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「活動開始!!...サークルの謹慎も解禁だー!」
「...優を守るぞ!!...俺達...月並戦隊『つきにゃみれんじゃー!!』...なんつって。」
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「...という訳で......優を実の父親から守るために...みんなで...優の盾となり優を守るぞ!!」
「おっ!!!ということは...俺達は...優を守る...月並戦隊...「つきにゃみれんじゃー!!」...って、カッコ悪っ!???...おい、奏也...それじゃあ、まるで...へっぴり腰で、すぐにやられちゃうレンジャーみたいじゃないかよ!!!...もっとこう...ビシッとバシッとかっこよく...っていでぇよ!!!!(痛)...この馬鹿!!!!何回言えば...!!!『この阿呆!!!!このままじゃ...優がライブに出られないだけでなく...あのクソ親父に連れ戻されるんだぞ!????もっと、真剣に考えたらどうなんだ!???』」
俺は、目の前で偉そうにしている翔真の頭を盛大にぶっ叩いていた。
これ...叩く方も何かと痛いから、翔真が怒ってるの妙に腹立つんだよなぁ...。
だからか、さらにプラスで、もう二発ぐらい殴ってやりたくなる...。
なんて考えている俺は...バンド練習開始までの時間を借りて、この間本浦から聞いたことをメンバーに話していた。
この時の俺は...本浦が紫翠と繋がってるなんて...夢にも思わなかったんだ...。
だから、本浦のことはハッキリとはみんなに伝えなかった...。
「...以上だ...。優を救うには...実の父親を何とかするしかない...。」
俺のこの言葉に、周りにいたメンバーは、神妙な面持ちで俺の顔を見つめていた。
そんな中...翔真がこの空気を一層することを言い出したのだった。
「ねぇねぇ、優の父親ってさ...今、何やってるの???」
「...それは......裏社会で...悪いこと...。だと思う...恐らくはだけど...。」
「......ということは...マフィアとかか???『えっ!???マフィン!????...マフィン何処!???』...はぁ...奏也...食いつきがいいのは、いいが......真剣な話の時にそれは...やめような...??まるで、赤ちゃんだ。」
奏也の言葉に俺は、それ以上何も返すことが出来ず、仕方なく...奏也に軽く注意をすると、優を父親から守るための作戦を企てるのだった。
「ねぇ???...要するにさ...優の父親は日本にいないわけじゃない???...だったらさ、優の父親から命令を受けた人が、絶対に誰かいるはずだよね???...その人を割り出して...口を開かせれば...何とかなるんじゃない??」
「おおおー!!!翔真にしては、珍しく冴えてるじゃないか!!!...どうした???...もしかして、さっき俺が怒って殴ったから、頭のネジが何本か吹っ飛んじまったんじゃ...。『そんなわけないじゃん...流石に傷つくよ???...でも普通に考えたら、そういうことになるでしょ???』...悪かったって......だから、俺のほっぺたつまむのはひゃめれくえ(やめてくれ)...!!...うー、痛い痛い。明日は、もれなくオタフクソースだな...。...まぁ、そう考えるのが妥当だろうな...??」
翔真の言葉に俺は、珍しく翔真が冴えていることから、少しからかってやりたくなり、翔真に冗談を吹っかけたが...翔真は、そんな俺に容赦なく、ほっぺたを摘むという悪質なイタズラを仕掛けてきたのだった...。
やっとほっぺたの痛みがなくなった俺は、翔真の言い分から...あるひとつの疑問を浮かび上がらせることとなった。
「...あれ...そういえば、あの人...確か...全国の音楽関係の会社って言ってたよな...という事は...あっ、そうだよ!!!!全国の音楽関係会社を訪ねていけば、おのずと犯人がわかるじゃないか!!!!...そうとなれば...みんなごめん...しばらく俺は、バンドに参加できないから、俺無しで練習をしておいてくれ...!!じゃあ、申し訳ないけど...俺は、優を救うための作戦...早速、実行に移すとするよ。おつかれ!」
俺は、みんなに早口で事を伝えると荷物を引っ掴んで、部屋の外へと駆け出していった。
そうして、練習部屋から出た俺が真っ先に向かったのは...そう。
ネットカフェ...。
ここで全国の音楽関係会社を洗いざらい探して、片っ端からメールを打っていく......気の遠くなるような作業を行うのだ。
一方、俺が出ていったあとの練習部屋では...。
「なぁ......虎雅さんどこいったんだ???」
「さぁね??...それよりさ、これ見てよ!!!新作スイーツの割引券!!!俺は、練習が終わったらこれを食べに行ってくるよ~!!七緒も来る??」
「...あぁ、行くけど...。...お前これ...ホイップクリーム多くないか???...冷や汗出てきそうだぞ...。って、言ってるそばから背中に冷たい感覚が...。」
「......ねぇ、優???...お前の父親ってさ...マフィンなの???」
「はぁ???...いや、そんなわけないじゃん...マフィアだよ...マフィア......。まぁ、多分だけど、人殺しも平気でやってると思う...。」
「ふーん、そうなんだね...。...マフィンが人殺しって、なんか面白いね。」
「......はぁ...もうツッコむのやめる......。面倒くさくなってきた...。」
「でもさぁ、マフィンは、やっぱりマーマレードだよね~???...って聞いてる???」
「...。(もう知らん。)」
練習......ではなく...絶賛雑談中なのであった。
果たして、このままで...本当にマフィアの紫翠を止めることは出来るのだろうか???
