文字の大きさ
大
中
小
486 / 551
七章 蜃気楼都市小閑編
シンズイ
剣豪とブラックナース、オーシャンズワンの技を一通り。
トビカトウとクエイカー、トワイライトアイ、それにアストロジストもだ。
ビルギットの槍使いの方は既に情報収集が終わってるジョブだった。
連携という意味では面白い新発見も幾つかあって、冒険者たちの日々の研鑽や必死の模索の成果を垣間見る事が出来たと思う。
ビル、剣豪のスキルは巴をはじめ刀に興味や関心を持つ戦士チームやドワーフ職人たちを唸らせ。
ギット、オーシャンズワンのスキルは海王や海に住まう種族たちの目を釘付けにした。
トア、トビカトウの一部スキルは忍者や妖術師、陰陽師と時代劇で称されたような技のオンパレード。
言うまでもなく亜空の皆に一番人気で巴の布教の浸透ぶりが見て取れたな。
ラニーナ、クエイカーの振る舞いはドワーフの戦士と職人両方を感動させていた。
ルイザ、トワイライトアイの射撃と狙撃のスキルは森鬼に響いていたみたいだけど、あれはジョブがどうとかじゃなく彼女がエルフだったから、かもしれない。対抗意識みたいな。
そして、ハザル。
アストロジスト、星詠みのジョブの彼だ。
最初会った時から何とも親しみやすく、それでいて致命的なうっかりも内包する危なっかしさを持っている奴だった。
今日この場まで生き延びて、そして亜空でこそ最大効果を発揮するスキルを有するジョブになるなんてなあ。
ハイランドオークはもちろん、アルケーやミスティオリザード、海王にローレライ……。
相当な数の種族の魔術師たちからハザルは注目されていた。
星海モモンガの加勢も許可した上で最大火力とやらを披露してもらった。
一言、凄まじかった。
結局正確な名称はまだ教えてもらってないままの、亜空自慢の全身鎧が砕けた。
意図的に威力を手に集中させて受けたってのもある。
それでも従者の皆が目を見開いてハザルに注目するわ、客席はそれまでの歓声が嘘みたいに静まり返るわ。
肩に乗るサイズから上空に飛び上がって巨大化、見上げればそこには夜空が広がる見た目はメルヘン威力は極悪のアストロジスト超強化フィールド展開、ラストはハザルの背にマントに形状変化して防御までも担う魔獣の協力もとんでもない。
大体トア達までドン引きしてるってのはどうなのかと。
星詠術士恐るべし、である。
多分明日、いや下手をすれば今夜から外に出て冒険者資格を獲得したいって人たちが直談判にくるんじゃないだろうか。
剣豪のスキルみたいに連携する事で異様に威力が上がっていくゾディアックなんちゃらってのが凶悪だな。
世界に最初に登場した時にその真価まで知れ渡っていたらアストロジストは最強ジョブと呼ばれていた、かも。
ただ気になるのはハザルのこのジョブ、まだカンストではないらしく先があるってところだ。
亜空に持ち込まれて敵対されたら厄介極まりない。
ま、それなりに魔力を上手に扱うハザルでさえ最後まで連携させたスキルを一回通しで使っただけで顔面蒼白になるくらいだ、燃費に問題はありそうか。
「……ふむ。やりおる。今の一撃、放たれたと仮定して……セル鯨、どうだ?」
「死なねば幸い。勝負としては負けでしょうな」
「水や凍気に属するものだったが、それでもか。では澪ならば」
「問題なく美味しく。けれど殺しますね」
「……識」
「かなりのダメージを受けるでしょう。一度撤退した上で報復を」
「環」
「受け流せはしましょうが、幾らかの痛手は覚悟します。以後の加減はできかねます」
巴が僕の近くにいた人に意見を求めると大体こんな感じの返事だった。
皆報復するの前提ってとこがかなり痛い思いはする攻撃なんだと実感できる。
ちなみにセル鯨のとこでビルギットのオーシャンズワンが目元をピクリとさせてハザルに凄い視線を向けてた。
アガレスは首を横に振り耐えられないと。
ただエマと組めば耐えるだけなら余裕だろうな、と思う。
律儀な彼だからあくまで個の力のみで相対した場合で答えたんだろう。
