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第三章 清廉なるティタニエラ
第七話 救世主と相棒であればこそ②
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「……うそでしょ。何時だと思ってんの」
ベルのあきれ果てた声で、リシアはハッと我に返った。
深夜二時を過ぎ、もうすぐ深夜というよりは早朝と形容すべき時間がやってくる。その時間感覚も完全に失っていた。物思いにふけり、総司の心配をしながら自己嫌悪の呪詛を心の中に唱えるだけで、気づけば数時間が経過していた。
「いや……気遣い無用だ。私が看る」
リシアは薄く微笑んで、ベルから視線を逸らした。総司の呼吸はかなり落ち着いていて、顔色も相当良くなった。クローディアの見立てでは時間が掛かるとのことだったが、それもまた総司の力を見誤っている。
彼の体も、能力も特別だ。回復速度も常人のそれを大きく逸脱しており、魔力は既に最大近くまで回復していた。
「……その心配は本心なの? それとも、逃げてるだけ?」
突き刺さるような言葉だった。微動だにせず、何も言わないリシアの横顔へ、ベルはため息をついて言葉を続ける。
「あたしはクローディア様に何を言われたところで、ぶっちゃけ使う気はないんだよね」
ロアダークから代々受け継がれ、ベルの代で覚醒した伝承魔法“ネガゼノス”。かつてリスティリアを破壊と混乱の渦に巻き込む礎となった禁断の魔法であり、その力は計り知れない。ベルは熟達こそしていないものの、間違いなくその力を扱えるし、扱えば今よりも更に強くなる。
しかしそれでも、ベルには今、その力を使う選択肢はなかった。
「二人の補佐をするってだけで、自分が主軸じゃないんだし。出来る限りの助力はするってことでね。だから向き合うつもりもないわけ。あたしの生き方は変わらない」
リシアの隣に椅子を持ってきて腰掛けて、ベルはあっけらかんと言う。
「けどリシアは多分割り切れないんでしょ。どっちにも割り切れないんだよ」
「……そうだな……」
ぽつりと、ベルの問いかけに呟く。
「もう、どうしていいか……いや」
紡ぎかけた言葉を引っ込めて、正直に言う。
「どうしたいのか、わからない」
総司を支えたいという感情も本心。ゼファルスの真の力を使いたくないというのも、また本心。どちらもリシアの本音であり、それらは今明確に矛盾している。
だからこそ、リシアは迷宮に迷い込んで、抜け出せないままでいるのだ。
「面倒な性格してるよね。性格っていうか、人格かな、多分。その答えをソウシに求めても無駄だよ」
「無駄とは?」
「『リシアが嫌なら無理強いはしない』って言うにきまってんじゃん。わかってんでしょ」
ベルの辛辣な物言いは、しかし正しく。
そしてその言葉に甘えるだろうと思い、リシアはさらにふさぎ込む。彼女らしからぬ弱り切った姿だった。
「だから、聞き方は工夫しないと」
ベルの言っている意味がわからなかった。リシアがきょとんとしていると、ベルは笑って、
「賢い女なんだからわかるでしょ。“何を言われたら自分は割り切れるのか”。ソウシに言ってほしい言葉を引き出せるように聞きなよ。それでだめなら多分この先もずっとダメだからさ」
ベルが自分の寝床に引っ込んだ後、リシアは総司の寝顔を眺めながら考えを巡らせていた。尽きることのない自己嫌悪の念を振り払い、ベルの言葉の意味を考えた。
そうしている間に、夜が明けた。
「レブレーベントにいなかった……?」
「はい。ビスティーク宰相閣下にお目通りが叶いましたが、スティンゴルドを含む三人は戻ってきていないとのことで」
フロル・ウェルゼミット枢機卿の元へ届いた知らせは、彼女の予想だにしない内容だった。聖騎士団員であるクレアはフロルの前に跪いたままで、報告を続けた。
「無論、何らかの理由で匿っている可能性も考慮しましたが、それらしい証拠もなく……宰相閣下は嘘をついている様子はありませんでしたし、その理由もないものと考えます」