「おっ!!!ということは...俺達は...優を守る...月並戦隊...「つきにゃみれんじゃー!!」...って、カッコ悪っ!???...おい、奏也...それじゃあ、まるで...へっぴり腰で、すぐにやられちゃうレンジャーみたいじゃないかよ!!!...もっとこう...ビシッとバシッとかっこよく...っていでぇよ!!!!(痛)...この馬鹿!!!!何回言えば...!!!『この阿呆!!!!このままじゃ...優がライブに出られないだけでなく...あのクソ親父に連れ戻されるんだぞ!????もっと、真剣に考えたらどうなんだ!???』」
俺は、目の前で偉そうにしている翔真の頭を盛大にぶっ叩いていた。
これ...叩く方も何かと痛いから、翔真が怒ってるの妙に腹立つんだよなぁ...。
だからか、さらにプラスで、もう二発ぐらい殴ってやりたくなる...。
なんて考えている俺は...バンド練習開始までの時間を借りて、この間本浦から聞いたことをメンバーに話していた。
この時の俺は...本浦が紫翠と繋がってるなんて...夢にも思わなかったんだ...。
だから、本浦のことはハッキリとはみんなに伝えなかった...。
「...以上だ...。優を救うには...実の父親を何とかするしかない...。」
俺のこの言葉に、周りにいたメンバーは、神妙な面持ちで俺の顔を見つめていた。
そんな中...翔真がこの空気を一層することを言い出したのだった。
「ねぇねぇ、優の父親ってさ...今、何やってるの???」
「...それは......裏社会で...悪いこと...。だと思う...恐らくはだけど...。」
「......ということは...マフィアとかか???『えっ!???マフィン!????...マフィン何処!???』...はぁ...奏也...食いつきがいいのは、いいが......真剣な話の時にそれは...やめような...??まるで、赤ちゃんだ。」
奏也の言葉に俺は、それ以上何も返すことが出来ず、仕方なく...奏也に軽く注意をすると、優を父親から守るための作戦を企てるのだった。
「ねぇ???...要するにさ...優の父親は日本にいないわけじゃない???...だったらさ、優の父親から命令を受けた人が、絶対に誰かいるはずだよね???...その人を割り出して...口を開かせれば...何とかなるんじゃない??」
「おおおー!!!翔真にしては、珍しく冴えてるじゃないか!!!...どうした???...もしかして、さっき俺が怒って殴ったから、頭のネジが何本か吹っ飛んじまったんじゃ...。『そんなわけないじゃん...流石に傷つくよ???...でも普通に考えたら、そういうことになるでしょ???』...悪かったって......だから、俺のほっぺたつまむのはひゃめれくえ(やめてくれ)...!!...うー、痛い痛い。明日は、もれなくオタフクソースだな...。...まぁ、そう考えるのが妥当だろうな...??」
翔真の言葉に俺は、珍しく翔真が冴えていることから、少しからかってやりたくなり、翔真に冗談を吹っかけたが...翔真は、そんな俺に容赦なく、ほっぺたを摘むという悪質なイタズラを仕掛けてきたのだった...。
やっとほっぺたの痛みがなくなった俺は、翔真の言い分から...あるひとつの疑問を浮かび上がらせることとなった。
「...あれ...そういえば、あの人...確か...全国の音楽関係の会社って言ってたよな...という事は...あっ、そうだよ!!!!全国の音楽関係会社を訪ねていけば、おのずと犯人がわかるじゃないか!!!!...そうとなれば...みんなごめん...しばらく俺は、バンドに参加できないから、俺無しで練習をしておいてくれ...!!じゃあ、申し訳ないけど...俺は、優を救うための作戦...早速、実行に移すとするよ。おつかれ!」
俺は、みんなに早口で事を伝えると荷物を引っ掴んで、部屋の外へと駆け出していった。
そうして、練習部屋から出た俺が真っ先に向かったのは...そう。
ネットカフェ...。
ここで全国の音楽関係会社を洗いざらい探して、片っ端からメールを打っていく......気の遠くなるような作業を行うのだ。
一方、俺が出ていったあとの練習部屋では...。
「なぁ......虎雅さんどこいったんだ???」
「さぁね??...それよりさ、これ見てよ!!!新作スイーツの割引券!!!俺は、練習が終わったらこれを食べに行ってくるよ~!!七緒も来る??」
「...あぁ、行くけど...。...お前これ...ホイップクリーム多くないか???...冷や汗出てきそうだぞ...。って、言ってるそばから背中に冷たい感覚が...。」
「......ねぇ、優???...お前の父親ってさ...マフィンなの???」
「はぁ???...いや、そんなわけないじゃん...マフィアだよ...マフィア......。まぁ、多分だけど、人殺しも平気でやってると思う...。」
「ふーん、そうなんだね...。...マフィンが人殺しって、なんか面白いね。」
「......はぁ...もうツッコむのやめる......。面倒くさくなってきた...。」
「でもさぁ、マフィンは、やっぱりマーマレードだよね~???...って聞いてる???」
「...。(もう知らん。)」
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果たして、このままで...本当にマフィアの紫翠を止めることは出来るのだろうか???
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