ラインハルト君は撃たせない、絶対その前に殺ると質問が成立しませんでした。
「巴、お前はどうだ?」
「儂なら……散らしますな。さほど苦労はせぬかと。ただ、直撃となればあの雷なんぞよりも余程効くでしょうな」
「……女神の使徒か。だがそれはもう済んだろう?」
「でしたな。ちと、それを思い出す程には優れたスキルと術であったかと。あのハザルがここまでの力を行使するようになるとは正直予想を超えておりました」
「大した者たちだ。この地を訪れた冒険者たちの中でも実力、信義ともに優れたる者と認めたいと思う」
「はっ」
「ビルギットについては親しき友だと紹介された。ならば既に障害はないだろう。アルパインの方だが、星海モモンガとの召喚契約を認める事と同行許可を条件に依頼という形でどうか」
今少しばかり亜空で抱えている問題について冒険者の力を借りるのが最良だと報告を受けたばかりだ。
先日ツィーゲで僕を狙ってきた人を協力者にできたらしいからバックアップというかフォロー係で有力な冒険者を探してた。
信頼できる、実力もあるとなると選択肢は狭まってくる。
条件をクリアしてるのが亜空に招いた事はないけどアルパイン。
そして亜空の皆と仲良くやってる上に巴お気に入りの剣豪がいるビルギット。
まさかアルパインが初日で門番に挑んで二つめの門まで超える想定外をやってくれたとはいえ、彼らの事はそれなりに信用できる。
同行を望んでいる魔獣をお土産につければ、冒険者にとってあれだけの力は捨て難いだろうし。
いける、と思った。
「いまだ底知れぬ魔獣ですので……定期的にこちらにも来られるというのであれば儂は構いません」
「お言葉に従います」
「外での力がいかほどになるか興味もございます。最低限の人品も備わっているようですから問題ないと考えます」
「モモンガに先を越されるのは個人的に非常に不愉快ですけど、他に異論はありません。仰せのままに」
大丈夫そうだな。
じゃあ話を進めよ。
冒険者ってのは何でもありな連中で秩序を何とも思ってない連中も大勢いる。
でも善悪ひっくるめて彼らに多少なりとも共通点がある。
それは、初めてって言葉に弱いとこだ。
「うむ。ではアルパイン、そしてビルギットの諸君」
『……』
鎧が砕けてグローブの手が露出しているのは気にしない。
「冒険者である君たちに蜃気楼都市の代表として、初めての依頼を出したい。請けてくれるだろうか」
「……」
「まずは、詳細を伺いたく存じます」
ビルは沈黙。
トアは仔細を聞いてきた。
だが彼らリーダーのみならず、全員の目が好奇心に満ちている。
かなり前向きと見て良さそうだ。
「とあるツィーゲの冒険者と我が都市に属する魔獣との間に起きた問題の解決に一助を願いたい。冒険者の方はビーストクルーザーと呼ばれる魔獣を使役する系統のジョブを持つ。魔獣はビルギットの諸君に鎮めてもらったツキノワグリズリー」
「御屋形様」
「ん?」
巴が声を掛けてきた。
説明を中断して彼女を見る。
「依頼となれば彼らも事細かに事情を知りたがる事でしょう。別室にて仔細をよく知る者から説明させた方が双方都合がよろしいかと」
「冒険者の流儀とはそういうものだと?」
「は。私自身も彼らの街にてしばらく過ごしておりますゆえ」
「わかった。では任せよう。ただし請ける請けないに関わらず、彼らをこれまで同様に扱うよう」
やれやれ。
これで御屋形様は終わりだ。
巴や澪、識に環が出てくれば御屋形様の言葉はある程度信頼してもらえる。
代表的な実力者としてトップ勢も紹介できたし。
あとはうまい事あの冒険者とうちのツキノワグリズリーがおさまってくれたら……。
冒険者まわりでの不安事項はほぼなくなる。
頼むよう、アルパイン、ビルギット。
トビカトウとクエイカー、トワイライトアイ、それにアストロジストもだ。
ビルギットの槍使いの方は既に情報収集が終わってるジョブだった。
連携という意味では面白い新発見も幾つかあって、冒険者たちの日々の研鑽や必死の模索の成果を垣間見る事が出来たと思う。
