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七章 蜃気楼都市小閑編
シンズイ
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剣豪とブラックナース、オーシャンズワンの技を一通り。
トビカトウとクエイカー、トワイライトアイ、それにアストロジストもだ。
ビルギットの槍使いの方は既に情報収集が終わってるジョブだった。
連携という意味では面白い新発見も幾つかあって、冒険者たちの日々の研鑽や必死の模索の成果を垣間見る事が出来たと思う。
ビル、剣豪のスキルは巴をはじめ刀に興味や関心を持つ戦士チームやドワーフ職人たちを唸らせ。
ギット、オーシャンズワンのスキルは海王や海に住まう種族たちの目を釘付けにした。
トア、トビカトウの一部スキルは忍者や妖術師、陰陽師と時代劇で称されたような技のオンパレード。
言うまでもなく亜空の皆に一番人気で巴の布教の浸透ぶりが見て取れたな。
ラニーナ、クエイカーの振る舞いはドワーフの戦士と職人両方を感動させていた。
ルイザ、トワイライトアイの射撃と狙撃のスキルは森鬼に響いていたみたいだけど、あれはジョブがどうとかじゃなく彼女がエルフだったから、かもしれない。対抗意識みたいな。
そして、ハザル。
アストロジスト、星詠みのジョブの彼だ。
最初会った時から何とも親しみやすく、それでいて致命的なうっかりも内包する危なっかしさを持っている奴だった。
今日この場まで生き延びて、そして亜空でこそ最大効果を発揮するスキルを有するジョブになるなんてなあ。
ハイランドオークはもちろん、アルケーやミスティオリザード、海王にローレライ……。
相当な数の種族の魔術師たちからハザルは注目されていた。
星海モモンガの加勢も許可した上で最大火力とやらを披露してもらった。
一言、凄まじかった。
結局正確な名称はまだ教えてもらってないままの、亜空自慢の全身鎧が砕けた。
意図的に威力を手に集中させて受けたってのもある。
それでも従者の皆が目を見開いてハザルに注目するわ、客席はそれまでの歓声が嘘みたいに静まり返るわ。
肩に乗るサイズから上空に飛び上がって巨大化、見上げればそこには夜空が広がる見た目はメルヘン威力は極悪のアストロジスト超強化フィールド展開、ラストはハザルの背にマントに形状変化して防御までも担う魔獣の協力もとんでもない。
大体トア達までドン引きしてるってのはどうなのかと。
星詠術士恐るべし、である。
多分明日、いや下手をすれば今夜から外に出て冒険者資格を獲得したいって人たちが直談判にくるんじゃないだろうか。
剣豪のスキルみたいに連携する事で異様に威力が上がっていくゾディアックなんちゃらってのが凶悪だな。
世界に最初に登場した時にその真価まで知れ渡っていたらアストロジストは最強ジョブと呼ばれていた、かも。
ただ気になるのはハザルのこのジョブ、まだカンストではないらしく先があるってところだ。
亜空に持ち込まれて敵対されたら厄介極まりない。
ま、それなりに魔力を上手に扱うハザルでさえ最後まで連携させたスキルを一回通しで使っただけで顔面蒼白になるくらいだ、燃費に問題はありそうか。
「……ふむ。やりおる。今の一撃、放たれたと仮定して……セル鯨、どうだ?」
「死なねば幸い。勝負としては負けでしょうな」
「水や凍気に属するものだったが、それでもか。では澪ならば」
「問題なく美味しく。けれど殺しますね」
「……識」
「かなりのダメージを受けるでしょう。一度撤退した上で報復を」
「環」
「受け流せはしましょうが、幾らかの痛手は覚悟します。以後の加減はできかねます」
巴が僕の近くにいた人に意見を求めると大体こんな感じの返事だった。
皆報復するの前提ってとこがかなり痛い思いはする攻撃なんだと実感できる。
