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決意
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不安が募ってその先に絶望が待っていた。未来が、見えたんだ。また、また未来が――
「お兄ちゃん」
「杏子!!」
「もう、この世界はダメなんだよーー」
「何言って――」
そこで僕は確信をついてしまった。妹はさらわれたんじゃない。自らその身を王族派に献上したんだと。そして、今までの未来視が正しければ妹は王族派の看板として使われるだろう。それは許された事じゃないし、妹のやろうとしていることも間違っている。だけど、だけど!! 今の僕に――止める資格はない。止める資格はないんだ……
「伊勢谷さん?」
「美雨さん……僕、未来が見えるみたいです」
「はは、何馬鹿言ってるんですか。行きますよ」
「妹は!! 敵の黒幕だったんだよ……」
「……、……何があったか知りませんが、実の妹を信じなくてどうするんですか」
「で、でも――僕とあいつには溝があるし」
「その溝を乗り越えてこそ兄妹ですっ」
確かにそうだ。……いつも美雨さんには助けられてるな。
その言葉に勇気付けられた僕はそのまま目的地へ行くことにした。目的地、敵の拠点――フランス、パリへ。
「お兄ちゃん」
「杏子!!」
「もう、この世界はダメなんだよーー」
「何言って――」
そこで僕は確信をついてしまった。妹はさらわれたんじゃない。自らその身を王族派に献上したんだと。そして、今までの未来視が正しければ妹は王族派の看板として使われるだろう。それは許された事じゃないし、妹のやろうとしていることも間違っている。だけど、だけど!! 今の僕に――止める資格はない。止める資格はないんだ……
「伊勢谷さん?」
「美雨さん……僕、未来が見えるみたいです」
「はは、何馬鹿言ってるんですか。行きますよ」
「妹は!! 敵の黒幕だったんだよ……」
「……、……何があったか知りませんが、実の妹を信じなくてどうするんですか」
「で、でも――僕とあいつには溝があるし」
「その溝を乗り越えてこそ兄妹ですっ」
確かにそうだ。……いつも美雨さんには助けられてるな。
その言葉に勇気付けられた僕はそのまま目的地へ行くことにした。目的地、敵の拠点――フランス、パリへ。
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