34 / 70
第五章 音無の村
苦悩②
しおりを挟む
望まなくても朝はやってくる。窓から差し込む朝陽を光季は恨めしげに睨んだ。
暫く布団に包まっていたが、どうせ起きなくてはならないと考え直し、光季はもそもそとベッドから這いだした。
何も聞かなかったふりをして、いつもどおりの人懐っこい息子の顔で朝食の席に着いた。
豆腐とワカメの味噌汁、卵焼き、アジの開き、ほうれん草のおひたし。
専業主婦の母が作る料理はいつだって手抜きなしだ。
「おはよう、光季」
いつもどおりの顔で父と母が笑う。光季も笑顔で挨拶する。
温かい食卓を家族全員で囲う。
光と笑顔が溢れるダイニングは、絵に描いたように完璧な家庭そのものだ。
「夜中に帰ってきていたなんて知らなかったわ。起こしてくれたらよかったのに。お夕飯、ちゃんと食べたの?」
「うん、外で食べた。ちゃんと連絡しなくてごめん」
「いいのよ。光季はお仕事で忙しいもの。体を壊さないように気をつけてね。きちんと基地で食事をとっているの?光季は痩せすぎてるから、しっかり栄養とらないと。昨日の残りものだけど、大好きなフライドチキンよ。たくさん食べてね」
にこにこ笑いながら美奈子が光季の前に温めたフライドチキンを置いた。
朝から揚げ物を食べる元気なんてなかったが、光季は笑顔でチキンを頬張った。
「ありがと、母さん。うん、おいしい」
両親の笑顔に見守られながら、光季は熱々のチキンを齧った。
まるで三流の芝居みたいだ。
昨日聞いてしまったことをぶちまけてみようかと思ったが、母も父も穏やかな家族であることを願っているのがわかっていたし、波風を起こすのは面倒だからやめた。
朝食を残さないよう無理に胃に詰め込むと、光季は早々に学校に向かった。
胸のむかつきを堪えて駅に向かう道中、いつもより早い時間だったにも関わらず、陽平に出くわした。
彼にだけは気を遣う必要がない。
元気よく声をかけてきた陽平に、光季は遠慮なく不機嫌を露わにした顔を向けた。
「なんだよ、光季。朝っぱらから機嫌ワリィな。便秘か、それとも腹下したか?」
「ばか、ちげーよ。朝から汚ねーこと言うなよ」
能天気な笑顔を睨みつけると、光季は陽平を突き放すように大股で歩いた。
しかし、歩く速度は陽平の方が速い。すぐに定位置の間隣に並ばれた。
陽平の黒目がちな紫黒の瞳がじっとこちらを窺っている。
居心地が悪くてあからさまに顔を背けると、回り込むようにして顔を覗き込まれた。
「なんかあったのか?」
陽平に尋ねられて、光季は「べつに」と素っ気なく顔を逸らす。
陽平がいつもと変わらない調子で他愛もない話をはじめた。
どうしても気分が上がらず、光季は陽気な声を右耳から左耳に流した。
かなり気のない返事をしていた自覚はあったが、陽平はめげずにずっと一人でしゃべり続けていた。
そのおかげか、少しだけ気が紛れた。
「なあ光季、屋上行こうぜ」
教室に着いて鞄を置くなり、陽平が言った。
「やだよ。外さみーし、動きたい気分じゃねーもん」
「いいから行こうぜ」
陽平に手を引っ張られて光季は廊下に出た。
冷気に襲われたが、熱の塊みたいな陽平の手から温かな体温が伝わってきて、それほど気にならなかった。
屋上の空気は澄んでいた。ひといきれで淀んだ教室の空気と違い、清々しく美味しい空気だ。
光季は思わず深呼吸する。
風は凪いでおり、めいっぱい太陽の光に晒されて温まった地面からの熱気で、屋上はぽかぽかしていた。
隣に立つ陽平が気持ちよさそうに伸びをした。
つられて光季も上に伸びる。
「あー、あったけーな。屋上サイコー」
「呑気だな、おまえ。もうすぐ授業はじまっちまうぞ。戻ろうぜ、陽平」
「オマエって意外と真面目なとこあるよな。いいじゃん、たまにはサボろうぜ。それよりさ、昨日何かあったんだ
ろ?繕ってもわかるぜ。話しちまえよ」
嫌になるくらい鋭い男だ。隠しごとなんてできやしない。
家庭の事情を他人に話したくないし、弱さを晒けるのも嫌だった。
でも、陽平になら少しぐらい肩の荷を預けてもいいかもしれない。
光季は深く息を吸い込んだ。
「昨日、母さんがおれが夜鴉で戦ってるのが嫌だって愚痴ってるの、聞いちまった」
小さく拳を握り締めて地面を見詰めて呟く。
「おれ、夜鴉やめた方がいいのかな」