ちなみにセル鯨のとこでビルギットのオーシャンズワンが目元をピクリとさせてハザルに凄い視線を向けてた。
アガレスは首を横に振り耐えられないと。
ただエマと組めば耐えるだけなら余裕だろうな、と思う。
律儀な彼だからあくまで個の力のみで相対した場合で答えたんだろう。
ラインハルト君は撃たせない、絶対その前に殺ると質問が成立しませんでした。
「巴、お前はどうだ?」
「儂なら……散らしますな。さほど苦労はせぬかと。ただ、直撃となればあの雷なんぞよりも余程効くでしょうな」
「……女神の使徒か。だがそれはもう済んだろう?」
「でしたな。ちと、それを思い出す程には優れたスキルと術であったかと。あのハザルがここまでの力を行使するようになるとは正直予想を超えておりました」
「大した者たちだ。この地を訪れた冒険者たちの中でも実力、信義ともに優れたる者と認めたいと思う」
「はっ」
「ビルギットについては親しき友だと紹介された。ならば既に障害はないだろう。アルパインの方だが、星海モモンガとの召喚契約を認める事と同行許可を条件に依頼という形でどうか」
今少しばかり亜空で抱えている問題について冒険者の力を借りるのが最良だと報告を受けたばかりだ。
先日ツィーゲで僕を狙ってきた人を協力者にできたらしいからバックアップというかフォロー係で有力な冒険者を探してた。
信頼できる、実力もあるとなると選択肢は狭まってくる。
条件をクリアしてるのが亜空に招いた事はないけどアルパイン。
そして亜空の皆と仲良くやってる上に巴お気に入りの剣豪がいるビルギット。
まさかアルパインが初日で門番に挑んで二つめの門まで超える想定外をやってくれたとはいえ、彼らの事はそれなりに信用できる。
同行を望んでいる魔獣をお土産につければ、冒険者にとってあれだけの力は捨て難いだろうし。
いける、と思った。
「いまだ底知れぬ魔獣ですので……定期的にこちらにも来られるというのであれば儂は構いません」
「お言葉に従います」
「外での力がいかほどになるか興味もございます。最低限の人品も備わっているようですから問題ないと考えます」
「モモンガに先を越されるのは個人的に非常に不愉快ですけど、他に異論はありません。仰せのままに」
大丈夫そうだな。
じゃあ話を進めよ。
冒険者ってのは何でもありな連中で秩序を何とも思ってない連中も大勢いる。
でも善悪ひっくるめて彼らに多少なりとも共通点がある。
それは、初めてって言葉に弱いとこだ。
「うむ。ではアルパイン、そしてビルギットの諸君」
『……』
鎧が砕けてグローブの手が露出しているのは気にしない。
「冒険者である君たちに蜃気楼都市の代表として、初めての依頼を出したい。請けてくれるだろうか」
「……」
「まずは、詳細を伺いたく存じます」
ビルは沈黙。
トアは仔細を聞いてきた。
だが彼らリーダーのみならず、全員の目が好奇心に満ちている。
かなり前向きと見て良さそうだ。
「とあるツィーゲの冒険者と我が都市に属する魔獣との間に起きた問題の解決に一助を願いたい。冒険者の方はビーストクルーザーと呼ばれる魔獣を使役する系統のジョブを持つ。魔獣はビルギットの諸君に鎮めてもらったツキノワグリズリー」
「御屋形様」
「ん?」
巴が声を掛けてきた。
説明を中断して彼女を見る。
「依頼となれば彼らも事細かに事情を知りたがる事でしょう。別室にて仔細をよく知る者から説明させた方が双方都合がよろしいかと」
「冒険者の流儀とはそういうものだと?」
「は。私自身も彼らの街にてしばらく過ごしておりますゆえ」
「わかった。では任せよう。ただし請ける請けないに関わらず、彼らをこれまで同様に扱うよう」
やれやれ。
これで御屋形様は終わりだ。
巴や澪、識に環が出てくれば御屋形様の言葉はある程度信頼してもらえる。
代表的な実力者としてトップ勢も紹介できたし。
あとはうまい事あの冒険者とうちのツキノワグリズリーがおさまってくれたら……。
