463 / 617
十二夜【時を超える花言葉】
12-2
しおりを挟む
「・・・・・・だって、なんか・・・・・・淫らじゃない・・・・・・?」
み、だ、ら・・・??
みだら・・・・・・!!
「・・・・・・その響きいいね・・・・・・」
「ばか」
「だってさ、淫らな事したじゃん。淫らに、ドロッドロに愛し合ったじゃない。」
「そういう事言わないで。」
「ほんとのことですもの。」
「・・・・・・」
「・・・愛しいのに、その行為は淫らでいやらしくて、求めあうだけ求めあっても足りなくて、もっとほしくなる・・・。『交わり』って言う言葉そのものだよ・・・。身体も心も体液も、匂いも、全てが混じり合って、交ざり合って・・・なんて、淫らなんだろうね・・・。好きな子とするセックスって・・・椎娜とすることに、椎娜に溺れまくってるんだよ、俺・・・」
ベッドに転がって、つまんだ指先をついっと持ち上げる。
「・・・溺れてたら、死んじゃうじゃん・・・」
「椎娜に溺れて死ぬなら本望。」
「・・・だめ。私より先に死なないで。今度は・・・」
「?今度?」
「・・・・・・?なんだろう、わかんない・・・。でも、桜太は私より後に死んで。」
自分の口から出た言葉に、椎娜自身が「よくわからない」と首を傾げる。
「(笑)・・・じゃあ・・・今、生き延びさせて?椎娜より先に死なない為に。」
「・・・いいよ?」
ふふん、と口をキュッと結び、少し尖らせて、『仕方ないなぁ、してあげてもいいよ?』が見え見えの椎娜が、よじよじと這ってきて、俺の腕の中に再び納まる。
み、だ、ら・・・??
みだら・・・・・・!!
「・・・・・・その響きいいね・・・・・・」
「ばか」
「だってさ、淫らな事したじゃん。淫らに、ドロッドロに愛し合ったじゃない。」
「そういう事言わないで。」
「ほんとのことですもの。」
「・・・・・・」
「・・・愛しいのに、その行為は淫らでいやらしくて、求めあうだけ求めあっても足りなくて、もっとほしくなる・・・。『交わり』って言う言葉そのものだよ・・・。身体も心も体液も、匂いも、全てが混じり合って、交ざり合って・・・なんて、淫らなんだろうね・・・。好きな子とするセックスって・・・椎娜とすることに、椎娜に溺れまくってるんだよ、俺・・・」
ベッドに転がって、つまんだ指先をついっと持ち上げる。
「・・・溺れてたら、死んじゃうじゃん・・・」
「椎娜に溺れて死ぬなら本望。」
「・・・だめ。私より先に死なないで。今度は・・・」
「?今度?」
「・・・・・・?なんだろう、わかんない・・・。でも、桜太は私より後に死んで。」
自分の口から出た言葉に、椎娜自身が「よくわからない」と首を傾げる。
「(笑)・・・じゃあ・・・今、生き延びさせて?椎娜より先に死なない為に。」
「・・・いいよ?」
ふふん、と口をキュッと結び、少し尖らせて、『仕方ないなぁ、してあげてもいいよ?』が見え見えの椎娜が、よじよじと這ってきて、俺の腕の中に再び納まる。
0
あなたにおすすめの小説
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
密室に二人閉じ込められたら?
水瀬かずか
恋愛
気がつけば会社の倉庫に閉じ込められていました。明日会社に人 が来るまで凍える倉庫で一晩過ごすしかない。一緒にいるのは営業 のエースといわれている強面の先輩。怯える私に「こっちへ来い」 と先輩が声をかけてきて……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる