27 / 70
第四章 ハロウィンの魔物
噂の調査
しおりを挟む
ハロウィンの魔物について調査することになったのは、京弥と冗談交じりの会話をした矢先のことだった。特務で如月隊と神前隊に召集がかかった。
「君達に今回調べてもらうのは、ハロウィンの魔物と呼ばれる殺人鬼についてだ」
狭霧の言葉に、光季は思わず京弥と顔を見合わせた。
「なんか知ってんのか、光季」
目敏く異変に気付いた陽平がこそこそと耳打ちしてきた。
光季は小声で返事をする。
「昨日、京弥とその噂話をしてたんだよ」
「噂ってなんだよ」
ヒソヒソ話をしていると、狭霧がこちらに視線を向けた。
「どうしたんだ、何か問題でもあったのか?」
「いえ、すみません。続けて下さい」
「そうか?何かあったら、遠慮なく口を挟んでくれ。それでは話を続ける。
九月下旬から十代の男女の切断された遺体が相次いで発見されている。被害者は遺体発見の数日前に行方不明になり、その後遺体で見つかっている。
初めは警察が誘拐殺人事件として調べていたのだが、遺体の様子と事件の頻度、証拠の少なさに警察ではこの事件が妖怪による犯行ではないかとみている。
そこで、夜鴉に調査の依頼が持ち込まれた」
慧士がさっと手を上げる。
狭霧に「神前」と名前を呼ばれると、慧士は人差指で眼鏡をなおしてから尋ねた。
「あの、狭霧長官。犯人の目撃談はないのでしょうか?」
「目撃談が少なく大した情報はないが、犯人を見た子は共通して、犯人はピエロのようなメイクをして黒いマントを着ていたと証言している」
「それは妙な姿ですね。変装なのでしょうか?或いは、ピエロの妖怪か―…」
「そんなことより狭霧さん、遺体の様子はどんなふうだったんだ?見せてくれよ」
虎徹は犯人像よりも遺体の方が気になるようだ。遺体の損傷具合で妖怪の仕業か人の仕業かわかるというのだろうか。光季は眉根を寄せて虎徹を見た。
「あまり未成年がいる場で見せるようなものではないぞ、虎徹。だが、遺体の様子も事件を紐解く参考になるというなら、見せよう」
狭霧が警察から入手した遺体の写真をプロジェクターで映す。
スクリーンにえげつない写真が映し出された。
残酷な映像に悲鳴を上げた沙奈の目を、彼女の隣に座っていた陽平が手で覆う。
普段はおちゃらけているけど、陽平は時折大人っぽくて男らしい。ナイスフォローだ。
光季は内心で陽平の英断を褒めた。
でかでかと映る写真は、女子に見せるようなものではない。
女子じゃないが、この中で唯一まだ中学生である京弥は大丈夫だろうか。
光季はさりげなく京弥を窺った。京弥は顔色一つ変えず、観察するようにじっと写真を見詰めていた。
その横顔を心配そうに兄の武志がチラチラと見ている。
「これはなかなかグロいな」
顔色一つ変えずに、いつもの不敵な笑みを浮かべて虎徹が言った。
光季はさっきまでぼんやりとしか見ていなかった写真を、改めてよく見てみる。
高い木の枝に逆さに吊るされた頭のない裸の少年。
両手首を切り落とされた状態で重りをつけられて噴水に沈んだ少女。
太腿から下を切断された状態で便座に縛り付けられている全裸の少女。
花壇の柵に突き刺さった指の無い少女。舌と歯を抜かれた壮絶な死に顔で電信柱に縛り付けられた少年。
胸糞悪くなるような死体の写真ばかりだ。
「あまりの残酷さと、労力のいる作業を次々とやってのける犯行に、警察は悪魔の仕業だとみているが、君達はこの写真を見てどう思う?」
「こんな酷いこと、間違いなく人じゃなくて妖怪の仕業だと思いますよ」
まっさきにそう答えた武志を、虎徹が鼻で笑った。
「妖怪がこんな面倒な真似するとは思えないがな。食ったにしちゃ死体が綺麗すぎるし、残った死体がまるでオブジェみたいに飾り付けてある。
妖怪の仕業にしてはあまりに合理性を欠く。こういう不条理な真似をやってのけるのは人間だと思うぜ」
「お前の考え方は気に入らないな。人には心がある。ここまで酷い真似できないだろう」
「どうだかな。それに、妖怪にだって心ぐらいあるだろう」
喉の奥でクツクツと嗤い、虎徹は椅子に仰け反った。
馬鹿にするような態度に、武志の表情が険しくなる。
光季は人の善意を信じている武志が気の毒に思えた。
「さて、犯人を捕まえる為にどうするかな。このメンツなら、囮になれそうな奴がたくさんいるから、囮を使って犯人をおびき寄せて化けの皮を剥ぐってのはどうだ?
