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第四話【お返しとの出会い】
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「一美ちゃんいないですね。どこ行っちゃったんだろう。ちょっと探して来ますね」
LIMEのメッセージも見てないし、電話にもでない。私は二人を残して、とりあえず一美ちゃんが行きそうとこを回った。トイレにはいない。大好きなソフトクリーム売り場にもいない。一番豪華で広そうな休憩所の椅子に、もいない。
「んー、そんなに怒ってたのかな?」
こうなった一美ちゃんは引き下がらないとは思ってたけど、こんなにいないと流石に気になる。メッセージもまだ読んでないな。ふむふむどうしたものかと腕を組み、ふと目線を上げると窓から向かいのコンビニが見えた。そしてその入り口に吸い込まれる一美ちゃんを見つけた。
「いた!」
私は急いで映画館から出て、横断歩道越しにソフトクリームを食べながらコンビニを出る一美ちゃんを、手を振りながら呼んだ。
「おーい。みんな待ってるよー」
「げ、美徳実。ちょっと信号越しに大声出さないでよ、恥ずかしい」
青になった歩道を駆け抜け、私もコンビニの前まで到着した。やっぱりソフトクリーム食べてた。
「みんな心配して待ってるよ、行こう?」
「ごめんね。行きたい気待ちはあるにはあるけど、ほら、あんなことがあった上に、ゲーム好きの人とでしょ。罰が悪いわ」
「そっか、一美ちゃんが別れたのってゲーム好きの人だったんだよね。ごめんね」
「いや、美徳実が謝ることじゃないし。元はと言えばあの世中って奴がいたせいでこうなったんだわ。思い出したらまた腹たってきた」
「まぁまぁ、世中先輩の誤解も解けたし、丸山先輩だってそんな事情知らないし、、、あ」
「あって何? もしかしてあんた、別れた事喋ったの?!」
「ご、ごめん。話の流れでつい。うぁ、やっちゃった」
「最悪、マジで凹むわ」
「ごめんね。今度タピオカ奢るから許して」
私は両手を合わせお願いした。あちゃぁ、火に油注いじゃったかな? 手の隙間からチラリと様子を伺う。でもそこに見えたのは、前を向いたいつもの強い一美ちゃんだった。
「まぁ、私もそろそろスッキリしたいと思ってたし。こんなんじゃダメよね。ウジウジなんて私らしくない。そうよ、そんなこと知られたって別にどうってことないわ。私は私だもの。なんだか変なタイミングだけど、吹っ切れたわ。よし、美徳実、映画見に行くわよ!」
一美ちゃん、やっと笑ってくれた。やっぱり私は一美ちゃんのこういうとこに惹かれちゃうな。サバサバしてるけど、ちゃんと女の子。引っ張ってくれる強さも、自分を認める力もある。羨ましいな。私なんかと大違い。
「ほら、美徳実、置いてくわよ」
一美ちゃんに呼ばれて、はっと我に返る。浸りすぎた。想像力は豊かだが、こんな人前で考え事は良くないよね。そう思って顔を上げると、信号が赤に変わった瞬間だった。一美ちゃんは気付かずに私の方を見ながら進んでる。横からは車が走って来てる。
「待って一美ちゃん、ダメ!」
私は目を疑った。横断歩道が赤になった瞬間、一美ちゃんが飛び出しいく。車が横から走ってくる。どうしよう、ぶつかる! と思った瞬間。一美ちゃんの腕が思いっきり誰か引っ張られる。一美ちゃんの身体と車はギリギリかすった。大きいクラクションの音と、私の胸の音と、どちらが大きい音で鳴っていたか分からないほど、焦った。
「危ねぇだろ。ちゃんと信号見ろ。失恋したからって自殺は良くないぞ」
ギリギリだった。もう少しで一美ちゃんが轢かれるところだった。私は助けてくれた人にお礼を言うためにその人の顔を見上げた。
「ありがとうございます、助かりまし、え、えぇー?!」
私は重ねてドキドキした。世中先輩と一美ちゃんが、抱き合ってる? いや、一美ちゃんを背中から包むように抱いている? 会ったばがりの二人がそんな。危機から救った王子様が今まさにナニをしようとしてるの?!
