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第三章 清廉なるティタニエラ
第四話 裁きを代行する獣①
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皆に少し遅れて転移の魔法を抜けたベルは、移動の勢いのままわずかに前によろけ、そして軽くぶつかった。
門のすぐ前で止まっていた総司の背中にぶつかってしまったのである。
「あうっ」
よろけるベルをリシアがぱっと支える。ベルはリシアに礼を言いながら、ぼんやりと立ち尽くしている総司に文句の一つも言おうとして――――呆気に取られてしまった。
「……は……?」
リシアはその時、レブレーベント女王のとある言葉を思い出していた。
悲劇の街シエルダを離れ、王都シルヴェンスへと向かう道中。霊峰イステリオスに入った時、神獣の一角“ビオステリオス”と出会った。ビオステリオスは特に攻撃的な姿勢を見せることもなく、総司の旅路を祝福するかのように、レブレーベントの国家に似た歌声を送ってくれた。女王エイレーンはその時、こう述べていたのだ。
“リスティリアの神獣たちの方が、ソウシのことをよく知っているのだろうね”
思えば、これまで出会った二体の神獣はいずれも、総司のことを女神の騎士であると認識し、ビオステリオスは祝福を贈り、ウェルステリオスはルディラントの真実を解き明かすためのヒントを贈った。
その例に漏れないとするのであれば、ジャンジットテリオスもまた知っているのだ。総司が女神を救う救世主としての旅路を歩み、いずれ“オリジン”を求めて、自分の元へとやってくるだろうことを。
だとするのならば、ジャンジットテリオスが総司に贈るのは何か。
ティタニエラの秘宝“レヴァンディオール”であろうか。いや、違う。天空の覇者が救世主に与えるのは、「試練」。
「俺が来るってわかってたんだな……」
クルセルダ諸島と呼ばれる四つの島々を踏破しなければならないと、事前に話し合いをしていた。エルフの皆に、島の踏破に役立つ便利グッズを数多くもらって、しっかりと準備を整えてきた。しかしそれらすべてはどうやら無駄に終わったようだ。
そこにあるのは、天高くまで聳える白亜の塔だった。
海岸からほど近い島のほぼ全体を土台として、見上げるほど遥か天の彼方にまでそびえたつ塔へと、既に海岸から白亜の道が続いている。道の幅は広く、ゆうに五十メートルはある巨大なもの。総司の何十倍もの体格を持つ巨人の勇者が来ることでも想定していたかのようである。材質はクローディアが住まう神殿を構成していた金属と似ているが、それよりももっと白く輝く、この世のものとは思えない金属だ。
遥か天に見える塔の頂は、巨大な四つの角のような鋭い形へと枝分かれし、その先端に不可思議な淡い緑色の光を、太陽のように抱いている。
ルディラントの“真実の聖域”にあった神殿の塔とは比べ物にならないほど巨大で、しかも高くまで聳え立っているその塔は、救世主の到来を静かに待っていた。
クルセルダ諸島そのものの様相も、地図で見た形とは全く違う。与えられた地図も事前情報も意味を為さず、小細工の一切が通じないことが、海岸から島々を見ただけでわかる。
謎めいた巨大な白亜の建造物を除き、他の島は海の上には存在しなかった。建造物の先端よりも更に高い空域へと打ち上げられ、浮いていたのである。しかも四つどころではない。細かい島の残骸が無数に空に打ち上げられて、それらはたとえるなら宇宙空間のデブリのように群れを成し、漂っている。
海の波も不自然だった。海岸線へ打ち寄せる波は、塔が聳える島を中心として円形状に波を形成しており、不自然な形で海岸へとぶつかる。
神獣ジャンジットテリオスの領域は、総司を迎え撃つために変革されていた。
「……強い魔獣と戦わなくて済みそうだけどさ……それよりずっときつくない? これ」
「ああ。陽動は意味を為さないだろうな」
顔をひきつらせて問いかけるベルに、リシアが冷静に答えた。
「我々はジャンジットテリオスと、正面から正々堂々と激突することになる。それ以外の選択肢はどうやら許されていないようだ」
「あわわわわ……」
まさかこんな事態になるとは思っていなかったらしいミスティルが、流石に気後れしてしまっている。
「そう簡単にはいかねえと思っていたが……」
ウェルステリオスの破格の力を思い出す。一撃決めただけで精一杯、とても倒せそうもなかったあの真実の獣を思い出し、総司もまた身震いする思いだった。
「毎度毎度、“オリジン”に辿り着く前には何かしら予想外があるもんだな」