美作、お前は美形だからいいターゲットになるんじゃないか? あとは唯一女の白藤だな」
京弥と沙奈を見てそうのたまった虎徹を、慧士と武志がジロリと睨んだ。
「如月さん。私の仲間を勝手に囮にしないでいただきたい。危険でしょう」
「弟に危ない真似はさせられない。そんな非情な作戦よく思い付くな。最低だぞ、虎徹」
口々に非難されても、虎徹はケロリとした顔をしていた。
「おいおい、じゃあどうやって犯人を探して、それが妖怪か人間の仕業か見極めるんだよ。警察でも犯人の尻尾を掴めずにいるんだぜ?
囮作戦ぐらいしないと、確保は無理だな。目撃談を探っていって犯人に辿りつけるとは思えない」
虎徹の言うことはもっともだ。未成年に囮をさせるなんて真似は警察では無理だが、普段から未成年を危険な戦場に送りこんでいる夜鴉にならできる。
道徳に反する方法で捜査できるのは夜鴉の強みだ。警察が夜鴉に依頼をかけてきたのは、犯人が妖怪の可能性があるからというだけではなく、そういった事情もあってではないかと光季は思う。
事件を解決するには囮作戦が最も効果的だろう。
しかし、危険な餌の役を担うのが後輩や女子だというのは納得できない。
「囮なら京弥や白藤じゃなくて、おれがいきますよ。少年少女が標的なら、おれだっていけるでしょ。
そりゃ、顔の造りは京弥には負けるけど」
「水瀬、確かにオマエは顔がいいからいい餌にはなるだろうけど、襲われたらどうする? オマエは京弥と違って運動が苦手だ、接近戦なんてできないだろうが」
「心配いりませんって、虎徹さん。霊体ならおれ、強いですから」
「いや、水瀬君、今回の敵は妖怪か人間か解らないから、貴船さんからの命令で、犯人が人間である可能性を考慮して、換装せずに任務にあたり、犯人が妖怪ならば即換装して戦うことになっているんだ。
万一人間なら、肉体の状態で犯人確保にあたらなくてはいけない。
無論、命の危機が迫れば逃げるために換装してもいい。貴船さんが文句を言っても、そこは俺の権限で処分させないと約束する。
だが基本的には、霊体に換装せずに任務にあたってもらうことになる」
夜鴉で開発されたオーブで霊体に換装する技術による超人的な力は、決して一般人に向けてはならない。
霊体は通常の肉体より遥に丈夫で強く、それだけで兵器になりうる。
夜鴉の信用を守るためにも、霊体状態で市民の安全を脅かすことは固く禁じられている。
それがたとえ、凶悪犯であったとしても、霊体で危害を加えてはならないのだ。
「霊体で調査できないなら、もっと京弥や白藤には任せられないです。それにおれ、どう考えても確保側はできないし。やっぱ、囮役します」
「光季が囮役すんなら、オレも囮役でいいぜ」
囮役を買って出た陽平の手を、沙奈の柔らかな手が握った。
「だめ、囮役は私がする。私じゃ犯人に襲われてる陽平を助けられないもん」
「やめとけ沙奈、危ない役だぞ」
「私も式神の一人だよ。これくらいの危険、どうってことないから」
笑顔でガッツポーズをつくってみせた沙奈に、陽平が後頭部をぐしゃぐしゃ掻く。
陽平が観念したように、肩を竦めて右側の唇の端を吊り上げた。
「オマエがそこまでいうなら、囮役は任せたぜ」
「いいのかよ、陽平。女子がするような役じゃないだろ」
「しょうがねぇじゃん。沙奈、言い出したら聞かねえからな。ま、襲われたらオレらがしっかり守ってやりゃいいだけだ」
「日向の言う通りだ。誘拐されそうになってもちゃんと俺が犯人確保してやるよ、水瀬」
「頼みますよ、虎徹さん。おれ、人間相手だったらあんまし役立てないんで」
調査の手段は決定した。
今日から暫く夜十時から午前二時まで、光季は沙奈と深夜の町を徘徊することとなった。
「君達に今回調べてもらうのは、ハロウィンの魔物と呼ばれる殺人鬼についてだ」
狭霧の言葉に、光季は思わず京弥と顔を見合わせた。
「なんか知ってんのか、光季」
