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初めての社交月
第88話
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「それとなく、父上に探りを入れて見る」
「あまり無理はなさらず」
「うむ。では近いうちにスヴェンとアスを皇宮へ呼ぼう。紋章証があるから、いつ来てもいいのだしな。スヴェンがオレと共に勉強をすることは皆が周知しているし、アスはスヴェンと同じベステル・ヘクセ殿が後見人なのだから同行して不思議はない。リヒも、遊びに来い」
「……はい」
ローデリヒの頭は今、ぼくの言ったことでいっぱいだろう。まだ十歳。随分厳しい物言いをした自覚はある。それでもぼくは、当事者ではない幼子を巻き込むことにどうしても抵抗がある。まして、ローデリヒにはまっとうな親が居る。黙っていても継承できる、身分もある。わざわざ危険に首を突っ込ませる理由はないのだ。
「で、スヴェンは薬学士に何を確かめたいのだ?」
「薬学士に、人によっては特定の食べ物が死に至る原因になる、という知識があるかどうかを確かめたいのです。できれば、それをミレッカー宮中伯も知っているかどうか、ハンスイェルクもそれを知っていたかどうか、それを裏付ける証拠があればいいのですが……」
「母上の見舞いにかこつけて、ゆっくり聞き出すがいい。そういうのお前、得意だろう? スヴェン」
ジークフリードは実に人の悪い笑みを浮かべ、ティーカップを仰いだ。
「とはいえ、二度と会わないとか付き合いを控えるとかではないのでリヒ様、今まで通りに遊びにいらしてください。エステン公爵とのお約束もありますし、残りの短い社交シーズンにやることがいっぱいなんですよ……」
「うん。一週間後に母上からお茶会の招待があると思う。父上もその日は空けておくと言っていたから、オレが迎えに来る」
ちょっと元気がないな。でも本当に危険なんだ。謀って人を殺すような人間にとって、ぼくらのような子供を殺すことなど造作もない。一度罪に手を染めた人間は、罪を重ねることに躊躇がなくなる。己の目的のために人を踏み躙ることを是とした人間もまた然り、だ。子供を踏み躙ることなど、大人より容易いくらいにしか思わないだろう。ふと、ルクレーシャスさんの言葉が過った。
――人は人を殺す。富み満ち足りても、貧困に喘ぎ追い詰められても、それぞれの理由で同族を殺す。
そんな人間を相手に、道理や慈悲や綺麗事など、通用しない。
だけど、だから、なればこそ。ぼくは愚かしいほどの綺麗事を以て、立ち向かう。もう抜けられないジークフリードやイェレミーアスは別として、ローデリヒを巻き込む権利はぼくにはない。
「ですからリヒ様は、誰かに何かを聞かれてもそのまま答えてください。難しくて分からないことは『難しくて分からない』、知らないことは『知らない』と。喋っちゃいけないことは黒幕がミレッカーだとぼくが疑っていること、ハンスイェルクとシェルケも疑わしいこと、ぼくらが彼らの関与を暴こうとしていることをエステン公爵が知っているということ、のみです。これ以外は、素直に答えていいですよ」
「えっ? いいのかよ?」
「どうせリヒに嘘は吐けないだろうしな」
ジークフリードは腕を組んで頷いた。イェレミーアスも同意して一つ、首を縦に振った。
「そうですね。リヒに高度な駆け引きは無理ですね」
「ええ。なのでリヒ様をよく知らないだろう相手が、勝手に疑って混乱してくれれば都合がいいのでリヒ様はぼくが言った『どうしても誰にも言ってはいけないこと三つ』以外は好きにしていいです」
「さ、リヒ。スヴァンテ様がおっしゃった、言ってはいけないこと三つを復唱してごらん」
