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第二章 誇り高きルディラント
第六話 たった一人の巡礼者③
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長い階段を抜けると、一気に開けた場所に出た。
石造りの広場ではあるが、最初にたどり着いた大きな広場よりはこじんまりとしているし、何よりここは石の建造物だけではない。木々が生い茂り、自然にあふれていた。透き通った水が通り過ぎる水路があり、噴水も水飲み場もある。スヴェンはその水を口に含み、水筒にも入れた。
「お前らも飲んでおけよ。見ての通り別に毒もねえし」
総司とリシアもスヴェンに倣って、新鮮な水を飲む。高濃度の魔力を含む水は、二人の体を驚くほど回復させた。ちょっとした疲労感も、この水で消し飛ばされたかのように体が軽くなった。
「こいつはすげえ……」
「巡礼者の休憩所ってところかね。小鳥の一羽もいそうなもんだが、出会ったこともねえな」
そう言うと、スヴェンはしばらく総司の顔をじーっと見つめた。
「……なんだよ?」
「お前の左目は、生まれつきか?」
「いや、違う。なんだかよくわからねえが、ついこの前こうなっちまった。魔法の痕跡らしいんだがな……」
「ふーん」
ジャバジャバと手洗い場で手を洗ったかと思うと、スヴェンの目がぎらりと光った。
「でぇい!」
「うわあああ!」
両手いっぱいの水を、総司の顔面めがけて浴びせかける。見事に直撃をくらった総司は、ぶるぶると顔を振って水を払うと、スヴェンの胸倉につかみかかった。
「何しやがるんだあんたはぁ!」
「はっはっは、すまんすまん! 治るんじゃねえかと思って!」
「なら一言言えばいいだけじゃねえかよ、目を洗ってみたらどうかってよ!」
「手間を省いてやろうかと思って!」
「嘘つけやりたかっただけだろ!」
「結論としては意味なかったわ!」
「だろうな!」
広場を抜け、崩れた通路をひょいひょいっと軽やかにわたっていくと、階段が崩れて途切れた場所に差し掛かった。
気づかないうちに随分と高い場所に登ってきたようで、山肌に沿う通路からは海岸線が一望できる。
「”ジノヴィオス”」
スヴェンの魔法で、水色のスライムがぐいっと伸びて、落ちてしまった通路の代わりを果たした。ぐにぐにとなんとも不安をあおる踏み心地ではあったが、三人は無事に階段を渡りきることが出来た。
「便利なもんだなぁ」
「だろ? つっても、ここまで変幻自在なのはこの島でだけだがな」
「そうなのか?」
「強度も自由度も、普通にこの島の外で扱うのとは比べ物にならねえよ。何せこの島は、空気に満ちる魔力が高いからな。俺の何でもない魔法もその力を増してる。多分お前らもそうだろ」
リシアが言っていた。背中を押されるような感覚があると。スヴェンの万能に見える魔法も、この島だからこそここまで便利なものに昇華されているということだ。
スヴェンはよれよれの外套のポケットから、随分と錆びついた蓋つきの懐中時計を取り出す。方位を示す役目でもあるのか、右へ左へふらふらーっと歩きながら懐中時計を眺めた後、スヴェンは頷いた。
「この辺だな」
何の変哲もない石の壁の一つを押し込む。ガコン、と石が引っ込んで、自然の崖に見えた上部の岩肌の一部が大口を開けた。ばらりと縄梯子が降りてきて、新たな行き先を示す。
「日によって変わるらしいんだよ、この仕掛けの位置は。俺も最初は苦労したぜ――――」
スヴェンが縄梯子に手と足をかけ、体重を預けた。その途端、またしてもガシャコン、と一瞬だけ縄梯子が下がるとともに、何かの仕掛けが作動する音がした。
「……ガシャコン?」
「……昨日もここへ来たか、スヴェン?」
「ああ、まあ、他にやることもねえしな」
「昨日と位置は変わってたか?」
「……そういやそうだな……一応調べてみたが、言われてみりゃ同じような位置の石を押し込んだ気が……」
「じゃあ、日によって変わってねえじゃねえか」
「確かに」
ゴロゴロと、何かが転がってくる不吉な音が聞こえる。
