月が導く異世界道中

あずみ 圭

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六章 アイオン落日編

勘違い

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「先生! 俺たちわかりました!」

 ジン。
 今日はバイトの日じゃない。
 だから五月蠅くあれこれ言うつもりはない。
 でもいきなり十人以上で押しかけてきて大声を出すのはいかがかと思う。
 ここは店だ!

「……上に上がれ。何人で押しかけてくるんだ、お前ら」

 二期生も混じってるからか。
 んー、何人か減ってるか?
 こないだの石化が堪えた子もいるか、そりゃそうだ。
 あのまま放置すれば死んでた、って事に気付いたのもいたり?
 臭かったのがいなくなってるから僕としては助かるけどね。

「エリス!」

「なんざんしょ、若」

 呼べば出てくる不思議なエリス。
 学生の群れの中から声がして前に出てくる。
 さっきまで接客してたのに……実は店員が天職なのかもしれない。

「この通り、店の広さもわかってない学生が大挙して来た。私はこの子らの対応をするから店の方、よろしく」

「こ、これから客がわんさか来るから若も出てきたのに?」

「まったく、な。後でジンとアベリアの給料で何か奢ってもらえ」

『!?』

「……覚悟しておけよ、新人。五鉄なんかじゃ騙されんからなー!! いーらっしゃいまーせーー!!」

 やけくそ気味なエリスが客の中に消えていく。
 うん、良いもの食わせてもらうといい。
 お前はいい加減バナナ至上主義から少しでも脱却してくれ。
 のけぞったジンとアベリアが殿しんがりになって学生たちが二階へ上がっていった。
 入れ替わりにお客様が店に大勢。
 エリスの客数予報、かなり正確だな。
 すまん。
 出来るだけ早く戻るから。
 僕も彼らの後を追うように二階の一番広い部屋に。
 ……とはいえ、だよな。
 十人以上の学生が入ればさほど広くも感じなくなる。
 元々商談用の応接室なんだから、それも当然だよ。

「あー、ジン。何か話したくてウズウズしているのはわかる。だが少し待て」

「……はい」

 二期生の方はもう一回確認しておかないと不安だ。
 レンブラントさんやザラさんに比べたら小さいけれど僕の執務机に腰掛けて、引き出しから学生の情報をパラパラと。
 学園から提供されてるのじゃなくて、識から渡されてるクズノハ商会版の学生情報だ。
 どっちかといえば、学生の背景や周辺についてまとめてある。
 要は厄介事を呼び込みそうなのかどうか、だ。
 前の時もロナってのが混じってたからね。

「サミラ=トルストイ」

 石化解除に奮闘してた娘だ。
 分校出身、じゃないな。
 ふーん、奨学生。
 ジンと同じような境遇みたいだな。

「は、はい!」

「いるかどうかの確認だけだ。二期生の方はいたりいなかったりだからな。次、ユンケル=スタンダール」

 元気になりそうな名前の青年。
 グリトニアの……ロビン出身。
 領主のせがれ、息子か。
 けど三男。
 自分の力で生きてく為にここにいる、ってとこか。
 その割には魔術師として支援専門ってのは中々面白い。
 自分の力でという所が、何から何まで全部自分の手で、という意味合いじゃない。
 文字通り生きていく為に必要とされる力、稼げる力を身につける。
 面白い子だ。

「はい」

「アイニム=イセユー」

「はい!」

 お、分校出。
 えっと、戦士系の……ロパね。
 学園祭前の夏休みにジン達にボコられた、と。
 ああ、因縁をつけたのはこの子らの方と。
 
「リド=セイタン」

 ……。
 
「リド=セイタンはいないか?」

「こないだ駄目そうな顔してた子、そんな名前だったかと」

 シフが代わりに答えてくれた。
 今日は飲み物は出したけど、デザートは無しだから。
 台所覗いても分けないからな。
 ふーん。
 リミア出身の貴族ね。
 子か。
 どこの派閥からか知らんけど、僕らの事を探る目的で潜り込んだ節があったみたい。
 リミア王国はなあ……。
 あそこは豊かな上に広すぎる。
 地図見て王家直轄領と貴族領の分布を見るだけでも頭が痛くなるのに、その上貴族の派閥が複雑怪奇に絡み合ってる。
 一度行ってみてわかったけど、あそこを戦争しながら立て直そうとか、正直響先輩はドMなんじゃないかと思う程だ。
 戦国乱世を蝦夷えぞから勝ち抜いて天下統一するより確実に難しい。
 