「何につけても予想外ばかりだよ、お前と出会ってから」
リシアが苦笑した。
「正面から戦うとなれば、空を飛ぶ相手をどうやって倒すかという現実的な問題を何とかしないとな……」
「そこなんだよなぁ……囮作戦ならこっちの攻撃を当てる算段は必要なかったが……」
ジャンジットテリオスとの戦闘を極力避けて、オリジンだけをかすめ取る陽動作戦が意味を為さない。それは天空の覇者の望むところではなく、相手は戦いを、真っ向勝負をご希望ときている。
「まあ、想像で喋っててもらちが明かねえ。ただでさえ予想外なんだ。事前にどれだけ話を詰めたところで、結果は同じか」
「……確かに。行ってみるか」
「二人も十分気を付けろ。魔獣の気配はないけど、もともとヤバいヤツらが集う場所だ」
「は、はいっ!」
「最後尾を歩くよ。ミスティルが歩くよりは良いでしょ」
「頼む」
ミスティルは魔法の才に秀でた者、とは聞いたが、ジャンジットテリオスが用意したサプライズを前に慌てふためく様子を見ていると、決して戦闘慣れしているわけではないようだ。大きな通路の中で、歩く順番にどれだけの意味があるかはわからないが、気休め程度にベルがしんがりを務めることとなった。
総司を先頭として、一行は白亜の道を歩き出した。
しばらく、四人とも無言だった。あてにならなくなった地図の情報によれば、島へ続く海の中には化け物が住んでいる。いつ飛び出してきてもおかしくはないと、警戒を強めていた。
だがそれも杞憂に終わりそうだ。不自然な波を生み出す海は平穏そのもの。行動を起こしたジャンジットテリオスの威容が、他の化け物たちをも畏れさせ、押さえつけているのかもしれない。
「ジャンジットテリオスにはこういう能力でもあるのか? まるでヒトやエルフのような魔法を使う、そういう特徴が……」
総司が聞くと、ミスティルはわずかに首を振る。
「神獣の力を全て解き明かした者はいませんので……もしかしたら、この金属を操る力があるのかもしれませんね……」
クローディアの神殿でも見られた、特殊な金属。色合いは異なるものの、同一のものだ。
しかし予想でしかない。ジャンジットテリオスの「出迎え」を経験した者は、恐らく今の世界には存在しない。
生態も、能力も、あらゆる事項が謎に包まれ、ただ恐れられる脅威。出たとこ勝負で戦うにはあまりにも強大な相手である。
「大老さまは何かお考えがあるとは思うのです。勝算がなければ、お二人をここへ向かわせるはずがないので……でも、具体的なことは、何も……」
「行けばわかると思っていらっしゃるか、この程度自力で乗り越えねば話にならないということか……」
通路を渡る際にも、何事も起きなかった。
白亜の塔は巨大過ぎて、そのふもとまで辿り着いてしまうと、それが「塔」であることもわからなくなってしまった。
入口らしきものは見当たらず、わずかに曲線を描く壁が延々と続くばかり――――と思ったが、調べまわるまでもなく、すうっと壁に切れ込みが入って、内部へと通される。
総司を先頭に、四人は一列に並んで内部へと入った。
無数の幾何学模様の切れ込みが入った床が延々と続く。内部空間は広々としているが、逆を言えば広いだけで、何かがあるわけではない。すぐそこでジャンジットテリオスが待ち構えていることもなかった。
「……見て」
ベルが何かに気づいた。
内部の壁に、等間隔で「絵」が飾られている。総司の身長ほどの大きさで、お世辞にも上手いとは言えないざっくりとした絵だ。
入口の右手、最も近い場所に飾られている絵を見て、総司はどきりと心臓が跳ね上がるのを感じた。
女性と思しき何者かが、魔法を使っている絵。地面には魔法の陣のようなものが描かれ、その中心に、顔も姿かたちもはっきりとはしない誰かがひざまずいている。
それが「召喚」を示す絵だと直感した。
総司がレヴァンチェスカに召喚されたという事実を絵に起こしたのだろうか。総司は続く絵を見た。
向き合う男女の絵だった。中央にバチバチと、絵を見るだけでも不穏に思える光を置いて、修道女の格好をした女性と、はげた頭の男性が、互いに向けて腕を向け合っている。
「エルテミナとロアダーク、じゃないかな」
ベルがささやくように言う。対立する二人。直接対決したという言い伝えはなかったが、この絵は恐らく、カイオディウムにおいてロアダークに抵抗した修道女エルテミナの勇姿を示すものだろう。
続く絵も、男女の絵だ。手をつなぐ男女。総司たちに背を向けて、絵の奥を眺める男女の姿。二人の格好を見れば、それが「スヴェンとサリア」を描いたものだと容易に想像がつく。
