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しおりを挟む提案した通り、私とクロヴィス様のお茶会は回数を減らし、その時間を自分の時間として過ごす様になった。
マイカ様もやはり寂しかったのかそれから私とクロヴィス様とのお茶会に顔を出す事はなくなった。
それと伴い私とマイカ様のお茶会もひらかれる事はなくなった。私から何度か招待する事はあったが、体調不良を理由に断られていたのだ。
体調不良なら仕方ないわ。お身体大丈夫なのかしら。
サブリナは見舞いたい気持ちもあったが、気を使わせるのも申し訳なくお見舞いの品を届けるのみとした。
あれからマイカ様の事を考えると、クロヴィス様と寄り添う姿を自然思い出す。
何故なのかしら。
憧れで大好きなお2人の姿を思い浮かべると、胸が軋む様な気がするわ。
靄靄とした気持ちを抱えながらも、変わり映えない毎日をこなしていく。
そんな日に少し疲れを感じ、今日は気晴らしに中庭へ散歩に出かける事にした。
優しい日差しに綺麗な花々を見つめていると少し気持ちが和らぐ気がする。
「ふふっ」
聞き覚えのある鈴の様な声がわずかに聞こえてきた。
ふと後ろを振り返ると、遠くに何故か見たくなかった2人の姿が見える。
弾ける様な笑い声は聞こえてくるが、話している内容までは聞こえない距離。
そんな2人は手を繋ぎ、見つめ合っている。
2人の視線は徐々に距離を縮め・・・
私ははしたなくも、なりふり構わず自分の部屋へ逃げ帰った。最後まであの2人を見ている事が怖かった。
理由の解らない涙に頬を濡らして、シーツを巻き込むと小さく丸まった。
私はあの熱い視線も、あの距離も知らない。
何故なら共に肌を寄せ合う事はあっても、互いに唇を重ねた事はない。
唯一の誓いのキスは私の頬へと捧げられたのだから。
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