ビル、剣豪のスキルは巴をはじめ刀に興味や関心を持つ戦士チームやドワーフ職人たちを唸らせ。
ギット、オーシャンズワンのスキルは海王や海に住まう種族たちの目を釘付けにした。
トア、トビカトウの一部スキルは忍者や妖術師、陰陽師と時代劇で称されたような技のオンパレード。
言うまでもなく亜空の皆に一番人気で巴の布教の浸透ぶりが見て取れたな。
ラニーナ、クエイカーの振る舞いはドワーフの戦士と職人両方を感動させていた。
ルイザ、トワイライトアイの射撃と狙撃のスキルは森鬼に響いていたみたいだけど、あれはジョブがどうとかじゃなく彼女がエルフだったから、かもしれない。対抗意識みたいな。
そして、ハザル。
アストロジスト、星詠みのジョブの彼だ。
最初会った時から何とも親しみやすく、それでいて致命的なうっかりも内包する危なっかしさを持っている奴だった。
今日この場まで生き延びて、そして亜空でこそ最大効果を発揮するスキルを有するジョブになるなんてなあ。
ハイランドオークはもちろん、アルケーやミスティオリザード、海王にローレライ……。
相当な数の種族の魔術師たちからハザルは注目されていた。
星海モモンガの加勢も許可した上で最大火力とやらを披露してもらった。
一言、凄まじかった。
結局正確な名称はまだ教えてもらってないままの、亜空自慢の全身鎧が砕けた。
意図的に威力を手に集中させて受けたってのもある。
それでも従者の皆が目を見開いてハザルに注目するわ、客席はそれまでの歓声が嘘みたいに静まり返るわ。
肩に乗るサイズから上空に飛び上がって巨大化、見上げればそこには夜空が広がる見た目はメルヘン威力は極悪のアストロジスト超強化フィールド展開、ラストはハザルの背にマントに形状変化して防御までも担う魔獣の協力もとんでもない。
大体トア達までドン引きしてるってのはどうなのかと。
星詠術士恐るべし、である。
多分明日、いや下手をすれば今夜から外に出て冒険者資格を獲得したいって人たちが直談判にくるんじゃないだろうか。
剣豪のスキルみたいに連携する事で異様に威力が上がっていくゾディアックなんちゃらってのが凶悪だな。
世界に最初に登場した時にその真価まで知れ渡っていたらアストロジストは最強ジョブと呼ばれていた、かも。
ただ気になるのはハザルのこのジョブ、まだカンストではないらしく先があるってところだ。
亜空に持ち込まれて敵対されたら厄介極まりない。
ま、それなりに魔力を上手に扱うハザルでさえ最後まで連携させたスキルを一回通しで使っただけで顔面蒼白になるくらいだ、燃費に問題はありそうか。
「……ふむ。やりおる。今の一撃、放たれたと仮定して……セル鯨、どうだ?」
「死なねば幸い。勝負としては負けでしょうな」
「水や凍気に属するものだったが、それでもか。では澪ならば」
「問題なく美味しく。けれど殺しますね」
「……識」
「かなりのダメージを受けるでしょう。一度撤退した上で報復を」
「環」
「受け流せはしましょうが、幾らかの痛手は覚悟します。以後の加減はできかねます」
巴が僕の近くにいた人に意見を求めると大体こんな感じの返事だった。
皆報復するの前提ってとこがかなり痛い思いはする攻撃なんだと実感できる。
ちなみにセル鯨のとこでビルギットのオーシャンズワンが目元をピクリとさせてハザルに凄い視線を向けてた。
アガレスは首を横に振り耐えられないと。
ただエマと組めば耐えるだけなら余裕だろうな、と思う。
律儀な彼だからあくまで個の力のみで相対した場合で答えたんだろう。
ラインハルト君は撃たせない、絶対その前に殺ると質問が成立しませんでした。
「巴、お前はどうだ?」
「儂なら……散らしますな。さほど苦労はせぬかと。ただ、直撃となればあの雷なんぞよりも余程効くでしょうな」
「……女神の使徒か。だがそれはもう済んだろう?」
「でしたな。ちと、それを思い出す程には優れたスキルと術であったかと。あのハザルがここまでの力を行使するようになるとは正直予想を超えておりました」
