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第二章 ~学園~
意外な一面
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えっ、なに、いきなりどうした。
俺はただ今、絶賛混乱中です。
「友達、、、ですか?」
「ああ、そうだ。」
「クイード様にはご友人がたくさんいらっしゃっいますよね?なんで、よりによって俺なんかと。」
俺、今は伯爵家の養子だけど血筋は平民よ?
関わらない方がいいと思うんだよな。
というか俺が関わりたくない。目立つから。
「あいつらは、私の権力に群がっているだけだ。その証拠に、私に弟が出来たときは一度みんなそっちへ行った。立太子したあとは、昔のようにまた群がったがな。」
俺は昔は身体が弱かったからな、と自嘲するようにつぶやいた。
なにそれ貴族ってハイエナみたい。
王太子ってのも苦労してんだなぁ。
うっかり同情しちまったじゃないか。
だけどさ、
「だからといって、俺と友人になる理由にはならないですよね。」
「そうだな。本音を言うと、下心がある。入学当初から優秀なお前に、将来的には部下になってもらいたいのが1つ。」
やっぱそうなのね。やだなぁ、権力抗争とか巻き込まれたくない。
というか1つ?ってことはまだあんの?
「もう1つは、単純に、困っているところを助けてもらえたのが珍しかったからだ。ここにいる他の奴らは、高位貴族が多いゆえに媚びを売る必要がない。だから、見ないフリをして関わらないようにしていたのに、お前だけは助けてくれた、だからだ。それだけだが問題あるか?」
「問題はありませんが、ホントにいいんですか?俺だって養子ですし伯爵家ですよ?」
「私の目をナメるな。お前は、奴らのように権力に群がるようなタイプに見えない。私は私の勘を信じる。」
ハァ。もうやだこの子。お兄さんこの状況で友達になるのを断るとか言えない。
俺の完敗だな。
だって、この話を受けるにせよ断るにせよ、どっちにしろこの話が広まれば自称取り巻き軍団に絡まれるわけだし。
俺1人だと、そいつらをあしらうのに心許ない。
もう受けちゃおっかなぁ。
受けた方が楽そうだな。
あっ、でもコレだけは釘をさしておくか。
「友人にはなってもいいですが、俺は将来的にもあなたの部下になるつもりはありませんよ。」
「なっ、なぜだ!私の部下ならば出世も約束するぞ!」
「あっ、俺出世とか興味ないんで。伯爵家の養子ですけど、継がなくてもいいって言われてるし。自由に生きる許可はもらってるんですよ。だから、ホントに友人としてだけでお願いします。」
「そうか、、、。ならば、その通り友人としてよろしく頼む!」
「いいですよ。こちらこそよろしくお願いします。」
こうして俺は、クイード様と友人になったのだった。
~~~~~~~~~
「ハァ疲れた。」
俺とクイード様はそのあと、共に食事をとってから部屋に戻った。
風呂に入って、明日の支度をしてからベッドでゴロゴロしている。
その間、考えていたのはクイードのことだった。
これから、毎日絡まれることになるんだろうな。
正直めんどくさい。
でも、関わっちまったもんはしゃーねーか。
あの王子さんも、なにげに苦労してるっぽいし。
俺が友人になることで、多少精神的な負担が軽くなるのなら安いものだ。
そんなことを考えながら、眠りに落ちたのだった。
~~~~~~~
朝。
騎士団にいた時からの癖で、だいぶ早くに目が覚めた。
これは、もう職業病みたいなもんだな。
俺は騎士見習いで、正式な騎士じゃなかったけど。
騎士見習いの資格も、入学とともにリセットされたけど。
でもまあ、理由は何にせよ訓練することに変わりはない。
それにしても、不思議だ。
この訓練を始めたばかりはあんなに辛かったのに。
今ではもう、朝に訓練をしないと物足りない気分になるくらいだ。
慣れって馬鹿に出来ないな。
ってことで、とりあえず武器を持ち外に出る。
まだ訓練場の場所とかは把握出来てないから、どこか広い場所をランニングしながらにでも探すか。
そうと決まれば武器を下げたり、持ったりして身につける。
空間魔法や道具袋を使わないのは、武器を重しの変わりにするからだ。
いざという時、武器を下げているからといって、すぐにバテるようだったら困るからな。
最後に落ちないか確認して。
よし、準備完了。ここらを一周して戻って来るか。
いい場所見つけたら、途中でもそこで訓練したらいいし。
そんじゃ、スタート!
