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第一章 眩きレブレーベント
プロローグ 異世界は敗北から②
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「――――なんだこれ!!」
白い椅子が飛んだ。同時に総司の体も後ろへ飛んだ。一気に覚醒した意識が総司の体を後ろへ飛び退かせて、バランスが取れずに倒れ込む。
その様子を、可憐で妖しい少女がにこにこと笑いながら見ていた。
「おはよう。目が覚めたようね」
「なんっ……! は!? どこだ、ここ!?」
混乱する思考をまとめることが出来ない。あまりにも真っ白で、上と下の境界があいまいなこの空間が、わけのわからない総司の意識を更に混乱させていた。
「まあ座りなさいな。説明してあげるから。あぁ、紅茶でも飲む? それともコーヒー? 何でもあるわよ」
明らかに何もなさそうだが、少女は気さくな調子で言った。総司は床に座り込んだまま、身じろぎもせず少女を見つめていた。
「警戒してるわね。当然かもしれないけど。それともまだ夢とでも思ってる?」
「……俺の名前を知ってる」
「もちろん。言ったでしょう、あなたの“物語”を見ていたと」
「でも、俺はあなたを知らない」
「あぁ――――あぁ、なるほど。そうね、あなたは“そういうの”、割と大事にする人だったかしらね。良いわ、応えましょう」
少女がふわりと椅子を立つ。彫刻のような白いつま先が、そっと真っ白な床に触れた。
その瞬間、真っ白な空間は消え失せた。
訪れたのは、晴れやかな朝の景色だった。足元は広々とした草原に塗り替えられ、遥か遠くに雪の冠を湛える大山脈が聳え立ち、吸い込まれそうな青空が二人を祝福するかのように包んでいた。
また、パニックになる。暖かな風が頬をなでる今の現実が受け入れられず、総司はぎゅっと目を閉じて頭を抱えた。
「もうなんだ、なんなんだホントに!」
現実とは思えないほど、その景色は美しかった。未だかつて訪れたことのない大自然の中で、絶世の美女が目の前に立ち、薄く微笑む光景など、夢で見るにしたってあり得ないように思えた。
薄目を開けて様子を伺う。もちろん、目の前の光景は変わらない。スイスだの南フランスだの、本当に映像の中でしか見たことのない雄大な自然の中に、見知らぬ美女が立っていて、総司に向かってただ笑顔を向けている――――
「……あぅっ……」
「あーこらこら、もう寝ないの。起きる時間なの。いい加減待つのも飽きたの。これでも随分と長い時間待たされていたのだから」
少女がくいっと指を曲げた。卒倒しかけた総司の体が見えない何かに強引に引っ張られて、総司の姿勢が無理矢理正された。
「……んえっ!? なに今の!?」
「いちいち新鮮な反応も結構だけど、話が進まないわね。とりあえず立ちなさい。別に立たせてあげてもいいけど。ほら」
もう一度、今度は少女が指を上へ向け、くいっと腕を上げた。総司の体が地面から見えない手に押されたように立たされ、総司はまた目をぱちくりするばかりだった。
「名乗りを上げるわ。黙って聞きなさい」
思わずまた「何だこれは」と叫びそうになる総司を黙らせて、可憐な少女は告げる。
「私の名はレヴァンチェスカ。あなたをあなたの世界から奪った張本人よ。以後、敬いなさい」
“女神”レヴァンチェスカは妖艶に微笑み、青空の下で高らかにそう言った。
「まあ要するに、ここは異世界ってわけ。あなたの視点からするとね」
「なめてんのかオイ」
風が吹き抜ける大草原の中で、白い上品なテーブルに二人でついて、呑気に紅茶を飲みながら――――レヴァンチェスカが何気なく言った一言に、総司はいきなり食って掛かった。
当然、彼女は全く気にしない。可憐な少女は、アメジスト色の瞳をまっすぐ総司に向けたまま、愉快そうに微笑むばかりだ。
「そうなんですか、なんてさくっと言えるほど肝は据わってねえよ。夢だ、これは」
「しつこいわね。痛みがあれば納得するのかしら」
どういう原理か、レヴァンチェスカの指にバチバチと雷が宿った。総司は思わず椅子を引いて後ろに下がりながら、慌てて言った。
「いや、勘弁してくれ。わかった、夢じゃないのは受け入れる」
「ついでにここが違う世界だってことも受け入れなさいよ」
「そう言ったって……なあ?」
「なあとはなんだ、なあとは。男らしくない」
「……さっきからその、なんかバチバチやったり、さっきのもそうだけど」
「あぁ、言ってなかったっけ。“こっち”には魔法があるのよ魔法が」
「頭が痛くなってきた……」
