの初戦も行ったらしい。
 結果はジン達の時とあまり変わらなかったようだけど、あれでジン達の方にもやる気に火が付いたと識が嬉しそうに教えてくれた。
 後輩の伸びを褒めてやり、先輩にもやる気を出させる。
 識は良い先生だ、ホントに。
 今日は二期生の方にも少し荒療治を、と頼まれてるけどね。

「という訳で今日はお前たちに新しい世界を見せようと思う」

『!!』

 といっても亜空じゃない。
 これまでジン達はアオトカゲさんや一度ハイランドオークと仕合わせてきた。
 アオトカゲさんたちミスティオリザードはヒューマンが一般的に侮りやすい魔物にも明らかな格上が存在する事を教える為に。
 エマとアガレスはヒューマンと同様かそれ以上の戦術を使いこなす戦功者いくさこうしゃがいる事を教える為に。
 そして、何よりジン達が上手に経験を消化して成長に結びつくよう彼らに十分手加減してもらった。
 今回はそこに新しい一手を加える。
 そんな意味合いでの新しい世界、だ。
 僕が新しい、と口にした途端ジンたち一期生の間に緊張が走る。
 二期生の方はどちらかと言えば何が見られるのか、手品を楽しみに待つ子どもような表情が強い。
 なるほど、力はともかく姿勢の方はまだお客さん気分が残ってるのかな。

「今回の相手はアオトカゲさんやエキシビションで来てもらったオークの二人とは全く毛色が違う」

 鑑定団襲来の件もロッツガルドの方はザラさんのおかげで目途がついた。
 ついでにセイレン=ガルメナの一件も。
 あの日彼女とお互いに謝罪を交わしてから、学園でも街でも彼女への扱いは徐々に良い方に変わっていっているみたいで。
 イズモを連れてセイレンさんのとこに行った初回の日、彼女から喜びと感謝の言葉を向けられて僕はひと安心する事ができた。
 機動詠唱の話に入る前に一応、彼女の研究を簡単に説明してもらったけど、正直僕にはあまり意味がなかった。
 同席していたイズモは意外と意義のありそうな研究だとセイレンを再評価していた。
 何せ女神から押し付けられた能力が無茶苦茶だったおかげで詠唱を見れば大体術の効果はわかるし、組む方もさほど苦労せず出来る。
 だから僕のブリッドはもう原型を留めていないとか、無詠唱なのに法則を無視した威力だ、とか散々に言われる。
 魔術の詠唱改良や改造は魔術師であっても専門家でもなければ触れられない領域。
 ロッツガルド学園でそれを思い知ったな。
 イズモなんかは僕の影響が多少出ているのか詠唱も不可侵の領域じゃないと考えるようになって、結果として機動詠唱が生まれたりした。
 そんなこんなでちょろっと三人で詠唱談義に花を咲かせ学園関係も一件落着。
 ならば、そろそろ識とも話していた特殊なスキルを使う強敵との戦いというものを一期生に経験させていく時期だと話が進んだ訳だ。

「だからまずは一戦、僕と彼女たちの手合わせを見てもらう。それからジン達と模擬戦、いや顔合わせをする」

「顔合わせ、ですか?」

 ジンが僕の言い回しを気にして疑問を口にした。

「ああ。今回は恐らくお前たちは何もできず全滅するからな。模擬戦どころか、戦いにすらならない」

『!?』

「と私も識も考えている。ただまあ、それも含めて勉強になるだろうとな」

「でも先生。一度観戦させてもらえるんですよね? つまり初見といっても厳密には私たちはその方の手の内を見られる」

「ああ」

 シフだ。
 確かに一度やって見せる。
 傾向と対策を短い時間だけど練られる。
 でも今回の相手、サーベルキャットとゴルゴンはそれで対応しきれる相手じゃないんだよ。

「なのに、戦いにならないんですか?」

「そうだ。お前たちの実力が足りていないんじゃない。ただ、特殊な戦い方をする相手には容赦ない初見殺しをするモノも存在する。その恐怖を、しっかり身に刻め」

「……わかりました。でも全力でやって倒してしまっても」

「構わない。全力のアオトカゲさんを初見で撃破するよりも困難な事だが、な」

『!』

 僕の例えの意味を知っている一期生は目を見開く。

「新しく参加している二期生に当たる子たちも少しの間見ていなさい。その後は私が直接指導にあたるから」

 予想外の言葉だったのか、二期生の方も目を見開いた。
 
「では、ハツハル、クロ!」

 霧の門から一人と一匹を、じゃなくて。
 僕が呼ぶと実習用フィールドの森から彼女たちが数秒で到着する。
 クロ、流石に速いな。
 ゴルゴンらと一緒に訓練もちゃんとしてる、と言うだけの事はある。
 僕が見てるのは基本的に寝てるか日向ぼっこしてるか街を我が物顔で巡回さんぽしてる姿だから、ちょっと感動した。
 クロも頑張ってくれてるんだな。

