LEVELZERO

ジャンマル

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LEVELZERO

不安要素

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「憑……敵は取るぞ……」
「もういいのか、おい」
「はい! 大丈夫です!」
「心配させやがって……たくっ……」
「先生」
「……?」
「先生は僕の親代わり――いや、兄貴分です」
「んなこと言うんじゃねえ。戦いが終わったら、だろ?」
「はいっ!!」

 迷いをなくした少年の目には、狂いはなかった。少年の目に映っていた事実に、変わりはないのだから。そして――

「先生」
「お?」
「行ってきます」
「おう。待ってるぞ」

 少年は旅だった。この果てしない世界で、終わりのなき世界で、一人。いや、39の仲間と共に。昔の彼なら仲間、などと言わなかっただろう。それだけ、彼に影響を与えたのが、仲間だ。

「みんな、いよいよだ」
「任せてくれ!!」
「おうよ!!」

 たくましい仲間を経て、始まりの少年は変わった。すべてが。世界が。そして、こういった。お前らの命を預けてくれ、と。

「そこまで煮詰らなくても……」
「いや、隆二。ここで煮詰まらなきゃ気が晴れねえんだ」
「そっか……」
「おう。さて、お前はそっちの指揮だろ?」
「うん」

 二人は拳を重ね合い、お互いの信頼を確認した。そして、いよいよ始まる決戦に向けて、準備を開始した。

「作戦の決行は明後日の13時! それまでに準備しとけよ!!」
「お―っ!!!」

 指揮官。そう呼ばれるほどに成長した二人に、満足している二人もまた――不安を隠しきれていなかった。

「あいつら……大丈夫だろうか……」
「先生、煮詰まっちゃだめですよ。応援してあげないと」
「名越先生……」
「まあ、私だって不安なんですけどね!」
「そんな堂々と」

 ははは。という笑い声が――教室に響いていたと――言われている。
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