冒険者まわりでの不安事項はほぼなくなる。
頼むよう、アルパイン、ビルギット。
トビカトウとクエイカー、トワイライトアイ、それにアストロジストもだ。
ビルギットの槍使いの方は既に情報収集が終わってるジョブだった。
連携という意味では面白い新発見も幾つかあって、冒険者たちの日々の研鑽や必死の模索の成果を垣間見る事が出来たと思う。
ビル、剣豪のスキルは巴をはじめ刀に興味や関心を持つ戦士チームやドワーフ職人たちを唸らせ。
ギット、オーシャンズワンのスキルは海王や海に住まう種族たちの目を釘付けにした。
トア、トビカトウの一部スキルは忍者や妖術師、陰陽師と時代劇で称されたような技のオンパレード。
言うまでもなく亜空の皆に一番人気で巴の布教の浸透ぶりが見て取れたな。
ラニーナ、クエイカーの振る舞いはドワーフの戦士と職人両方を感動させていた。
ルイザ、トワイライトアイの射撃と狙撃のスキルは森鬼に響いていたみたいだけど、あれはジョブがどうとかじゃなく彼女がエルフだったから、かもしれない。対抗意識みたいな。
そして、ハザル。
アストロジスト、星詠みのジョブの彼だ。
最初会った時から何とも親しみやすく、それでいて致命的なうっかりも内包する危なっかしさを持っている奴だった。
今日この場まで生き延びて、そして亜空でこそ最大効果を発揮するスキルを有するジョブになるなんてなあ。
ハイランドオークはもちろん、アルケーやミスティオリザード、海王にローレライ……。
相当な数の種族の魔術師たちからハザルは注目されていた。
星海モモンガの加勢も許可した上で最大火力とやらを披露してもらった。
一言、凄まじかった。
結局正確な名称はまだ教えてもらってないままの、亜空自慢の全身鎧が砕けた。
意図的に威力を手に集中させて受けたってのもある。
それでも従者の皆が目を見開いてハザルに注目するわ、客席はそれまでの歓声が嘘みたいに静まり返るわ。
肩に乗るサイズから上空に飛び上がって巨大化、見上げればそこには夜空が広がる見た目はメルヘン威力は極悪のアストロジスト超強化フィールド展開、ラストはハザルの背にマントに形状変化して防御までも担う魔獣の協力もとんでもない。
大体トア達までドン引きしてるってのはどうなのかと。
星詠術士恐るべし、である。
多分明日、いや下手をすれば今夜から外に出て冒険者資格を獲得したいって人たちが直談判にくるんじゃないだろうか。
剣豪のスキルみたいに連携する事で異様に威力が上がっていくゾディアックなんちゃらってのが凶悪だな。
世界に最初に登場した時にその真価まで知れ渡っていたらアストロジストは最強ジョブと呼ばれていた、かも。
ただ気になるのはハザルのこのジョブ、まだカンストではないらしく先があるってところだ。
亜空に持ち込まれて敵対されたら厄介極まりない。
ま、それなりに魔力を上手に扱うハザルでさえ最後まで連携させたスキルを一回通しで使っただけで顔面蒼白になるくらいだ、燃費に問題はありそうか。
「……ふむ。やりおる。今の一撃、放たれたと仮定して……セル鯨、どうだ?」
「死なねば幸い。勝負としては負けでしょうな」
「水や凍気に属するものだったが、それでもか。では澪ならば」
「問題なく美味しく。けれど殺しますね」
「……識」
「かなりのダメージを受けるでしょう。一度撤退した上で報復を」
「環」
「受け流せはしましょうが、幾らかの痛手は覚悟します。以後の加減はできかねます」
巴が僕の近くにいた人に意見を求めると大体こんな感じの返事だった。
皆報復するの前提ってとこがかなり痛い思いはする攻撃なんだと実感できる。
ちなみにセル鯨のとこでビルギットのオーシャンズワンが目元をピクリとさせてハザルに凄い視線を向けてた。
アガレスは首を横に振り耐えられないと。
ただエマと組めば耐えるだけなら余裕だろうな、と思う。
律儀な彼だからあくまで個の力のみで相対した場合で答えたんだろう。