「ゆえあって詳細は明かせないが、女性の方がハツハル、猫の方がクロだ」

「よろしくねー学生さん」

 愛嬌たっぷりのハツハルがクロから降りて挨拶する。
 クロは欠伸してる。
 体に似合わぬ長い二本の尻尾がゆらゆらと動いてるのが良い。
 やっぱり猫はいい。
 そんな事を考えているとジンがおずおずと手をあげた。
 質問か。

「ジン、何だ」

「先生、猫はそんなに大きくないっす」

「クロはボスだからな、この位になる。尻尾も二本だ、可愛いだろう」

「……あの」

「どうした、ミスラ」

「そちらの女性、ハツハルさん。娼婦、ですよね? 以前娼館のある通りで見かけた記憶が」

 娼婦、娼館。
 ミスラの口からそのワードが出た事にレンブラント姉妹がピクリと反応する。
 うん、ミスラがこの講義の後でどうなるのか見当がついた。

「合ってますよー。私ハツハルはクズノハ商会の従業員ですが、兼業で娼館でもお仕事してます。良かったら来てね」

「生徒に営業は控える様に。まあ、本人がこの通りなので隠す事でもないがどんどん話す事でもないからな。職業に貴賎なし、神官だろうと暗殺者だろうと全ての仕事は必要とされるから存在する。絶対に侮るなよ」

 とはいえ。
 ジン達の間に緩みが出たのは明らかで、識も僅かな仕草で落胆してるのがわかった。
 全く油断してないのは……アベリアとダエナか。
 まったく、ジンはケリュネオンで散々痛い目に遭って、他のメンツより一回多く死にかけてんだからもっと警戒しとけと。

「それでは、早速始める。ハツハル、クロ、手加減はしないように」

「先生してる若様も素敵ですよねーって。はい、もちろん。若様に全力でぶつかれる機会なんて滅多にありませんから」

 クロも若干乗り気じゃなさそうだけど了承してくれた。
 
「全員、全力で分析するように。二期生も戦いを観戦するだけではなく、少しでもハツハルとクロの情報を集められるよう頑張ってみる事。講義後、先輩と摺り合わせするなどして情報の集め方、気付きも勉強し始めなさい」

 識が僕に代わって仕切ってくれる。
 そして僕とハツハル&クロペアとの模擬戦が始まる。
 と言っても僕は彼女たちに攻撃はしない。
 ハツハル達が攻め込んでくるのに対処するだけだ。
 もし途中でとんでもないポカミスをするようだったら戒めも込めて軽く反撃するつもりでいたけど、その必要はなかった。
 ゴルゴンは様々な武器を扱うが、元々得意とするのは鈍器や棍だ。
 ……他にもあるけど基本的には石になっても問題なく使える武器ばかり。
 亜空に来てからは剣や槍、斧に弓矢を使いだす人も出てきてるみたい。
 ハツハルはその面では伝統的で、棍を得意としている。
 ただその扱いについては他種族との模擬戦を通じてかなり向上しているようで、体捌きも含めて元々の技量とは比べ物にならない程に上達しているとの事。
 実際、識の黒杖に似せたデザインの棍を軽やかに振り回していた。
 実はアレ、かなり重い。
 ただ武器ってのは自在に扱える事が前提でだけど、出来るだけ重い方が威力だって強くなる。
 重い武器ってのは、ある意味では至高の王道でもある。

「クロが空を飛ぶのはかなり意外だし、速さも相当だけど……」

「うん、娼婦関係なくハツハルさんも強いのはわかる。でも、戦えない程かな?」

 ジンとミスラは僕らの模擬戦をやや平凡なものだと捉えているみたいだ。
 はい、不合格。
 零点どころか減点ものだ。
 二人とも戦士の癖にハツハルの棍の重量にも気づいてない。
 ゴルゴンとしての種族特性については全く気付く様子もない。
 一応多少わかりやすくして僕も対策で魔術を使って見せてるのに。

「スピードはかなり抑えてると思うわ。さっき登場してきた時の速さはえげつなかった。私たちは誰も彼女たちの気配に気づいてなかったから、あのまま奇襲を仕掛けられていたら全滅一回は確実だったもの」

「ああ、それにところどころ先生の動きが不自然になる。ハツハルさんかクロが何かやってるとみるべきだ。速度も今の俺らだから辛うじて動きも追えるけど二期生は全く追えてない。単なる騎乗スタイルの相手と決めつけるのはまずい」