ここに飾られているのは、千年前にあったことを絵に起こしたものなのだろう。ジャンジットテリオスの粋な計らいか、それとも死にゆく勇者へのせめてもの手向けだろうか。
門のすぐ前で止まっていた総司の背中にぶつかってしまったのである。
「あうっ」
よろけるベルをリシアがぱっと支える。ベルはリシアに礼を言いながら、ぼんやりと立ち尽くしている総司に文句の一つも言おうとして――――呆気に取られてしまった。
「……は……?」
リシアはその時、レブレーベント女王のとある言葉を思い出していた。
悲劇の街シエルダを離れ、王都シルヴェンスへと向かう道中。霊峰イステリオスに入った時、神獣の一角“ビオステリオス”と出会った。ビオステリオスは特に攻撃的な姿勢を見せることもなく、総司の旅路を祝福するかのように、レブレーベントの国家に似た歌声を送ってくれた。女王エイレーンはその時、こう述べていたのだ。
“リスティリアの神獣たちの方が、ソウシのことをよく知っているのだろうね”
思えば、これまで出会った二体の神獣はいずれも、総司のことを女神の騎士であると認識し、ビオステリオスは祝福を贈り、ウェルステリオスはルディラントの真実を解き明かすためのヒントを贈った。
その例に漏れないとするのであれば、ジャンジットテリオスもまた知っているのだ。総司が女神を救う救世主としての旅路を歩み、いずれ“オリジン”を求めて、自分の元へとやってくるだろうことを。
だとするのならば、ジャンジットテリオスが総司に贈るのは何か。
ティタニエラの秘宝“レヴァンディオール”であろうか。いや、違う。天空の覇者が救世主に与えるのは、「試練」。
「俺が来るってわかってたんだな……」
クルセルダ諸島と呼ばれる四つの島々を踏破しなければならないと、事前に話し合いをしていた。エルフの皆に、島の踏破に役立つ便利グッズを数多くもらって、しっかりと準備を整えてきた。しかしそれらすべてはどうやら無駄に終わったようだ。
そこにあるのは、天高くまで聳える白亜の塔だった。
海岸からほど近い島のほぼ全体を土台として、見上げるほど遥か天の彼方にまでそびえたつ塔へと、既に海岸から白亜の道が続いている。道の幅は広く、ゆうに五十メートルはある巨大なもの。総司の何十倍もの体格を持つ巨人の勇者が来ることでも想定していたかのようである。材質はクローディアが住まう神殿を構成していた金属と似ているが、それよりももっと白く輝く、この世のものとは思えない金属だ。
遥か天に見える塔の頂は、巨大な四つの角のような鋭い形へと枝分かれし、その先端に不可思議な淡い緑色の光を、太陽のように抱いている。
ルディラントの“真実の聖域”にあった神殿の塔とは比べ物にならないほど巨大で、しかも高くまで聳え立っているその塔は、救世主の到来を静かに待っていた。
クルセルダ諸島そのものの様相も、地図で見た形とは全く違う。与えられた地図も事前情報も意味を為さず、小細工の一切が通じないことが、海岸から島々を見ただけでわかる。
謎めいた巨大な白亜の建造物を除き、他の島は海の上には存在しなかった。建造物の先端よりも更に高い空域へと打ち上げられ、浮いていたのである。しかも四つどころではない。細かい島の残骸が無数に空に打ち上げられて、それらはたとえるなら宇宙空間のデブリのように群れを成し、漂っている。
海の波も不自然だった。海岸線へ打ち寄せる波は、塔が聳える島を中心として円形状に波を形成しており、不自然な形で海岸へとぶつかる。
神獣ジャンジットテリオスの領域は、総司を迎え撃つために変革されていた。
「……強い魔獣と戦わなくて済みそうだけどさ……それよりずっときつくない? これ」
「ああ。陽動は意味を為さないだろうな」
顔をひきつらせて問いかけるベルに、リシアが冷静に答えた。
「我々はジャンジットテリオスと、正面から正々堂々と激突することになる。それ以外の選択肢はどうやら許されていないようだ」
「あわわわわ……」
まさかこんな事態になるとは思っていなかったらしいミスティルが、流石に気後れしてしまっている。
「そう簡単にはいかねえと思っていたが……」
ウェルステリオスの破格の力を思い出す。一撃決めただけで精一杯、とても倒せそうもなかったあの真実の獣を思い出し、総司もまた身震いする思いだった。
「毎度毎度、“オリジン”に辿り着く前には何かしら予想外があるもんだな」
「何につけても予想外ばかりだよ、お前と出会ってから」
リシアが苦笑した。
「正面から戦うとなれば、空を飛ぶ相手をどうやって倒すかという現実的な問題を何とかしないとな……」
「そこなんだよなぁ……囮作戦ならこっちの攻撃を当てる算段は必要なかったが……」
