73 / 155
第二章 誇り高きルディラント
第七話 千年前の反逆者②
しおりを挟む
神殿を抜け、裏の小道に出る。苛烈な侵略の爪痕が残るこれまでの道のりの中でも、ことさらにすさまじい攻撃にさらされた形跡がある。
まるで、ロアダークの目的はこの先にあったと示唆するかのように。
「……そういう目で見ると、酷いな」
無残に破壊しつくされた塔を見て、総司が眉をひそめてつぶやいた。
かつては背の高い塔だったのだろう。だが、破壊されて崩れ落ち、朽ち果てた今、少し見上げれば頂が見える程度の高さしかない。ちょっとしたこじんまりとした物見の塔という程度の高さだ。
崩れた階段を少し上がり、開けた穴から外を見ると、島の海岸が見えた。総司たちがこの島に踏み入ってきた桟橋も見える。
「ま、景色は良いな」
これまで歩んできた石造りの巡礼の道が、外から見える分は一望できる。スヴェンが崩れそうな天井を指さした。
「ほれ」
二人が見上げると、割れてよくわからないが、何か絵が描かれているのがわかった。
わずかに見て取れる痕跡が、ルディラントの時計塔を描いているのではないかと思わせる。
「恐らくルベルだ。大昔はこの場所から見えていたんじゃねえのかな。今はどういう仕掛けか、海の向こうには何もないけどな」
内側からは見ることのできない黒い風が、この島の周囲を隠しているのだろう。どこまでも果てしなく続く海しか見えない。
部屋の中には、割れたティーカップの破片と、壊れたテーブルセットの残骸が転がっていた。石造りの建造物はともかく、陶器類はもっと劣化していそうなものだが、無残に破壊されてはいるものの、かつてティーカップであったことがわかる程度には破片が形をとどめている。
「俺が調べた限り、さっきの文字ほどお前らが興味持ちそうなもんはないと思うが」
その辺の壁をぱっぱっと払って、刻まれた文字に目を走らせながら、スヴェンが言う。
「……この破壊の跡を見ると、私には、ロアダークはこの場所をこそ、何とかして破壊したかったのだと思える……だが、どうにも、そこまで価値ある場所には見えない……」
「そりゃ千年前の建物だからな。何か価値ある場所だったとして、その価値の根源がここにはもうねえのかもな」
リシアが声をひそめ、総司に言った。
「それがもしオリジンだったならば……千年も前に、ロアダークの手で……」
「壊されているか、持ち去られているか、ってことになる……でも、まだそうと決まったわけじゃねえよ」
「お前らの望みが何かはわからねえが、それは見りゃわかるぐらい貴重なものか?」
スヴェンが聞くと、総司もリシアも顔を見合わせた。
「……形も大きさも定かではないが、少なくとも特別な魔力を秘めたものだ。特にソウシが近づけば、それとすぐにわかるだろう」
「へーえ、そいつはまた……ま、詳しくは聞かねえけど。けどなあ、俺も結構この島を歩き回ったが、それらしいもんは見てねえぞ。見ての通り、結構広いし、隠し部屋も盛りだくさんだ。んなもん一つ一つ探し回ってちゃあ、数日どころじゃ済まねえかもよ」
「……そうだな」
総司は頷いて、
「思っていたより危険はなかったし、この課題、俺達だけで考えるよりも、知恵を借りた方が良さそうだ。一度戻るか、リシア」
「ああ。それに、予想外の収穫もあった。決して無駄足ではない」
「よぉし決まりだ! ってことで、帰るとしようぜ! 俺も一緒にな!」
「……そういう約束だったけどさ」
声が弾みだしたスヴェンを見て、総司は呆れたように言った。
「帰る前に寄りたいところがあってよ。そこだけ付き合ってくれ。なに、損はさせねえよ、多分な」
「寄りたいところ……?」
スヴェンの案内に従い、神殿の隣の空地へ移動する。
違和感を覚える場所だった。ここに至るまで自然と調和する通路も多かったが、基本的には石造りの床や壁がずっと続いていたのに、むき出しの地面が広がっている空地だ。
静寂に包まれた、あまりにも物寂しい空間。生命の営みを少しも感じさせない土の広場だ。
島全体が神殿の領域と化しており、かつては居住区だったであろう場所も数多くあった。だからこの場所があまりにも異質で、総司はなぜか得体の知れない寒気を覚えた。
「お前らに見せてやろうと思ってな。面白いぜ。言い伝えが事実なら、ロアダークの破壊を免れた場所だ」
「……破壊を免れた、というか」
「破壊するような場所がないように思うが……」
「あーいや、ここじゃなくてな。下だ。見てろ……」
スヴェンが空地の中心地に手を当てて、魔力を流した。
「恐らく避難場所、有事の際の隠れ家みたいなものだったんだろうな。しばらくするとこの辺一帯が光って――――」
スヴェンの言葉通り、彼が手を当てた場所から幾何学模様のような光が走り、空地を隅々まで覆い始めた。
「……光って……」
最初は淡い青色の光だったそれが、不吉な漆黒の稲妻が走ると同時に、深紅を湛え始めた。この仕掛けを始めてみる総司とリシアは何も違和感を覚えていなかったが、スヴェンの言葉が不自然に途切れた。
「何だ……?」
「どうした?」
「いや、こんな色じゃなかったような……」
円形の空地が、「口」へと変わる。轟音と共にがばっと開いた巨大な何かの大口が、地面の中から飛び出してきて、三人を一口で包み込もうとしていた。
「なにぃぃぃぃ!」
「くっ――――!」
リシアの反応が最も早かった。一瞬だけ総司と視線を交わしたのち、彼女は振り返ることもせず、一目散に口の外へと飛び出す。それは彼への信頼の表れだ。
続いて総司が凄まじい速さで、虚を突かれたスヴェンを抱えて飛び出した。ガキン、と金属がぶつかり合うような嫌な音がする。地面から飛び出してきた何かが、口を閉じた音だろう。
神殿の方向まで転がり出た三人は、目の前の光景にただ圧倒された。
獣ではない。中国に伝わる「龍」のような長い体。広々とした空地全てを一飲みにするほどの巨大な口に見合った、天にも届くほどの巨大な姿。しかし、顔の形は「龍」そのものではあっても、全容は似ても似つかない。
まるで人造にも見える金属の体躯。節が細かく分かれた長い胴体は、それぞれの塊が互い違いの方向にゆっくりと回転している。深い紫色の体躯が、不気味さをより際立たせていた。
ムカデのように無数の足のような刃が体から飛び出ているが、細かく分かれた胴体が回転しているために、その刃もばらばらの方向へ突き出ている。
機械仕掛けの龍の化け物。電球のように光る深紅の瞳が見開かれ、正体不明の魔獣は雄たけびを上げた。
その咆哮の威力たるや、とても形容できたものではなかった。大地が震え、空が震え、島全体が恐れおののくかのように震え上がる。
空中でうねうねととぐろを巻くように旋回し、侵入者を睨みつけるその姿は、神の使いのようにも、悪魔の手先のようにも見えた。
まるで、ロアダークの目的はこの先にあったと示唆するかのように。
「……そういう目で見ると、酷いな」
無残に破壊しつくされた塔を見て、総司が眉をひそめてつぶやいた。
かつては背の高い塔だったのだろう。だが、破壊されて崩れ落ち、朽ち果てた今、少し見上げれば頂が見える程度の高さしかない。ちょっとしたこじんまりとした物見の塔という程度の高さだ。
崩れた階段を少し上がり、開けた穴から外を見ると、島の海岸が見えた。総司たちがこの島に踏み入ってきた桟橋も見える。
「ま、景色は良いな」
これまで歩んできた石造りの巡礼の道が、外から見える分は一望できる。スヴェンが崩れそうな天井を指さした。
「ほれ」
二人が見上げると、割れてよくわからないが、何か絵が描かれているのがわかった。
わずかに見て取れる痕跡が、ルディラントの時計塔を描いているのではないかと思わせる。
「恐らくルベルだ。大昔はこの場所から見えていたんじゃねえのかな。今はどういう仕掛けか、海の向こうには何もないけどな」
