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合図を待つ間にまたマリアの背に乗り、上を見る。
このまま勢いよく真上に飛んだら木の枝で怪我をしてしまいそうだと思い、上着を脱いで母さまの頭上に被せた。
おれたちはまあいいとして、母さまが傷を負ったら困る。その、女性だし、エディーもきっと心配するし。
それを見たレオンが同じようにおれに上着を被せる。
……おれなんかより王子のかおを守った方が良いと思うのだけれど。
というかこんなことされたら、おれが母さまにしなくても良かったじゃないか、と思う。ひとつ無駄を挟んだみたい。レオンが母さまに上着を渡してあげればそれで……いやでもだから、レオンは別にしなくたってもよくて……
「あ」
ふわりと香るのはもうお馴染みのあの薔薇のにおい。
甘ったるい花の香りに、やっぱりこれはおれにしか貸したらだめ、と思い直してしまった。
思わずぎゅうとその上着を掴むと、すぐ上でふ、と笑う声がした。
ああもう、母さまの前だというのに。
でもこれはただの気遣い、でセーフだろうか。おれの表情も見えてない筈だ。
「合図が来ました!」
第一王子の言葉と同時に、躰に重力がかかる。
頭から上着を掛けられていたおれたちにその合図はわからなかったけれど、燃やす云々からして、狼煙だとか火が上がってるとかだろう。
マリアが飛び上がった瞬間に、おれと母さまを抱き寄せて何かが覆い被さった。
枝の折れる音と、葉の擦れる音。
それは一瞬のもので、すぐにかおを上げるとレオンと瞳があった。
服を被せた上に躰まで。怪我はないかと問うてきたが、おれなんかよりずっと王子の怪我の有無の方がだいじなんだれど。
「すごい……本物みたい、」
アンリの呟いた声にはっとして下をそおっと見ると、既に森は火の海だった。
熱気や煙まで感じるのは、幻覚だけではなく本物も混じっているから。
よく出来ているよな、と思う。
わあわあとひとの声と、ぎゃうぎゃう騒ぐ竜の鳴き声。
幻覚だとわかってるこちら側と、悪意を持った人間、それに操られてるだけの竜。まるで何も知らないこどもを巻き込んでるようで胸が痛くなる。
早く助けてあげたいけれど、義弟に焦らせて魔力を消費させるというのは、……第一王子は口にはしなかったけれど、能力を使わせるということ。まだ何もする訳にはいかない。
もう少し、と高く飛んだマリアが、崖側の整備された道におれたちを降ろそうとする。
いつもアルベールしか背に乗せていないから、大人数を気にしては動けないと言う。
「ひとりならいいんでしょう?じゃあおれだ、能力使ってる時は役に立たないかもしれないけど……もしかしたら少しくらい、話が出来るかもしれないし」
『だめよ、イヴを危ない目に遭わせたらアルベールに怒られちゃう』
「アル兄さまには内緒にするから!」
先に降りたジャンとレオンがおれを降ろそうとする手を跳ねる。
第一王子は自分も臣下のところに行くからそこで降ろしてくれ、と言う。元々すぐに降りるつもりだった、この高さでは自分の能力も役に立たないと。
それにわかりましたと頷いて、母さまは降りて、と促すと、いいえと首を横に振る。
「お母さまが何の為についてきたと思ってるの」
ぐ、とマリアがレオンたちから離れる。
それはマリアの意図ではない、そう理解する前に、またマリアは火の海となった森へ飛び戻った。背後でレオンの声が聞こえたけれど、ごめん、もう戻れない。
「あっつ、これ、本当に幻覚、ですかっ……」
「相手に本物だと思わせないと意味がないでしょう、私はここで降ります、少し弱った辺りで竜の方をお願いします、そちらさえ抑えれば愚弟は私たちが」
「えっ、まだ高っ……」
宜しくお願いします、とまだ結構な高さを第一王子は飛び降りた。
また折れる枝の音を聞いて思わず瞑ってしまった瞳を開けると、走っていく第一王子の背が見えた。
身体能力が高い。それが彼の能力なのだろうか。
「母さまはもっとこちらに寄ってください」
「そうね、マリアが動きにくいわよね」
自分もマリアの首元に移動して、母さまの手を取る。
いつもアルベールがいる場所だ。
落ちないように、と母さまはおれの腕にきゅっとしがみつく。
香水だろうか、レオンより柔らかく香る花のにおい。じんわりと伝わる体温と一緒に溶けていきそうだ、と思った。
この高さ、普通のひとなら死んでしまうかもしれないわね、と苦笑した母さまに、今なら一緒に死んだって、と考えて慌ててそれを消し去る。
おれがよくても、イヴに母親の死を残す訳にはいかない。
アンリは前のアンリの記憶をその一周のものしか覚えてなかったけれど、でも何をしていたかは前のアンリがおれに話をしたことで知ってしまった。
事実として「死んだ」ということは場合によって知ってしまう可能性があると考えると、少しだって残しておきたくない。
無理だった時は仕方ない、でも出来る限り、おれは皆を無事な形でイヴに返してあげたい。
前世の自分には、しあわせであってほしい。
イヴも伊吹も結局は同じ魂なのだから。
「大丈夫よ、貴方なら出来る、お母さまはわかっていますからね」
寝る前の、読み聞かせのような、そんな柔らかい声。
エディーにするかのような、愛莉にするかのような。
この歳になっても欲しいものを与えてくれる声だった。
