月が導く異世界道中

あずみ 圭

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五章 ローレル迷宮編

怪人大決戦、決着す

 人体の明らかな急所の一つ、頭部。
 しかも眉間を射抜いたにも関わらず、十数秒で反撃を仕掛けてくる騎士。
 これはもう人扱いして戦うべき相手じゃない。
 僕の目の前で額から矢を抜くアズノワールを見て確信した。
 
「射抜かれて初めて狙われた場所がわかる、初見にして恐るべき射術だ。痛いし、怖いな」

 ……痛みに、恐怖。
 僕が知る由もない脳を矢が貫通するそれを、この人は知ってるのか。
 普通それは死の直前に知るかもしれないただ一度だけのものなんだから。
 今僕も味わってる肌を焼かれ、金属片が突き刺さる痛みについては気にさえしていない。
 既に回復しているしな。
 笑うほかない。
 色々とね。
 
「……」

 何らかのスキルを使われない限り彼に勝る速さを活用して彼を中心にしながら移動を続け、矢を浴びせ続ける。
 時折空中を含めた周囲に足場を築いてパターンを読まれにくくしながら。
 彼に動きはない。けれど安心はしない。
 動きを止めている間に無力化させる手を考える。
 ここには巴と澪がいる。
 取れる手はその分だけ限られる。
 一応最後の手段として二人を緊急召喚する手もあるけど、まだ必要な段階じゃないだろう。
 さて、まずこれ以上に威力を上げていく方法。
 どうにも視界が悪い状況が続いているから界は相手の動きを把握する方に重点を置く。
 その上で威力向上となるとどうしても連射性が落ちる。
 ブリッドで間を埋めるとして、それでも後五割程度の威力アップが限界だな。
 それで肉を吹き飛ばす位のダメージが期待できれば、それでいい。
 出来なければ、次だ。
 殺せない、タフ、心も折れないなら。
 再生こそされるがダメージは一応通ってる。
 つまり肉片単位にばらしてギャラリーに戦闘終了の判断をさせれば終わりにできる。
 時間をかけて再生するにしても、流石に瞬間再生とはいかないだろうし。
 あの大剣は爆裂した癖に僕が距離を取った時にはもうしっかり再生してたけどね。
 武器も主に似るのか。
 実に最悪な武器と使い手が出会ったもんだよ、まったく。

「じゃ、やろう」

 自分への確認で口から呟きが漏れた。
 放つ矢の本数を減らして、その分一射の威力を高める。
 頭、胸、腰、腕、足、それぞれの上下左右への反応と対応の違い。
 つぶさに確かめながらこちらの威力も調整する。
 反撃に動く、防御する、受ける、避けようとする。
 避けようとした部位、主に人体の急所部分に多かった箇所については命中精度を優先して必中で放ってみたけど当たった瞬間に捕まれたりあの大剣で器用に折られたりした。
 数秒から十数秒とはいえ、動きを止められる事を嫌ってるみたいだ。
 当てる所まではいけてもああいう防ぎ方をされるとこれ以上はどうにもならない。
 その先をやるだけ集中を深める時間、隙は、それこそ急所に直撃させないと得られない。
 今も痛む僕の負傷の原因、あのオーバードライブってのを真似て矢を破裂させてみるのも手か?
 ひと手間かかる分、また少し矢の手数が減るのがデメリットか。
 ……問題ないな。
 必中なしで様子見、は悪手だ。
 うん、必中付きで食らわせてあわよくばそのまま急所を狙い撃つ時間をもらう。
 決まればそのまま破裂矢と狙撃で一気に畳み込める。
 リターンが大きく、増えるリスクは無い。
 決定。

