ひとりえっちが好きな♀と結婚して子供がいる♀の百合話(仮)

木村 卯月

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女の子には、センチメンタルなんて感情はない

事なきを得たと思っていたら、大間違いだった(性的描写あり)

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 土屋さんとのお付き合いは、思っていたよりもずっと大変だった。
 9歳という年齢の差はここまでちぐはぐなものなのか、或いは彼女が実は相当な変わり者の類であるからなのか。
 知り合ってまだ一月ひとつきくらいしか経っていない筈なのだが……とにかく、私は早くも少し疲れていた。

 この日も彼女は、バーが閉店して私の仕事が終わるまでずっと休憩室で待っていた。時間はというと、既に夜中の1時半だ。私もそんなに毎回、彼女の為に早退などできる筈もなく……
 そしてその後の行き先も、深夜営業しているファミレス(20キロ圏内に4件)をローテーションしたり、特に目的地もなくドライブしたり。
 彼女の家は職場を挟んで私の家とは反対方向にあり、立地の都合上、連れてきた事は1度しかない。そしてその時も、只管ひたすらキスばかりしていたがやはりセッ〇スをする事はなかった。
 未だに18歳の女の子とセッ〇スというのは考えるだけでも抵抗はあるが、性欲など一人で処理できるとは言っても流石にここまでお預けをされると水位が溢れそうになる。終いにはあんな夢も見る始末だ。全く困ったものだ。

 それから彼女、電話が長い。2~3時間はザラである。私はほとん相槌あいづちを打っているだけなので本でも読んでいればそんなに大変ではないのだが、毎日顔を合わせているのによくもまあそんなに話す事があるなと呆れてしまう。
「付き合って一ヶ月」の報告をされた時には、この先ずっとこんな形で付き合って行かなければならないのかと頭を抱えてしまった。

 と、思わず愚痴ってしまったが、私は仕事が終わって休憩室で待っている彼女を車に乗せたところだ。

 彼女がまたシフトレバーの上に手を置いていた。

 流石に2回目ともなると、少しは自分でもあざといと思う節があるようで。私が彼女の顔を覗き込むと、照れ笑いした。そしてその直後、直ぐに目を閉じてキスをせがんだ。ちなみにここはまだ、従業員用の駐車場なのだが……深夜で車の台数も少なかったので、私も観念してしまった。
 唇を重ねると、彼女はスイッチが入ったかのように欲情して息を荒げた。
 私が彼女の肩に手を添えると、彼女がその手を掴んで胸元の方へ自ら誘導した。上着の厚みが気になったのでファスナーを下ろし、シャツの上から胸を触ると彼女がブラジャーをしていない事が分かった。
 私はシャツの裾から手を突っ込んで、指で彼女の素肌に直接触れた。彼女は抵抗しなかった。まあこれは分かり易いヒントだった。

 気を良くした?私は今日も懲りずに(失敗は少し恐れているが)勢いに任せて助手席のシートを倒し、先へ先へと手を動かす。
 少々の面倒臭い手順をすっ飛ばして、いきなり彼女のショーツの中に前から手を突っ込んだ。つまりお尻ではなく、彼女の秘部を触りにいったのだ。そこは既にじんわりと湿っていて、確認すると同時に彼女の体がびくっと強張った。そしてそのまま抵抗もせず、更に息を乱して愛欲に身を委ねていった。

 中指をひだの谷間に押し付けると、何の抵抗もなくするりと、第二関節のあたりまで入ってしまい。暖かい感触が伝わってきた。
 指を小刻みに振動させると彼女は、何とも名状し難い、切なくなるような声と表情を露にして私にしがみついた。
 次第に体が硬直していき、辛うじて聞き取れるくらいの声で「い……く」と呟くと、びくびくっと軽く痙攣をしはじめた。
「いっちゃった……」
 彼女はそう口走って、照れ臭そうに笑っていた。
「こんなところでこんな事されるなんて、思ってもみなかったです……」
 続けてそう言ったが、どこまでが本心なのかはもう考えたくもなく……ただ、変な話なのだが、ようやく少しは、彼女の事をきちんと一人の女性として受け入れられるような、そんな気がしていた。

 いつかのようにシートを起こして、彼女の方にルームミラーを向ける。少し冷静になり、先の言葉の通り、職場の駐車場でとんでもない事をしていたという事を改めて思い知る。
 既に深夜の2時を過ぎており、従業員の出入りも殆どない時間帯だ。

―――――――――――――――――――――

 そんな状況の中、ライトを光々と点けた車が駐車場入って来たのだ。私は妙な胸騒ぎを覚えた。
 そして先日の嫌な思い出が脳裏をよぎる。その車はヘッドライトを点けたまま、私の車の真ん前に対面する形で止まった。こんなやり方、はっきり言って普通じゃない。
 不安に駆られる中で、彼女の口からとんでもない言葉を聞かされた。

「やばい、お父さんだ……」
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