「ちなみに間違うと何が起きる?」
「最初やらかしたときは、上からでけぇ鉄球が――――」
遥か頭上から、巨大な鉄の塊が降ってくるのが見えた。
「――――降ってきたっけなぁ」
総司が空中へ飛び出し、巨剣を振るう。
真っ二つに切り裂かれた鉄球が、轟音を立てながら山肌を転がり落ちていった。
「慎重に! 慎重に進んでくれ!」
リシアが叫ぶと、スヴェンは悪い悪い、と頭をかいた。
「さっきの虫みたいな仕掛けがあったら終わりだったぞ……」
「まったく……おい、本当にあの男を信用して大丈夫か?」
「別に信用しきってるわけじゃねえよ。でも、俺達にも他に選択肢はないだろ?」
「それはそうかもしれんが……」
「いやいや大丈夫だ、もうヘマはしねえって」
「ならいいんだがな……」
別のルートから上方へ向かい、その後も何度か罠にかかりながら――――これは決してスヴェンだけが悪いわけではなく、三人ともがそれぞれいろいろとミスを重ねた結果だが――――辿り着いたのは、スヴェンの言う本殿、この広大な神殿領域の、最奥ともいえる場所だった。
崩れ落ち、リシアの言う通り外部からの力によって破壊しつくされた神殿は、朽ちてなお神秘的なオーラを放ち、三人の旅人を静寂に迎え入れた。更に奥には小高い丘が見え、そこへ至る通路も見て取れる。その先には、ガーミシュ村の端から見えた、あの塔と思しき建造物が見える。
総司の記憶にある神殿と言えば、かの有名なパルテノン神殿が挙げられる。巨大な石柱で囲われた、神をまつる場所。この神殿も似た構造に見えるが、記憶にあるものとは少し違って、神殿と教会がハイブリッドされたような構造になっている。
かつて人が住んでいたのかもしれないと思わせる回廊やいくつもの尖塔が、その予想を確信めいたものに変える。ここにはかつて生命の営みがあったようだ。
木々に囲われ、穏やかな日の光が照らす神秘的な空間にはしかし、何か特別な力を感じるというような違和感はない。
それに何より、総司はまだ『その場所』まで辿り着いていないという確信を持っていた。
女神レヴァンチェスカの存在だ。総司が次なる“オリジン”に辿り着いたなら、恐らく女神は姿を現す。しかしそれがないからには、この場所はまだ、総司が辿り着くべき場所ではないということだ。
「ふぅ……ふっ……!」
リシアが突然膝をつき、苦しそうに荒い息を吐いた。
「リシア!?」
それまでそんな様子は少しも見せていなかった。総司は大慌てでリシアのそばに駆け寄り、その肩を支える。
「どうした、何か罠が……」
「あー、大丈夫だ。じきに慣れる」
「何言ってんだ! スヴェン、水くれ! リシアにも……」
「い、いや、大丈夫だ、スヴェンの言うことは正しい」
リシアが苦しそうな顔に、わずかな笑みを浮かべる。
本当に緊急を要するような苦しみではないらしい。スヴェンは頷いて、
「魔力が濃すぎるんだよ、ここは」
「超高濃度の魔力……それも、他の場所にはない特殊な波長……」
「そう。島全体が破格の魔力を保っているのはこれまで歩いてきたとおりだが、ここは格別だ。並の生物なら気絶するぐらいのもんだが、大したもんだな」
総司は何も感じていなかった。確かに高い魔力は肌で感じ取れるものの、苦痛はなかった。
だが、総司は特殊で、リシアは抜きんでた才能を持っているとはいえ、その力は女神の騎士に及ぶほどではない。息苦しさに似た苦痛を覚えて、リシアはたまらず膝をついてしまった。
「済まない……足を引っ張ってしまって……」
「何をバカなこと言ってんだ。おいスヴェン、本当にすぐ慣れるんだろうな。今すぐここから連れ出した方が良いってことはないよな?」
「それじゃいつまで経っても先へは進めねえぞ。それにさっき言ったとおりだ。最悪気絶する程度、慣れてきたら普通に動ける。お嬢さんは最初から、意識を保って耐えきれるだけの強さがあるみたいだし、重症にはならねえよ」
「……信じるぞ」
リシアに膝を貸し、しばらく安静にさせる。水を飲ませて休ませると、確かに少しずつ顔色がよくなっていった。
「もう大丈夫だ……手間を掛けたな」
「だから気にするなって。動けるか? もう少し休んでも……」