「いや田中、何をドキドキハラハラしいる。俺はこいつが轢かれそうになったから引っ張った。そしてたまたまこういう格好の着地点だっただけだ」
「なるほど! 理解しました。って、ありがとうございます! 助かりました。いつの間に?」
「いや、あんまり遅いからコンビニで飲み物でも買おうと思って来てみたら、大きな声で話す女子高生がいたもんだから来てみたら、だ」
「ってか、ちょっとあんた。早く退きなさい! いつまで私の身体を堪能してる気よ」
「あ、悪い悪い」
「てかドサクサに紛れて失恋とか言ってんじゃないわよ。私から振ったの。勘弁してよ」
「おま、それが助けてもらった人への態度かよ」
あれ? 喧嘩なのか、助かったのに助かってないぞ? ガミガミ言い合う二人に割って入った。
「ちょっと一美ちゃん。そんな事より、ね? ちゃんとお礼言って」
一美ちゃんは一歩下がって、ちょっと頬を染め急にしおらしくなった。
「その、あ、ありがとうございます。先輩」
なんだろう、すごく可愛い。一美ちゃんのこんな感じ私も久々に見たかも。
「じゃあ、一件落着。世中先輩、ありがとうございました。ちょっとジュース、買ってきますね」
そう言ってスタスタとコンビニへ向かった。
「あと、これ。この際だから渡して置くわ。はい」
「なんだこれ?」
一美から強志に手渡されたのは、三千六百円だった。
「映画のチケット代。美徳実と一緒に話したの。やっぱり二人分は出そうって。私もこの映画割と楽しみしてたし」
「いやでも、俺ら学生料金だから二人だと三千円だぞ? まさかさっきの衝撃で頭を」
「馬鹿。説明しなきゃ分かんないの? 六百円はこの前の分」
「六百円。何か貸したっけか? いやそもそもちゃんと会うのは初めてだし、落とした訳でも」
「もう、鈍すぎ! この前のプリクラ、ちょっと勢いで多くもらい過ぎたから」
「おう、なんだ。可愛いとこあるじゃん」
「何よその言い方」
「お待たせー。ってもう、また喧嘩してる」
私は再度二人の間に入る。そして買ってきた人数分のジュースを半分、世中先輩に渡した。
「これ丸山先輩と分けてください」
「え? 良いの? ありがとう」
「いえ、親友の命の恩人ですから。このくらいは当たり前なのです。さぁ、ちょうど信号も青ですし、〈けど元気〉観に行きましょう!」
LIMEのメッセージも見てないし、電話にもでない。私は二人を残して、とりあえず一美ちゃんが行きそうとこを回った。トイレにはいない。大好きなソフトクリーム売り場にもいない。一番豪華で広そうな休憩所の椅子に、もいない。
「んー、そんなに怒ってたのかな?」
こうなった一美ちゃんは引き下がらないとは思ってたけど、こんなにいないと流石に気になる。メッセージもまだ読んでないな。ふむふむどうしたものかと腕を組み、ふと目線を上げると窓から向かいのコンビニが見えた。そしてその入り口に吸い込まれる一美ちゃんを見つけた。
「いた!」
私は急いで映画館から出て、横断歩道越しにソフトクリームを食べながらコンビニを出る一美ちゃんを、手を振りながら呼んだ。
「おーい。みんな待ってるよー」
「げ、美徳実。ちょっと信号越しに大声出さないでよ、恥ずかしい」
青になった歩道を駆け抜け、私もコンビニの前まで到着した。やっぱりソフトクリーム食べてた。
「みんな心配して待ってるよ、行こう?」
「ごめんね。行きたい気待ちはあるにはあるけど、ほら、あんなことがあった上に、ゲーム好きの人とでしょ。罰が悪いわ」
「そっか、一美ちゃんが別れたのってゲーム好きの人だったんだよね。ごめんね」
「いや、美徳実が謝ることじゃないし。元はと言えばあの世中って奴がいたせいでこうなったんだわ。思い出したらまた腹たってきた」
「まぁまぁ、世中先輩の誤解も解けたし、丸山先輩だってそんな事情知らないし、、、あ」
「あって何? もしかしてあんた、別れた事喋ったの?!」
「ご、ごめん。話の流れでつい。うぁ、やっちゃった」
「最悪、マジで凹むわ」
「ごめんね。今度タピオカ奢るから許して」
