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木山春斗の勇者録/花沢美雨の勇者録
ジャンヌ・ダルクの遺産
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「はあ……なんで私がこんな奴らと……」
「引き返したいならいいんだぜ?」
「いいわよ。だって、戦争止める方法はこれだけなんでしょ?」
「うん。僕の知る限りはね」
「なら仕方ないわよ」
「そう言ってくれると幸いです……」
なんて、何故僕が頭を下げてるんだ……その辺から少しおかしいんだけども、まあ、いいか。仕方ない仕方ない。……って、やっぱりおかしいじゃないか!!
「なんで僕が誤ってるんだよ!?!?」
「知らねえよ」
「知りません」
まだ少し溶け込めない様子のヴィヴィアンだった。しかし、ヴィヴィアンは何処かに笑顔を忘れてきている。そんな気がしていた。まだ、彼女は本当の自分を出せていない気がした。だけど――僕は、彼女に――
「なーに自分語りしてんだよお」
「読心術やめろ!」
「やっちまうのが俺だからな」
「そう言うのずるいよ……」
まあ、そんな茶番置いといて。ここからは重要な話だ。
「オクタヴィアが全員そろったとき、なんでも願いが叶う。そうは話したよね?」
「ええ。だから仕方なく協力してるんじゃない」
「もう一つ――実は、もう一つあるんだ」
「え?」
「オクタヴィアのほかに――」
そうだ。今こそ、ジャンヌの遺産の事を話すんだ。ずっと隠していた。まあ、ケビンには見抜かれてただろうけど。
「じゃあなんで私に協力を?」
「オクタヴィアが揃わないとそいつは使えないらしいんだ」
「……へえ」
「ジャンヌダルクの遺産――ジャンヌダルクの聖遺物。それは、ジャンヌダルクの血を浴び、死体を詰めたという箱。それを手にしたものには極上が訪れたり――」
「何の話……?」
「昔、父さんから聞いた話だよ」
「あなたのお父さん――夢見すぎじゃない?」
「いや。ジャンヌの遺産はある」
「なんで言い切れるの?」
「歴史の改変が行われてるんだ」
歴史の改変。箱を使って行われるその力は、すべてを改変できる――いや、すべてを「あったかもしれない事実」としてつなぎとめられるという。リターン・フューチャー……そう呼ばれている。戻せるべき未来を戻す。そう言う力だと、父は言っていた。そして、それを使えば、確実に「戦争がなかった事実」をつくり出すことが出来る。その為に――オクタヴィアにはそろってもらわないと。
「で、どんな関係が?」
「ああ。オクタヴィアはそれぞれジャンヌの遺伝子を継いでいるんだ。その証拠が全員に引き継がれているオッドアイ」
「これ……ジャンヌの遺伝子だったんだ……」
「そう。ジャンヌの遺伝子は7つに分かれ、世界に散ったという。それが今、日本に集中してるらしい」
「何故わかるの?」
「ケビンの能力だよ」
そう言って――説明に入った。
「引き返したいならいいんだぜ?」
「いいわよ。だって、戦争止める方法はこれだけなんでしょ?」
「うん。僕の知る限りはね」
「なら仕方ないわよ」
「そう言ってくれると幸いです……」
なんて、何故僕が頭を下げてるんだ……その辺から少しおかしいんだけども、まあ、いいか。仕方ない仕方ない。……って、やっぱりおかしいじゃないか!!
「なんで僕が誤ってるんだよ!?!?」
「知らねえよ」
「知りません」
まだ少し溶け込めない様子のヴィヴィアンだった。しかし、ヴィヴィアンは何処かに笑顔を忘れてきている。そんな気がしていた。まだ、彼女は本当の自分を出せていない気がした。だけど――僕は、彼女に――
「なーに自分語りしてんだよお」
「読心術やめろ!」
「やっちまうのが俺だからな」
「そう言うのずるいよ……」
まあ、そんな茶番置いといて。ここからは重要な話だ。
「オクタヴィアが全員そろったとき、なんでも願いが叶う。そうは話したよね?」
「ええ。だから仕方なく協力してるんじゃない」
「もう一つ――実は、もう一つあるんだ」
「え?」
「オクタヴィアのほかに――」
そうだ。今こそ、ジャンヌの遺産の事を話すんだ。ずっと隠していた。まあ、ケビンには見抜かれてただろうけど。
「じゃあなんで私に協力を?」
「オクタヴィアが揃わないとそいつは使えないらしいんだ」
「……へえ」
「ジャンヌダルクの遺産――ジャンヌダルクの聖遺物。それは、ジャンヌダルクの血を浴び、死体を詰めたという箱。それを手にしたものには極上が訪れたり――」
「何の話……?」
「昔、父さんから聞いた話だよ」
「あなたのお父さん――夢見すぎじゃない?」
「いや。ジャンヌの遺産はある」
「なんで言い切れるの?」
「歴史の改変が行われてるんだ」
歴史の改変。箱を使って行われるその力は、すべてを改変できる――いや、すべてを「あったかもしれない事実」としてつなぎとめられるという。リターン・フューチャー……そう呼ばれている。戻せるべき未来を戻す。そう言う力だと、父は言っていた。そして、それを使えば、確実に「戦争がなかった事実」をつくり出すことが出来る。その為に――オクタヴィアにはそろってもらわないと。
「で、どんな関係が?」
「ああ。オクタヴィアはそれぞれジャンヌの遺伝子を継いでいるんだ。その証拠が全員に引き継がれているオッドアイ」
「これ……ジャンヌの遺伝子だったんだ……」
「そう。ジャンヌの遺伝子は7つに分かれ、世界に散ったという。それが今、日本に集中してるらしい」
「何故わかるの?」
「ケビンの能力だよ」
そう言って――説明に入った。
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