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【第1章】 捨てられ令嬢と氷の公爵
第15話 戦場への招待状
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ジークハルト様から「久遠の指輪」を頂いてから、数日が経った。
私の左手の薬指には、常に美しいサファイアの指輪が輝いている。
執務中にペンを走らせるたび、その青い輝きが視界に入り、そのたびに心がポカポカと温かくなった。
「……うん、いい感じ」
私はうっとりと指輪を見つめ、それから気を取り直して書類に向き直った。
公爵夫人としての生活は、驚くほど順調だった。
使用人たちとの信頼関係は磐石だし、ジークハルト様との仲も……その、いわゆる「新婚バカップル」状態だ。
彼が仕事の合間にしょっちゅう執務室に来ては、「疲れていないか」「糖分を摂れ」と世話を焼き、隙あらば抱きしめてくるので、正直仕事が捗らないことだけが悩みだった。
そんな、幸せボケしそうなほど平和な午後。
屋敷の空気が、一変する出来事が起きた。
カンカンカンカンッ!
屋敷の玄関にある来客用の鐘が、けたたましく鳴り響いたのだ。
「……?」
私は顔を上げた。
この雪深い北の屋敷に、アポイントなしで来る客なんて滅多にいない。
しばらくして、執事のハンスが執務室に飛び込んできた。いつもの余裕ある微笑みはなく、その表情は硬い。
「奥様。至急、応接間へお越しください。……王宮からの使者です」
「王宮……?」
嫌な予感が背筋を走った。
私は羽織っていたショールを整え、ハンスの後について応接間へと急いだ。
◇
応接間に入ると、そこには既にジークハルト様が座っていた。
その対面には、王家の紋章が入った礼服を着た、厳格そうな使者が二人。
部屋の空気は張り詰め、ピリピリとした緊張感が漂っている。
「失礼いたします」
「エリス、こっちへ」
ジークハルト様が手招きし、私を自分の隣に座らせた。
そして、私の腰に自然に手を回し、使者たちに対して無言の威圧を放つ。
「……して、用件はなんだ。わざわざ王都からこんな辺境まで、使いをよこすとは」
ジークハルト様が低い声で問うと、使者の一人が恭しく一通の書状を差し出した。
金色の箔押しがされた、最高級の封筒。
そこに押された封蝋は、国王陛下の印章だった。
「来月開催される『建国記念祝賀会』への招待状でございます」
「……祝賀会だと? 私は人混みが嫌いだと知っているはずだが」
「はい。ですが、今回は陛下からの『勅命(ちょくめい)』でございます」
使者は冷や汗を拭いながら、言葉を続けた。
「陛下は、ジークハルト公爵閣下が新たに妻を娶(めと)られたことを、大変喜んでおられます。つきましては、ぜひこの祝賀会にて、新婦を社交界にお披露目してほしいと……」
「断る。妻は体が弱い。長旅などさせられん」
ジークハルト様は即答した。
けれど、使者は食い下がった。
「そ、そう仰らずに! 実は……王都では今、よからぬ噂が流れておりまして」
「噂?」
「はい。『氷の公爵が、無垢な令嬢を無理やり誘拐して監禁している』……あるいは、『妻は既に氷漬けにされて殺された』などという、根も葉もない噂です」
私は息を呑んだ。
そんな噂が?