 アベリアとダエナはそこそこ合格。
 登場時の速度を見せたのも、情報収集の姿勢を見る為にした事の一つ。
 ただ、アベリアは魔術もメインで使う割りに大事なとこが見えてない。
 減点相殺でプラマイゼロだな。
 ダエナは加点だね。

「なんか私に似てるな、あのハツハルさんって人。体捌きとか凄い勉強になる。猫みたいな動物に騎乗してあの動きが出来るなんて超一流だよ」

「先生が魔術で何かを常時展開しているような……見たところクロの方じゃない。となると、あの女性が何かを仕掛け続けている? 見た目通りの戦士型じゃない? 一応状態変化や幻術対策の結界を展開しておくべきかしら……」

 シフ大加点。
 
「詠唱は一切ない。ハツハルって人も先生と同じで常に何かを発動してるタイプなのか? クロの尾の斬撃が目立ちすぎてるけど、斬撃みたいな攻撃の手数、合ってない。となると……あの棍は偽装? あの技量で?」

 イズモは手数の不自然さと、最近触れたからか詠唱方面からの分析をしていた。
 手数の不自然さにも気づいたみたいだ。
 ハツハルはショートカットの一見快活な女の子だけど、ゴルゴンのご多分に漏れず髪を操るスキルを生来有している。
 髪に時に魔力を通して戦闘に役立てるなら、髪の先から魔力を発して見えざる髪として扱う事も可能ではないか。
 そんな発想でゴルゴンの新しい道を開拓しようとしているのがハツハルだ。
 だから彼女は武具による戦闘も騎乗スキルもすべてその身に詰め込もうと日々鍛錬している。
 髪をショートにしたのも長い髪と同じように戦えるように切ったと聞いてる。
 そうとは知らずに短い髪が似合うと軽々しく言ってしまったのは本当に申し訳なく。
 戦士にして女性だから、どっちかを褒めてもどっちかを侮っているようで、ハツハルを褒めるのは難しい。
 当の彼女はどちらも喜んでくれるから僕の考えすぎかもしれないけどね。
 あれほど愛嬌のある女性だけにどこまでが社交辞令なのかまだまだ読み切れない。
 さて、イズモは……ギリギリ加点かなあ。
 ハツハルの髪の延長による斬撃に気づいた風だから。
 じゃ、こんなもんでいいか。

「よし、じゃあここまで!」

「あー一撃も入らなかった!!」

 デザインにも気を抜かない軽装鎧に身を包んだハツハルがクロの横で悔しそうに感想を言う。
 これ、講義だからね?
 全力でとは言ったけど、一応講師側にいる自覚は持ってね?
 時に空で、時に地面を跳ね駆けて。
 一見高速戦闘に見える模擬戦は終わった。

「さて、ではジン達はあの辺りに。揃って陣形を整え次第、模擬戦だ」

『はい!』

「一期生はここからもう少し下がって、現状の確認と当面の目標をきちんと定めてみようか」

 生徒たちを二組に分ける。
 
「識、そっちはしばらく頼む」

「お任せください」

 で、二期生の現状の能力やら目指すスタイル。
 魔術と体術のバランスや扱える属性について再確認。
 元々専門に特化したロッツガルドの分校から上がってきた子が多いようで、結構偏った能力をしている子が多数だった。
 そこで、ジン達に教えたのと同様に実戦における複数属性の優位性や、この学園だからこそ一属性だけに執着してしまうのは勿体ないという点を解説していると、二期生が全員石化した。
 ああ、始まったか。
 そして終わったか。
 振り返ってジンらを見ると、全員石像になっていた。
 あーあ。
 シフが展開した障壁だか結界じゃ役に立たなかったか。

「ま、こうなるか。いきなり戦って見せてくれるかもしれないと少しだけ期待もしたけどな」

 見れば識もやれやれと肩をすくめていた。
 ハツハルとクロは全く動いていない。
 でもこうなる事は確信していたのか、洗礼はぶちかましましたとばかりにハツハルが手を振っている。
 二期生の一人の石化を解除する。
 ……首から上だけ。

「……先生? どうしました?」

 まだ自分がどうなったのかわかってないか。
 この子は確か……召喚専門の分校出だったな。
 名前は、サミラ。

「サミラ、落ち着いて状況を確認してみようか」

「? はい。えっと……!?」

「……」

「い、し。い、いいい、石になってる!! え、えええええ、わた、みんな、ええええ!?」

 ああ、落ち着けと言ったのに。
 見事にパニックになってるじゃないか。
 分校で何を学んできたのか知らないけど、ここで識やダエナに鍛えてもらってきたんだろうに。
 どんな役割だとしても術師が冷静さを欠いてしまったらおしまいだぞ。