「次、ラセイ=アカギ……アカギ、もいないと」

 ローレルからの留学生。
 あれ、これも臭かった子。
 彩律さんも誰か送り込んでおきたかったのか?
 でも、もうイズモがいるだろうに。
 結婚に尽力するとかさ、それもう仲人なこうどみたいなもんじゃん?
 欲張りな人だねえ。

「トーマ=ストラム」

「はい」

 ロパ第二弾。
 これもジン達にやられとるがな。
 この時一緒だったっていう魔術師組は……あれ、いない。
 残ってないのか。
 それとも元々本校に来てないのか。
 ま、残ってないのの事はどうでもいいか。

「ネリン=マンディ」

「はい!」

 この子は……ああ、分校出。
 ロパ、マズル、ブリトー……どこでもない?
 アーシャー。
 初めて聞いた。
 何に特化した分校だ?
 学問……専攻、史学。
 ……。
 しがく?

「ネリン=マンディ」

「? はい!」

「分校から、本校に呼ばれて私の講義に?」

「そうです」

 そうです、て。
 君は、史学を始めとして座学の成績を評価されてここに来たんでしょうに。

「私の講義は、その、戦闘にまつわるもの、とわかってはいる……な?」

「ええ」

 迷い無い。
 戦闘関係ない、歴史を勉強してる子が僕の講義受けてるの?
 むしろ、何で今まで無事なの?
 怪しいというよりも怖いよ?
 特に戦闘経験やら家系がヤバイとか……無いぞ?

「単純に疑問なんだが、私の講義は君に必要か?」

「実は本校に呼ばれてから一応戦闘や魔術の適性も見られまして」

「ふむ」

「どっちもそれなりにあるようだから、興味があったら戦闘系もやってみたらいいんじゃない、と。なので厳しいけど実になると評判のライドウ先生の講義を受けてみようかと思いました。まさか石になる経験が出来るとは予想外でした!」

 でしょうね。
 そんで、明るいね。

「そう、か」

「これからもよろしくお願いします!」

「ああ、うん」

 思わず素になるよね。
 何、この娘。

「……そうだ。ジン、なにがわかったんだ? いきなり大声で店に来て何事だ?」

 識が通したんだし、僕も何気に書類パスさせてるみたいだから……うん、本人が良いなら気にするのはやめよう。
 きっちり勉強で大学に入ったのに、強豪と呼ばれる部活にいきなり入部するようなもんだとしても……。
 こういう時のジンは大概的外れにわかった、とか言ってるからそれを聞いて和もう。

「先日のハツハルさんです!!」

「ああ、お前らが予想通り見事に全滅した」

 まあ駄目だったよね。
 十中八九そうなるとは思ってたけど、予想通りになったよね。
 奇跡が起きて戦闘が始まるかもしれない、とも頭の片隅では思ってたのに。

「ぐっ!」

「で、ハツハルの何がわかったんだ?」

「彼女たちが、俺たちの卒業課題なんですね!」

 はー。
 和む。
 ジン、良い。

「そんな訳なかろう」

「……え?」

「ハツハルとクロが組んだらやりようによっては国を滅ぼせる。お前たちに勝てと言う程私は鬼畜ではない」

 いやマジで。
 クロの速度でハツハルが全力で能力発動させたら蹂躙だよ?
 予め石化能力持ちってわかってても多分全滅させられるよ?
 それに……あの娘の場合は石化抜きでも……。

「そう、なんですか?」

「ああ。それにあの石化にしても私と識で大分軽減しておいたのに誰一人抵抗出来なかっただろうが」

 魔力抵抗が意外と高かったアベリアにも多少期待してたけど駄目でした。
 あの後二期生はユンケルとサミラ、一期生はアベリアとシフで石化の解除をさせたけど、あれにしたってかなり楽にやれるよう僕と識が予めどれだけゴルゴンとテストした事か。
 その甲斐あって一期生には一期生、二期生には二期生の、能力に応じた程度の異なる石化に調整できたんだ。
 これでね、先生も色々苦労はしてるんだよい。

「あれで、加減……」

「……そうだぞダエナ。加減というのは本当に大事なんだ。学生でちゃんと治療できるようにアベリア達とサミラ達で石化の度合いも調整したんだ。まだ理解できない領域かもしれないが、彼女の石化は魔力だろうが魂だろうが石にするからな、その場で抵抗出来なきゃ後で治療しても手遅れ、なんて事もありうる」

「いや、そもそも誰も抵抗できなかった時点で全滅じゃないですか」

「一応、ただ一人シフだけは状態異常への警戒もしていたんだがな。それでも保険程度の対策では役に立たなかった訳だ」

 シフは褒められたけどすぐ落とされて悔し気だ。
 シフとアベリアが石化に特化して防御手段を講じていれば、まあ抵抗は出来たと思う。
 ただそれは賭けだ。あの速度で戦える相手に状態異常に特化した防御を張るのは一か八か。
 きちんと観察してその結論なら凄く優秀だけど、中々そうはいかない。

「先生の講義は、凄く身になるし為になります。けど、時々危険が講義のレベルを超えている気がします」

 ダエナも食い下がってくるね。
 実は絶対安全が担保できる範囲でやってるけど、生徒にそれを悟られてしまえば意味が半減する。
 必死になってやるから、他よりも伸びるんだよダエナ。
 安全云々については誤魔化すんでよろしく。

「ダエナ」

「何でしょうか先生」

「教育に目覚めるのは良いが、あまり熱を入れすぎると識とか、どこかの変態に目をつけられるから気を付けた方がいい」

「?」

 具体的にはルトって言うんだけどな。
 あいつ、教育に目覚めて目の色が変わってる学生がいるみたいだね、とかどこで仕入れてきたのかニコニコ顔でやってきたから。
 性別すら関係ない奴だから、多分家族がいてもお構いなしだと思うんだ。
 本当に、気をつけてくれよダエナ。

「ハツハルの石化は本来はお前たちが思っているよりも遥かに危険な能力だ。強力な状態異常を武器にする敵の脅威を体に刻んでくれたなら最低限の目的は達成できている」

「確かに、全員トラウマを刻まれました」

 脅威っつってんでしょうが。
 わざわざトラウマとか言い直さなくていいんだって。

「……ふむ。大方、ハツハルが他の模擬戦相手と組んだ時を想定でもしたか」

 ジン達がハツハルが卒業課題なんて言い出す理由は、まあそんなとこだろう。

『!?』

 図星かあ。

「これまでは単一種族を相手に一つの対策だけして食らいついてきたお前らだ。ハツハルの能力に対策しながらアオトカゲさんやアガレス、エマを相手にしようとすると絶望的な結果しか出てこなくなったんだろう」

「……」

 種族混成の模擬戦はあんまり考えてない。
 難易度が跳ね上がるし、調整が難し過ぎる。
 アガレスとエマに関しては正直もうペアで戦わせる気もない。
 あれは手加減させてもオーバーキル過ぎた。
 もう少しだけ新技披露した彼らを健闘させるべきだったなと反省してるとこだ。

「全力など、到底出し切れなかっただろう?」

「……はい」

 ジンと一期生の皆が項垂れる様に肯定した。
 二期生はそもそも対策を練るだけで必死だろう。

「本当は、今頃ここに気づいていて欲しかったが。コレが、冒険者たちが現実に生きている環境だ」

「冒険者……」

「多様性を確保して様々な状況を生き抜けるよう、常に観察を怠らない」

「……」

 と、これはここ最近のツィーゲでの事であって、それまでは迂闊にポコポコ死んでたりしてた。
 言わぬが花、だね。

「聞き覚えがあるだろう? 私の講義で君らにも最初の方で教えた事だ。個々の力を高めるには非常に有効な姿勢だから採用した。だから特に卒業課題として彼女を呼んだのではない。格上の脅威シリーズの一員として来てもらったに過ぎん」

「じゃあもうハツハルさんは講義に来ないんですか?」

 ユーノ?
 はて、あんまり彼女がハツハルに食って掛かる理由もないと思うけど。

「直近では予定はないな」

「私、あの人の動き、結構気になってて。学べる事が凄く沢山ありそうな気がしてるんです! 勘ですけど!」

 そういう方向か。
 勘ねえ。
 凄いな。
 実はユーノとハツハルには僕にとっては頭が痛い共通点がある。
 共通する、ある武装の使い手だってとこだ。
 アレだよ、ジュウキ。
 石化で仕留められない相手には、今のとこハツハルだけだけど、あの武装で全身を覆って戦うスタイルなんだよね。
 元々力も強いし、魔術の使用が制限されるデメリットもハツハルにはほぼない。
 むしろアルケーのホクトと似たような、それでいて用途は結構違う魔力の毛。
 あれの使い道がジュウキ使用時でも有効に働くから、ユーノからすれば上位互換みたいな存在って事になる。
 それにだ。
 ユーノが持っているのは基本的には試作型。
 ハツハルのは量産型だ。
 どっちが高性能かと言われると当然後者だ。
 試作型は尖ってはいるけど、基本的には量産型のが性能が上になる。
 パイロットが凄すぎる場合は別ね。
 どこぞのオーラバトラーとかね。
 終盤まで初期の試作機で戦うとか……いや、ストップ。
 ユーノももう少しきちんと育ったら澪が調整したMkⅡマークツーに換装するだろうけど、それでもハツハルとどこまでやり合えるかね。