内側からは見ることのできない黒い風が、この島の周囲を隠しているのだろう。どこまでも果てしなく続く海しか見えない。
部屋の中には、割れたティーカップの破片と、壊れたテーブルセットの残骸が転がっていた。石造りの建造物はともかく、陶器類はもっと劣化していそうなものだが、無残に破壊されてはいるものの、かつてティーカップであったことがわかる程度には破片が形をとどめている。
「俺が調べた限り、さっきの文字ほどお前らが興味持ちそうなもんはないと思うが」
その辺の壁をぱっぱっと払って、刻まれた文字に目を走らせながら、スヴェンが言う。
「……この破壊の跡を見ると、私には、ロアダークはこの場所をこそ、何とかして破壊したかったのだと思える……だが、どうにも、そこまで価値ある場所には見えない……」
「そりゃ千年前の建物だからな。何か価値ある場所だったとして、その価値の根源がここにはもうねえのかもな」
リシアが声をひそめ、総司に言った。
「それがもしオリジンだったならば……千年も前に、ロアダークの手で……」
「壊されているか、持ち去られているか、ってことになる……でも、まだそうと決まったわけじゃねえよ」
「お前らの望みが何かはわからねえが、それは見りゃわかるぐらい貴重なものか?」
スヴェンが聞くと、総司もリシアも顔を見合わせた。
「……形も大きさも定かではないが、少なくとも特別な魔力を秘めたものだ。特にソウシが近づけば、それとすぐにわかるだろう」
「へーえ、そいつはまた……ま、詳しくは聞かねえけど。けどなあ、俺も結構この島を歩き回ったが、それらしいもんは見てねえぞ。見ての通り、結構広いし、隠し部屋も盛りだくさんだ。んなもん一つ一つ探し回ってちゃあ、数日どころじゃ済まねえかもよ」
「……そうだな」
総司は頷いて、
「思っていたより危険はなかったし、この課題、俺達だけで考えるよりも、知恵を借りた方が良さそうだ。一度戻るか、リシア」
「ああ。それに、予想外の収穫もあった。決して無駄足ではない」
「よぉし決まりだ! ってことで、帰るとしようぜ! 俺も一緒にな!」
「……そういう約束だったけどさ」
声が弾みだしたスヴェンを見て、総司は呆れたように言った。
「帰る前に寄りたいところがあってよ。そこだけ付き合ってくれ。なに、損はさせねえよ、多分な」
「寄りたいところ……?」
スヴェンの案内に従い、神殿の隣の空地へ移動する。
違和感を覚える場所だった。ここに至るまで自然と調和する通路も多かったが、基本的には石造りの床や壁がずっと続いていたのに、むき出しの地面が広がっている空地だ。
静寂に包まれた、あまりにも物寂しい空間。生命の営みを少しも感じさせない土の広場だ。
島全体が神殿の領域と化しており、かつては居住区だったであろう場所も数多くあった。だからこの場所があまりにも異質で、総司はなぜか得体の知れない寒気を覚えた。
「お前らに見せてやろうと思ってな。面白いぜ。言い伝えが事実なら、ロアダークの破壊を免れた場所だ」
「……破壊を免れた、というか」
「破壊するような場所がないように思うが……」
「あーいや、ここじゃなくてな。下だ。見てろ……」
スヴェンが空地の中心地に手を当てて、魔力を流した。
「恐らく避難場所、有事の際の隠れ家みたいなものだったんだろうな。しばらくするとこの辺一帯が光って――――」
スヴェンの言葉通り、彼が手を当てた場所から幾何学模様のような光が走り、空地を隅々まで覆い始めた。
「……光って……」
最初は淡い青色の光だったそれが、不吉な漆黒の稲妻が走ると同時に、深紅を湛え始めた。この仕掛けを始めてみる総司とリシアは何も違和感を覚えていなかったが、スヴェンの言葉が不自然に途切れた。
「何だ……?」
「どうした?」
「いや、こんな色じゃなかったような……」
円形の空地が、「口」へと変わる。轟音と共にがばっと開いた巨大な何かの大口が、地面の中から飛び出してきて、三人を一口で包み込もうとしていた。
「なにぃぃぃぃ!」
「くっ――――!」
リシアの反応が最も早かった。一瞬だけ総司と視線を交わしたのち、彼女は振り返ることもせず、一目散に口の外へと飛び出す。それは彼への信頼の表れだ。
続いて総司が凄まじい速さで、虚を突かれたスヴェンを抱えて飛び出した。ガキン、と金属がぶつかり合うような嫌な音がする。地面から飛び出してきた何かが、口を閉じた音だろう。
神殿の方向まで転がり出た三人は、目の前の光景にただ圧倒された。
獣ではない。中国に伝わる「龍」のような長い体。広々とした空地全てを一飲みにするほどの巨大な口に見合った、天にも届くほどの巨大な姿。しかし、顔の形は「龍」そのものではあっても、全容は似ても似つかない。
まるで人造にも見える金属の体躯。節が細かく分かれた長い胴体は、それぞれの塊が互い違いの方向にゆっくりと回転している。深い紫色の体躯が、不気味さをより際立たせていた。
ムカデのように無数の足のような刃が体から飛び出ているが、細かく分かれた胴体が回転しているために、その刃もばらばらの方向へ突き出ている。
機械仕掛けの龍の化け物。電球のように光る深紅の瞳が見開かれ、正体不明の魔獣は雄たけびを上げた。
その咆哮の威力たるや、とても形容できたものではなかった。大地が震え、空が震え、島全体が恐れおののくかのように震え上がる。
空中でうねうねととぐろを巻くように旋回し、侵入者を睨みつけるその姿は、神の使いのようにも、悪魔の手先のようにも見えた。
0
あなたにおすすめの小説
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
で、お前が彼女に嫌がらせをしている理由を聞かせてもらおうか?
Debby
恋愛
ヴェルトが友人からの手紙を手に辺境伯令嬢であるレィディアンスの元を訪れたのは、その手紙に「詳細は彼女に聞け」と書いてあったからだ。
簡単にいうと、手紙の内容は「学園で問題を起こした平民──エボニーを妻として引き取ってくれ」というものだった。
一方その話を聞いてしまった伯爵令嬢のオリーブは動揺していた。
ヴェルトとは静かに愛を育んできた。そんな自分を差し置いて、言われるがまま平民を妻に迎えてしまうのだろうか。
そんなオリーブの気持ちを知るはずもないエボニーは、辺境伯邸で行儀見習いをすることになる。
オリーブは何とかしてヴェルトを取り戻そうと画策し、そのことを咎められてしまう。もう後は無い。
オリーブが最後の望みをかけてヴェルトに自分を選んで欲しいと懇願する中、レィディアンスが静かに口を開いた。
「で、そろそろお前が彼女に嫌がらせをしている理由を聞かせてもらおうか」
「はい?」
ヴェルトは自分が何を言われたのか全く理解が出来なかった。
*--*--*
覗いてくださりありがとうございます。(* ᴗ ᴗ)⁾⁾
★全31話7時19時更新で、全話予約投稿済みです。
★★「このお話だけ読んでいただいてもOKです!」という前提のもと↓↓↓
このお話は独立した一つのお話ですが、「で。」シリーズのサイドストーリーでもあり、第一弾「で、私がその方に嫌がらせをする理由をお聞かせいただいても?」の「エボニーその後」でもあります(あるいは「最終話」のその後)。
第一弾「で、私がその方に嫌がらせをする理由をお聞かせいただいても?」
第二弾「で、あなたが私に嫌がらせをする理由を伺っても?」
第三弾「で、あなたが彼に嫌がらせをする理由をお話しいただいても?」
どれも女性向けHOTランキングに入り、特に第二弾はHOT一位になることが出来ました!(*´▽`人)アリガトウ
もしよかったら宜しくお願いしますね!
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる