転生者同士のゲームが始まったが俺は早々にこの世界に住むことを決めました。

イナロ

文字の大きさ
2 / 109
第一章

俺の目標が決まった!!

しおりを挟む
 俺は気が付くと草原に寝ていた。クソ、あのロリ神め!フェイント入れんじゃねーよ!クソ!!

 「だが……まぁ、白だったな」

  イメージより若干大人っぽい仕様だったな。黒のきわどい物か裏をかいてノーパンだったら面白かったが。

  俺は落ちる際中に神ちゃんのパンツを目にしてしまった。

  その事を考えていたら突如、俺のスマホが鳴った。俺の近くに落ちていたスマホを拾い上げ画面を見た。
  ……どうしよう。出たくない。

  仕方ない。出るか。

  俺はステレオで電話をとる。

 「…………………もしもし」
 『出るのが遅いのです!!後、何を見てるんですか!!』
 「お~~神ちゃんか~おひさ? さっきぶり? まぁいいや。何を怒ってんだよ~~」
 『何を怒ってるかですって?!そんなのパンツを見られた事に対してですよ!!』
 「イヤイヤ。落としたの神ちゃんだろ? その前に俺を上に向かせたのも神ちゃんだし」
 『そ、そうですが……』
 「あれは事故だ」
 『事故……』
 「そう。誰の所為でもない。ただの事故だ」
 『……見た事は忘れてくださいね?』
 「あ、あぁ! もちろんだ! それで神ちゃん一体何の用だ?」
 『これだけですが?』
 「は?」
 『え?』

  このロリ神は……。感謝を込めて、残念を頭に付けて残念ロリ神と心の中で命名しよう。これは致し方ないな。頑張って名誉挽回をしてくれ。

 『なにか、もの凄く失礼な事を考えてませんか?』
 「そんな事はない!!」

  チィ。鋭い。

 「このスマホは神ちゃんと連絡できるのか?」
 『……………そうですよ。学君の方からは掛けられませんが私からは出来ます』

  間が怖い。

 「そ、そうか」
 『まぁ、この際ですからスマホの説明をしちゃいましょうか』
 「初期装備がスマホ一つしかないからな」
 『ですが便利ですよ?そのスマホは』
 「そうなのか?」
 『はい。画面を通常状態にしてもらっても良いですか?電話は切れないので安心してください』
 「分かった。…したぞ」

  アプリが三つと神様のメモってのがある。

 『表示されてるアプリは何個ありますか?』
 「ん?三つだな」
 『三つですか。その三つを読んでもらえませんか?』
 「あ~【アイテム収納アプリ】、【ステータス確認アプリ】、【取得可能スキル一覧アプリ】だな」
 『その三つですね。まず【アイテム欄アプリ】ですが装備を含む自身のアイテム自由に出し入れできます。結構便利だと思いますよ?』
 「どうやって入れたり出したりするんだ?」
 『何かアイテムを触ってスマホに物を入れる事を念じると入ります。出す時はスマホを操作する方法とイメージで出す方法があります。近くに石や草があればやってみてください。大切なのはイメージですよ。後、人の物をしまうことは出来ません』

  近くにある草を適当に取ってしまう事を念じる。だが草は俺の手から消えない。なぜだ?

  そもそもスマホに物を入れるなんてイメージし辛いぞ!

  入れるってのは俺のイメージだと押し込んだり詰め込むと言った感じだな。
  このイメージで出来ないって事は間違ったイメージをしてるってことだろうか。

  じゃぁ、収納するって感じのイメージをするか。収納のイメージは空いた空間に物を入れるって感じだからスマホが入口と考え【アイテム収納アプリ】がタンスのイメージかな? で、そのタンスの引き出しを引いて入れる感じだ。

  ……手から草が消えた!!

 「おぉ!! できた!すごいなコレ。結構便利だ。これはどのくらい入るんだ?」
 『え? 出来たんですか?』
 「ん? なにかまずいのか?」
 『いえいえ! お気になさらずに!【アイテム収納アプリ】は別種のアイテムが十五種類、同種のアイテムが三十ですね』
 「意外と少ないな。増やせないのか?」
 『すいません。これ以上は喋れません』
 「……なぜだ?」
 『説明の範疇を超えてしまいますので……』
 「まぁ、全部教えてもらっちゃつまらないか」
 『では、次の【ステータス確認アプリ】の説明をしますね』
 「あぁ」
 『【ステータス確認アプリ】は自身のステータスを確認・変更すためのアプリです。詳しくはいろいろとやってみた方が分かると思いますよ』
 「後でやってみるか」
 『今でなくていいんですか?』
 「まぁな」
 『フフフ。そうですか。では、最後に【取得可能スキル一覧アプリ】の説明をしますね。このアプリはご自身の未取得スキルを確認・取得出来ます』
 「これで自分を強化できるのか」
 『そうです』
 「なるほどな~。なんかよく考えられてるな~。…あ、そういえば参加賞って何がもらえたんだ?」
 『参加賞ですか?』
 「あぁ、もらえないのは分かってるが、せっかくだから知りたいと思ってな」
 『そうですか。…まぁ、大丈夫だと思いますよ?』
 「おぉ!頼む」
 『参加賞はスマホアプリが+三つと称号が一つ、初期スキル数個のレベルが最初からちょっと上がってスタートです』
 「は?」
 『え?』

  参加賞優遇され過ぎてない?なに?アプリ三つに称号とスキルだ?ふざけんな!!異議ありだ!!

