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四夜【藍の深淵】
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家に寄って必要なものを持ってきたあと、パスタ屋さんで食事をして、桜太の家に行くのだろうと思っていたら、
「海行かない?」
という桜太の提案で、夜の海を見に行くことにした。
しばらく車を走らせて、鼻歌を歌ったり口ずさむ、機嫌のいい桜太。
「・・・桜太、嬉しそうだね」
「え、そうかな」
「うん」
「・・・嬉しいからね。夜のデートでしょ、椎娜と。・・・やばい、ニヤける。」
・・・本当に嬉しそうにしてくれるから、どうしていいかわからない。
「私、ただいるだけなのに」
「??え??いてくれるのが嬉しいのに」
それが何か問題ありますか?と、桜太が真顔で私を見た。
「・・・好きな人が横にいて、それだけでめちゃくちゃ幸せなんだよ俺・・・自分でもどうしていいかわからないくらい・・・」
・・・好きが溢れる、と笑うのは、見ている私の方が恥ずかしくなるくらい、「好き」がダダ漏れ状態で、私もどうしていいかわからない。
いるだけで幸せって・・・
いないと幸せじゃないってことで、無条件に「存在意義」を見出されていて、許されている気持ちになる。
桜太の中では、私は存在していいんだ、と思えて、それはとても温かな感情だった。
「海行かない?」
という桜太の提案で、夜の海を見に行くことにした。
しばらく車を走らせて、鼻歌を歌ったり口ずさむ、機嫌のいい桜太。
「・・・桜太、嬉しそうだね」
「え、そうかな」
「うん」
「・・・嬉しいからね。夜のデートでしょ、椎娜と。・・・やばい、ニヤける。」
・・・本当に嬉しそうにしてくれるから、どうしていいかわからない。
「私、ただいるだけなのに」
「??え??いてくれるのが嬉しいのに」
それが何か問題ありますか?と、桜太が真顔で私を見た。
「・・・好きな人が横にいて、それだけでめちゃくちゃ幸せなんだよ俺・・・自分でもどうしていいかわからないくらい・・・」
・・・好きが溢れる、と笑うのは、見ている私の方が恥ずかしくなるくらい、「好き」がダダ漏れ状態で、私もどうしていいかわからない。
いるだけで幸せって・・・
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