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リベリオン
こだわる理由
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その後、終木神はなんとか助かった。幸いにも――能力者ではない。というのがよかったようだ。しかし――にしても――いや――だが――
「……」
「な、なあ、なんで無口なんだ?」
「わ、わかりませんよ」
「……」
すらすら。
紙に何かを書き始めた。そして――紙には、「声を失った」と、書かれていた。なぜなのか。答えは簡単だった。
能力者を監視するために派遣されていた彼は、能力の力をあやふやにするリミッターアイを持っていたからだ。あれは能力のレベルを判定する能力ではない。能力をめちゃくちゃにする能力だ。故に――めちゃくちゃとなった能力が命と引き換えに声を持っていったようだ。
「……」
「えーっと……?」
紙に書かれていたのは、『指揮官の大事なものを失ってしまった。もう指揮官としては無理だ』と。そんなことはないと全員で必死になって言うが、それは余計に空気を重くした。それは余計に相手の首を絞めていた。
「……そこまで指揮官にこだわる理由って何なんだ?」
それは、もっともな質問だった。それは、今一番知りたい理由だった。指揮官としてやっていけないと悟った彼が何故指揮官にこだわるのか。彼は、それが気になって仕方なかった。
『父親が指揮官だった』
「え……?」
『父は海軍の指揮官で、憧れていた。でも』
「でも……?」
『指揮官故に前線に出て死んだ』
「……」
『だから、僕は父の代わりに指揮官として生きたい』
「……なるほどな」
理由としてはよかった――そう。理由として、は。
「……」
「な、なあ、なんで無口なんだ?」
「わ、わかりませんよ」
「……」
すらすら。
紙に何かを書き始めた。そして――紙には、「声を失った」と、書かれていた。なぜなのか。答えは簡単だった。
能力者を監視するために派遣されていた彼は、能力の力をあやふやにするリミッターアイを持っていたからだ。あれは能力のレベルを判定する能力ではない。能力をめちゃくちゃにする能力だ。故に――めちゃくちゃとなった能力が命と引き換えに声を持っていったようだ。
「……」
「えーっと……?」
紙に書かれていたのは、『指揮官の大事なものを失ってしまった。もう指揮官としては無理だ』と。そんなことはないと全員で必死になって言うが、それは余計に空気を重くした。それは余計に相手の首を絞めていた。
「……そこまで指揮官にこだわる理由って何なんだ?」
それは、もっともな質問だった。それは、今一番知りたい理由だった。指揮官としてやっていけないと悟った彼が何故指揮官にこだわるのか。彼は、それが気になって仕方なかった。
『父親が指揮官だった』
「え……?」
『父は海軍の指揮官で、憧れていた。でも』
「でも……?」
『指揮官故に前線に出て死んだ』
「……」
『だから、僕は父の代わりに指揮官として生きたい』
「……なるほどな」
理由としてはよかった――そう。理由として、は。
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