「大した者たちだ。この地を訪れた冒険者たちの中でも実力、信義ともに優れたる者と認めたいと思う」
「はっ」
「ビルギットについては親しき友だと紹介された。ならば既に障害はないだろう。アルパインの方だが、星海モモンガとの召喚契約を認める事と同行許可を条件に依頼という形でどうか」
今少しばかり亜空で抱えている問題について冒険者の力を借りるのが最良だと報告を受けたばかりだ。
先日ツィーゲで僕を狙ってきた人を協力者にできたらしいからバックアップというかフォロー係で有力な冒険者を探してた。
信頼できる、実力もあるとなると選択肢は狭まってくる。
条件をクリアしてるのが亜空に招いた事はないけどアルパイン。
そして亜空の皆と仲良くやってる上に巴お気に入りの剣豪がいるビルギット。
まさかアルパインが初日で門番に挑んで二つめの門まで超える想定外をやってくれたとはいえ、彼らの事はそれなりに信用できる。
同行を望んでいる魔獣をお土産につければ、冒険者にとってあれだけの力は捨て難いだろうし。
いける、と思った。
「いまだ底知れぬ魔獣ですので……定期的にこちらにも来られるというのであれば儂は構いません」
「お言葉に従います」
「外での力がいかほどになるか興味もございます。最低限の人品も備わっているようですから問題ないと考えます」
「モモンガに先を越されるのは個人的に非常に不愉快ですけど、他に異論はありません。仰せのままに」
大丈夫そうだな。
じゃあ話を進めよ。
冒険者ってのは何でもありな連中で秩序を何とも思ってない連中も大勢いる。
でも善悪ひっくるめて彼らに多少なりとも共通点がある。
それは、初めてって言葉に弱いとこだ。
「うむ。ではアルパイン、そしてビルギットの諸君」
『……』
鎧が砕けてグローブの手が露出しているのは気にしない。
「冒険者である君たちに蜃気楼都市の代表として、初めての依頼を出したい。請けてくれるだろうか」
「……」
「まずは、詳細を伺いたく存じます」
ビルは沈黙。
トアは仔細を聞いてきた。
だが彼らリーダーのみならず、全員の目が好奇心に満ちている。
かなり前向きと見て良さそうだ。
「とあるツィーゲの冒険者と我が都市に属する魔獣との間に起きた問題の解決に一助を願いたい。冒険者の方はビーストクルーザーと呼ばれる魔獣を使役する系統のジョブを持つ。魔獣はビルギットの諸君に鎮めてもらったツキノワグリズリー」
「御屋形様」
「ん?」
巴が声を掛けてきた。
説明を中断して彼女を見る。
「依頼となれば彼らも事細かに事情を知りたがる事でしょう。別室にて仔細をよく知る者から説明させた方が双方都合がよろしいかと」
「冒険者の流儀とはそういうものだと?」
「は。私自身も彼らの街にてしばらく過ごしておりますゆえ」
「わかった。では任せよう。ただし請ける請けないに関わらず、彼らをこれまで同様に扱うよう」
やれやれ。
これで御屋形様は終わりだ。
巴や澪、識に環が出てくれば御屋形様の言葉はある程度信頼してもらえる。
代表的な実力者としてトップ勢も紹介できたし。
あとはうまい事あの冒険者とうちのツキノワグリズリーがおさまってくれたら……。
冒険者まわりでの不安事項はほぼなくなる。
頼むよう、アルパイン、ビルギット。
感想 3,667
あなたにおすすめの小説
月が導く異世界道中extra
あずみ 圭 月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
こちらは月が導く異世界道中番外編になります。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
真の皇帝は俺です ~面倒だから幼なじみに帝位を任せていたら、婚約者に捨てられました。正体を明かしたら全員後悔してももう遅い~
由香皇帝の仕事が面倒だったレインは、信頼する幼なじみアレクシスに表向きの皇帝を任せ、自身は陰から帝国を支えていた。
だがある日、婚約者エミリアは「権力も将来性もない」と彼を見限り婚約破棄を宣言する。
しかし彼女は知らなかった。
帝国を動かしていた真の支配者が誰なのかを。
これは全てを持ちながら隠していた男と、見るべきものを見失った者たちの後悔の物語。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
「お姉様の刺繍は素人ね」と笑った義妹の婚礼衣装——裏地を見た女官十二人が、一斉に針を置いた
歩人(あゆと)「お姉様の刺繍は、素人の手習いに見えますわね」――王太子妃となる異母妹アデリーナは、王宮女官たちの前で姉ローゼを笑った。翌週の婚礼の朝。式典装の最終確認のため、十二人の女官が衣装の裏地を検めた瞬間――一人、また一人と、針を置いた。裏地に縫い込まれていたのは、女官たちが十二年間ずっと探していた一筆の銀糸。即位式の絹外套、二人の王女の婚礼ドレス、亡き王太后の弔意の喪服。王家儀礼衣装のすべての裏地に、同じ手で、同じ糸で、同じ銀の花が縫い込まれていた。「アデリーナ様、これは――あなた様の手では、ございません」縫い手は、ずっと一人だった。それを十二年間、誰の名でも呼べなかっただけのこと。
薬師だからってポイ捨てされました~異世界の薬師なめんなよ。神様の弟子は無双する~
黄色いひよこ@Index ©薬師のロベルト・シルベスタは偉大な師匠(神様)の教えを終えて自領に戻ろうとした所、異世界勇者召喚に巻き込まれて、周りにいた数人の男女と共に、何処とも知れない世界に落とされた。
─── からの~数年後 ────
俺が此処に来て幾日が過ぎただろう。
ここは俺が生まれ育った場所とは全く違う、環境が全然違った世界だった。
「ロブ、申し訳無いがお前、明日から来なくていいから。急な事で済まねえが、俺もちっせえパーティーの長だ。より良きパーティーの運営の為、泣く泣くお前を切らなきゃならなくなった。ただ、俺も薄情な奴じゃねぇつもりだ。今日までの給料に、迷惑料としてちと上乗せして払っておくから、穏便に頼む。断れば上乗せは無しでクビにする」
そう言われて俺に何が言えよう、これで何回目か?
まぁ、薬師の扱いなどこんなものかもな。
この世界の薬師は、ただポーションを造るだけの職業。
多岐に亘った薬を作るが、僧侶とは違い瞬時に体を癒す事は出来ない。
普通は……。
異世界勇者巻き込まれ召喚から数年、ロベルトはこの異世界で逞しく生きていた。
勇者?そんな物ロベルトには関係無い。
魔王が居ようが居まいが、世界は変わらず巡っている。
とんでもなく普通じゃないお師匠様に薬師の業を仕込まれた弟子ロベルトの、危難、災難、巻き込まれ痛快世直し異世界道中。
はてさて一体どうなるの?
と、言う話。ここに開幕!
● ロベルトの独り言の多い作品です。ご了承お願いします。
● 世界観はひよこの想像力全開の世界です。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさんパーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃコミカライズ企画進行中です!!
3巻発売です!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&3巻出版!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
12日には、楽天koboにおいてファンタジー5位となりました!皆様のおかげです!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(3巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
夏にはいよいよコミカライズ連載開始予定です!乞うご期待!!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
オリコンランキングライトノベル 週間BOOKランキング 18位(2025年9月29日付)