私は両手を合わせお願いした。あちゃぁ、火に油注いじゃったかな? 手の隙間からチラリと様子を伺う。でもそこに見えたのは、前を向いたいつもの強い一美ちゃんだった。
「まぁ、私もそろそろスッキリしたいと思ってたし。こんなんじゃダメよね。ウジウジなんて私らしくない。そうよ、そんなこと知られたって別にどうってことないわ。私は私だもの。なんだか変なタイミングだけど、吹っ切れたわ。よし、美徳実、映画見に行くわよ!」
一美ちゃん、やっと笑ってくれた。やっぱり私は一美ちゃんのこういうとこに惹かれちゃうな。サバサバしてるけど、ちゃんと女の子。引っ張ってくれる強さも、自分を認める力もある。羨ましいな。私なんかと大違い。
「ほら、美徳実、置いてくわよ」
一美ちゃんに呼ばれて、はっと我に返る。浸りすぎた。想像力は豊かだが、こんな人前で考え事は良くないよね。そう思って顔を上げると、信号が赤に変わった瞬間だった。一美ちゃんは気付かずに私の方を見ながら進んでる。横からは車が走って来てる。
「待って一美ちゃん、ダメ!」
私は目を疑った。横断歩道が赤になった瞬間、一美ちゃんが飛び出しいく。車が横から走ってくる。どうしよう、ぶつかる! と思った瞬間。一美ちゃんの腕が思いっきり誰か引っ張られる。一美ちゃんの身体と車はギリギリかすった。大きいクラクションの音と、私の胸の音と、どちらが大きい音で鳴っていたか分からないほど、焦った。
「危ねぇだろ。ちゃんと信号見ろ。失恋したからって自殺は良くないぞ」
ギリギリだった。もう少しで一美ちゃんが轢かれるところだった。私は助けてくれた人にお礼を言うためにその人の顔を見上げた。
「ありがとうございます、助かりまし、え、えぇー?!」
私は重ねてドキドキした。世中先輩と一美ちゃんが、抱き合ってる? いや、一美ちゃんを背中から包むように抱いている? 会ったばがりの二人がそんな。危機から救った王子様が今まさにナニをしようとしてるの?!
「いや田中、何をドキドキハラハラしいる。俺はこいつが轢かれそうになったから引っ張った。そしてたまたまこういう格好の着地点だっただけだ」
「なるほど! 理解しました。って、ありがとうございます! 助かりました。いつの間に?」
「いや、あんまり遅いからコンビニで飲み物でも買おうと思って来てみたら、大きな声で話す女子高生がいたもんだから来てみたら、だ」
「ってか、ちょっとあんた。早く退きなさい! いつまで私の身体を堪能してる気よ」
「あ、悪い悪い」
「てかドサクサに紛れて失恋とか言ってんじゃないわよ。私から振ったの。勘弁してよ」
「おま、それが助けてもらった人への態度かよ」
あれ? 喧嘩なのか、助かったのに助かってないぞ? ガミガミ言い合う二人に割って入った。
「ちょっと一美ちゃん。そんな事より、ね? ちゃんとお礼言って」
一美ちゃんは一歩下がって、ちょっと頬を染め急にしおらしくなった。
「その、あ、ありがとうございます。先輩」
なんだろう、すごく可愛い。一美ちゃんのこんな感じ私も久々に見たかも。
「じゃあ、一件落着。世中先輩、ありがとうございました。ちょっとジュース、買ってきますね」
そう言ってスタスタとコンビニへ向かった。
「あと、これ。この際だから渡して置くわ。はい」
「なんだこれ?」
一美から強志に手渡されたのは、三千六百円だった。
「映画のチケット代。美徳実と一緒に話したの。やっぱり二人分は出そうって。私もこの映画割と楽しみしてたし」
「いやでも、俺ら学生料金だから二人だと三千円だぞ? まさかさっきの衝撃で頭を」
「馬鹿。説明しなきゃ分かんないの? 六百円はこの前の分」
「六百円。何か貸したっけか? いやそもそもちゃんと会うのは初めてだし、落とした訳でも」
「もう、鈍すぎ! この前のプリクラ、ちょっと勢いで多くもらい過ぎたから」
「おう、なんだ。可愛いとこあるじゃん」
「何よその言い方」
「お待たせー。ってもう、また喧嘩してる」
私は再度二人の間に入る。そして買ってきた人数分のジュースを半分、世中先輩に渡した。
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