フロルは総司とリシアに何らかの危害を加えようという考えがあるわけではない。傷一つ付けずにレブレーベントに送り返したつもりだったし、害意はないのだ。レブレーベント側にしてみれば、ベルはともかくあの二人が戻ってきていることを、カイオディウムに対して隠す理由がないのである。
むしろ、フロルが当初想定していたように、ベルを人質のような形で確保していることを理由にして、教団との協議の場を設ける方向へ動くのが自然な流れともいえる。なんといってもレブレーベントは、女神の騎士とその旅路の支援を表明している最初の国なのだから。
転移の魔法は確かに発動し、三人の姿が消え失せるのを確かに見た。フロル自らが間違いなくその光景を見ており、ベルという大誤算のせいでいろいろと面倒が増えることを想定していた。
しかし、現実としてあの三人は、フロルの想定を超えた行き先へと進んでいる――――
「……クレア」
「ハッ」
「貴女の腕で、デミエル・ダリアの転移魔法に細工をするというのは、可能ですか?」
「は……」
質問の意図がつかめず、クレアはしばし驚いた表情で固まったが、やがて首を振った。
「流石にそれは離れ業に過ぎましょう……私如きでは、とても」
「では」
フロルは、あまりにも冷たい鉄面皮で、クレアをまっすぐに見つめ、言った。
「ベルならば、可能でしょうか」
クレアが目を丸くした。続いて首を振り、頭を深々と下げて焦った口調で言う。
「お待ちください。スティンゴルドは確かに、騎士団の中でも一・二を争う魔法の天才、希代の魔女でございますが! デミエル・ダリアの古より続く機能に介入するというのは、流石のスティンゴルドであっても一筋縄ではいかぬことかと!」
「一筋縄ではいかなくとも、周到に準備したのならば可能と」
「枢機卿猊下!」
「ライゼスを呼びなさい」
フロルが冷たい声で言った。
ベル・スティンゴルドは聖騎士団で一・二を争う魔法の使い手――――クレアがそう称したように、聖騎士団にはもう一人、魔法の天才が存在する。
ライゼス・ウェルゼミット。教団を牛耳るウェルゼミット一族の風雲児にして、カイオディウム最強の魔法使い。
「彼ならば、魔法を調査し、転移の先も見出せるでしょう。誰がその細工を施したのかも」
「……畏まりました」
「クレア」
「ハッ」
「気持ちはわからないでもないですが」
フロルはいつの間にかクレアのすぐ目の前まで近寄っており、彼女の頬に触れた。
優しい所作だったが、クレアは背筋に寒気が走ったのを感じた。
あまりにも冷たい眼差しが、既にベル・スティンゴルドは引き返せないところまで行ってしまったのだということを如実に表していた。
「深すぎる情は身を滅ぼします……正しきことを、見誤らぬよう」
「……肝に銘じます、猊下……」
「結構。信じていますよ、クレア」
クレアが足早に部屋を出ていく。
フロルは豪華な安楽椅子に深々と腰掛けると、思考をゆっくりと巡らせた。
デミエル・ダリアの魔法に細工を施したのはベルで間違いないと、既に確信していた。ライゼスなる魔法使いに「誰が」行ったのかを調査させるのは、彼女にとっては単なる答え合わせ以上の意味を持たない。
最も重要なのは行き先。
そして、そこから見出せるかもしれないベルの目的である。
もとよりベルは、カイオディウムや教団に対して忠誠心の高い存在ではなかった。奔放で気まま、しかし実力確か。聖騎士団員としての仕事ぶりは見事なものではあるが、信徒として手本となり得るような存在ではない。
だが、それ故にこそ彼女は読めない。天真爛漫でいたずらっぽい童女のような振る舞いの裏に、一体どのような邪心を隠し持っていたのか、フロル・ウェルゼミットを以てして読み切れない。
クレアがいなくなって、一人となった部屋で、フロルは手を顔の前で組み、じっと目を閉じる。眉根を寄せ、今は行方不明となったベル・スティンゴルドを想う。
まさかベルが――――確定的ではないものの、裏切りに近い、フロルには何も報告していない何事かを為そうとしているとは。
二人は年齢こそ離れているものの、実の姉妹に等しいほどお互いのことをよく知っているはずだ。フロルもそう思っていたし、ベルもそうだと思っていた。
