徒然なる恋の話

焔 はる

文字の大きさ
550 / 617
十五夜【壊れていく音】

15-24

しおりを挟む
「まぁ・・・誰だったかは覚えてるよ。桜太は?」


「・・・俺も、覚えてはいるけど・・・」


「特別?」


「いや・・・別に・・・当てつけみたいなもんだったし、早く捨てたかったから。」


え~・・・どうしよう・・・面白いな、これは聞いた事なかった話だぞ。


そいういう話、誠司がいたら絶対話したがらないし、女とのどうこうは話さないからな・・・


「たぶんさぁ・・・椎娜さんより桜太の方が経験数も多いし、何を気にしてんの?付き合ってんのは桜太なのに。」


「・・・そうだけど、そうじゃないんだよ・・・椎娜をずっと好きだった、少年の頃の俺が納得しないの!」


「・・・・・・?どういう事?自分は初体験を他の女で済ませて、筆おろし椎娜さんて特別な気持ちになれないのに、その男がそう思えるのが気に入らないって事?」


「!!それ!!」


・・・・・・えぇぇ・・・・・・?


ナニソレ・・・面白さ、ちょ~~~めんどくせぇ・・・・・・


「桜太さ・・・そういうとこ、くっそめんどいよね・・・・・・それで、もしかして無理矢理ヤッちゃったの?」


「なんでわかんだよ、俺言ってねぇのに」


「・・・・・・はぁ・・・・・・・・・桜太って、たま~にすんごいポンコツだよね・・・椎娜さん可哀相・・・」




俺は過去イチ馬鹿になっている時永桜太に頭を抱え、どうしたら業務に支障をきたさないよう2人の関係を修復できるか更に頭を抱える事になる。





しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

密室に二人閉じ込められたら?

水瀬かずか
恋愛
気がつけば会社の倉庫に閉じ込められていました。明日会社に人 が来るまで凍える倉庫で一晩過ごすしかない。一緒にいるのは営業 のエースといわれている強面の先輩。怯える私に「こっちへ来い」 と先輩が声をかけてきて……?

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

一夏の性体験

風のように
恋愛
性に興味を持ち始めた頃に訪れた憧れの年上の女性との一夜の経験

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

自習室の机の下で。

カゲ
恋愛
とある自習室の机の下での話。

処理中です...