先日、城下町で仲睦まじい姿を見せたはずなのに。……いや、誰かが意図的に悪い噂を流しているのかもしれない。
「陛下は、その噂を払拭するためにも、お二人の元気な姿を見せてほしいと仰っております。もし欠席されれば、公爵家に謂れなき疑いがかかるやもしれません」
それは、実質的な脅しだった。
行かなければ、公爵家が王家に反逆しているとみなされかねない。
ジークハルト様は不快そうに舌打ちをした。
部屋の温度が下がり、窓ガラスにビキビキと霜が走る。
使者たちが「ひっ」と悲鳴を上げて震え上がった。
「……くだらん。誰が流した噂か、見当はついている」
ジークハルト様は私の方を見て、怒りを抑えるように息を吐いた。
その瞳が「すまない」と語っている。
私の実家だ。
金銭の要求を無視された父たちが、腹いせに王都でありもしないこと吹聴しているに違いない。「娘は公爵に殺された! 慰謝料をよこせ!」とでも言っているのだろう。
「エリス」
彼は私の手を握り、静かに尋ねた。
「お前が嫌なら、私は王命だろうと無視する。お前を危険な目に遭わせたくはない。……どうしたい?」
私は彼の手を握り返した。
左手の薬指にある、久遠の指輪が熱を帯びる。
怖い。
社交界に行けば、またあの人たちに会うことになる。
元婚約者のカイル、意地悪なミリア、そして父と継母。
嘲笑と罵声が飛び交う場所に戻るのは、足がすくむほど恐ろしい。
けれど。
私はもう、一人じゃない。
守られるだけの、か弱い被害者じゃない。
「……行きます、ジークハルト様」
「エリス?」
「行きましょう、王都へ。そして、証明してやるんです」
私は顔を上げ、使者たちにも聞こえるようにはっきりと言った。
「私が不幸な生贄なんかじゃなく、世界で一番幸せな妻だということを。……あなたの隣に立って、あの方たちを見返してやりたいんです」
私の言葉に、ジークハルト様は一瞬驚いた顔をして、それからニヤリと凶悪な笑みを浮かべた。
それは「氷の怪物」の顔ではなく、頼もしい「共犯者」の顔だった。
「……よく言った。それでこそ、私の妻だ」
彼は私を抱き寄せ、使者たちに向かって宣言した。
「聞いたな? 妻が望むなら、行く以外の選択肢はない。……伝えろ。ジークハルト公爵夫妻、謹んで参加するとな」
「は、はいっ! 確かに承りました!」
使者たちは逃げるように去っていった。
静けさが戻った応接間で、ジークハルト様は私の髪に口づけ、楽しそうに言った。
「覚悟を決めろよ、エリス。私の妻として王都に乗り込むからには、半端なことはさせん」
「はい」
「最高のドレスと宝石を用意しよう。……あの愚か者たちが、悔しさで血の涙を流すくらい、徹底的に美しく着飾ってやる」
彼の瞳には、青い闘志の炎が燃えていた。
これはただのパーティではない。
私たちを侮辱し、利用しようとした者たちへの、華麗なる復讐劇の幕開けだ。
私は自分の薬指の指輪を強く握りしめた。
待っていてください、お父様、ミリア。
「余りモノ」だった私が、どんな姿になって戻るか……楽しみにしていてね。
こうして私たちは、決意を新たに王都へと旅立つことになった。
北の雪解けと共に、物語は次の舞台――絢爛豪華で、欺瞞(ぎまん)に満ちた社交界へと進んでいく。
私の左手の薬指には、常に美しいサファイアの指輪が輝いている。
執務中にペンを走らせるたび、その青い輝きが視界に入り、そのたびに心がポカポカと温かくなった。
「……うん、いい感じ」
私はうっとりと指輪を見つめ、それから気を取り直して書類に向き直った。
公爵夫人としての生活は、驚くほど順調だった。
使用人たちとの信頼関係は磐石だし、ジークハルト様との仲も……その、いわゆる「新婚バカップル」状態だ。
彼が仕事の合間にしょっちゅう執務室に来ては、「疲れていないか」「糖分を摂れ」と世話を焼き、隙あらば抱きしめてくるので、正直仕事が捗らないことだけが悩みだった。
そんな、幸せボケしそうなほど平和な午後。
屋敷の空気が、一変する出来事が起きた。
カンカンカンカンッ!
屋敷の玄関にある来客用の鐘が、けたたましく鳴り響いたのだ。
「……?」
私は顔を上げた。
この雪深い北の屋敷に、アポイントなしで来る客なんて滅多にいない。
しばらくして、執事のハンスが執務室に飛び込んできた。いつもの余裕ある微笑みはなく、その表情は硬い。
「奥様。至急、応接間へお越しください。……王宮からの使者です」
「王宮……?」
嫌な予感が背筋を走った。
私は羽織っていたショールを整え、ハンスの後について応接間へと急いだ。
◇
応接間に入ると、そこには既にジークハルト様が座っていた。
その対面には、王家の紋章が入った礼服を着た、厳格そうな使者が二人。
部屋の空気は張り詰め、ピリピリとした緊張感が漂っている。
「失礼いたします」
「エリス、こっちへ」
ジークハルト様が手招きし、私を自分の隣に座らせた。
そして、私の腰に自然に手を回し、使者たちに対して無言の威圧を放つ。
「……して、用件はなんだ。わざわざ王都からこんな辺境まで、使いをよこすとは」
ジークハルト様が低い声で問うと、使者の一人が恭しく一通の書状を差し出した。
金色の箔押しがされた、最高級の封筒。
そこに押された封蝋は、国王陛下の印章だった。
「来月開催される『建国記念祝賀会』への招待状でございます」
「……祝賀会だと? 私は人混みが嫌いだと知っているはずだが」
「はい。ですが、今回は陛下からの『勅命(ちょくめい)』でございます」
使者は冷や汗を拭いながら、言葉を続けた。
「陛下は、ジークハルト公爵閣下が新たに妻を娶(めと)られたことを、大変喜んでおられます。つきましては、ぜひこの祝賀会にて、新婦を社交界にお披露目してほしいと……」
「断る。妻は体が弱い。長旅などさせられん」
ジークハルト様は即答した。
けれど、使者は食い下がった。
「そ、そう仰らずに! 実は……王都では今、よからぬ噂が流れておりまして」
「噂?」
「はい。『氷の公爵が、無垢な令嬢を無理やり誘拐して監禁している』……あるいは、『妻は既に氷漬けにされて殺された』などという、根も葉もない噂です」
私は息を呑んだ。
そんな噂が?
