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「活動開始!!...サークルの謹慎も解禁だー!」
「ライブに必要な条件...。」
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まきだライブを目標に、演奏の練習をしていたある日...いつもの様にメンバーが揃うのを、練習部屋で待っていた俺は、部屋の外で聞こえた大きな足音に、妙に嫌な感じを覚えた。
それと同時に、部屋のドアが勢いよく開き、目の前には息を切らし、軽く汗をかいた七緒が現れたのだった。
「......バンッ!!...お疲れ様です!!(汗)...みんな揃ってますか!???」
「...うわっ!!!(汗)...びっくりした...。お疲れ...と言うより、そんなに慌ててどうしたんだ...七緒にしては珍しい。」
部屋に急いで入ってきたのは、肩で呼吸をした七緒だった。
奏也とは正反対で七緒は、普段から走っているため、滅多なことでは息を切らさないはずだが...。
ここまで考えて俺は、なにかよからぬ事が起きる気配に気が付いた。
そんな俺の予想を言い当てるかのように、七緒は息を整えてからこう話し出したのだった。
「...その...この間言ってたまきだライブ......一年間の契約である期限を逃すと、来年までライブが出来なくなるそうなんです...!!!(汗)」
「...えっ...えぇ!!!!...嘘だろ???...その期限って、一応聞くけど...いつまでだ???」
俺の苦笑いも虚しく七緒は、短的に答えを言い放った。
「それが...今日の24時までです...。」
「...うん、七緒???...登録の手順って、すぐ終わる内容なんだよな???」
「いや......それが......。」
七緒の話を聞き、俺が今年一番焦ったことは言うまでもない...。
「...みんな...今すぐこれに個人情報を書け!!!!(怒)...これは強制だ!!!」
「......ちょっと...虎雅????...そんな鬼のような形相で、こっち見ないでよ...。...怖いよ...まじめに...。それとそんなに眉間にしわ寄せたら、老けて見えるよ?...イダッ!!くそっ、また殴ったな...!!」
「大きなお世話だ...!!!いいから早く書け。」
「はいはい...。」
「(ドンマイ...というより相変わらず、虎雅さん容赦ないよなぁ。そんな事よりも...。)...虎雅さん??...これ...一体、何に使うんですか???」
講義が終わり、練習部屋へと来た翔真と優に、俺は真っ白な紙にびっしりと書かれた個人情報記入表を、鬼のような形相で突きつけたのだ。
そんな俺を怖くないと思う奴はおらず...翔真と優は、この状況が飲み込めず、俺に疑問の目を向けていた。
そんな俺の気持ちを代弁したのが、奏也とお菓子を食べている七緒だったのだ。
「それは...この間言ってた、まきだライブに関してで......何でも、今年からライブに出たいんだったら、その個人情報記入表をメンバー全員分FAXで送らないと......もれなく来年からの参加になるって、話なんですよ...。」
「......はぁ!?????...おい、それどういうことだよ!!!受付は、いつからでもOKなんじゃないのかよ!???」
七緒の言葉に珍しく慌てた様子の翔真は、訳が分からないという顔で、七緒を見つめていた。
そんな翔真に七緒は、不満そうな顔でこう言ったのだった。
「...なんでもまきだライブは、格安でライブをすることが出来るから、全国から多くの応募があるんだと......。それで、そんなに多くの人を、当然1年365日で捌ききるなんて不可能ですよね...。...だから、制限を設けることで捌き終えられるようにと考えてのことだそうですよ??」
「それの期限が......『今日の24時までです。』......はぁ......おい、虎雅!!!(怒)...なんで、しっかり調べてないんだよ!!!普通何も言われなかったら、いつからでも登録できるのかな??って思うだろ???でも、また殴られるのヤだし...まぁ仕方ないから書くけど...。虎雅...って、さりげなく下ろしてる手をグーにするのやめろよな...。たくっ。」
翔真は、不服そうな顔をしながら七緒からペンを受け取ると、俺の持ってる紙を引っ掴み、机に向かうのだった。
翔真の言葉にイラッとした俺は、手のひらを力いっぱい握り、何とか怒りを堪えたのだった。...翔真にさりげなく辛い仕事振ってやろうかな...なんてな。
俺がこんなことを考えていると、書類を記入し終えたであろう翔真が、俺にこう声をかけてきた。
「ほら、書けたぞ???...はぁー、疲れた~。...個人情報記入表って、項目欄多すぎだろ...。名前...住所...電話番号...とかは分かるよ???...でもさ、なんでスリーサイズとか...好きなもの嫌いなものとか...挙句の果てに...ストーブに使う薪割りは出来ますか??......って...なんだよアレ!!!!...なんでストーブ...!???いや、いいよ...ストーブ!????良いんだけどね...!???」
翔真の意見に俺は...。
確かに...俺も不思議に思ったよ!???...不思議に思いすぎて、ねってぃー知恵袋を見てみたよ!???