イェレミーアスがローデリヒへ、指を三本立てて見せた。
「言ってみろ、リヒ」
「まさかもう忘れたの? リヒ」
「嘘だろう? さっきスヴェンが挙げたばかりだぞ?」
「酷くね? オレの扱い酷くね? さすがに覚えてるわ! スヴェンが疑って探ってることは内緒、ミレッカー、シェルケ、ハンスイェルクの話はしない、父上がオレらに協力してくれてることは内緒、だろ!」
「リヒ様、よくできました」
皇国の筆頭公爵家の嫡男という立場上、ローデリヒが彼らに接触する機会は多い。ぼくやイェレミーアスへ無理矢理、接触を図るより理由と場所を用意するのは簡単だ。だから彼らはローデリヒから情報を引き出そうとするだろう。
「リヒ様。ぼくはあなたを仲間はずれにするのではありません。おそらく彼らは今後確実にあなたへ接触して来るでしょう。その彼らを、混乱させるのがあなたの役目です。この情報戦で、あなたは切り込み隊長なのですよ」
口へ当てていた拳を下げ、少し首を傾ける。ローデリヒへ視線を流し、唇を笑みの形へ吊り上げる。そう、君はぼくらのジョーカーカード。その是非は、いつそのカードを切るか、使い手の運と度胸次第。
「しかもあなたは、いつも通りでいいのです。いつも通りのあなたが、彼らを混乱させます。あなたはこの情報戦の切り札です。どうです、カッコイイでしょう?」
「……おう! それならオレ、いっとう得意だ!」
元気よく顔を上げ、胸の前で己の手へ拳を打ち付けたローデリヒは、生粋の戦士の表情をしていた。
「じゃあな、スヴェン、ジーク、アス。また来るわ!」
晩餐を済ませて帰る頃には、ローデリヒはすっかりいつも通りだった。ジークフリードは晩餐後も少し残ってお茶を飲んでいた。旧シュトラッサー伯爵家別荘のコモンルームには、庭へ出るためのフランス窓はない。それでも採光のために大きく取られた窓から見える、まだ花の植わっていない庭の上空に三日月が浮かんでいた。
「……すまん」
ジークフリードは本当に聡い子だ。この件に巻き込まれたことで、一番割を食ったのはぼくである。黒幕が本当にミレッカー宮中伯であるならば、他の誰よりも己を危険に晒すことになったのもまた、ぼくだ。ジークフリードにはそれがよく分かっている。
「いいんですよ。その代わりジーク様の権力は使えるだけ使わせていただくので」
「うむ。好きなだけ使え。……それから、アス」
「はい、殿下」
ソファから立ち上がりながら、ジークフリードはイェレミーアスへ硬い声で命じた。
「スヴェンを信じろ。お前だけはスヴェンを絶対に疑うな。迷うな。……独りにするな。それが危険を顧みず何の縁もないお前を救おうと奮闘するスヴェンに対する、何よりの礼儀だ。よいな」
「はっ」
音を鳴らすほど強く踵を打ち合わせ、手を当てた胸を張ったイェレミーアスは紛うことなき騎士だった。改めて、彼は騎士となるべく育てられたのだと実感する。それから、幼い時から戦うべく育てられることの意味をふと思った。それを、イェレミーアスは本当に望むのだろうか。もし別の生き方もあると示したら、イェレミーアスは騎士として生きることを選ぶのだろうか。この世界では、誰もが狭い選択肢の中で生きている。
見送りのために立ち上がると、ジークフリードは軽く手を上げて首を横へ振った。
「見送りは要らん。ここはオレの別荘だからな。だろう? スヴェン」
「少し見ないうちに、ジーク様は図々しくなられまして」
「ははっ! お前は嫌味になった」
「いってらっしゃいませ。お早いお帰りをお待ちしておりますよ、ジーク様」
手を振って、扉の向こうへ待たせたオーベルマイヤーと立ち去るジークフリードの背中を眺める。
それから三日は、タウンハウスへ越してからすっかり定番になった生活をしていた。
朝、剣の稽古を終えたイェレミーアスがぼくを寝室へ起こしに来る。ベッテが侍女長になって多忙になり、ベッテ以外の侍女に着替えを手伝ってもらうのが苦手なぼくの身支度を手伝うのが、イェレミーアスの日課になってしまっているのだ。
「あまり無理はなさらず」
「うむ。では近いうちにスヴェンとアスを皇宮へ呼ぼう。紋章証があるから、いつ来てもいいのだしな。スヴェンがオレと共に勉強をすることは皆が周知しているし、アスはスヴェンと同じベステル・ヘクセ殿が後見人なのだから同行して不思議はない。リヒも、遊びに来い」
「……はい」
ローデリヒの頭は今、ぼくの言ったことでいっぱいだろう。まだ十歳。随分厳しい物言いをした自覚はある。それでもぼくは、当事者ではない幼子を巻き込むことにどうしても抵抗がある。まして、ローデリヒにはまっとうな親が居る。黙っていても継承できる、身分もある。わざわざ危険に首を突っ込ませる理由はないのだ。
「で、スヴェンは薬学士に何を確かめたいのだ?」
「薬学士に、人によっては特定の食べ物が死に至る原因になる、という知識があるかどうかを確かめたいのです。できれば、それをミレッカー宮中伯も知っているかどうか、ハンスイェルクもそれを知っていたかどうか、それを裏付ける証拠があればいいのですが……」
「母上の見舞いにかこつけて、ゆっくり聞き出すがいい。そういうのお前、得意だろう? スヴェン」
ジークフリードは実に人の悪い笑みを浮かべ、ティーカップを仰いだ。
「とはいえ、二度と会わないとか付き合いを控えるとかではないのでリヒ様、今まで通りに遊びにいらしてください。エステン公爵とのお約束もありますし、残りの短い社交シーズンにやることがいっぱいなんですよ……」
「うん。一週間後に母上からお茶会の招待があると思う。父上もその日は空けておくと言っていたから、オレが迎えに来る」
ちょっと元気がないな。でも本当に危険なんだ。謀って人を殺すような人間にとって、ぼくらのような子供を殺すことなど造作もない。一度罪に手を染めた人間は、罪を重ねることに躊躇がなくなる。己の目的のために人を踏み躙ることを是とした人間もまた然り、だ。子供を踏み躙ることなど、大人より容易いくらいにしか思わないだろう。ふと、ルクレーシャスさんの言葉が過った。
――人は人を殺す。富み満ち足りても、貧困に喘ぎ追い詰められても、それぞれの理由で同族を殺す。
そんな人間を相手に、道理や慈悲や綺麗事など、通用しない。
だけど、だから、なればこそ。ぼくは愚かしいほどの綺麗事を以て、立ち向かう。もう抜けられないジークフリードやイェレミーアスは別として、ローデリヒを巻き込む権利はぼくにはない。
「ですからリヒ様は、誰かに何かを聞かれてもそのまま答えてください。難しくて分からないことは『難しくて分からない』、知らないことは『知らない』と。喋っちゃいけないことは黒幕がミレッカーだとぼくが疑っていること、ハンスイェルクとシェルケも疑わしいこと、ぼくらが彼らの関与を暴こうとしていることをエステン公爵が知っているということ、のみです。これ以外は、素直に答えていいですよ」
「えっ? いいのかよ?」
「どうせリヒに嘘は吐けないだろうしな」
ジークフリードは腕を組んで頷いた。イェレミーアスも同意して一つ、首を縦に振った。
「そうですね。リヒに高度な駆け引きは無理ですね」
「ええ。なのでリヒ様をよく知らないだろう相手が、勝手に疑って混乱してくれれば都合がいいのでリヒ様はぼくが言った『どうしても誰にも言ってはいけないこと三つ』以外は好きにしていいです」
「さ、リヒ。スヴァンテ様がおっしゃった、言ってはいけないこと三つを復唱してごらん」
イェレミーアスがローデリヒへ、指を三本立てて見せた。
「言ってみろ、リヒ」