「光季、オマエは夜鴉やめてーのか?」
「やめたくねーよ。楽しいし。でも、親を心配させてんのに、そんな自分勝手な理由で仕事続けてていいのかな」
「いいに決まってんじゃん。オマエの人生だぜ、オマエが後悔しないようにしろよ」
不意に陽平に肩を抱かれた。
俯けていた顔を上げると、眩しい夏の日差しのような笑顔がすぐ傍にあった。
「そっか。そうだな、サンキュ」
光季は強張っていた顔を綻ばせる。
荒れていた気持ちがだいぶと落ち着いた。
なんだか気が抜けて、屋上に大の字に寝転がった。陽平も同じように隣に寝転んだ。
二人して空を見上げる。
冬の空は高くどこまでも透明だった。
予鈴が学校に響き渡った。あと五分で一限目の数学が始まる。
「おまえは教室に戻れよ、陽平」
「つれないこと言うなって。オレにも昼寝させろよ」
「これ以上ばかになったらどうすんだよ。バカだから留年すんぞ」
「ふはっ、ヒデェな。留年しねぇように、光季がちゃんと勉強教えてくれるから大丈夫だぜ。頼んだ」
「しょうがねえな。おまえに先輩とか言われたくねーし、ちゃんと教えてやるよ」
二人の明るい笑い声が屋上に響いた。
一限目の数学を屋上でサボり、二限目が始まる前に光季と陽平は教室に戻った。
普段と変わらない高校生活を送っているうちに、沈んでいた気分は晴れていった。
お昼休みになる頃にはすっかりいつも通りの自分に戻っていたが、放課後に近付くにつれて、うっすらと憂鬱な気分に浸食された。
運悪く今日は非番だ。
陽平も非番なので、彼と一緒にカラオケにでもいこうかと考えていたら、虎徹から電話がかかってきた。
「はい、水瀬です」
「よう、水瀬。急な任務の依頼がはいった。六時に基地の作戦室に集合しろ」
光季が電話に出ている間に、陽平にも電話がかかってきていた。
話し終えた陽平が、光季に顔を向ける。
「特務が入ったぜ。呼び出されたのは、如月隊、神前隊、朝比奈隊みたいだぜ」
「おまえの隊と合同か。どんな仕事だろうな?」
「さあな。それは基地に着いてからのお楽しみじゃね?」
「そうだな」
光季と陽平は軽やかな足取りで基地に向かった。
暫く布団に包まっていたが、どうせ起きなくてはならないと考え直し、光季はもそもそとベッドから這いだした。
何も聞かなかったふりをして、いつもどおりの人懐っこい息子の顔で朝食の席に着いた。
豆腐とワカメの味噌汁、卵焼き、アジの開き、ほうれん草のおひたし。
専業主婦の母が作る料理はいつだって手抜きなしだ。
「おはよう、光季」
いつもどおりの顔で父と母が笑う。光季も笑顔で挨拶する。
温かい食卓を家族全員で囲う。
光と笑顔が溢れるダイニングは、絵に描いたように完璧な家庭そのものだ。
「夜中に帰ってきていたなんて知らなかったわ。起こしてくれたらよかったのに。お夕飯、ちゃんと食べたの?」
「うん、外で食べた。ちゃんと連絡しなくてごめん」
「いいのよ。光季はお仕事で忙しいもの。体を壊さないように気をつけてね。きちんと基地で食事をとっているの?光季は痩せすぎてるから、しっかり栄養とらないと。昨日の残りものだけど、大好きなフライドチキンよ。たくさん食べてね」
にこにこ笑いながら美奈子が光季の前に温めたフライドチキンを置いた。
朝から揚げ物を食べる元気なんてなかったが、光季は笑顔でチキンを頬張った。
「ありがと、母さん。うん、おいしい」
両親の笑顔に見守られながら、光季は熱々のチキンを齧った。
まるで三流の芝居みたいだ。
昨日聞いてしまったことをぶちまけてみようかと思ったが、母も父も穏やかな家族であることを願っているのがわかっていたし、波風を起こすのは面倒だからやめた。
朝食を残さないよう無理に胃に詰め込むと、光季は早々に学校に向かった。
胸のむかつきを堪えて駅に向かう道中、いつもより早い時間だったにも関わらず、陽平に出くわした。
彼にだけは気を遣う必要がない。
元気よく声をかけてきた陽平に、光季は遠慮なく不機嫌を露わにした顔を向けた。
「なんだよ、光季。朝っぱらから機嫌ワリィな。便秘か、それとも腹下したか?」
「ばか、ちげーよ。朝から汚ねーこと言うなよ」
能天気な笑顔を睨みつけると、光季は陽平を突き放すように大股で歩いた。