先日、城下町で仲睦まじい姿を見せたはずなのに。……いや、誰かが意図的に悪い噂を流しているのかもしれない。
「陛下は、その噂を払拭するためにも、お二人の元気な姿を見せてほしいと仰っております。もし欠席されれば、公爵家に謂れなき疑いがかかるやもしれません」
それは、実質的な脅しだった。
行かなければ、公爵家が王家に反逆しているとみなされかねない。
ジークハルト様は不快そうに舌打ちをした。
部屋の温度が下がり、窓ガラスにビキビキと霜が走る。
使者たちが「ひっ」と悲鳴を上げて震え上がった。
「……くだらん。誰が流した噂か、見当はついている」
ジークハルト様は私の方を見て、怒りを抑えるように息を吐いた。
その瞳が「すまない」と語っている。
私の実家だ。
金銭の要求を無視された父たちが、腹いせに王都でありもしないこと吹聴しているに違いない。「娘は公爵に殺された! 慰謝料をよこせ!」とでも言っているのだろう。
「エリス」
彼は私の手を握り、静かに尋ねた。
「お前が嫌なら、私は王命だろうと無視する。お前を危険な目に遭わせたくはない。……どうしたい?」
私は彼の手を握り返した。
左手の薬指にある、久遠の指輪が熱を帯びる。
怖い。
社交界に行けば、またあの人たちに会うことになる。
元婚約者のカイル、意地悪なミリア、そして父と継母。
嘲笑と罵声が飛び交う場所に戻るのは、足がすくむほど恐ろしい。
けれど。
私はもう、一人じゃない。
守られるだけの、か弱い被害者じゃない。
「……行きます、ジークハルト様」
「エリス?」
「行きましょう、王都へ。そして、証明してやるんです」
私は顔を上げ、使者たちにも聞こえるようにはっきりと言った。
「私が不幸な生贄なんかじゃなく、世界で一番幸せな妻だということを。……あなたの隣に立って、あの方たちを見返してやりたいんです」
私の言葉に、ジークハルト様は一瞬驚いた顔をして、それからニヤリと凶悪な笑みを浮かべた。
それは「氷の怪物」の顔ではなく、頼もしい「共犯者」の顔だった。
「……よく言った。それでこそ、私の妻だ」
彼は私を抱き寄せ、使者たちに向かって宣言した。
「聞いたな? 妻が望むなら、行く以外の選択肢はない。……伝えろ。ジークハルト公爵夫妻、謹んで参加するとな」
「は、はいっ! 確かに承りました!」
使者たちは逃げるように去っていった。
静けさが戻った応接間で、ジークハルト様は私の髪に口づけ、楽しそうに言った。
「覚悟を決めろよ、エリス。私の妻として王都に乗り込むからには、半端なことはさせん」
「はい」
「最高のドレスと宝石を用意しよう。……あの愚か者たちが、悔しさで血の涙を流すくらい、徹底的に美しく着飾ってやる」
彼の瞳には、青い闘志の炎が燃えていた。
これはただのパーティではない。
私たちを侮辱し、利用しようとした者たちへの、華麗なる復讐劇の幕開けだ。
私は自分の薬指の指輪を強く握りしめた。
待っていてください、お父様、ミリア。
「余りモノ」だった私が、どんな姿になって戻るか……楽しみにしていてね。
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