剣気暴走オーバードライブのダメージで本気になってくれたようだが、面白いほどに手が付けられんようになったな。さて困った」

 さしてそう思ってもいないように聞こえる。
 真偽はどうあれ、そう思わせる口調。
 動きを封じられている中でも彼から降参、参ったの言葉はない。
 必中以外の攻撃はほぼダメージに繋がっていないし、必中させた矢もブリッドもそのダメージは見たところ数秒と持たずに回復されている。
 人の回復力じゃない。
 スクワイヤってジョブの恩恵か、特殊な装備の効果か。
 回避と防御と甘んじて食らう。
 それらを判断し続ける集中力も脅威。
 すべてひっくるめてとんでもない防御力を体現してる。
 マグマの中に突っ込んでいって噴火だか山火事だかを鎮圧したって話も納得できるほど大したものだ。
 笑いながら溶岩や炎の中に突っ込んでいく姿が容易に想像できる。
 そしてそれは……もう打つ手を全て失った状況で続けられる事じゃない。
 つまり……。
 まだ、なにか持ってる。
 少しだけ、リスクが生まれた。
 勝負を急がず、それもさらけ出してもらってから動くか?
 いや……時間は今アズノワールの味方だ。
 僕の傷は癒えず、彼の傷は癒える。
 魔力体で攻撃を全部カットできるなら持久戦も不可能じゃない、ただしこの相手と武器は簡単に破壊してくる。
 こういう相手もいるってわかった事だし、防御力をもっと高めとかないとな。
 今の所対魔力特化装備とか能力、みたいなのに相性最悪だもんな。
 かなり珍しいみたいだけどある以上は対策しとかないと今みたいな面倒な事になる。
 痛みは六夜さんにも使った魔力による麻酔を応用すれば最悪消せる。
 現状耐えられるから使ってはいないけど。
 問題は出血の方だ。
 これは完全には止められない程には深手な上、自然に止まる感じもない。
 首の止血とかよくわからんし。
 コートの一部が避けてゴルゴンの毛を編んだらしいインナーが露出してる脇腹辺りは多分どっかで内出血もしてる。
 爆発の影響だろうな。
 仕方ないか。
 決定は変更なしでいこう。

「……ようやく動くか」

 亀の様に防御を固める騎士から、そんな呟きが聞こえた気がした。


◇◆◇◆◇◆◇◆


「馬鹿な、まだ戦うつもりかアズの奴。無名不語なもなくかたらずまで凌がれたならもう手など残ってないだろうが」

「……ですよねえ。てっきりあそこで投了するかと」

「剣気暴走なんて滅多に使わないスキルまで投入して継戦を選ぶなんて、らしくないです」

「普段凄くあの子を大事にしてるもんね」

 六夜、ハク、ギネビア、緋綱。
 誰もがその瞬間目を見開いた。
 そして気配が変わった真とアズノワールが再開した戦いに瞠目し、戸惑っていた。
 ちなみに緋綱のいうあの子、とはアズノワールの愛剣を指す。

「最後に剣気暴走を見たのは……ああ、ドマの時だ」

「私はその時いませんでしたから見るの自体……二回目?」

「私もドマの時ですねー」

「同じくー」

 六夜とギネビア、そして緋綱から重い溜息と一緒にドマの時、という記憶がダダ洩れになる。
 ごふっ。
 緋綱の間延びした同意の言葉の最後に巴の噴きだす声が混じったのは、恐らくその記憶を覗き見たからだろう。

「若様に怪我を……? そう、冒険者の祖を名乗る男二人は、揃いも揃って、まったく、うふふふ、そうですかそうですか……」

「落ち着けい。大体、若も負傷など織り込み済みでおられたであろうが。万が一呼ばれたなら容赦なく擂り潰すが、そうでなくば黙っておれ。これは若も納得された戦いである」

「……ふん、わかってます。納得云々はともかくとして、実際目にすると胸が裂かれる想いがするのですから仕方がないでしょう」

「なら良いが。言っておくが、若が見ていないからといって六夜にも何もするなよ?」

「ナンノコトデショウ?」

「……若からも頼まれとるんじゃが」

「うっ。ほ、本当に?」

「本当じゃ。どうしてもと望むなら若に頼んでみる事じゃな」

「ううう……なら我慢します。ちゃんと頼んでみますわ」

「……頼むのか。諦めんのか。やれやれ」

 澪の言葉に頭を掻いた巴が、六夜を見る。
 もしかしたら同僚の拷問を受けるかもしれない哀れな生贄として、ではない。
 巴も、真に傷を負わせた相手という事でアズノワールという騎士には良い印象は抱いていない。
 しかし扱う武器や技にはおおいに興味を惹かれていた。
 されど今彼自身はモニターの向こう側、ならば仲間に話を聞いてみようと巴は考えたのだ。

「さて、六夜。貴様らのお仲間は随分と無茶な戦いを好む輩らしいのう?」

「俺としては先ほどの一合で投了するべきだと思っているんだがね。ああいう無茶をする男ではなかった、はずなんだが」

「見たところ、まだ奥の手を残しているようじゃな」

「アズの奥義は間違いなくさっき見せた無名不語。それ以前に出てきたのもその一歩手前、全て奴の必殺技みたいな扱いの技ばかりだよ巴殿。既にことごとくライドウ君に受けきられて死に体だ」

「儂の事は巴でよいさ。聞けば見た目に反して随分と高齢なんじゃろ?」

「っくく。確かに高齢だな」

「しかし、ナモナクカタラズとは随分と良い名ではないか。その前のウゲツイチモンジも儂的には気に入った。なんともそそる」

 上機嫌な様子で語る巴。
 
「……侍のなりなどする位だ。そういうのが好きならばそうかもな。しかし雨月一文字は名刀菊一文字則宗とは似ても似つかぬゲテモノ技だし、無名不語なんぞあの剣の名前がわからん事を皮肉ってアズが一番好きだった酒の名をあてただけの代物。大したものでもない」

 技の名の由来を暴露する六夜。
 しかし大したものでもないと口にしながらも、彼の最高威力を誇る技の名が一番好きな酒の名前だという事にはなんともいえぬ彼“らしさ”を感じてもいる。

「やはり菊一文字も知っておるか。うむうむ、良いのう良いのう」

「なんにせよ、じきにあの戦いも終わるさ。そうしたら、そちらが待望する交渉を始められる」

「……して若は、貴様らの目で見て合格かの?」

「……俺の答えだとずるい言い方だが見方による。この上アズに降参と言わせるならある意味合格だが、本来の基準をあてはめるなら既に不合格だな」

「何故?」

「そもそも一騎討ちという仕儀になったのは、ヴィヴィ達の不完全燃焼、仲間への酷薄な仕打ちが根底にあった」

「ふむ」

「であれば、アズとそこそこに戦いそこそこに傷ついた上で……具体的には奴の無名不語を受けた辺りで降参と口にするのがライドウ君にとって最高の結果だったはずだ」

「……」

「商人の、ライドウ君ならな。損して得取れというあれだよ。この場合の損など精々彼の感情だけ、迷う事などない最良の結論だ。繰り返すが商人としては、だが」

 六夜は商人という立場を強調して巴に向けて言葉を放った。
 巴が内心で考えていたシナリオも大して変わらないものだった。
 クズノハ商会として次の交渉の席を少しでも優位に運ぶ上でも、極めて有効な一手でもある。
 例え騎士の方が如何に好戦的に、全力の戦いを望んだとしても。
 アズサを持ち出して矢を射かけても思った結果になっていなかったとしても。

「では勝てば合格というのは?」

「あそこで投了しないアズもどうかしているが、そうなるとあいつも何かを仕掛けるつもりでいるんだろう。その上であの脳筋大馬鹿頑固騎士に負けたと言わせるのなら、ライドウ君はアレを超える奇人という事になる」

「……」

「それはそれで交渉の席でも活きるし、発する言葉の持つ説得力も別の意味で増すだろう。一応、後に活きる。俺の流儀とはかけ離れるが、まあウルトラCの大逆転合格ってとこだな」

「……なるほど」

「もっとも、今の彼はアズを肉片にでもしようという凄絶な戦いを展開している。正直あそこまでアズが一方的に追い込まれるなんぞ長らく見てない。アズが口もきけない状態になって、こちらで敗北を宣言させようとでも思っているなら大逆転合格返しで不合格としたいとこだよ」

「……」

(ありえる話じゃな。若は十中八九そう考えていそうじゃ……)

 目を細めた六夜が戦いを見て話した内容に、巴は沈黙した。
 良くない未来を引き寄せるその推測が概ね当たっているだろうと思い至ったからだ。

「凄絶なんてもんじゃありませんよ、六夜さん。あの子、真君、ライドウ君? どちらでもいいですが、あっちで確実に弓を学んでましたね」

「でしょうね、あの魔力であれだけ弓も扱えるなんてもともと弓道をやってたとしか思えない」

 会話に参加してきたギネビアに六夜が応える。
 あれだけ途方もない魔力を持っているのだ、この世界に来たなら間違いなく魔術師になった筈。
 しかし真はあれだけ弓矢を操っている。
 それはこの世界に来る前から有していた経験によるものだと推測するのは難しい事ではない。

「……いえ、弓道じゃありません。もっと実戦向きの弓、私も詳しくはありませんけど弓術を本格的に学んでる動きです」

「弓、術? ええっと……古武道みたいな扱いのですか?」

 あまりよくわかっていない風で六夜が首を傾げる。

「古流かどうかもわかりません。でも彼、あれだけの射撃をスキルに頼らず自前で続けてます。信じられない」

「そういえば……お主も若に似た構えで弓を構えおったな。ギネビア、なるほど、お前は弓道の経験者か」

 巴が得心して何度か頷く。

「スキルを交えずに、あれだけの速度で弓を引く事など可能……いや可能なのか。事実今目の前で彼がやっている事だ」

「現代の日本で実践的な弓術を学べる場なんて決して多くないです。なのにあの子のそれはまるで戦場の弓術みたい。絶対に弓道だけで出来る動きじゃありません。あの精度と威力を保って狂気じみた連射。弓道ではあんな動きは求められないし身につきません」

 更にえげつない程に急所を狙撃するという所作も。
 ギネビアはそれは口にはしなかったものの、恐らくは日本で、自分の母国で密かに生き延びていたらしい人殺しの弓の技を目の当たりにしていた。
 だがそこに技術の継承を喜ぶ気持ちはなかった。
 むしろ人の醜さや恐ろしさ、業を直視してしまったような、慣れがたい不快な感覚に包まれていた。
 弓道と弓術を両方学んだ真という人物にとって、果たして弓道はどういう位置づけの習い事なのか。
 ギネビアの中に疑問と興味も生まれていた。
 だからこそ巴と六夜の会話に混ざる気になったのだろう。

「お、若が仕掛けたか」

 巴の言葉通り、真が放った一射がアズノワールの顔辺りで盛大に爆発を起こした。
 彼の周りの視界が土煙で塞がる。

「あのバカ、鎧まで脱いだ!?」

 直後か直前かに転移したアズノワールの姿が真の背後に現れる。
 しかしその姿が珍妙だった。
 上半身はほぼ裸に近い恰好、ぼろぼろの衣服の欠片が見られる程度の半裸姿でその身を丸々覆い隠す程の大盾を手にしていた。

「あの盾って鎧だったんですか!?」

「ええ、何を考えて今更脱衣なんぞ!!」

 絶句していたギネビアが六夜の言葉で真相に気付いて叫ぶ。
 盾自体は以前にも見た事があったらしい。
 何かを叫びながら大盾で真に殴りかかるアズノワール。
 咄嗟に何発か矢を射かけ、魔力体で備える真。
 矢は盾に突き刺さり、止まっていた。
 もう数発あれば盾を破壊できたであろう威力の矢だった。
 空中にいた真が魔力体ごと盾で思い切り叩かれて先ほどまでアズノワールがいた方向に大きく吹っ飛ばされる。
 巨大な盾で殴った勢いのまま体勢を崩し姿を晒した騎士の姿は、少し奇妙だった。

「尾?」

 巴が思ったまま呟く。
 そう、アズノワールの背後に四本のふさふさな尾が見えたのだ。

「あ、アズさんの四尾の天狐」

「盾を幻獣に持たせたのか!!」

「ならあの男は……まだあそこにいるのか!」

 巴の推測は当たっていた。
 背を走った悪寒で何か巨大な力が生まれたのを彼女は感じた。
 
「えええ、あの包丁に……鞘ぁぁ!?」

 ハクが純度100パーセントの驚きの声をあげた。
 一瞬で掻き消えた土煙の後から出てきたのは、半裸なのは同じだが尾はなく、代わりに包丁正宗を特徴的な構えで持ったアズノワールの姿。
 しかし唯一つ、こちらもおかしな点が。
 常時むきだしの包丁正宗が、鞘に納まっている。
 構えと、鞘の存在。

『居合!?』

 巴と六夜が同時に叫ぶ。
 信じられないという感情を隠すことなく表に出して。
 柄を長く持ち向かってくる真を待ち構えたアズノワールの手から包丁正宗が鞘だけ残して掻き消えたのがほぼ同時。
 誰が見ても立派で独特な形をした大剣が、文字通り誰の目にも一瞬消えて見えた。

「っ!!」

「若様!」

 一瞬の後。
 包丁正宗は真を少し通り過ぎた所で止まっていた。
 そして真は、顔を真っ赤に染めていた。
 身を守る魔力体の存在もない。
 だが不自然な姿勢ながら真は弓を構えていた。
 その矢じりの先にはアズノワールがいる。

「参った! 俺の負けだ」

 こちらも居合を仕掛けたにしてはおかしな姿勢で固まっているアズノワール。
 降参の言葉は彼から発されたものだった。

『!?』

 見守る誰もがその真相がわからないまま、不死の獣騎士アズノワールは敗北を認めた。
 こうして後に亜空と地下二十層の住人達の間で長く語り草になる一騎討ち、人呼んで怪人大決戦は幕を閉じた。
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