 『イヤイヤ。本来なら死後の世界に干渉は出来ないんですよ?それを参加賞を無しにする代わりに行いました。本来ならステータス減少もありえますよ!!』
 「だ、だが……」
 『参加賞は初心者のスタートダッシュのような物です。コツコツと頑張れば変わらないぐらいにまで成長できますよ』
 「そ、そうか。まぁ手紙を送ってもらえたし参加賞が無いのは、まぁ仕方ないか」
 『そうですよ。頑張れば優勝できますよ!!』
 「ん?俺は優勝する気ないぞ?」
 『は?』
 「え?」

  行ってなかったっけ? あれ? ま、いいか!

 『よくありません!! これじゃ他の神様にバカにされてしまいます!! またチビだの成長不完全だとか言われてしまいます~~』

  何とも言い難いな。残念ロリ神は一部の方々には神に等しい存在になるのに。あ、残念ロリ神は立派?な神様か。おっと危ないねぇー忘れてた。

 「ん?なんだ?神様は他にもいるのか。それになぜバカにされる?」
 『口が滑りました。……あまり学君に関係がないのでお話しなかったのですが転生者は皆それぞれ別の神様がこの世界に転生させています。私の場合は学君ですね』
 「このゲームの目的は神様間の順位決めなのか?」
 『違いますよ!!そもそもこのゲームの目的は別にあります!!』
 「そ、そうか」

  俺は別にそうでも構わないがな。

 「俺が優勝すると神ちゃんに何か得があるのか?」
 『ぶっちゃけますと、まったくないですね。仕事が逆に増えますね』

  こいつのぶっちゃけは毎回見ちゃいけない裏側を見せられているような気がする。

 「なら何で俺に優勝をさせたいんだ?」
 『それは……秘密です』
 「まぁ、生き返りの権利を使って俺を地球に生き返らせて家族との仲を良くさせたいと思っていそうだがな」
 『ギク!……』
 「……」

  分かりやすいにも程があるぞ。残念ロリ神よ。

 「さてと、そろそろ異世界ライフをエンジョイするか」
 『まぁ、優勝を目指すも目指さないのも学君次第ですから好きな道を選んでください』
 「分かってる。俺は自由に生きる事を決めたからな」
 『そうですか。私は陰ながら応援しています!』
 「いろいろありがとうな神ちゃん」
 『神様ですから!』

  俺は電話の向こうでまな板な胸を張っている残念ロリ神を思い浮かべ、少し笑った。

 「説明は終わりか?」
 『はい。私からのメモは時間がある時にでも読んでください。基本的知識と私が今説明した事が書いてあります。後、学君の身体は十五歳の身体になってますので距離感など気を付けてくださいね?』
 「分かった」
 『あっと、忘れるところでした。【アイテム収納アプリ】に初期装備と所持金がありますので後でご覧ください。では暇になってら連絡しますのでそれまで死なないように頑張ってください!!では!!』

  そう言って切りやがった。返事ぐらいさせろよ。まったく。

  さてと、残念ロリ神が言ってた【アイテム収納アプリ】を操作してっと、所持金は五千Gだった。多いのか少ないのか分からんな。そして装備か。胴・足・腕・靴・棒。ん?棒?なんだコレ?武器が無いな。他にあるのはさっき拾った草だな。

  ……まさか武器は棒なのか!マジかよ!棒ってなんだよ!おかしいだろう!
  だからあの残念ロリ神は一番最後に言って直ぐに切りやがったのか!

  俺、生きていけるかな?なんか悲しくなってきたよ。

  気を取り直して装備を装着。胴の防具だけどうやって装着するのか分からなかったがスマホで着脱が可能なのを最後の方で気が付いた。装備を身に着け記念にカメラ機能を起動そしてパシャリ。フム、なかなかにダサいな。完全にコスプレになってしまった。顔も幼くなっている。懐かりし若い頃の俺だな。

  だが、装備をすると心なしかワクワクするな。木の棒を振り回したくなるな。……武器にあったな、棒。記憶から削除されてたわ~。

  さて、装備を付けたしスキルを装備するか。【取得可能スキル一覧アプリ】を起動し現在取得できるスキルを見る。

  ……取得できるスキルが一個もない!!