「いや、問題ない。十分に休んだし、もう違和感も消えた」
「へえ」
スヴェンが心底感心したように声を漏らす。
「思っていたより倍は早いな……名の知れた魔法の使い手か?」
「レブレーベントの騎士だ。情けない姿を晒したが」
「レブレーベント……あぁ、なるほど」
スヴェンは何か一人で納得して、すっと立ち上がった。
「問題ないなら進むか。目的地はすぐそこだ。けど、さっき言った通り、別にそれらしいもんはないと思うけどな」
石造りの広場ではあるが、最初にたどり着いた大きな広場よりはこじんまりとしているし、何よりここは石の建造物だけではない。木々が生い茂り、自然にあふれていた。透き通った水が通り過ぎる水路があり、噴水も水飲み場もある。スヴェンはその水を口に含み、水筒にも入れた。
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総司とリシアもスヴェンに倣って、新鮮な水を飲む。高濃度の魔力を含む水は、二人の体を驚くほど回復させた。ちょっとした疲労感も、この水で消し飛ばされたかのように体が軽くなった。
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「でぇい!」
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「結論としては意味なかったわ!」
「だろうな!」
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気づかないうちに随分と高い場所に登ってきたようで、山肌に沿う通路からは海岸線が一望できる。
「”ジノヴィオス”」
スヴェンの魔法で、水色のスライムがぐいっと伸びて、落ちてしまった通路の代わりを果たした。ぐにぐにとなんとも不安をあおる踏み心地ではあったが、三人は無事に階段を渡りきることが出来た。
「便利なもんだなぁ」
「だろ? つっても、ここまで変幻自在なのはこの島でだけだがな」
「そうなのか?」
「強度も自由度も、普通にこの島の外で扱うのとは比べ物にならねえよ。何せこの島は、空気に満ちる魔力が高いからな。俺の何でもない魔法もその力を増してる。多分お前らもそうだろ」
リシアが言っていた。背中を押されるような感覚があると。スヴェンの万能に見える魔法も、この島だからこそここまで便利なものに昇華されているということだ。
スヴェンはよれよれの外套のポケットから、随分と錆びついた蓋つきの懐中時計を取り出す。方位を示す役目でもあるのか、右へ左へふらふらーっと歩きながら懐中時計を眺めた後、スヴェンは頷いた。
「この辺だな」
何の変哲もない石の壁の一つを押し込む。ガコン、と石が引っ込んで、自然の崖に見えた上部の岩肌の一部が大口を開けた。ばらりと縄梯子が降りてきて、新たな行き先を示す。
「日によって変わるらしいんだよ、この仕掛けの位置は。俺も最初は苦労したぜ――――」
スヴェンが縄梯子に手と足をかけ、体重を預けた。その途端、またしてもガシャコン、と一瞬だけ縄梯子が下がるとともに、何かの仕掛けが作動する音がした。
「……ガシャコン?」
「……昨日もここへ来たか、スヴェン?」
「ああ、まあ、他にやることもねえしな」
「昨日と位置は変わってたか?」
「……そういやそうだな……一応調べてみたが、言われてみりゃ同じような位置の石を押し込んだ気が……」
「じゃあ、日によって変わってねえじゃねえか」
「確かに」
ゴロゴロと、何かが転がってくる不吉な音が聞こえる。
「ちなみに間違うと何が起きる?」
「最初やらかしたときは、上からでけぇ鉄球が――――」
遥か頭上から、巨大な鉄の塊が降ってくるのが見えた。
「――――降ってきたっけなぁ」
総司が空中へ飛び出し、巨剣を振るう。
真っ二つに切り裂かれた鉄球が、轟音を立てながら山肌を転がり落ちていった。
「慎重に! 慎重に進んでくれ!」
リシアが叫ぶと、スヴェンは悪い悪い、と頭をかいた。
「さっきの虫みたいな仕掛けがあったら終わりだったぞ……」