タッタッタッタ
軽快な足音を響かせながら学園の敷地内を走る。
一応パンフレットに書いてあった地図は全て覚えているから、迷うことはない。
と、思っていました。
はい、すみません。お察しの通り迷いました。
調子に乗ってしまい、申し訳ありませんでしたぁぁぁぁ。
ここどこですかぁぁぁぁぁ!
今、俺は周りを木に囲まれた森みたいなところにいる。
いやね、途中まではちゃんと覚えた地図の通りに進んでたんですよ。
ただ、気がついたらこんなところにいたわけで。
言い訳させてください。
俺は方向オンチじゃない!
ぜってぇ地図にこんなとこ描いてなかった!
いや、描いてあったかもしれない。
自信が無くなってきた、、、。
帰ったら地図ちゃんと確認しよう。
その前に、ちゃんと帰れるかどうかさえ怪しいけどね、アハハ。
とりあえず、来た道を戻ろうか。
今まで前に進んでいた道を、今度は逆に進む。
一応この世界にもあるが、今は時計を持っていない。
正確な時間は分からないが、体感時間でもおよそ10分以上歩いて来た道を戻っているが、いっこうに出口は見えない。
それどころか、同じところばかりをグルグル回っている気がする。
これはおかしい。
明らかに、俺が寮を出てからかかった時間以上進んでいるのに、まだ出口が見えないなんて。
まさか、俺はなんらかの結界の中にいるのか?
試してみるか。
一度近くの木に剣で印をつけ、ダッシュで出口があると思われる方向へ向かう。
だが、ふと気がつくと、また印のところへ戻ってきていた。
やはりか。誰かは知らないが、ナメた真似してくれるじゃないか。
こんな結界なんぞ、破ってやる!!
俺はただ今、絶賛混乱中です。
「友達、、、ですか?」
「ああ、そうだ。」
「クイード様にはご友人がたくさんいらっしゃっいますよね?なんで、よりによって俺なんかと。」
俺、今は伯爵家の養子だけど血筋は平民よ?
関わらない方がいいと思うんだよな。
というか俺が関わりたくない。目立つから。
「あいつらは、私の権力に群がっているだけだ。その証拠に、私に弟が出来たときは一度みんなそっちへ行った。立太子したあとは、昔のようにまた群がったがな。」
俺は昔は身体が弱かったからな、と自嘲するようにつぶやいた。
なにそれ貴族ってハイエナみたい。
王太子ってのも苦労してんだなぁ。
うっかり同情しちまったじゃないか。
だけどさ、
「だからといって、俺と友人になる理由にはならないですよね。」
「そうだな。本音を言うと、下心がある。入学当初から優秀なお前に、将来的には部下になってもらいたいのが1つ。」
やっぱそうなのね。やだなぁ、権力抗争とか巻き込まれたくない。
というか1つ?ってことはまだあんの?