しかし見誤った。ベルの画策を疑いもしなかったがために、今の今まで全く気づけなかった。あの奔放な仮面の裏にある真意の想像がつかず、それがフロルを更に不快にさせる。行き先もベルの真意も何もわからないということが、何よりも彼女の焦燥を駆り立てる。
「……ベル……」
壁にかかった絵を見る。国王の屋敷にあるものと同じ、修道女エルテミナの巨大な絵。
「……貴女を……疑わなければならないのですか……他ならぬ貴女を……」
ベルのあきれ果てた声で、リシアはハッと我に返った。
深夜二時を過ぎ、もうすぐ深夜というよりは早朝と形容すべき時間がやってくる。その時間感覚も完全に失っていた。物思いにふけり、総司の心配をしながら自己嫌悪の呪詛を心の中に唱えるだけで、気づけば数時間が経過していた。
「いや……気遣い無用だ。私が看る」
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彼の体も、能力も特別だ。回復速度も常人のそれを大きく逸脱しており、魔力は既に最大近くまで回復していた。
「……その心配は本心なの? それとも、逃げてるだけ?」
突き刺さるような言葉だった。微動だにせず、何も言わないリシアの横顔へ、ベルはため息をついて言葉を続ける。
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しかしそれでも、ベルには今、その力を使う選択肢はなかった。
「二人の補佐をするってだけで、自分が主軸じゃないんだし。出来る限りの助力はするってことでね。だから向き合うつもりもないわけ。あたしの生き方は変わらない」
リシアの隣に椅子を持ってきて腰掛けて、ベルはあっけらかんと言う。
「けどリシアは多分割り切れないんでしょ。どっちにも割り切れないんだよ」
「……そうだな……」
ぽつりと、ベルの問いかけに呟く。
「もう、どうしていいか……いや」
紡ぎかけた言葉を引っ込めて、正直に言う。
「どうしたいのか、わからない」
総司を支えたいという感情も本心。ゼファルスの真の力を使いたくないというのも、また本心。どちらもリシアの本音であり、それらは今明確に矛盾している。
だからこそ、リシアは迷宮に迷い込んで、抜け出せないままでいるのだ。
「面倒な性格してるよね。性格っていうか、人格かな、多分。その答えをソウシに求めても無駄だよ」
「無駄とは?」
「『リシアが嫌なら無理強いはしない』って言うにきまってんじゃん。わかってんでしょ」
ベルの辛辣な物言いは、しかし正しく。
そしてその言葉に甘えるだろうと思い、リシアはさらにふさぎ込む。彼女らしからぬ弱り切った姿だった。
「だから、聞き方は工夫しないと」
ベルの言っている意味がわからなかった。リシアがきょとんとしていると、ベルは笑って、
「賢い女なんだからわかるでしょ。“何を言われたら自分は割り切れるのか”。ソウシに言ってほしい言葉を引き出せるように聞きなよ。それでだめなら多分この先もずっとダメだからさ」
ベルが自分の寝床に引っ込んだ後、リシアは総司の寝顔を眺めながら考えを巡らせていた。尽きることのない自己嫌悪の念を振り払い、ベルの言葉の意味を考えた。
そうしている間に、夜が明けた。
「レブレーベントにいなかった……?」
「はい。ビスティーク宰相閣下にお目通りが叶いましたが、スティンゴルドを含む三人は戻ってきていないとのことで」
フロル・ウェルゼミット枢機卿の元へ届いた知らせは、彼女の予想だにしない内容だった。聖騎士団員であるクレアはフロルの前に跪いたままで、報告を続けた。
「無論、何らかの理由で匿っている可能性も考慮しましたが、それらしい証拠もなく……宰相閣下は嘘をついている様子はありませんでしたし、その理由もないものと考えます」
フロルは総司とリシアに何らかの危害を加えようという考えがあるわけではない。傷一つ付けずにレブレーベントに送り返したつもりだったし、害意はないのだ。レブレーベント側にしてみれば、ベルはともかくあの二人が戻ってきていることを、カイオディウムに対して隠す理由がないのである。
