俺の兄貴、俺の弟...

日向 ずい

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俺は...どうしたらいいですか...?(尊目線です。)

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...俺は...今...大変な決断を迫られている...。
 家に帰ってきて...ベッドに腰を下ろした俺はふと隣においてある携帯にメッセージが届いていることに気づく。
 俺は、誰だろう...?と思い、携帯を取ると次の瞬間...そのメッセージの送り主...そして、メッセージ内容に言葉を発することが出来なかった...。

 メッセージは、恋から送られてきており内容は、次のようなものだった...。
「...たける...??...ちょっといいか??...その...俺を...お前の彼氏にして欲しいんだ...。...変なこと言ってるって分かってる...でも、俺は本気だから!!...たけるのこと...ずっと小さい頃...俺と友達になってくれた時から...お前のことが...大好きだった...誰にも渡したくないと思っている。...1週間後に、返事聞くから...俺との事...真剣に考えてほしい...ごめんな...急に...。...じゃ、おやすみ。」
 ...はぁ...??...えっ...ちょっと待って...俺...もしかして...恋に...告白されてる??...しかもオレ...まだ何も言ってないのに...1週間後に返事聞くからって...いやいやいやいや...自己中にもほどあるだろ!??...俺の気持ちはガン無視かよ...。
 と言ってもな...俺...さっき兄貴と...人前では、普通の兄と弟でいようって言ったばっかりだしな...ハァ...、どうしようかな...こんなこと兄貴には、言えないし...。(汗)
 なんて考えていると、ドアの外から突然
「...たける??...ちょっといいか??...これからのこともう少ししっかり話し合っておきたいんだけど...??...たける??...もう寝ちゃったのかな??」
 なんて兄貴がドア越しに声をかけてきたから、俺はびっくりして携帯を投げてしまった...。床に落ちた携帯から...鈍い音が...。
 ...うん...ちょっと待て...落ち着け...鈍い音はしたが...きっと携帯は無事...無事...。
 なんて言って俺は、床に落ちた携帯を拾い画面を見ると...ご丁寧に真ん中に綺麗な割れ目が...割れ目が...。
 その瞬間俺は
「...うわー!!!携帯が、半分こになったー!!!!?(泣)」
 なんて大声で叫んで、それに焦った兄貴が、俺の部屋のドアを思い切り開けて
「...たける!??...どうした大丈夫か!??」
 と言って俺の状況を見ると、一瞬固まったが、次の瞬間...お腹を抱えて大笑いし出した...。
 俺は、涙を流しながら兄貴に
「...笑うなよ!!...俺の大事な携帯が...物の見事に半分こになったんだよ!!!(泣)」
と言って割れた携帯の画面を兄貴に見せると兄貴は、笑いすぎで目から涙を流していて
「...だって...何かと思ったら携帯が割れただけって...ぶっ...あはははははっ!!!(笑)」
なんて余計に笑ってくるから、俺は兄貴に
「...だから笑うなって!!!(怒)」
と言って兄貴を両手で突きとばそうとした途端
「...尊は、ワンパターンだな...(笑)」
と言って俺をギュッと抱きしめてきた。
 俺は、咄嗟にバタバタと暴れたが、当然兄貴に適うはずもなく...捕えられてしまった...。
兄貴は大人しくなった俺を見て
「...笑って悪かったよ...心配しなくても携帯の画面は、修理しに連れて行ってやるから大丈夫だ。...だから、そんな泣かなくても...。(笑)」
と言った。それと同時に首元にチクッと痛みを感じた…。
「...っ!?」
 俺は、急な痛みにピクっと反応すると兄貴は、クスッと笑い、抱きしめていた身体を離して部屋を出ていこうとしていた。
 俺は、痛みの原因が知りたくて兄貴に
「...にーちゃん...さっき首元がチクッとしたんだけど...何したの...??」
と言ったらにーちゃんは、俺を振り返ると意味深な笑みを顔に浮かべて
「...さぁ??...何だろうね~...??(笑)」
 なんて言って俺の部屋を出ていった。
 俺は、すぐに洗面所に行き鏡で自分の首元を見ると...。
「...うわー!!!...あーにーきーー!!!!(怒)...これっ...シャレにならないし!!(怒)...おい!兄貴!!聞いているのかよ!!!(怒)」
と言ってリビングに走っていった。
 それもそのはず...首元には...都和からのキスマークが...刻まれていたのだから...。

「兄貴ーー!!!!(怒)」

俺は、どうしたらいいですか...??誰か、答えを教えてください...。でないと、一生選べない気がします...。(汗)
 俺の、苦悩の日々がこれから始まる予感が...。(泣)
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