「まったく……おい、本当にあの男を信用して大丈夫か?」
「別に信用しきってるわけじゃねえよ。でも、俺達にも他に選択肢はないだろ?」
「それはそうかもしれんが……」
「いやいや大丈夫だ、もうヘマはしねえって」
「ならいいんだがな……」
別のルートから上方へ向かい、その後も何度か罠にかかりながら――――これは決してスヴェンだけが悪いわけではなく、三人ともがそれぞれいろいろとミスを重ねた結果だが――――辿り着いたのは、スヴェンの言う本殿、この広大な神殿領域の、最奥ともいえる場所だった。
崩れ落ち、リシアの言う通り外部からの力によって破壊しつくされた神殿は、朽ちてなお神秘的なオーラを放ち、三人の旅人を静寂に迎え入れた。更に奥には小高い丘が見え、そこへ至る通路も見て取れる。その先には、ガーミシュ村の端から見えた、あの塔と思しき建造物が見える。
総司の記憶にある神殿と言えば、かの有名なパルテノン神殿が挙げられる。巨大な石柱で囲われた、神をまつる場所。この神殿も似た構造に見えるが、記憶にあるものとは少し違って、神殿と教会がハイブリッドされたような構造になっている。
かつて人が住んでいたのかもしれないと思わせる回廊やいくつもの尖塔が、その予想を確信めいたものに変える。ここにはかつて生命の営みがあったようだ。
木々に囲われ、穏やかな日の光が照らす神秘的な空間にはしかし、何か特別な力を感じるというような違和感はない。
それに何より、総司はまだ『その場所』まで辿り着いていないという確信を持っていた。
女神レヴァンチェスカの存在だ。総司が次なる“オリジン”に辿り着いたなら、恐らく女神は姿を現す。しかしそれがないからには、この場所はまだ、総司が辿り着くべき場所ではないということだ。
「ふぅ……ふっ……!」
リシアが突然膝をつき、苦しそうに荒い息を吐いた。
「リシア!?」
それまでそんな様子は少しも見せていなかった。総司は大慌てでリシアのそばに駆け寄り、その肩を支える。
「どうした、何か罠が……」
「あー、大丈夫だ。じきに慣れる」
「何言ってんだ! スヴェン、水くれ! リシアにも……」
「い、いや、大丈夫だ、スヴェンの言うことは正しい」
リシアが苦しそうな顔に、わずかな笑みを浮かべる。
本当に緊急を要するような苦しみではないらしい。スヴェンは頷いて、
「魔力が濃すぎるんだよ、ここは」
「超高濃度の魔力……それも、他の場所にはない特殊な波長……」
「そう。島全体が破格の魔力を保っているのはこれまで歩いてきたとおりだが、ここは格別だ。並の生物なら気絶するぐらいのもんだが、大したもんだな」
総司は何も感じていなかった。確かに高い魔力は肌で感じ取れるものの、苦痛はなかった。
だが、総司は特殊で、リシアは抜きんでた才能を持っているとはいえ、その力は女神の騎士に及ぶほどではない。息苦しさに似た苦痛を覚えて、リシアはたまらず膝をついてしまった。
「済まない……足を引っ張ってしまって……」
「何をバカなこと言ってんだ。おいスヴェン、本当にすぐ慣れるんだろうな。今すぐここから連れ出した方が良いってことはないよな?」
「それじゃいつまで経っても先へは進めねえぞ。それにさっき言ったとおりだ。最悪気絶する程度、慣れてきたら普通に動ける。お嬢さんは最初から、意識を保って耐えきれるだけの強さがあるみたいだし、重症にはならねえよ」
「……信じるぞ」
リシアに膝を貸し、しばらく安静にさせる。水を飲ませて休ませると、確かに少しずつ顔色がよくなっていった。
「もう大丈夫だ……手間を掛けたな」
「だから気にするなって。動けるか? もう少し休んでも……」
「いや、問題ない。十分に休んだし、もう違和感も消えた」
「へえ」
スヴェンが心底感心したように声を漏らす。
「思っていたより倍は早いな……名の知れた魔法の使い手か?」
「レブレーベントの騎士だ。情けない姿を晒したが」
「レブレーベント……あぁ、なるほど」
スヴェンは何か一人で納得して、すっと立ち上がった。
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