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六夜【求めよ、さらば救われん。】
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「・・・・・・緊張する・・・」
「・・・なんで?椎娜のだよ・・・俺・・・好きにさわって・・・」
椎娜に触れていた手は自分の両膝の上。
したいようにさせるために、俺は真っ直ぐに椎娜の瞳を見つめた。
俺は、椎娜のだから・・・好きに触って、ここにいることを確かめて、自分だけが好きに出来るとわかってほしい。
「桜太・・・桜太・・・」
「ん・・・」
「・・・会いたかった・・・」
震える指先が1本、また1本と頬に触れる。
少し冷たくて細い指先・・・
・・・限界。
椎娜がこれ以上触れてくれるのを待つなんて、俺ができなかった。
気遣いも遠慮も、思いやるなんて出来ずに、乱暴に引き寄せて腕に抱きとめる。
「・・・っ・・・おう、た・・・」
「うん・・・椎娜・・・」
行き場を迷っているような手が、そろそろと背中に回され、Tシャツをギュッと握る。
「・・・身体、平気・・・?」
「・・・ん・・・なんともないよ・・・」
「・・・・・・我慢、できない・・・椎娜を抱きたい・・・」
「・・・疲れてない・・・?」
「・・・優しく、できないかもしれない・・・」
それくらい余裕もなく、触れたくて、椎娜を感じたくて、みっともないほど、余裕がない・・・。
抱きたい欲だけじゃないかと思うほどに、椎娜に対してのリミッターは振り切れている。
抱きしめられるままになっていた椎娜は、肩口に埋めていた顔を上げ、首に腕を回して首筋に唇を這わせて、小さなリップ音を立てながら上へ唇を滑らせると、耳に僅かな息がかかり、そのまま・・・
「・・・優しくなくていい・・・抱いて・・・」
吐息の混じる甘い声音に、腹の奥に熱が集まり、腰が重く疼くのを感じた。
「・・・なんで?椎娜のだよ・・・俺・・・好きにさわって・・・」
椎娜に触れていた手は自分の両膝の上。
したいようにさせるために、俺は真っ直ぐに椎娜の瞳を見つめた。
俺は、椎娜のだから・・・好きに触って、ここにいることを確かめて、自分だけが好きに出来るとわかってほしい。
「桜太・・・桜太・・・」
「ん・・・」
「・・・会いたかった・・・」
震える指先が1本、また1本と頬に触れる。
少し冷たくて細い指先・・・
・・・限界。
椎娜がこれ以上触れてくれるのを待つなんて、俺ができなかった。
気遣いも遠慮も、思いやるなんて出来ずに、乱暴に引き寄せて腕に抱きとめる。
「・・・っ・・・おう、た・・・」
「うん・・・椎娜・・・」
行き場を迷っているような手が、そろそろと背中に回され、Tシャツをギュッと握る。
「・・・身体、平気・・・?」
「・・・ん・・・なんともないよ・・・」
「・・・・・・我慢、できない・・・椎娜を抱きたい・・・」
「・・・疲れてない・・・?」
「・・・優しく、できないかもしれない・・・」
それくらい余裕もなく、触れたくて、椎娜を感じたくて、みっともないほど、余裕がない・・・。
抱きたい欲だけじゃないかと思うほどに、椎娜に対してのリミッターは振り切れている。
抱きしめられるままになっていた椎娜は、肩口に埋めていた顔を上げ、首に腕を回して首筋に唇を這わせて、小さなリップ音を立てながら上へ唇を滑らせると、耳に僅かな息がかかり、そのまま・・・
「・・・優しくなくていい・・・抱いて・・・」
吐息の混じる甘い声音に、腹の奥に熱が集まり、腰が重く疼くのを感じた。
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