むしろ、フロルが当初想定していたように、ベルを人質のような形で確保していることを理由にして、教団との協議の場を設ける方向へ動くのが自然な流れともいえる。なんといってもレブレーベントは、女神の騎士とその旅路の支援を表明している最初の国なのだから。
転移の魔法は確かに発動し、三人の姿が消え失せるのを確かに見た。フロル自らが間違いなくその光景を見ており、ベルという大誤算のせいでいろいろと面倒が増えることを想定していた。
しかし、現実としてあの三人は、フロルの想定を超えた行き先へと進んでいる――――
「……クレア」
「ハッ」
「貴女の腕で、デミエル・ダリアの転移魔法に細工をするというのは、可能ですか?」
「は……」
質問の意図がつかめず、クレアはしばし驚いた表情で固まったが、やがて首を振った。
「流石にそれは離れ業に過ぎましょう……私如きでは、とても」
「では」
フロルは、あまりにも冷たい鉄面皮で、クレアをまっすぐに見つめ、言った。
「ベルならば、可能でしょうか」
クレアが目を丸くした。続いて首を振り、頭を深々と下げて焦った口調で言う。
「お待ちください。スティンゴルドは確かに、騎士団の中でも一・二を争う魔法の天才、希代の魔女でございますが! デミエル・ダリアの古より続く機能に介入するというのは、流石のスティンゴルドであっても一筋縄ではいかぬことかと!」
「一筋縄ではいかなくとも、周到に準備したのならば可能と」
「枢機卿猊下!」
「ライゼスを呼びなさい」
フロルが冷たい声で言った。
ベル・スティンゴルドは聖騎士団で一・二を争う魔法の使い手――――クレアがそう称したように、聖騎士団にはもう一人、魔法の天才が存在する。
ライゼス・ウェルゼミット。教団を牛耳るウェルゼミット一族の風雲児にして、カイオディウム最強の魔法使い。
「彼ならば、魔法を調査し、転移の先も見出せるでしょう。誰がその細工を施したのかも」
「……畏まりました」
「クレア」
「ハッ」
「気持ちはわからないでもないですが」
フロルはいつの間にかクレアのすぐ目の前まで近寄っており、彼女の頬に触れた。
優しい所作だったが、クレアは背筋に寒気が走ったのを感じた。
あまりにも冷たい眼差しが、既にベル・スティンゴルドは引き返せないところまで行ってしまったのだということを如実に表していた。
「深すぎる情は身を滅ぼします……正しきことを、見誤らぬよう」
「……肝に銘じます、猊下……」
「結構。信じていますよ、クレア」
クレアが足早に部屋を出ていく。
フロルは豪華な安楽椅子に深々と腰掛けると、思考をゆっくりと巡らせた。
デミエル・ダリアの魔法に細工を施したのはベルで間違いないと、既に確信していた。ライゼスなる魔法使いに「誰が」行ったのかを調査させるのは、彼女にとっては単なる答え合わせ以上の意味を持たない。
最も重要なのは行き先。
そして、そこから見出せるかもしれないベルの目的である。
もとよりベルは、カイオディウムや教団に対して忠誠心の高い存在ではなかった。奔放で気まま、しかし実力確か。聖騎士団員としての仕事ぶりは見事なものではあるが、信徒として手本となり得るような存在ではない。
だが、それ故にこそ彼女は読めない。天真爛漫でいたずらっぽい童女のような振る舞いの裏に、一体どのような邪心を隠し持っていたのか、フロル・ウェルゼミットを以てして読み切れない。
クレアがいなくなって、一人となった部屋で、フロルは手を顔の前で組み、じっと目を閉じる。眉根を寄せ、今は行方不明となったベル・スティンゴルドを想う。
まさかベルが――――確定的ではないものの、裏切りに近い、フロルには何も報告していない何事かを為そうとしているとは。
二人は年齢こそ離れているものの、実の姉妹に等しいほどお互いのことをよく知っているはずだ。フロルもそう思っていたし、ベルもそうだと思っていた。
しかし見誤った。ベルの画策を疑いもしなかったがために、今の今まで全く気づけなかった。あの奔放な仮面の裏にある真意の想像がつかず、それがフロルを更に不快にさせる。行き先もベルの真意も何もわからないということが、何よりも彼女の焦燥を駆り立てる。
「……ベル……」
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