そしたら......『まきだラ...イブ...ですから、クリスマスのノリですよ!!!』
「そうなのですね!!ありがとうございます、BAに選ばせてもらいます!!」
いや...ベストアンサー...ってなんだよ!!!??
有り得ないだろ...!???
絶対おかしいし...第一、イブだからって、イコール...ストーブに繋がるって、一体何を根拠に言ってるんだよ!!!!
ツッコミどころ多すぎて、諦めたわ!!!
こんちくしょうが...!!!!
結局、気になって見ちゃったじゃねぇかよ!!!(照)
......まぁ、最終的に答えはわかったけど...納得いかん。
俺は頭の中でこんなことを考えながら、翔真にこう言った。
「翔真...どうやらイベントの一環だそうだ。なんでも、まきだライブ...まきだ...薪...から、会社の所有している森林から木を伐採して、薪を作りそれをストーブに入れて火をつける『まきだの薪ストーブ』...という年1回のお祭りがあるんだそうだ...。その祭りでは、その年、最も人気のあったユニット...またはバンドが、曲を披露できる場所でもあるらしくて......有名なテレビまで来るんだと...。こんな(こんな変な名前なのにな...。なんて言えないか。)...なんでもない。」
俺がこう言うと、目の前の翔真は、一瞬目をぱちくりとさせ、訳が分からないという顔をしていた。
確かに訳分からないよな...。
俺も...第一声...『はぁ!??』だったし...分かるぞ翔真。
そんな俺の期待は...ザッパり裏切られることとなるのだった。
「...なんだよそれ......そんなの...そんなのさ......出ない訳にはいかないだろ!!!...有名なテレビ!???最優良者...が、選ばれた人達が立てるステージなんだろ????...だったら出ない訳にはいかないよな???...なぁ、虎雅!」
俺は.........固まってしまった...。
「...俺に振るのか...。(こんな意味のわからないライブに出るしかない!????翔真...出ない...の間違いじゃないのか!???ボケなのか!??なぁ、それは新手のボケなんだよな!!!!?頼むから、そうだと言ってくれ!!!!いや、とにかく...みんなの意見を聞いて...って.........あらー、そういう事...みんな賛成一致で......はい、けってーいってか...。)......っ...みんなもこれで二言(にごん)は無いみたいだし...という事で、これに参加することが俺達の目標だ。」
内心...不安しかなかったが、メンバーが納得している以上は、何も言うことは出来ず......俺は仕方なく、書類を送ることにしたのだった...。
それと同時に、部屋のドアが勢いよく開き、目の前には息を切らし、軽く汗をかいた七緒が現れたのだった。
「......バンッ!!...お疲れ様です!!(汗)...みんな揃ってますか!???」
「...うわっ!!!(汗)...びっくりした...。お疲れ...と言うより、そんなに慌ててどうしたんだ...七緒にしては珍しい。」
部屋に急いで入ってきたのは、肩で呼吸をした七緒だった。
奏也とは正反対で七緒は、普段から走っているため、滅多なことでは息を切らさないはずだが...。
ここまで考えて俺は、なにかよからぬ事が起きる気配に気が付いた。
そんな俺の予想を言い当てるかのように、七緒は息を整えてからこう話し出したのだった。
「...その...この間言ってたまきだライブ......一年間の契約である期限を逃すと、来年までライブが出来なくなるそうなんです...!!!(汗)」
「...えっ...えぇ!!!!...嘘だろ???...その期限って、一応聞くけど...いつまでだ???」
俺の苦笑いも虚しく七緒は、短的に答えを言い放った。
「それが...今日の24時までです...。」
「...うん、七緒???...登録の手順って、すぐ終わる内容なんだよな???」
「いや......それが......。」
七緒の話を聞き、俺が今年一番焦ったことは言うまでもない...。
「...みんな...今すぐこれに個人情報を書け!!!!(怒)...これは強制だ!!!」
「......ちょっと...虎雅????...そんな鬼のような形相で、こっち見ないでよ...。...怖いよ...まじめに...。それとそんなに眉間にしわ寄せたら、老けて見えるよ?...イダッ!!くそっ、また殴ったな...!!」
「大きなお世話だ...!!!いいから早く書け。」
「はいはい...。」
「(ドンマイ...というより相変わらず、虎雅さん容赦ないよなぁ。そんな事よりも...。)...虎雅さん??...これ...一体、何に使うんですか???」
講義が終わり、練習部屋へと来た翔真と優に、俺は真っ白な紙にびっしりと書かれた個人情報記入表を、鬼のような形相で突きつけたのだ。
そんな俺を怖くないと思う奴はおらず...翔真と優は、この状況が飲み込めず、俺に疑問の目を向けていた。
そんな俺の気持ちを代弁したのが、奏也とお菓子を食べている七緒だったのだ。
