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女の子には、センチメンタルなんて感情はない
ちっちゃくてキレイな18歳、土屋妃斗美さん現る
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本日も、レストランでディナーのお手伝いをしている。
ホテルのバーなんてものは大体ヒマで、忙しくなるとしても早くて夜の8時を過ぎてからだ。なのでそれ以前の時間は大体レストランの方にいる事が多い。そうすると、自ずとそちらの従業員とも多少は交流する事がある。
そしてこの日も、一人の新人さんと知り合った。
その子はとても礼儀正しく、私のところにも自ら挨拶に訪れた。
「土屋妃斗美です。宜しくお願いします」
彼女は、とても背が小さく、とても顔がキレイだった。ロリ特有の幼くてあどけない顔立ちではなく、既に完成された美人なのだ。そしてとにかくちっちゃい。恐らく身長は私より20センチはひくいだろうか(後で確認したところ、やはり152センチだった)
これは、少なくとも今まで見た事のない属性だ。私は小動物にきゅんきゅんするような、抱きしててすりすりしたくなる感覚に囚われてしまった。
「木村卯月です。宜しくお願いします」
そう言うと彼女はにこっと笑顔を返してくれた。
他の人にこっそり彼女の年齢を訪ねると、18歳だが高校は卒業しているとの事だった。それを聞いて、少し冷静さを取り戻した。さすがに9つも年下の未成年に鼻の下を伸ばしているわけにもいかない。
私は彼女と一緒にいる時間、極力彼女が浮いたり困ったりしないようにいろいろ気を回していた。
後で思えば、それが余計な事だったのだ……
彼女と知り合ってから、まだ一月も経っていなかったと思う。仕事の合い間に、彼女の方から声を掛けてきたのだ。
「木村さん、今日仕事終わったら時間空いてますか?」
その言葉を聞いた瞬間、私は「またやってしまったのか」と思った。
だが諄いようだが、私は女なのだ。フツーに女性に優しくしたからと言って、相手が好意を寄せてくる事なんてそうそうあってたまるものか……そもそも、付き合っている人がいるのかどうかも分からない。
それでも万が一の事態になった時にとてもまずいのは、彼女が未成年であるという事なのだ。申し訳ないがあまり関わりたくないのが正直なところだ。
「私、レストランのヘルプ終わったらバーの方に戻らないといけないんだよね……」
頼む、諦めてくれ。
「終わるまで休憩室で待ってます。一緒にお茶しませんか?」
ここでもにこっと笑顔を見せられてしまい、反撃の術を失った。そして私は女性から「お茶」に誘われると、どうも浮足立ってしまう習性があるようで……また何処かで選択肢を間違えたのかなどと、そんな事を考えていた。
彼女が帰らない決断をしてる以上、私は料飲課の他の社員に交代を頼んでなるべく早く帰る選択肢をとらざるを得なかった。バーの方は暇だった事もあり、そこは何とかなってしまった。
そして、休憩室で待っている彼女を迎えに行った。
「待たせてごめんね」
私は何も悪くないような気もするが、それでもそう言ってしまうのが私なのだ……
「……あの、車に乗せてもらってもいいですか?」
「ああ、バスで来てるんだっけ。いいよ」
その後は近場のファミレスに入り、二人で楽しい時間を過ごした。
問題は、その後だ。
店を出て車に乗ると、彼女が車のシフトレバーに手を置いたのだ。このままでは車が発進できない……
そのまま彼女が、話し掛けてくるので返事はしているのだが、内容は全く頭に入ってこない。
これも彼女の思惑通りなのか、段々と考え方が雑になってきた。
私がシフトレバーに触れれば、彼女は手を離してくれるのではないかと思ったのだ。でも失敗したに時は、もう手を握ってあげるしかなくなるのではないか……
私は一か八かの賭けに出た。結果は、あっさりと負けた。
彼女の方から、指を絡めてきたのだ。そしてこちらをじっと見ているので、私は正面を見て必死で目が合わないようにしていた。
「土屋さんって、彼氏とかいないの?」
「いません」
ああ、これ自分から飛び込んでしまったな、と即座に思った。
「土屋さん、私の事、女だって知ってるよね」
「妃斗美って呼んで下さい……」
……だから何でこうなるんだって!私が言うのも何だが坂本さんもこの子も、ちょっとおかしいって!
そしてここから先も問題だった。さっきから彼女の目がずっとこっちを見ている。一度そちらを向いてしまったら、もう大体の流れは決まっている。少しの間、状況が変わるのを待っていたが何も起こらなかった。キミもそういうタイプの人間か。
私は彼女と目を合わせると、もうそんな目をしていた。やっぱり、私は彼女にくちづけするしかなかった。
ホテルのバーなんてものは大体ヒマで、忙しくなるとしても早くて夜の8時を過ぎてからだ。なのでそれ以前の時間は大体レストランの方にいる事が多い。そうすると、自ずとそちらの従業員とも多少は交流する事がある。
そしてこの日も、一人の新人さんと知り合った。
その子はとても礼儀正しく、私のところにも自ら挨拶に訪れた。
「土屋妃斗美です。宜しくお願いします」
彼女は、とても背が小さく、とても顔がキレイだった。ロリ特有の幼くてあどけない顔立ちではなく、既に完成された美人なのだ。そしてとにかくちっちゃい。恐らく身長は私より20センチはひくいだろうか(後で確認したところ、やはり152センチだった)
これは、少なくとも今まで見た事のない属性だ。私は小動物にきゅんきゅんするような、抱きしててすりすりしたくなる感覚に囚われてしまった。
「木村卯月です。宜しくお願いします」
そう言うと彼女はにこっと笑顔を返してくれた。
他の人にこっそり彼女の年齢を訪ねると、18歳だが高校は卒業しているとの事だった。それを聞いて、少し冷静さを取り戻した。さすがに9つも年下の未成年に鼻の下を伸ばしているわけにもいかない。
私は彼女と一緒にいる時間、極力彼女が浮いたり困ったりしないようにいろいろ気を回していた。
後で思えば、それが余計な事だったのだ……
彼女と知り合ってから、まだ一月も経っていなかったと思う。仕事の合い間に、彼女の方から声を掛けてきたのだ。
「木村さん、今日仕事終わったら時間空いてますか?」
その言葉を聞いた瞬間、私は「またやってしまったのか」と思った。
だが諄いようだが、私は女なのだ。フツーに女性に優しくしたからと言って、相手が好意を寄せてくる事なんてそうそうあってたまるものか……そもそも、付き合っている人がいるのかどうかも分からない。
それでも万が一の事態になった時にとてもまずいのは、彼女が未成年であるという事なのだ。申し訳ないがあまり関わりたくないのが正直なところだ。
「私、レストランのヘルプ終わったらバーの方に戻らないといけないんだよね……」
頼む、諦めてくれ。
「終わるまで休憩室で待ってます。一緒にお茶しませんか?」
ここでもにこっと笑顔を見せられてしまい、反撃の術を失った。そして私は女性から「お茶」に誘われると、どうも浮足立ってしまう習性があるようで……また何処かで選択肢を間違えたのかなどと、そんな事を考えていた。
彼女が帰らない決断をしてる以上、私は料飲課の他の社員に交代を頼んでなるべく早く帰る選択肢をとらざるを得なかった。バーの方は暇だった事もあり、そこは何とかなってしまった。
そして、休憩室で待っている彼女を迎えに行った。
「待たせてごめんね」
私は何も悪くないような気もするが、それでもそう言ってしまうのが私なのだ……
「……あの、車に乗せてもらってもいいですか?」
「ああ、バスで来てるんだっけ。いいよ」
その後は近場のファミレスに入り、二人で楽しい時間を過ごした。
問題は、その後だ。
店を出て車に乗ると、彼女が車のシフトレバーに手を置いたのだ。このままでは車が発進できない……
そのまま彼女が、話し掛けてくるので返事はしているのだが、内容は全く頭に入ってこない。
これも彼女の思惑通りなのか、段々と考え方が雑になってきた。
私がシフトレバーに触れれば、彼女は手を離してくれるのではないかと思ったのだ。でも失敗したに時は、もう手を握ってあげるしかなくなるのではないか……
私は一か八かの賭けに出た。結果は、あっさりと負けた。
彼女の方から、指を絡めてきたのだ。そしてこちらをじっと見ているので、私は正面を見て必死で目が合わないようにしていた。
「土屋さんって、彼氏とかいないの?」
「いません」
ああ、これ自分から飛び込んでしまったな、と即座に思った。
「土屋さん、私の事、女だって知ってるよね」
「妃斗美って呼んで下さい……」
……だから何でこうなるんだって!私が言うのも何だが坂本さんもこの子も、ちょっとおかしいって!
そしてここから先も問題だった。さっきから彼女の目がずっとこっちを見ている。一度そちらを向いてしまったら、もう大体の流れは決まっている。少しの間、状況が変わるのを待っていたが何も起こらなかった。キミもそういうタイプの人間か。
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