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九夜【真昼のぬくもり】
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「じゃあ、行ってくるね」
「うん、行ってらっしゃい」
「・・・・・・やばぁぁ・・・ッねぇ、新婚さんみたいじゃない?!椎娜にお見送りされるって、予想以上にクる!!」
「大丈夫、だいじょう~ぶ。何もこないよ」
興奮度上限超え、発作を催してしゃがみ込む桜太に食い気味にツッコんで、腕を引いて立ち上がらせる。
「ほら、社長、お仕事頑張って。」
「・・・もっかい言ってくれたら頑張ってこれる気がする。」
・・・ねばるな・・・(笑)
「・・・お仕事、頑張ってください。時永社長・・・。」
「・・・・・・しぃちゃん、うちに入社しない??」
「はい、行ってらっしゃ~い。」
「・・・いいもん、永久就職は決まってるもん。」
「桜太」
「・・・なんですか」
不服そうないじけた大型犬を、ジャケットの胸元をグッと掴んで引き寄せる。
「・・・私は、早く会いたいのに、・・・桜太は早く帰って来て、私に会いたくないの?」
「・・・・・・会いたい、です」
「じゃあ、行ってきて。」
「・・・はい。」
「よし。」
困った犬みたいな、しょぼくれた顔。
・・・ちゅ。
「・・・!しぃちゃ・・・ッ」
「はい、行ってらっしゃい、時永社長。」
ジャケットの胸元を直して、ポンと叩き、悔しいくらいスーツの似合う桜太の全身に目を走らせる。
「うん、いいじゃん・・・」
「・・・カッコイイってこと?」
「・・・まぁ、平たく言えば。」
「・・・・・・世界イチ?」
「何言ってるの?舐めてるの?」
「・・・・・・すいませ」
「宇宙イチでしょ」
・・・・・・ビー玉より澄んだ、綺麗な淡いブルーが見開かれて落ちそう。
・・・世界も宇宙も、他の星も、どこを探したって桜太以上に私を愛してくれる人いないでしょ・・・???
・・・・・・私だって、誰にも譲る気ないくらい好きなんだからね。
「うん、行ってらっしゃい」
「・・・・・・やばぁぁ・・・ッねぇ、新婚さんみたいじゃない?!椎娜にお見送りされるって、予想以上にクる!!」
「大丈夫、だいじょう~ぶ。何もこないよ」
興奮度上限超え、発作を催してしゃがみ込む桜太に食い気味にツッコんで、腕を引いて立ち上がらせる。
「ほら、社長、お仕事頑張って。」
「・・・もっかい言ってくれたら頑張ってこれる気がする。」
・・・ねばるな・・・(笑)
「・・・お仕事、頑張ってください。時永社長・・・。」
「・・・・・・しぃちゃん、うちに入社しない??」
「はい、行ってらっしゃ~い。」
「・・・いいもん、永久就職は決まってるもん。」
「桜太」
「・・・なんですか」
不服そうないじけた大型犬を、ジャケットの胸元をグッと掴んで引き寄せる。
「・・・私は、早く会いたいのに、・・・桜太は早く帰って来て、私に会いたくないの?」
「・・・・・・会いたい、です」
「じゃあ、行ってきて。」
「・・・はい。」
「よし。」
困った犬みたいな、しょぼくれた顔。
・・・ちゅ。
「・・・!しぃちゃ・・・ッ」
「はい、行ってらっしゃい、時永社長。」
ジャケットの胸元を直して、ポンと叩き、悔しいくらいスーツの似合う桜太の全身に目を走らせる。
「うん、いいじゃん・・・」
「・・・カッコイイってこと?」
「・・・まぁ、平たく言えば。」
「・・・・・・世界イチ?」
「何言ってるの?舐めてるの?」
「・・・・・・すいませ」
「宇宙イチでしょ」
・・・・・・ビー玉より澄んだ、綺麗な淡いブルーが見開かれて落ちそう。
・・・世界も宇宙も、他の星も、どこを探したって桜太以上に私を愛してくれる人いないでしょ・・・???
・・・・・・私だって、誰にも譲る気ないくらい好きなんだからね。
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