「それは...この間言ってた、まきだライブに関してで......何でも、今年からライブに出たいんだったら、その個人情報記入表をメンバー全員分FAXで送らないと......もれなく来年からの参加になるって、話なんですよ...。」
「......はぁ!?????...おい、それどういうことだよ!!!受付は、いつからでもOKなんじゃないのかよ!???」
七緒の言葉に珍しく慌てた様子の翔真は、訳が分からないという顔で、七緒を見つめていた。
そんな翔真に七緒は、不満そうな顔でこう言ったのだった。
「...なんでもまきだライブは、格安でライブをすることが出来るから、全国から多くの応募があるんだと......。それで、そんなに多くの人を、当然1年365日で捌ききるなんて不可能ですよね...。...だから、制限を設けることで捌き終えられるようにと考えてのことだそうですよ??」
「それの期限が......『今日の24時までです。』......はぁ......おい、虎雅!!!(怒)...なんで、しっかり調べてないんだよ!!!普通何も言われなかったら、いつからでも登録できるのかな??って思うだろ???でも、また殴られるのヤだし...まぁ仕方ないから書くけど...。虎雅...って、さりげなく下ろしてる手をグーにするのやめろよな...。たくっ。」
翔真は、不服そうな顔をしながら七緒からペンを受け取ると、俺の持ってる紙を引っ掴み、机に向かうのだった。
翔真の言葉にイラッとした俺は、手のひらを力いっぱい握り、何とか怒りを堪えたのだった。...翔真にさりげなく辛い仕事振ってやろうかな...なんてな。
俺がこんなことを考えていると、書類を記入し終えたであろう翔真が、俺にこう声をかけてきた。
「ほら、書けたぞ???...はぁー、疲れた~。...個人情報記入表って、項目欄多すぎだろ...。名前...住所...電話番号...とかは分かるよ???...でもさ、なんでスリーサイズとか...好きなもの嫌いなものとか...挙句の果てに...ストーブに使う薪割りは出来ますか??......って...なんだよアレ!!!!...なんでストーブ...!???いや、いいよ...ストーブ!????良いんだけどね...!???」
翔真の意見に俺は...。
確かに...俺も不思議に思ったよ!???...不思議に思いすぎて、ねってぃー知恵袋を見てみたよ!???
そしたら......『まきだラ...イブ...ですから、クリスマスのノリですよ!!!』
「そうなのですね!!ありがとうございます、BAに選ばせてもらいます!!」
いや...ベストアンサー...ってなんだよ!!!??
有り得ないだろ...!???
絶対おかしいし...第一、イブだからって、イコール...ストーブに繋がるって、一体何を根拠に言ってるんだよ!!!!
ツッコミどころ多すぎて、諦めたわ!!!
こんちくしょうが...!!!!
結局、気になって見ちゃったじゃねぇかよ!!!(照)
......まぁ、最終的に答えはわかったけど...納得いかん。
俺は頭の中でこんなことを考えながら、翔真にこう言った。
「翔真...どうやらイベントの一環だそうだ。なんでも、まきだライブ...まきだ...薪...から、会社の所有している森林から木を伐採して、薪を作りそれをストーブに入れて火をつける『まきだの薪ストーブ』...という年1回のお祭りがあるんだそうだ...。その祭りでは、その年、最も人気のあったユニット...またはバンドが、曲を披露できる場所でもあるらしくて......有名なテレビまで来るんだと...。こんな(こんな変な名前なのにな...。なんて言えないか。)...なんでもない。」
俺がこう言うと、目の前の翔真は、一瞬目をぱちくりとさせ、訳が分からないという顔をしていた。
確かに訳分からないよな...。
俺も...第一声...『はぁ!??』だったし...分かるぞ翔真。
そんな俺の期待は...ザッパり裏切られることとなるのだった。
「...なんだよそれ......そんなの...そんなのさ......出ない訳にはいかないだろ!!!...有名なテレビ!???最優良者...が、選ばれた人達が立てるステージなんだろ????...だったら出ない訳にはいかないよな???...なぁ、虎雅!」
俺は.........固まってしまった...。
「...俺に振るのか...。(こんな意味のわからないライブに出るしかない!????翔真...出ない...の間違いじゃないのか!???ボケなのか!??なぁ、それは新手のボケなんだよな!!!!?頼むから、そうだと言ってくれ!!!!いや、とにかく...みんなの意見を聞いて...って.........あらー、そういう事...みんな賛成一致で......はい、けってーいってか...。)......っ...みんなもこれで二言(にごん)は無いみたいだし...という事で、これに参加することが俺達の目標だ。」
内心...不安しかなかったが、メンバーが納得している以上は、何も言うことは出来ず......俺は仕方なく、書類を送ることにしたのだった...。
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