  な~んてことはなく。現在取得可能なスキルを模索中。取得出来るスキルに制限はないらしいが付けられるスキルには制限はあるらしいな。手当たり次第に取っても良いが後で何があるか分からんからな。とりあえず付けられるスキルが四つだからそれに合わせて取得。

・鑑定
・地図
・防御力上昇
・素早さ上昇

  フム。定番の物ばかりだな。一番迷ったのが地図だな。他は迷わなかったがこいつを入れるか攻撃力上昇を入れるかで迷ってしまった。効果は取得して付けなければ分からんが、まぁ大体は思った通りであって欲しいな。

  スキルを取得して【ステータス確認アプリ】を起動。おぉ!自分のステータスが分かる。がやっぱり弱いな~。

   ステータス
名前  ガク
性別  男
HP  一五〇/一五〇(150/150)
MP  三〇/三〇(30/30)
SP  四五/四五(45/45)
 装備
 頭  なし
胴  初心者防具
 腕  初心者防具
 足  初心者防具
 靴  初心者防具

スキル
 ・鑑定Lv一・地図Lv一・防御力上昇Lv一・素早さ上昇LV一
 称号
・転生者・親愛の女神の加護・参加賞を無駄にした者(笑)

 名前が学じゃなくてガクになってる。これは間違いか?それともこの世界に馴染みやすいくしたのか、俺の好みはガクの方がカッコイイと感じる。イヤ!!学の方が良いに決まっているな!両親にもらった物だからな。うん。

  ……おい!ちょっと待て!称号の参加賞を無駄にした者(笑)ってなんだ!!内容がおまけ程度のステータス補正とか今の俺には地味に嬉しいのが余計に腹が立つ!!一体何なんだ?この称号は。イジメか!

  それに親愛の女神の加護ってのはあの残念ロリ神のことだろうか。あいつ親愛の女神だったのか。だからあんなに俺と家族の事を思ってくれたのか?。だが残念ロリ神の名は変らずだな。

  えっと。確認することはっと。まず、俺自身のレベルが分からない。フム。無いのか、もしくは表示されないかのどっちか、かな?
  これ以上の詳しいステータスは分からないが、そのうち分かるだろう。

  スキルにレベルがあるな。参加賞は確かレベル付きスキルだったか。うらやましい。この辺りは地道に上げていこう。

  他になんかあるかね。まぁ気になってた称号の転生者ってのは成長速度上昇らしいな。これはありがたい。やっとまともな物を見た。

  あ、親愛の女神の加護の内容見てないや。……なんだコレは!!

 親愛の女神の加護
・親愛者が増えるほどステータスが上昇。相思相愛であるほど上昇率が高いこの効果は相手にも適用される。

  つまり、ハーレムを目指せって事だな!!なんか残念ロリ神の否定の念がビシビシ来ている気がするが気にしたら負けだろう。

  俺の目標が決まった。やっぱりハーレムを作ろう!!

そうと決まればスキルの地図を発動するか。……?どうやってスキル発動させるんだ?どのコマンドを入力すれば、どのキーを押せば発動する?

  俺は慌てて【ステータス確認アプリ】を起動。スキルの地図Lv1をタップ。……発動したのか全く分からん。村や町が周辺に無いから使えないのか?

  ハァ~。しょうがない。適当に歩くか。大丈夫かな?死なないかな?少し怖いな。

  イヤ!これはハーレムの為の行動だ!!夢の為には停滞はあり得ないぞ。俺!!

  俺はとりあえず適当に進むことに決めた。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

白いもふもふ好きの僕が転生したらフェンリルになっていた!!

ろき
ファンタジー
ブラック企業で消耗する社畜・白瀬陸空(しらせりくう)の唯一の癒し。それは「白いもふもふ」だった。 ある日、白い子犬を助けて命を落とした彼は、異世界で目を覚ます。 ふと水面を覗き込むと、そこに映っていたのは―― 伝説の神獣【フェンリル】になった自分自身!? 「どうせ転生するなら、テイマーになって、もふもふパラダイスを作りたかった!」 「なんで俺自身がもふもふの神獣になってるんだよ!」 理想と真逆の姿に絶望する陸空。 だが、彼には規格外の魔力と、前世の異常なまでの「もふもふへの執着」が変化した、とある謎のスキルが備わっていた。 これは、最強の神獣になってしまった男が、ただひたすらに「もふもふ」を愛でようとした結果、周囲の人間(とくにエルフ)に崇拝され、勘違いが勘違いを呼んで国を動かしてしまう、予測不能な異世界もふもふライフ!

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで

六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。 乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。 ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。 有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。 前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。

喪女だった私が異世界転生した途端に地味枠を脱却して逆転恋愛

タマ マコト
ファンタジー
喪女として誰にも選ばれない人生を終えた佐倉真凛は、異世界の伯爵家三女リーナとして転生する。 しかしそこでも彼女は、美しい姉妹に埋もれた「地味枠」の令嬢だった。 前世の経験から派手さを捨て、魔法地雷や罠といったトラップ魔法を選んだリーナは、目立たず確実に力を磨いていく。 魔法学園で騎士カイにその才能を見抜かれたことで、彼女の止まっていた人生は静かに動き出す。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます

竹桜
ファンタジー
 ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。  そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。  そして、ヒロインは4人いる。  ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。  エンドのルートしては六種類ある。  バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。  残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。  大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。  そして、主人公は不幸にも死んでしまった。    次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。  だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。  主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。  そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。  

男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)

大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。 この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人) そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ! この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。 前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。 顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。 どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね! そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる! 主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。 外はその限りではありません。 カクヨムでも投稿しております。

処理中です...