目敏く異変に気付いた陽平がこそこそと耳打ちしてきた。
光季は小声で返事をする。
「昨日、京弥とその噂話をしてたんだよ」
「噂ってなんだよ」
ヒソヒソ話をしていると、狭霧がこちらに視線を向けた。
「どうしたんだ、何か問題でもあったのか?」
「いえ、すみません。続けて下さい」
「そうか?何かあったら、遠慮なく口を挟んでくれ。それでは話を続ける。
九月下旬から十代の男女の切断された遺体が相次いで発見されている。被害者は遺体発見の数日前に行方不明になり、その後遺体で見つかっている。
初めは警察が誘拐殺人事件として調べていたのだが、遺体の様子と事件の頻度、証拠の少なさに警察ではこの事件が妖怪による犯行ではないかとみている。
そこで、夜鴉に調査の依頼が持ち込まれた」
慧士がさっと手を上げる。
狭霧に「神前」と名前を呼ばれると、慧士は人差指で眼鏡をなおしてから尋ねた。
「あの、狭霧長官。犯人の目撃談はないのでしょうか?」
「目撃談が少なく大した情報はないが、犯人を見た子は共通して、犯人はピエロのようなメイクをして黒いマントを着ていたと証言している」
「それは妙な姿ですね。変装なのでしょうか?或いは、ピエロの妖怪か―…」
「そんなことより狭霧さん、遺体の様子はどんなふうだったんだ?見せてくれよ」
虎徹は犯人像よりも遺体の方が気になるようだ。遺体の損傷具合で妖怪の仕業か人の仕業かわかるというのだろうか。光季は眉根を寄せて虎徹を見た。
「あまり未成年がいる場で見せるようなものではないぞ、虎徹。だが、遺体の様子も事件を紐解く参考になるというなら、見せよう」
狭霧が警察から入手した遺体の写真をプロジェクターで映す。
スクリーンにえげつない写真が映し出された。
残酷な映像に悲鳴を上げた沙奈の目を、彼女の隣に座っていた陽平が手で覆う。
普段はおちゃらけているけど、陽平は時折大人っぽくて男らしい。ナイスフォローだ。
光季は内心で陽平の英断を褒めた。
でかでかと映る写真は、女子に見せるようなものではない。
女子じゃないが、この中で唯一まだ中学生である京弥は大丈夫だろうか。
光季はさりげなく京弥を窺った。京弥は顔色一つ変えず、観察するようにじっと写真を見詰めていた。
その横顔を心配そうに兄の武志がチラチラと見ている。
「これはなかなかグロいな」
顔色一つ変えずに、いつもの不敵な笑みを浮かべて虎徹が言った。
光季はさっきまでぼんやりとしか見ていなかった写真を、改めてよく見てみる。
高い木の枝に逆さに吊るされた頭のない裸の少年。
両手首を切り落とされた状態で重りをつけられて噴水に沈んだ少女。
太腿から下を切断された状態で便座に縛り付けられている全裸の少女。
花壇の柵に突き刺さった指の無い少女。舌と歯を抜かれた壮絶な死に顔で電信柱に縛り付けられた少年。
胸糞悪くなるような死体の写真ばかりだ。
「あまりの残酷さと、労力のいる作業を次々とやってのける犯行に、警察は悪魔の仕業だとみているが、君達はこの写真を見てどう思う?」
「こんな酷いこと、間違いなく人じゃなくて妖怪の仕業だと思いますよ」
まっさきにそう答えた武志を、虎徹が鼻で笑った。
「妖怪がこんな面倒な真似するとは思えないがな。食ったにしちゃ死体が綺麗すぎるし、残った死体がまるでオブジェみたいに飾り付けてある。
妖怪の仕業にしてはあまりに合理性を欠く。こういう不条理な真似をやってのけるのは人間だと思うぜ」
「お前の考え方は気に入らないな。人には心がある。ここまで酷い真似できないだろう」
「どうだかな。それに、妖怪にだって心ぐらいあるだろう」
喉の奥でクツクツと嗤い、虎徹は椅子に仰け反った。
馬鹿にするような態度に、武志の表情が険しくなる。
光季は人の善意を信じている武志が気の毒に思えた。
「さて、犯人を捕まえる為にどうするかな。このメンツなら、囮になれそうな奴がたくさんいるから、囮を使って犯人をおびき寄せて化けの皮を剥ぐってのはどうだ?