「まさかもう忘れたの? リヒ」
「嘘だろう? さっきスヴェンが挙げたばかりだぞ?」
「酷くね? オレの扱い酷くね? さすがに覚えてるわ! スヴェンが疑って探ってることは内緒、ミレッカー、シェルケ、ハンスイェルクの話はしない、父上がオレらに協力してくれてることは内緒、だろ!」
「リヒ様、よくできました」
皇国の筆頭公爵家の嫡男という立場上、ローデリヒが彼らに接触する機会は多い。ぼくやイェレミーアスへ無理矢理、接触を図るより理由と場所を用意するのは簡単だ。だから彼らはローデリヒから情報を引き出そうとするだろう。
「リヒ様。ぼくはあなたを仲間はずれにするのではありません。おそらく彼らは今後確実にあなたへ接触して来るでしょう。その彼らを、混乱させるのがあなたの役目です。この情報戦で、あなたは切り込み隊長なのですよ」
口へ当てていた拳を下げ、少し首を傾ける。ローデリヒへ視線を流し、唇を笑みの形へ吊り上げる。そう、君はぼくらのジョーカーカード。その是非は、いつそのカードを切るか、使い手の運と度胸次第。
「しかもあなたは、いつも通りでいいのです。いつも通りのあなたが、彼らを混乱させます。あなたはこの情報戦の切り札です。どうです、カッコイイでしょう?」
「……おう! それならオレ、いっとう得意だ!」
元気よく顔を上げ、胸の前で己の手へ拳を打ち付けたローデリヒは、生粋の戦士の表情をしていた。
「じゃあな、スヴェン、ジーク、アス。また来るわ!」
晩餐を済ませて帰る頃には、ローデリヒはすっかりいつも通りだった。ジークフリードは晩餐後も少し残ってお茶を飲んでいた。旧シュトラッサー伯爵家別荘のコモンルームには、庭へ出るためのフランス窓はない。それでも採光のために大きく取られた窓から見える、まだ花の植わっていない庭の上空に三日月が浮かんでいた。
「……すまん」
ジークフリードは本当に聡い子だ。この件に巻き込まれたことで、一番割を食ったのはぼくである。黒幕が本当にミレッカー宮中伯であるならば、他の誰よりも己を危険に晒すことになったのもまた、ぼくだ。ジークフリードにはそれがよく分かっている。
「いいんですよ。その代わりジーク様の権力は使えるだけ使わせていただくので」
「うむ。好きなだけ使え。……それから、アス」
「はい、殿下」
ソファから立ち上がりながら、ジークフリードはイェレミーアスへ硬い声で命じた。
「スヴェンを信じろ。お前だけはスヴェンを絶対に疑うな。迷うな。……独りにするな。それが危険を顧みず何の縁もないお前を救おうと奮闘するスヴェンに対する、何よりの礼儀だ。よいな」
「はっ」
音を鳴らすほど強く踵を打ち合わせ、手を当てた胸を張ったイェレミーアスは紛うことなき騎士だった。改めて、彼は騎士となるべく育てられたのだと実感する。それから、幼い時から戦うべく育てられることの意味をふと思った。それを、イェレミーアスは本当に望むのだろうか。もし別の生き方もあると示したら、イェレミーアスは騎士として生きることを選ぶのだろうか。この世界では、誰もが狭い選択肢の中で生きている。
見送りのために立ち上がると、ジークフリードは軽く手を上げて首を横へ振った。
「見送りは要らん。ここはオレの別荘だからな。だろう? スヴェン」
「少し見ないうちに、ジーク様は図々しくなられまして」
「ははっ! お前は嫌味になった」
「いってらっしゃいませ。お早いお帰りをお待ちしておりますよ、ジーク様」
手を振って、扉の向こうへ待たせたオーベルマイヤーと立ち去るジークフリードの背中を眺める。
それから三日は、タウンハウスへ越してからすっかり定番になった生活をしていた。
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