「大丈夫だ、サミラ。君は今生きているだろう? 話せてもいる」

「でも、でもでmどえdもえ」

 うん、駄目だな。
 この場合は恐慌の治療とかでいいのか?
 ってつい個別の症例を考えちゃうのは詠唱の話を延々とセイレンさんにされたせいだな。
 鎮静させる。
 落ち着かせる。
 精神の乱れをまとめて鎮圧すればいい。
 
「……正気に返ったか?」

「はい。あの、先生が何かしてくれたんですか。不安と恐怖が凄い勢いで湧き上がってくるのに、気持ちと繋がる前に全部押しつぶされていくんですが」

「そうだ。見事にパニックになっていたからな」

「ありがとう、ございます。あの、それでこれは一体」

「石化について、だな?」

「はい。私が部分的に治ってるのは先生のおかげだと何となくわかりますから」

「そうか。この石化は先ほど模擬戦を見ていたハツハルの特殊スキルだ。彼女は戦いの時、周囲の全てを石化させる」

「……そうなんですね。ああ、それでジン先輩たちも全員。これだけ離れた私たちも。あ、それに地面もですか」

 混乱できなくなっているサミラは淡々と状況を把握していく。
 鎮静といっても強制的に感情の一部を抑え込む訳だから、当人としては違和感が凄いだろうな。
 まあ、もう少し待って欲しい。
 終わったら好きなだけ叫んでくれて良いから。

「これが特殊なスキルを持つ敵との戦いで怖い所だ。一瞬先で何が起こるかわからないから常に気を張って無意味かもしれないと思っていても最大限の警戒と対策をしなくてはならない」

「身に沁みました」

「というような事を、いまあちらで識が君と同じ様に一部だけ石化を解除された先輩たちが聞いている」

「? みたいですね」

「誰が石化を解除されているかわかるか?」

「シフ先輩とアベリア先輩ですね」

「うん、正解だ。で?」

「? で、とは?」

「あちらはあの二人、こちらは君。これからもう一人……ユンケル君をこの状態で起こすが」

「……」

「何故、君らが選ばれたか。想像はつくかな」

「私と、ユンケル」

 ユンケル君は聞くだけで元気になりそうな名前をしている支援と治療、特に治療に特化した魔術師だ。
 僕に言わせれば現状名前負けも甚だしい。

「ではもう一つヒントだ。本来のハツハルの石化スキルはもっと強力で呪いじみたレベルだが、今はかなり弱まっている。そこらの冒険者でも対応できるかもしれないレベルだ」

「も、もしかして」

「ん?」

「これを、後は自力で解除しろ、と」

「サミラ」

「は、はい」

「素晴らしい。良くそこに考えが辿り着いたね」

「む」

「無理じゃない」

「……」

「私も識も、無理はさせない。出来る事しか君らに望む事はない。勝手に自分の限界を決めつけるな。それは君らロッツガルドの学生に蔓延する悪癖だ。上には上がいるから、私はまあこんなものだから、ここでは自分なんて凡人。そんな言葉が日常的に飛び交っている」

「……」

「君はやれる。だから君とユンケル君が選ばれた。これから君たちの限界は私と識が知っていればそれで良い。力を望むなら、鍛え、励み、学び、考えろ。今日、生まれ変われ。それが今日、私からの君ら二期生に伝えたい事だ。これから共に学ぶ仲間には、君と彼から教えてあげなさい」

 彼、今首から上が治ったユンケル君とね。

「……せん、せい」

「ん? これからユンケル君にも状況を認識してもらわないといけないから手短にしてくれよ?」

「……私は、強くなれますか。本校でも通用するくらい」

「志が低いなサミラ。そこはジン達を蹴散らすくらい、と強い言葉を使ってほしかった。私と識の期待を裏切らないでいてくれる事を願っている」

 それだけ言ってユンケル君の所へ。
 ほぼ同じ事を繰り返す羽目になった。
 石像運んで二人並べてから同時に済ませれば良かったか。
 つい、石像を一人で運ぶとか、なんて日本的常識が。
 識先生から頼まれた何気に二期生にも洗礼を叩き込むライドウ先生の役と台詞が大変だったのもある。
 これで尚僕と識の講義に通ってくるなら本物だろう。
 多分ちょっとやそっとの事では折れたりしない、力を欲する何らかの理由を胸に秘めてる子なら……残る。
 ジン達はこれからハツハル攻略も視野に入れながらあーでもない、こーでもないと頭を悩ませるんだろうな。
 そうやって、強くなっていけるのもロッツガルド学園の学生だからこその特権だ。
 頑張れよ、若者。
 クロが自由自在に空と地を駆け回る中、ハツハルがまき散らす石化を潜り抜けて、ようやくそこからならアオトカゲさんらよりも少し楽になる。
 道は今のとこ、ものすごーく遠いぞ。

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