ジャンジットテリオスとの戦闘を極力避けて、オリジンだけをかすめ取る陽動作戦が意味を為さない。それは天空の覇者の望むところではなく、相手は戦いを、真っ向勝負をご希望ときている。
「まあ、想像で喋っててもらちが明かねえ。ただでさえ予想外なんだ。事前にどれだけ話を詰めたところで、結果は同じか」
「……確かに。行ってみるか」
「二人も十分気を付けろ。魔獣の気配はないけど、もともとヤバいヤツらが集う場所だ」
「は、はいっ!」
「最後尾を歩くよ。ミスティルが歩くよりは良いでしょ」
「頼む」
ミスティルは魔法の才に秀でた者、とは聞いたが、ジャンジットテリオスが用意したサプライズを前に慌てふためく様子を見ていると、決して戦闘慣れしているわけではないようだ。大きな通路の中で、歩く順番にどれだけの意味があるかはわからないが、気休め程度にベルがしんがりを務めることとなった。
総司を先頭として、一行は白亜の道を歩き出した。
しばらく、四人とも無言だった。あてにならなくなった地図の情報によれば、島へ続く海の中には化け物が住んでいる。いつ飛び出してきてもおかしくはないと、警戒を強めていた。
だがそれも杞憂に終わりそうだ。不自然な波を生み出す海は平穏そのもの。行動を起こしたジャンジットテリオスの威容が、他の化け物たちをも畏れさせ、押さえつけているのかもしれない。
「ジャンジットテリオスにはこういう能力でもあるのか? まるでヒトやエルフのような魔法を使う、そういう特徴が……」
総司が聞くと、ミスティルはわずかに首を振る。
「神獣の力を全て解き明かした者はいませんので……もしかしたら、この金属を操る力があるのかもしれませんね……」
クローディアの神殿でも見られた、特殊な金属。色合いは異なるものの、同一のものだ。
しかし予想でしかない。ジャンジットテリオスの「出迎え」を経験した者は、恐らく今の世界には存在しない。
生態も、能力も、あらゆる事項が謎に包まれ、ただ恐れられる脅威。出たとこ勝負で戦うにはあまりにも強大な相手である。
「大老さまは何かお考えがあるとは思うのです。勝算がなければ、お二人をここへ向かわせるはずがないので……でも、具体的なことは、何も……」
「行けばわかると思っていらっしゃるか、この程度自力で乗り越えねば話にならないということか……」
通路を渡る際にも、何事も起きなかった。
白亜の塔は巨大過ぎて、そのふもとまで辿り着いてしまうと、それが「塔」であることもわからなくなってしまった。
入口らしきものは見当たらず、わずかに曲線を描く壁が延々と続くばかり――――と思ったが、調べまわるまでもなく、すうっと壁に切れ込みが入って、内部へと通される。
総司を先頭に、四人は一列に並んで内部へと入った。
無数の幾何学模様の切れ込みが入った床が延々と続く。内部空間は広々としているが、逆を言えば広いだけで、何かがあるわけではない。すぐそこでジャンジットテリオスが待ち構えていることもなかった。
「……見て」
ベルが何かに気づいた。
内部の壁に、等間隔で「絵」が飾られている。総司の身長ほどの大きさで、お世辞にも上手いとは言えないざっくりとした絵だ。
入口の右手、最も近い場所に飾られている絵を見て、総司はどきりと心臓が跳ね上がるのを感じた。
女性と思しき何者かが、魔法を使っている絵。地面には魔法の陣のようなものが描かれ、その中心に、顔も姿かたちもはっきりとはしない誰かがひざまずいている。
それが「召喚」を示す絵だと直感した。
総司がレヴァンチェスカに召喚されたという事実を絵に起こしたのだろうか。総司は続く絵を見た。
向き合う男女の絵だった。中央にバチバチと、絵を見るだけでも不穏に思える光を置いて、修道女の格好をした女性と、はげた頭の男性が、互いに向けて腕を向け合っている。
「エルテミナとロアダーク、じゃないかな」
ベルがささやくように言う。対立する二人。直接対決したという言い伝えはなかったが、この絵は恐らく、カイオディウムにおいてロアダークに抵抗した修道女エルテミナの勇姿を示すものだろう。
続く絵も、男女の絵だ。手をつなぐ男女。総司たちに背を向けて、絵の奥を眺める男女の姿。二人の格好を見れば、それが「スヴェンとサリア」を描いたものだと容易に想像がつく。
ここに飾られているのは、千年前にあったことを絵に起こしたものなのだろう。ジャンジットテリオスの粋な計らいか、それとも死にゆく勇者へのせめてもの手向けだろうか。
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