しかし、歩く速度は陽平の方が速い。すぐに定位置の間隣に並ばれた。
陽平の黒目がちな紫黒の瞳がじっとこちらを窺っている。
居心地が悪くてあからさまに顔を背けると、回り込むようにして顔を覗き込まれた。
「なんかあったのか?」
陽平に尋ねられて、光季は「べつに」と素っ気なく顔を逸らす。
陽平がいつもと変わらない調子で他愛もない話をはじめた。
どうしても気分が上がらず、光季は陽気な声を右耳から左耳に流した。
かなり気のない返事をしていた自覚はあったが、陽平はめげずにずっと一人でしゃべり続けていた。
そのおかげか、少しだけ気が紛れた。
「なあ光季、屋上行こうぜ」
教室に着いて鞄を置くなり、陽平が言った。
「やだよ。外さみーし、動きたい気分じゃねーもん」
「いいから行こうぜ」
陽平に手を引っ張られて光季は廊下に出た。
冷気に襲われたが、熱の塊みたいな陽平の手から温かな体温が伝わってきて、それほど気にならなかった。
屋上の空気は澄んでいた。ひといきれで淀んだ教室の空気と違い、清々しく美味しい空気だ。
光季は思わず深呼吸する。
風は凪いでおり、めいっぱい太陽の光に晒されて温まった地面からの熱気で、屋上はぽかぽかしていた。
隣に立つ陽平が気持ちよさそうに伸びをした。
つられて光季も上に伸びる。
「あー、あったけーな。屋上サイコー」
「呑気だな、おまえ。もうすぐ授業はじまっちまうぞ。戻ろうぜ、陽平」
「オマエって意外と真面目なとこあるよな。いいじゃん、たまにはサボろうぜ。それよりさ、昨日何かあったんだ
ろ?繕ってもわかるぜ。話しちまえよ」
嫌になるくらい鋭い男だ。隠しごとなんてできやしない。
家庭の事情を他人に話したくないし、弱さを晒けるのも嫌だった。
でも、陽平になら少しぐらい肩の荷を預けてもいいかもしれない。
光季は深く息を吸い込んだ。
「昨日、母さんがおれが夜鴉で戦ってるのが嫌だって愚痴ってるの、聞いちまった」
小さく拳を握り締めて地面を見詰めて呟く。
「おれ、夜鴉やめた方がいいのかな」
「光季、オマエは夜鴉やめてーのか?」
「やめたくねーよ。楽しいし。でも、親を心配させてんのに、そんな自分勝手な理由で仕事続けてていいのかな」
「いいに決まってんじゃん。オマエの人生だぜ、オマエが後悔しないようにしろよ」
不意に陽平に肩を抱かれた。
俯けていた顔を上げると、眩しい夏の日差しのような笑顔がすぐ傍にあった。
「そっか。そうだな、サンキュ」
光季は強張っていた顔を綻ばせる。
荒れていた気持ちがだいぶと落ち着いた。
なんだか気が抜けて、屋上に大の字に寝転がった。陽平も同じように隣に寝転んだ。
二人して空を見上げる。
冬の空は高くどこまでも透明だった。
予鈴が学校に響き渡った。あと五分で一限目の数学が始まる。
「おまえは教室に戻れよ、陽平」
「つれないこと言うなって。オレにも昼寝させろよ」
「これ以上ばかになったらどうすんだよ。バカだから留年すんぞ」
「ふはっ、ヒデェな。留年しねぇように、光季がちゃんと勉強教えてくれるから大丈夫だぜ。頼んだ」
「しょうがねえな。おまえに先輩とか言われたくねーし、ちゃんと教えてやるよ」
二人の明るい笑い声が屋上に響いた。
一限目の数学を屋上でサボり、二限目が始まる前に光季と陽平は教室に戻った。
普段と変わらない高校生活を送っているうちに、沈んでいた気分は晴れていった。
お昼休みになる頃にはすっかりいつも通りの自分に戻っていたが、放課後に近付くにつれて、うっすらと憂鬱な気分に浸食された。
運悪く今日は非番だ。
陽平も非番なので、彼と一緒にカラオケにでもいこうかと考えていたら、虎徹から電話がかかってきた。
「はい、水瀬です」
「よう、水瀬。急な任務の依頼がはいった。六時に基地の作戦室に集合しろ」
光季が電話に出ている間に、陽平にも電話がかかってきていた。
話し終えた陽平が、光季に顔を向ける。
「特務が入ったぜ。呼び出されたのは、如月隊、神前隊、朝比奈隊みたいだぜ」
「おまえの隊と合同か。どんな仕事だろうな?」
「さあな。それは基地に着いてからのお楽しみじゃね?」
「そうだな」
光季と陽平は軽やかな足取りで基地に向かった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる