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「は、ぁう、ん、っう……ッ」
「ユキ」
「んあ、っ……ぁ、んっう」
「かわいい」
「んう……!」
ジルの優しい声が名前を呼んで、色を含んだものが耳元で囁かれる。
それだけなのに、お腹の奥がきゅうっとなって、躰が跳ねてしまった。
「んっう……う、あ、」
「ユキ、俺の声に反応してる?」
「んん……っ、う」
「……本当に、もう」
「は、ん、う……はあ、あっ……」
どうしよう、早くジルがほしい。まどろっこしいこと全部放って、早く。
こんなの、どう考えたっておれの躰がおかしいのに、おかしくなっちゃったのに。
「ジル……」
「うん?」
「……う、も、大丈夫、だから、い、いれ……」
「……まだ慣らしてもないんだけど」
だめだよ、と返される。そりゃそうだ。無理だ。
痛い痛くない以前に普通に無理。そうなんだけど、今はそういうことじゃなくて。
「は、はやく、して、ほし……」
「ふふ」
「なんで笑うの……」
「随分素直になったもんだと思って……割とユキは素直だったけど……こういうの、恥ずかしがるから」
「……だって」
もう、意地張ったって辛いのは自分だし。
今は恥ずかしいとか言ってる場合じゃないし。いや恥ずかしいし、自分でも何言ってんだって思うけど、反省するのは後ででいいかなって。
今しか出来ないこと、しておかないとって。していい後悔と、だめな後悔があるからって、だから今は、後でなんであんなことをって恥ずかしがる後悔をとることにした。
後からしてもらえば良かったなんて、そんな後悔引き摺りたくない。そうなったら、もう、遅いとか、そんな問題じゃなくなるかもしれないんだから。
「おなか、あつい……っ」
だから、わかってて、煽る様なことを言う。
腕を回して、淡い瞳を見つめて、泣きそうな声で。
「ンっ、は、あう……ぅ、んう」
「……っ、そうやって煽るのはいいけど、ちゃんと慣らしてから、ね」
「あぅ、あ、ッん、ん、わかっ……てぅ、からっ……んあ」
花のような、甘い香油の香りがふわっと広がる。
これはどんな効果のやつだっけ……わかんない、覚えてない。
でもいいや、なんでもいい、もうなんだって、ジルを受け入れやすくなるなら、なんだって。
前に比べると、指くらいすんなり受け入れられるようになったし、すぐに本数を増やすことも出来るようになった。
ジルがそうした、ジルの為にこんな躰になった。
「んっ……あ、っく、う、も、よくないっ……?」
「うん……まだキツいと思うよ」
「それくらっ……ぃ、らいじょ、ぶ」
「ユキが痛いのは嫌だよ」
「……っ、ちょ、っと、くらい、ならっ……は、あ、いたく、てもっい、ぃ」
ジルの指にあわせてぐちゅぐちゅ水音が響いていた。
それをおれの手が止めて、早く、と急かす。
たいして時間を使う訳でもないのに。自分の感情だけで、ジルを早く早くと急き立てる。
当のジルはおれのことを考えてくれてるというのに。
「……っあ」
「あと少しと思ったんだけど」
ユキがそう言うなら、とおれをうつ伏せにさせて、腰を上げさせる。
力を抜いて、と言われて、頭が真っ白になった。
あれ、いつも前からしてたから、こんな体勢は初めてだ。
おれだって何にも知らない訳じゃない、この体勢がよくある体勢なのも知ってる。
でもいざ自分がするとなると……少し、動物みたいだな、と思った。
にんげんなんて所詮動物だけど。でもこれは……なんか、思ってたのとは……
「んう……!」
「……ッ、やっぱり、ちょっと、キツ……」
「ん、うぅ、んん……っは、」
「大丈夫?抜く……」
「んゃ、抜かなっ……あ、や、んんっ……」
向きが違うから?挿入ってきた感覚がいつもと違う。
苦しいんだけど、違うところに当たって……いつもだって、今のだって、気持ちいい。
「……大丈夫そうだね?」
「んッ、あ、う、あ、ゆっ、ゆっくり、してえ」
「ん、わかった……」
首筋に唇が落とされたのがわかる。柔らかい感触。少し、舌先の熱さも感じた。おれ、汗かいてるのに。
かわいい、といつもの甘い声。背中しか見えないのに、どういうことだよと問い詰めたいけどそんな余裕はない。
口を開いても押し出される喘ぎ声と、精々単語単語くらい。
唇を噛む代わりに、枕を噛み、シーツを握り締める。
熱い。
自分の中の熱と、ジルの体温、吐いた息が、全部。
「んッ、ん、んう、」
「あっユキ」
「んうう」
「もう、油断するとすぐに声を殺す」
「んあ……」
後ろから伸びてきた手がまたおれの唇を割って、指が捩じ込まれる。
これ、苦しいし、息をするのが難しくて、涎がだらだら流れっぱなしになっちゃっていやだ。いやなんだけど、声を我慢する為に何かを噛むのは止めることは出来なくて、それを気にするジルからしたら、こうやって止められることは仕方がないんだろう。
「は、あう、じう」
「ね、跡や血が気になるのは確かなんだけど、俺はユキの声も聴きたいんだ」
「う、あ……っ」
「だからほら、かわいいユキの声聴かせて」
「んうう……あっ、ん!」
口から指が抜かれたかと思うと、背中をなぞられて甘ったるい声が漏れた。
ついでにびく、と腰も揺れた。
うう、いやだ、気持ちいい。
「ユキ」
「んあ、っ……ぁ、んっう」
「かわいい」
「んう……!」
ジルの優しい声が名前を呼んで、色を含んだものが耳元で囁かれる。
それだけなのに、お腹の奥がきゅうっとなって、躰が跳ねてしまった。
「んっう……う、あ、」
「ユキ、俺の声に反応してる?」
「んん……っ、う」
「……本当に、もう」
「は、ん、う……はあ、あっ……」
どうしよう、早くジルがほしい。まどろっこしいこと全部放って、早く。
こんなの、どう考えたっておれの躰がおかしいのに、おかしくなっちゃったのに。
「ジル……」
「うん?」
「……う、も、大丈夫、だから、い、いれ……」
「……まだ慣らしてもないんだけど」
だめだよ、と返される。そりゃそうだ。無理だ。
痛い痛くない以前に普通に無理。そうなんだけど、今はそういうことじゃなくて。
「は、はやく、して、ほし……」
「ふふ」
「なんで笑うの……」
「随分素直になったもんだと思って……割とユキは素直だったけど……こういうの、恥ずかしがるから」
「……だって」
もう、意地張ったって辛いのは自分だし。
今は恥ずかしいとか言ってる場合じゃないし。いや恥ずかしいし、自分でも何言ってんだって思うけど、反省するのは後ででいいかなって。
今しか出来ないこと、しておかないとって。していい後悔と、だめな後悔があるからって、だから今は、後でなんであんなことをって恥ずかしがる後悔をとることにした。
後からしてもらえば良かったなんて、そんな後悔引き摺りたくない。そうなったら、もう、遅いとか、そんな問題じゃなくなるかもしれないんだから。
「おなか、あつい……っ」
だから、わかってて、煽る様なことを言う。
腕を回して、淡い瞳を見つめて、泣きそうな声で。
「ンっ、は、あう……ぅ、んう」
「……っ、そうやって煽るのはいいけど、ちゃんと慣らしてから、ね」
「あぅ、あ、ッん、ん、わかっ……てぅ、からっ……んあ」
花のような、甘い香油の香りがふわっと広がる。
これはどんな効果のやつだっけ……わかんない、覚えてない。
でもいいや、なんでもいい、もうなんだって、ジルを受け入れやすくなるなら、なんだって。
前に比べると、指くらいすんなり受け入れられるようになったし、すぐに本数を増やすことも出来るようになった。
ジルがそうした、ジルの為にこんな躰になった。
「んっ……あ、っく、う、も、よくないっ……?」
「うん……まだキツいと思うよ」
「それくらっ……ぃ、らいじょ、ぶ」
「ユキが痛いのは嫌だよ」
「……っ、ちょ、っと、くらい、ならっ……は、あ、いたく、てもっい、ぃ」
ジルの指にあわせてぐちゅぐちゅ水音が響いていた。
それをおれの手が止めて、早く、と急かす。
たいして時間を使う訳でもないのに。自分の感情だけで、ジルを早く早くと急き立てる。
当のジルはおれのことを考えてくれてるというのに。
「……っあ」
「あと少しと思ったんだけど」
ユキがそう言うなら、とおれをうつ伏せにさせて、腰を上げさせる。
力を抜いて、と言われて、頭が真っ白になった。
あれ、いつも前からしてたから、こんな体勢は初めてだ。
おれだって何にも知らない訳じゃない、この体勢がよくある体勢なのも知ってる。
でもいざ自分がするとなると……少し、動物みたいだな、と思った。
にんげんなんて所詮動物だけど。でもこれは……なんか、思ってたのとは……
「んう……!」
「……ッ、やっぱり、ちょっと、キツ……」
「ん、うぅ、んん……っは、」
「大丈夫?抜く……」
「んゃ、抜かなっ……あ、や、んんっ……」
向きが違うから?挿入ってきた感覚がいつもと違う。
苦しいんだけど、違うところに当たって……いつもだって、今のだって、気持ちいい。
「……大丈夫そうだね?」
「んッ、あ、う、あ、ゆっ、ゆっくり、してえ」
「ん、わかった……」
首筋に唇が落とされたのがわかる。柔らかい感触。少し、舌先の熱さも感じた。おれ、汗かいてるのに。
かわいい、といつもの甘い声。背中しか見えないのに、どういうことだよと問い詰めたいけどそんな余裕はない。
口を開いても押し出される喘ぎ声と、精々単語単語くらい。
唇を噛む代わりに、枕を噛み、シーツを握り締める。
熱い。
自分の中の熱と、ジルの体温、吐いた息が、全部。
「んッ、ん、んう、」
「あっユキ」
「んうう」
「もう、油断するとすぐに声を殺す」
「んあ……」
後ろから伸びてきた手がまたおれの唇を割って、指が捩じ込まれる。
これ、苦しいし、息をするのが難しくて、涎がだらだら流れっぱなしになっちゃっていやだ。いやなんだけど、声を我慢する為に何かを噛むのは止めることは出来なくて、それを気にするジルからしたら、こうやって止められることは仕方がないんだろう。
「は、あう、じう」
「ね、跡や血が気になるのは確かなんだけど、俺はユキの声も聴きたいんだ」
「う、あ……っ」
「だからほら、かわいいユキの声聴かせて」
「んうう……あっ、ん!」
口から指が抜かれたかと思うと、背中をなぞられて甘ったるい声が漏れた。
ついでにびく、と腰も揺れた。
うう、いやだ、気持ちいい。
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