美作、お前は美形だからいいターゲットになるんじゃないか? あとは唯一女の白藤だな」
京弥と沙奈を見てそうのたまった虎徹を、慧士と武志がジロリと睨んだ。
「如月さん。私の仲間を勝手に囮にしないでいただきたい。危険でしょう」
「弟に危ない真似はさせられない。そんな非情な作戦よく思い付くな。最低だぞ、虎徹」
口々に非難されても、虎徹はケロリとした顔をしていた。
「おいおい、じゃあどうやって犯人を探して、それが妖怪か人間の仕業か見極めるんだよ。警察でも犯人の尻尾を掴めずにいるんだぜ?
囮作戦ぐらいしないと、確保は無理だな。目撃談を探っていって犯人に辿りつけるとは思えない」
虎徹の言うことはもっともだ。未成年に囮をさせるなんて真似は警察では無理だが、普段から未成年を危険な戦場に送りこんでいる夜鴉にならできる。
道徳に反する方法で捜査できるのは夜鴉の強みだ。警察が夜鴉に依頼をかけてきたのは、犯人が妖怪の可能性があるからというだけではなく、そういった事情もあってではないかと光季は思う。
事件を解決するには囮作戦が最も効果的だろう。
しかし、危険な餌の役を担うのが後輩や女子だというのは納得できない。
「囮なら京弥や白藤じゃなくて、おれがいきますよ。少年少女が標的なら、おれだっていけるでしょ。
そりゃ、顔の造りは京弥には負けるけど」
「水瀬、確かにオマエは顔がいいからいい餌にはなるだろうけど、襲われたらどうする? オマエは京弥と違って運動が苦手だ、接近戦なんてできないだろうが」
「心配いりませんって、虎徹さん。霊体ならおれ、強いですから」
「いや、水瀬君、今回の敵は妖怪か人間か解らないから、貴船さんからの命令で、犯人が人間である可能性を考慮して、換装せずに任務にあたり、犯人が妖怪ならば即換装して戦うことになっているんだ。
万一人間なら、肉体の状態で犯人確保にあたらなくてはいけない。
無論、命の危機が迫れば逃げるために換装してもいい。貴船さんが文句を言っても、そこは俺の権限で処分させないと約束する。
だが基本的には、霊体に換装せずに任務にあたってもらうことになる」
夜鴉で開発されたオーブで霊体に換装する技術による超人的な力は、決して一般人に向けてはならない。
霊体は通常の肉体より遥に丈夫で強く、それだけで兵器になりうる。
夜鴉の信用を守るためにも、霊体状態で市民の安全を脅かすことは固く禁じられている。
それがたとえ、凶悪犯であったとしても、霊体で危害を加えてはならないのだ。
「霊体で調査できないなら、もっと京弥や白藤には任せられないです。それにおれ、どう考えても確保側はできないし。やっぱ、囮役します」
「光季が囮役すんなら、オレも囮役でいいぜ」
囮役を買って出た陽平の手を、沙奈の柔らかな手が握った。
「だめ、囮役は私がする。私じゃ犯人に襲われてる陽平を助けられないもん」
「やめとけ沙奈、危ない役だぞ」
「私も式神の一人だよ。これくらいの危険、どうってことないから」
笑顔でガッツポーズをつくってみせた沙奈に、陽平が後頭部をぐしゃぐしゃ掻く。
陽平が観念したように、肩を竦めて右側の唇の端を吊り上げた。
「オマエがそこまでいうなら、囮役は任せたぜ」
「いいのかよ、陽平。女子がするような役じゃないだろ」
「しょうがねぇじゃん。沙奈、言い出したら聞かねえからな。ま、襲われたらオレらがしっかり守ってやりゃいいだけだ」
「日向の言う通りだ。誘拐されそうになってもちゃんと俺が犯人確保してやるよ、水瀬」
「頼みますよ、虎徹さん。おれ、人間相手だったらあんまし役立てないんで」
調査の手段は決定した。
今日から暫く夜十時から午前二時まで、光季は沙奈と深夜の町を徘徊することとなった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる