徒然なる恋の話

焔 はる

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十三夜【溺れるものは真夜中に溶け合う】

13-24

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「・・・・・・胸、突き出して、太腿を俺に摺り寄せてたの・・・気づいてなかった?」

「!そんな・・・っ・・・して、な、いッ」

「っふ・・・してたよ・・・もっと・・・って・・・欲しがってた・・・ナカも・・・」

「!ぁあッ・・・!ゃ、ぁッあッ・・・んんッぅ・・・ッふ・・・ぅ・・・っ」

身体を折りたたまれるようにして、真上から私の最奥を穿つ。

それだけで、自分でも体中が震えるほど、抑えられない声が反射的に口をついて止められないほど、キモチよくて、怖いほどの快感に何度目かわからない涙が零れて眦を滑り落ちた。


「好きにッ・・・していい、なんて・・・ッ・・・だめ、だよ・・・もう、言ったら・・・」


「ぅぁッ・・・あぁッ・・・んッんぅッ・・・ふ、は、ァッ・・・ァァッ・・・ッ」


「・・・・・・俺が・・・椎娜を好きになんてしたら・・・壊れるよ、椎娜・・・」


「やァァッ・・・ッ!んんぅッ・・・!ふ、ッぅ、ァッ、あッ・・・も、と、めッ・・・」


桜太の言葉もはっきりと聴こえない。

何か言っている・・・それはわかるのに、頭の中でなんとか機能を保っているのは、それは音声だよ、という情報を処理する機能くらいで、あとはもう与えられるまま、快感を享受するしかなかった。

苦しそうに歪んで私を見下ろす瞳が、抑え込む自分の中の何かに抗い、耐えている・・・。

快楽の波に襲われ、おなかのナカはグチャグチャで、おしりの方まで濡れているのが、冷えた空気を感じる事で辛うじてわかったけど、それでも桜太は私の最奥に叩きつけるように自身の熱をぶつける。


「も、だ、めッ、だ、めッぇッ・・・ッ、や、だァッ、む、りッ・・・むり、ぃッ・・・ッあァァッ・・・ッ!」

私のナカを私よりも知っているこの人からは逃れられない・・・

何度も何度もイかせられて、もう身体に力は入らなくて、桜太に転がされるまま、私の身体は横向きにされた。

縦に開かれた足を桜太が抱え、割り開かれた身体の中心に、ズップリ・・・と桜太が腰を沈めている。


こん、な・・・体勢、知らない・・・無理・・・もう・・・
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