「あら、良かったじゃない。痛いんでしょ? 夢じゃないってことね」
大草原と大自然、遠くに見える湖畔――――観光名所もかくやという雄大な景色の中にはしかし、生き物の気配が微塵も感じられなかった。正確には動物か。植物は多かれども、生きた動物の姿がわずかも見られない。
「レヴァンチェスカさん」
「気持ちの悪い呼び方ね。レヴァンチェスカと呼んでいいわ。敬意を込めて“女神さま”でもいいけどね」
「……レヴァンチェスカ、とりあえず続きを話してくれ。ここが異世界だって言うならだ」
「だって言うなら?」
「どうして俺はここにいる?」
「まっとうな質問ね。ようやく冷静になってくれたみたいで嬉しいわ」
レヴァンチェスカはカップを置いて、一呼吸置いて告げた。
「私が呼んだからよ」
「答えになってない」
「今から説明するわ。でもまあそれは」
ふわりと、甘い花のような香りを漂わせながら、レヴァンチェスカはそっと立ち上がる。
「歩きながらでも出来ること。さあ、行きましょう総司。あなたの新たな故郷となる場所よ」
緩やかな坂を下り、森の中の小道に入る。
やはり、動物の気配はしなかった。これほどの大自然の中にあって、聞こえてくるのは風の音、木々のさざめき、それだけだ。小鳥がさえずる音の一つも聞こえてこない。爽やかな朝の陽ざしの中で、どこか寂しく、恐ろしさを覚えるほどの静けさだ。
「危機的状況にあるのよ、私の世界は」
少しも危機感のない声で、レヴァンチェスカはそう言った。
「あなたがさっき驚いたとおり、私の世界はあなたの世界とは異なる発展を遂げている。二つは背中合わせに存在しているようなものだけど。あなたの常識で言う“物語の世界”のような、そんな世界で――――その安寧が、崩されようとしている」
剣と魔法の世界。そんな陳腐な単語が総司の脳裏に浮かんだが、口には出さないことにした。見透かしたようなレヴァンチェスカの横目がどこかくすぐったい。
「その状況を打破するためにはどうしても必要だったのよ。異界の力――――私の世界の法則から逸脱した住人の力がね」
「いや、悪い、あんたの言う話が全部事実だったとしてなんだけど」
眉唾物の話だし、今なお夢と疑っているものの、それでは話が進みそうもない。総司は言葉を選びながら言った。
「悪いけど、俺にはそんな大層な力はないぞ。ダンク決められるとかそういう話じゃないんだろ?」
「バスケットボールだっけ? あれは良いわね~、見ていて楽しかったわ。もちろんそういう話じゃないけどね」
くすくすと笑いながら、少女はすぱっと言い放った。
レヴァンチェスカは驚くほど華奢な体つきをしていた。それもそのはず、彼女の見た目は、17歳になる総司よりも更に幼く見えた。よく見積もっても中学生、というのが関の山。背もさほど高くはないので、180cmを超える総司から見ればまるで子供のようだ。
子供のようなのに――――かもし出す雰囲気や、どこか人を圧倒するような独特の気配が、彼女を高貴で尊い存在に思わせてならない。
「“違う世界の住人である”ということが大事なのよ。まあ、そうね。あなたでなくても良かったのは確か。あなたを選んだのは、私がたまたまあなたを見て、偶然にも気に入っちゃったからってだけ。クジ運が良すぎたかしらね、総司?」
「……ちょっと待て」
小道の最中で、総司は足を止めた。
「あら、どうしたの?」
「本当に……本当に俺は、違う世界へ連れてこられたんだな? たちの悪い壮大なドッキリ企画に巻き込まれているわけじゃあないんだな?」
「そう言っていると思っていたけれど、なぁに? まだ信じてなかっ――――」
「俺の家族は!? 親父はどうなる!? あぁそうだ、どんだけ時間が経ったか知らないけど、今頃探してるかもしれない!」
「それは問題ないわ」
レヴァンチェスカは、「何だそんなことか」とでも言うように、あっさりと言い切った。
「問題ない……? おい、どういう――――」
「現状の説明が先よ。あなたが知りたいことはほとんど全部ちゃんと教えてあげられる。けど、物事には順序があるの」
総司としては、到底納得のできる返答ではなかった。
しかし、何も言えない。レヴァンチェスカの先を行く背中が、その圧倒的な気配が、総司に勝手な発言を許さなかった。
しばらく自然の中を歩いた後、開けた場所に出た。
草原の丘から見下ろしていた、美しい湖のほとりに辿り着いたのだ。
レヴァンチェスカは、湖畔にひっそりと建っていた大聖堂へ、迷いなく歩を進めていく。総司も黙ってその後をついていった。
大聖堂の扉は、誰が何をするでもなく、ひとりでにゆっくりと開いた。総司はその光景にもう驚くのも面倒になっていたが、ふと、扉のはるか上に飾られているステンドグラスに目を留めた。
少女の姿が描かれている――――紛れもなく、目の前を歩くあの圧倒的な少女の姿だった。
白い椅子が飛んだ。同時に総司の体も後ろへ飛んだ。一気に覚醒した意識が総司の体を後ろへ飛び退かせて、バランスが取れずに倒れ込む。
その様子を、可憐で妖しい少女がにこにこと笑いながら見ていた。
「おはよう。目が覚めたようね」
「なんっ……! は!? どこだ、ここ!?」
混乱する思考をまとめることが出来ない。あまりにも真っ白で、上と下の境界があいまいなこの空間が、わけのわからない総司の意識を更に混乱させていた。
「まあ座りなさいな。説明してあげるから。あぁ、紅茶でも飲む? それともコーヒー? 何でもあるわよ」
明らかに何もなさそうだが、少女は気さくな調子で言った。総司は床に座り込んだまま、身じろぎもせず少女を見つめていた。
「警戒してるわね。当然かもしれないけど。それともまだ夢とでも思ってる?」
「……俺の名前を知ってる」
「もちろん。言ったでしょう、あなたの“物語”を見ていたと」
「でも、俺はあなたを知らない」
「あぁ――――あぁ、なるほど。そうね、あなたは“そういうの”、割と大事にする人だったかしらね。良いわ、応えましょう」
少女がふわりと椅子を立つ。彫刻のような白いつま先が、そっと真っ白な床に触れた。
その瞬間、真っ白な空間は消え失せた。
訪れたのは、晴れやかな朝の景色だった。足元は広々とした草原に塗り替えられ、遥か遠くに雪の冠を湛える大山脈が聳え立ち、吸い込まれそうな青空が二人を祝福するかのように包んでいた。
また、パニックになる。暖かな風が頬をなでる今の現実が受け入れられず、総司はぎゅっと目を閉じて頭を抱えた。
「もうなんだ、なんなんだホントに!」
現実とは思えないほど、その景色は美しかった。未だかつて訪れたことのない大自然の中で、絶世の美女が目の前に立ち、薄く微笑む光景など、夢で見るにしたってあり得ないように思えた。
薄目を開けて様子を伺う。もちろん、目の前の光景は変わらない。スイスだの南フランスだの、本当に映像の中でしか見たことのない雄大な自然の中に、見知らぬ美女が立っていて、総司に向かってただ笑顔を向けている――――
「……あぅっ……」
「あーこらこら、もう寝ないの。起きる時間なの。いい加減待つのも飽きたの。これでも随分と長い時間待たされていたのだから」
少女がくいっと指を曲げた。卒倒しかけた総司の体が見えない何かに強引に引っ張られて、総司の姿勢が無理矢理正された。
「……んえっ!? なに今の!?」
「いちいち新鮮な反応も結構だけど、話が進まないわね。とりあえず立ちなさい。別に立たせてあげてもいいけど。ほら」
もう一度、今度は少女が指を上へ向け、くいっと腕を上げた。総司の体が地面から見えない手に押されたように立たされ、総司はまた目をぱちくりするばかりだった。
「名乗りを上げるわ。黙って聞きなさい」
思わずまた「何だこれは」と叫びそうになる総司を黙らせて、可憐な少女は告げる。
「私の名はレヴァンチェスカ。あなたをあなたの世界から奪った張本人よ。以後、敬いなさい」
“女神”レヴァンチェスカは妖艶に微笑み、青空の下で高らかにそう言った。
「まあ要するに、ここは異世界ってわけ。あなたの視点からするとね」
「なめてんのかオイ」
風が吹き抜ける大草原の中で、白い上品なテーブルに二人でついて、呑気に紅茶を飲みながら――――レヴァンチェスカが何気なく言った一言に、総司はいきなり食って掛かった。
当然、彼女は全く気にしない。可憐な少女は、アメジスト色の瞳をまっすぐ総司に向けたまま、愉快そうに微笑むばかりだ。
「そうなんですか、なんてさくっと言えるほど肝は据わってねえよ。夢だ、これは」
「しつこいわね。痛みがあれば納得するのかしら」
どういう原理か、レヴァンチェスカの指にバチバチと雷が宿った。総司は思わず椅子を引いて後ろに下がりながら、慌てて言った。
「いや、勘弁してくれ。わかった、夢じゃないのは受け入れる」
「ついでにここが違う世界だってことも受け入れなさいよ」
「そう言ったって……なあ?」
「なあとはなんだ、なあとは。男らしくない」
「……さっきからその、なんかバチバチやったり、さっきのもそうだけど」
「あぁ、言ってなかったっけ。“こっち”には魔法があるのよ魔法が」
「頭が痛くなってきた……」
「あら、良かったじゃない。痛いんでしょ? 夢じゃないってことね」
大草原と大自然、遠くに見える湖畔――――観光名所もかくやという雄大な景色の中にはしかし、生き物の気配が微塵も感じられなかった。正確には動物か。植物は多かれども、生きた動物の姿がわずかも見られない。