「もう1つは、単純に、困っているところを助けてもらえたのが珍しかったからだ。ここにいる他の奴らは、高位貴族が多いゆえに媚びを売る必要がない。だから、見ないフリをして関わらないようにしていたのに、お前だけは助けてくれた、だからだ。それだけだが問題あるか?」
「問題はありませんが、ホントにいいんですか?俺だって養子ですし伯爵家ですよ?」
「私の目をナメるな。お前は、奴らのように権力に群がるようなタイプに見えない。私は私の勘を信じる。」
ハァ。もうやだこの子。お兄さんこの状況で友達になるのを断るとか言えない。
俺の完敗だな。
だって、この話を受けるにせよ断るにせよ、どっちにしろこの話が広まれば自称取り巻き軍団に絡まれるわけだし。
俺1人だと、そいつらをあしらうのに心許ない。
もう受けちゃおっかなぁ。
受けた方が楽そうだな。
あっ、でもコレだけは釘をさしておくか。
「友人にはなってもいいですが、俺は将来的にもあなたの部下になるつもりはありませんよ。」
「なっ、なぜだ!私の部下ならば出世も約束するぞ!」
「あっ、俺出世とか興味ないんで。伯爵家の養子ですけど、継がなくてもいいって言われてるし。自由に生きる許可はもらってるんですよ。だから、ホントに友人としてだけでお願いします。」
「そうか、、、。ならば、その通り友人としてよろしく頼む!」
「いいですよ。こちらこそよろしくお願いします。」
こうして俺は、クイード様と友人になったのだった。
~~~~~~~~~
「ハァ疲れた。」
俺とクイード様はそのあと、共に食事をとってから部屋に戻った。
風呂に入って、明日の支度をしてからベッドでゴロゴロしている。
その間、考えていたのはクイードのことだった。
これから、毎日絡まれることになるんだろうな。
正直めんどくさい。
でも、関わっちまったもんはしゃーねーか。
あの王子さんも、なにげに苦労してるっぽいし。
俺が友人になることで、多少精神的な負担が軽くなるのなら安いものだ。
そんなことを考えながら、眠りに落ちたのだった。
~~~~~~~
朝。
騎士団にいた時からの癖で、だいぶ早くに目が覚めた。
これは、もう職業病みたいなもんだな。
俺は騎士見習いで、正式な騎士じゃなかったけど。
騎士見習いの資格も、入学とともにリセットされたけど。
でもまあ、理由は何にせよ訓練することに変わりはない。
それにしても、不思議だ。
この訓練を始めたばかりはあんなに辛かったのに。
今ではもう、朝に訓練をしないと物足りない気分になるくらいだ。
慣れって馬鹿に出来ないな。
ってことで、とりあえず武器を持ち外に出る。
まだ訓練場の場所とかは把握出来てないから、どこか広い場所をランニングしながらにでも探すか。
そうと決まれば武器を下げたり、持ったりして身につける。
空間魔法や道具袋を使わないのは、武器を重しの変わりにするからだ。
いざという時、武器を下げているからといって、すぐにバテるようだったら困るからな。
最後に落ちないか確認して。
よし、準備完了。ここらを一周して戻って来るか。
いい場所見つけたら、途中でもそこで訓練したらいいし。
そんじゃ、スタート!
タッタッタッタ
軽快な足音を響かせながら学園の敷地内を走る。
一応パンフレットに書いてあった地図は全て覚えているから、迷うことはない。
と、思っていました。
はい、すみません。お察しの通り迷いました。
調子に乗ってしまい、申し訳ありませんでしたぁぁぁぁ。
ここどこですかぁぁぁぁぁ!
今、俺は周りを木に囲まれた森みたいなところにいる。
いやね、途中まではちゃんと覚えた地図の通りに進んでたんですよ。
ただ、気がついたらこんなところにいたわけで。
言い訳させてください。
俺は方向オンチじゃない!
ぜってぇ地図にこんなとこ描いてなかった!
いや、描いてあったかもしれない。
自信が無くなってきた、、、。
帰ったら地図ちゃんと確認しよう。
その前に、ちゃんと帰れるかどうかさえ怪しいけどね、アハハ。
とりあえず、来た道を戻ろうか。
今まで前に進んでいた道を、今度は逆に進む。
一応この世界にもあるが、今は時計を持っていない。
正確な時間は分からないが、体感時間でもおよそ10分以上歩いて来た道を戻っているが、いっこうに出口は見えない。
それどころか、同じところばかりをグルグル回っている気がする。
これはおかしい。
明らかに、俺が寮を出てからかかった時間以上進んでいるのに、まだ出口が見えないなんて。
まさか、俺はなんらかの結界の中にいるのか?
試してみるか。
一度近くの木に剣で印をつけ、ダッシュで出口があると思われる方向へ向かう。
だが、ふと気がつくと、また印のところへ戻ってきていた。
やはりか。誰かは知らないが、ナメた真似してくれるじゃないか。
こんな結界なんぞ、破ってやる!!
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