ラインハルト君は撃たせない、絶対その前に殺ると質問が成立しませんでした。
「巴、お前はどうだ?」
「儂なら……散らしますな。さほど苦労はせぬかと。ただ、直撃となればあの雷なんぞよりも余程効くでしょうな」
「……女神の使徒か。だがそれはもう済んだろう?」
「でしたな。ちと、それを思い出す程には優れたスキルと術であったかと。あのハザルがここまでの力を行使するようになるとは正直予想を超えておりました」
「大した者たちだ。この地を訪れた冒険者たちの中でも実力、信義ともに優れたる者と認めたいと思う」
「はっ」
「ビルギットについては親しき友だと紹介された。ならば既に障害はないだろう。アルパインの方だが、星海モモンガとの召喚契約を認める事と同行許可を条件に依頼という形でどうか」
今少しばかり亜空で抱えている問題について冒険者の力を借りるのが最良だと報告を受けたばかりだ。
先日ツィーゲで僕を狙ってきた人を協力者にできたらしいからバックアップというかフォロー係で有力な冒険者を探してた。
信頼できる、実力もあるとなると選択肢は狭まってくる。
条件をクリアしてるのが亜空に招いた事はないけどアルパイン。
そして亜空の皆と仲良くやってる上に巴お気に入りの剣豪がいるビルギット。
まさかアルパインが初日で門番に挑んで二つめの門まで超える想定外をやってくれたとはいえ、彼らの事はそれなりに信用できる。
同行を望んでいる魔獣をお土産につければ、冒険者にとってあれだけの力は捨て難いだろうし。
いける、と思った。
「いまだ底知れぬ魔獣ですので……定期的にこちらにも来られるというのであれば儂は構いません」
「お言葉に従います」
「外での力がいかほどになるか興味もございます。最低限の人品も備わっているようですから問題ないと考えます」
「モモンガに先を越されるのは個人的に非常に不愉快ですけど、他に異論はありません。仰せのままに」
大丈夫そうだな。
じゃあ話を進めよ。
冒険者ってのは何でもありな連中で秩序を何とも思ってない連中も大勢いる。
でも善悪ひっくるめて彼らに多少なりとも共通点がある。
それは、初めてって言葉に弱いとこだ。
「うむ。ではアルパイン、そしてビルギットの諸君」
『……』
鎧が砕けてグローブの手が露出しているのは気にしない。
「冒険者である君たちに蜃気楼都市の代表として、初めての依頼を出したい。請けてくれるだろうか」
「……」
「まずは、詳細を伺いたく存じます」
ビルは沈黙。
トアは仔細を聞いてきた。
だが彼らリーダーのみならず、全員の目が好奇心に満ちている。
かなり前向きと見て良さそうだ。
「とあるツィーゲの冒険者と我が都市に属する魔獣との間に起きた問題の解決に一助を願いたい。冒険者の方はビーストクルーザーと呼ばれる魔獣を使役する系統のジョブを持つ。魔獣はビルギットの諸君に鎮めてもらったツキノワグリズリー」
「御屋形様」
「ん?」
巴が声を掛けてきた。
説明を中断して彼女を見る。
「依頼となれば彼らも事細かに事情を知りたがる事でしょう。別室にて仔細をよく知る者から説明させた方が双方都合がよろしいかと」
「冒険者の流儀とはそういうものだと?」
「は。私自身も彼らの街にてしばらく過ごしておりますゆえ」
「わかった。では任せよう。ただし請ける請けないに関わらず、彼らをこれまで同様に扱うよう」
やれやれ。
これで御屋形様は終わりだ。
巴や澪、識に環が出てくれば御屋形様の言葉はある程度信頼してもらえる。
代表的な実力者としてトップ勢も紹介できたし。
あとはうまい事あの冒険者とうちのツキノワグリズリーがおさまってくれたら……。
冒険者まわりでの不安事項はほぼなくなる。
頼むよう、アルパイン、ビルギット。
2,006
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