「レヴァンチェスカさん」
「気持ちの悪い呼び方ね。レヴァンチェスカと呼んでいいわ。敬意を込めて“女神さま”でもいいけどね」
「……レヴァンチェスカ、とりあえず続きを話してくれ。ここが異世界だって言うならだ」
「だって言うなら?」
「どうして俺はここにいる?」
「まっとうな質問ね。ようやく冷静になってくれたみたいで嬉しいわ」
レヴァンチェスカはカップを置いて、一呼吸置いて告げた。
「私が呼んだからよ」
「答えになってない」
「今から説明するわ。でもまあそれは」
ふわりと、甘い花のような香りを漂わせながら、レヴァンチェスカはそっと立ち上がる。
「歩きながらでも出来ること。さあ、行きましょう総司。あなたの新たな故郷となる場所よ」
緩やかな坂を下り、森の中の小道に入る。
やはり、動物の気配はしなかった。これほどの大自然の中にあって、聞こえてくるのは風の音、木々のさざめき、それだけだ。小鳥がさえずる音の一つも聞こえてこない。爽やかな朝の陽ざしの中で、どこか寂しく、恐ろしさを覚えるほどの静けさだ。
「危機的状況にあるのよ、私の世界は」
少しも危機感のない声で、レヴァンチェスカはそう言った。
「あなたがさっき驚いたとおり、私の世界はあなたの世界とは異なる発展を遂げている。二つは背中合わせに存在しているようなものだけど。あなたの常識で言う“物語の世界”のような、そんな世界で――――その安寧が、崩されようとしている」
剣と魔法の世界。そんな陳腐な単語が総司の脳裏に浮かんだが、口には出さないことにした。見透かしたようなレヴァンチェスカの横目がどこかくすぐったい。
「その状況を打破するためにはどうしても必要だったのよ。異界の力――――私の世界の法則から逸脱した住人の力がね」
「いや、悪い、あんたの言う話が全部事実だったとしてなんだけど」
眉唾物の話だし、今なお夢と疑っているものの、それでは話が進みそうもない。総司は言葉を選びながら言った。
「悪いけど、俺にはそんな大層な力はないぞ。ダンク決められるとかそういう話じゃないんだろ?」
「バスケットボールだっけ? あれは良いわね~、見ていて楽しかったわ。もちろんそういう話じゃないけどね」
くすくすと笑いながら、少女はすぱっと言い放った。
レヴァンチェスカは驚くほど華奢な体つきをしていた。それもそのはず、彼女の見た目は、17歳になる総司よりも更に幼く見えた。よく見積もっても中学生、というのが関の山。背もさほど高くはないので、180cmを超える総司から見ればまるで子供のようだ。
子供のようなのに――――かもし出す雰囲気や、どこか人を圧倒するような独特の気配が、彼女を高貴で尊い存在に思わせてならない。
「“違う世界の住人である”ということが大事なのよ。まあ、そうね。あなたでなくても良かったのは確か。あなたを選んだのは、私がたまたまあなたを見て、偶然にも気に入っちゃったからってだけ。クジ運が良すぎたかしらね、総司?」
「……ちょっと待て」
小道の最中で、総司は足を止めた。
「あら、どうしたの?」
「本当に……本当に俺は、違う世界へ連れてこられたんだな? たちの悪い壮大なドッキリ企画に巻き込まれているわけじゃあないんだな?」
「そう言っていると思っていたけれど、なぁに? まだ信じてなかっ――――」
「俺の家族は!? 親父はどうなる!? あぁそうだ、どんだけ時間が経ったか知らないけど、今頃探してるかもしれない!」
「それは問題ないわ」
レヴァンチェスカは、「何だそんなことか」とでも言うように、あっさりと言い切った。
「問題ない……? おい、どういう――――」
「現状の説明が先よ。あなたが知りたいことはほとんど全部ちゃんと教えてあげられる。けど、物事には順序があるの」
総司としては、到底納得のできる返答ではなかった。
しかし、何も言えない。レヴァンチェスカの先を行く背中が、その圧倒的な気配が、総司に勝手な発言を許さなかった。
しばらく自然の中を歩いた後、開けた場所に出た。
草原の丘から見下ろしていた、美しい湖のほとりに辿り着いたのだ。
レヴァンチェスカは、湖畔にひっそりと建っていた大聖堂へ、迷いなく歩を進めていく。総司も黙ってその後をついていった。
大聖堂の扉は、誰が何をするでもなく、ひとりでにゆっくりと開いた。総司はその光景にもう驚くのも面倒になっていたが、ふと、扉のはるか上に飾られているステンドグラスに目を留めた。
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