「……まあ、石化抜きの戦闘スタイルでは騎乗以外は似ていると言えなくもないな」

「ですよね! 石化無しでまた模擬戦したいです、先生」

 クロのジュウキ装備は中々格好良いんだけど、あれはクロ本人はあまり好きじゃないようで長い時間着るのは嫌がるんだよねえ。
 性癖的にはまる人もいると思ってたら、案の定エルドワの一部がサーベルキャット用を本格的に開発し始めた。
 ボスのクロは仕方なく付き合っているとか。
 個人的にはサーベルキャットには全身タイプじゃなくて部分鎧みたいなのが似合うと思う。

「……構わんが、地獄を見るぞ? いや、本当に」

 ジュウキ対ジュウキ。
 うん、地獄絵図だな。
 にしても、卒業課題か。
 言われてみて思い至るのもまずいかもしれないけど、確かに必要になるな。
 ん?
 ロッツガルドって修学旅行とか、あるのかな。
 もしくは卒業旅行の慣習とか。

「やりたいです! 皆の同意もばっちりとってあるんで!」

 ……自殺願望に聞こえる。
 まあいいか。
 死なせないし。
 僕らの講義は何だかんだ安全なんだよ、ダエナ。
 舌噛んだって毒飲んだって死ねな……死なないんだから。 


◇◆◇◆◇◆◇◆


 阿鼻叫喚の地獄絵図。
 石化禁止で再度ハツハルにジン達と模擬戦してもらってるとこですが。

「ユーノのドアホーけぷらっ!?」

 ジンの絶叫が響き渡る。
 まだ叫んでる途中なのに、その横っ面にメタリックパープルの脚が叩きつけられた。
 サッカーボールみたいに飛んでくなー。
 三度目の決壊が始まった。

「私の知ってるジュウキじゃないようー!!」

 クロの攪乱からの斬撃乱舞で身動き取れなくなったユーノにハツハルの棍が三発叩き込まれた。
 速度重視の連撃。
 でもいい加減蓄積したダメージも相当だったのか、ユーノの赤いジュウキが砕けて武装解除される。

「速すぎる、それに多方向からこれじゃ……っ!!」

 手数で防御を崩されて死角から後頭部に裏拳を決められたミスラ。
 後に回せる攻撃に手数の条件とかあるのかな。
 それか、本人が意識してない攻撃には効果が発動しない、とか?
 ハツハル相手だとミスラは良いとこがない。
 いつでも潰せる盾、くらいにしか思われてないのが丸わかりだ。
 相性か。
 でもミスラの性格なら諦めはしないだろう。
 次はどんな対策を取ってくるか、期待だね。

「魔術が殆ど通らない相手とか俺らにどうしろと!」

「全くです! 支援しか出来ないのに前衛が毎回これでは!」

 イズモとシフはせめてもの抵抗とばかりに攻撃魔術をハツハルに向けるが当然弾かれてお仕舞。
 祈るような顔で、でも容赦なく沈められた。

「俺の切り札、扱いが酷い!」

 ダエナ。
 あいつ、分身しやがった。
 強化と分身。
 何て器用で汎用性の高い前衛になりやがったのか。
 ジンと双璧を為す攻撃役になったな。
 クロもハツハルも分身を出した瞬間に潰すから、良いとこはあまり見られなかったけどな。
 まだ強敵相手の精度は足りないか。
 ただその様子を見ていた二期生は呆然としている。
 きっとあのダエナの分身や強化に散々痛い目を見てるんだろう。
 凄いスキルではあるけど、穴もまだそれなりにあるから二期生にもあのくらいは何とか対処して欲しいとこだね。
 
「見た目の何倍重いの、その棒! 流しても受けても体の中から変な音する!! あーもう……」

 アベリアが回避不能の横薙ぎでサッカーボール二号になる。
 そう、軽く振り回してるけど重いんだよ。
 一期生はハツハルに。
 二期生はアオトカゲ君に。
 揉みに揉まれた午後。
 今日も平和でした、と。
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