このまま勢いよく真上に飛んだら木の枝で怪我をしてしまいそうだと思い、上着を脱いで母さまの頭上に被せた。
おれたちはまあいいとして、母さまが傷を負ったら困る。その、女性だし、エディーもきっと心配するし。
それを見たレオンが同じようにおれに上着を被せる。
……おれなんかより王子のかおを守った方が良いと思うのだけれど。
というかこんなことされたら、おれが母さまにしなくても良かったじゃないか、と思う。ひとつ無駄を挟んだみたい。レオンが母さまに上着を渡してあげればそれで……いやでもだから、レオンは別にしなくたってもよくて……
「あ」
ふわりと香るのはもうお馴染みのあの薔薇のにおい。
甘ったるい花の香りに、やっぱりこれはおれにしか貸したらだめ、と思い直してしまった。
思わずぎゅうとその上着を掴むと、すぐ上でふ、と笑う声がした。
ああもう、母さまの前だというのに。
でもこれはただの気遣い、でセーフだろうか。おれの表情も見えてない筈だ。
「合図が来ました!」
第一王子の言葉と同時に、躰に重力がかかる。
頭から上着を掛けられていたおれたちにその合図はわからなかったけれど、燃やす云々からして、狼煙だとか火が上がってるとかだろう。
マリアが飛び上がった瞬間に、おれと母さまを抱き寄せて何かが覆い被さった。
枝の折れる音と、葉の擦れる音。
それは一瞬のもので、すぐにかおを上げるとレオンと瞳があった。
服を被せた上に躰まで。怪我はないかと問うてきたが、おれなんかよりずっと王子の怪我の有無の方がだいじなんだれど。
「すごい……本物みたい、」
アンリの呟いた声にはっとして下をそおっと見ると、既に森は火の海だった。
熱気や煙まで感じるのは、幻覚だけではなく本物も混じっているから。
よく出来ているよな、と思う。
わあわあとひとの声と、ぎゃうぎゃう騒ぐ竜の鳴き声。
幻覚だとわかってるこちら側と、悪意を持った人間、それに操られてるだけの竜。まるで何も知らないこどもを巻き込んでるようで胸が痛くなる。
早く助けてあげたいけれど、義弟に焦らせて魔力を消費させるというのは、……第一王子は口にはしなかったけれど、能力を使わせるということ。まだ何もする訳にはいかない。
もう少し、と高く飛んだマリアが、崖側の整備された道におれたちを降ろそうとする。
いつもアルベールしか背に乗せていないから、大人数を気にしては動けないと言う。
「ひとりならいいんでしょう?じゃあおれだ、能力使ってる時は役に立たないかもしれないけど……もしかしたら少しくらい、話が出来るかもしれないし」
『だめよ、イヴを危ない目に遭わせたらアルベールに怒られちゃう』
「アル兄さまには内緒にするから!」
先に降りたジャンとレオンがおれを降ろそうとする手を跳ねる。
第一王子は自分も臣下のところに行くからそこで降ろしてくれ、と言う。元々すぐに降りるつもりだった、この高さでは自分の能力も役に立たないと。
それにわかりましたと頷いて、母さまは降りて、と促すと、いいえと首を横に振る。
「お母さまが何の為についてきたと思ってるの」
ぐ、とマリアがレオンたちから離れる。
それはマリアの意図ではない、そう理解する前に、またマリアは火の海となった森へ飛び戻った。背後でレオンの声が聞こえたけれど、ごめん、もう戻れない。
「あっつ、これ、本当に幻覚、ですかっ……」
「相手に本物だと思わせないと意味がないでしょう、私はここで降ります、少し弱った辺りで竜の方をお願いします、そちらさえ抑えれば愚弟は私たちが」
「えっ、まだ高っ……」
宜しくお願いします、とまだ結構な高さを第一王子は飛び降りた。
また折れる枝の音を聞いて思わず瞑ってしまった瞳を開けると、走っていく第一王子の背が見えた。
身体能力が高い。それが彼の能力なのだろうか。
「母さまはもっとこちらに寄ってください」
「そうね、マリアが動きにくいわよね」
自分もマリアの首元に移動して、母さまの手を取る。
いつもアルベールがいる場所だ。
落ちないように、と母さまはおれの腕にきゅっとしがみつく。
香水だろうか、レオンより柔らかく香る花のにおい。じんわりと伝わる体温と一緒に溶けていきそうだ、と思った。
この高さ、普通のひとなら死んでしまうかもしれないわね、と苦笑した母さまに、今なら一緒に死んだって、と考えて慌ててそれを消し去る。
おれがよくても、イヴに母親の死を残す訳にはいかない。
アンリは前のアンリの記憶をその一周のものしか覚えてなかったけれど、でも何をしていたかは前のアンリがおれに話をしたことで知ってしまった。
事実として「死んだ」ということは場合によって知ってしまう可能性があると考えると、少しだって残しておきたくない。
無理だった時は仕方ない、でも出来る限り、おれは皆を無事な形でイヴに返してあげたい。
前世の自分には、しあわせであってほしい。
イヴも伊吹も結局は同じ魂なのだから。
「大丈夫よ、貴方なら出来る、お母さまはわかっていますからね」
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この歳になっても欲しいものを与えてくれる声だった。
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