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「活動開始!!...サークルの謹慎も解禁だー!」
「遂に、突き止めたのか...??」
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「...あれ??この会社......だよな...。...怪しいな~、どれどれ...ちょっとページ漁ってみるとするか...。.........うーん......ん???......あっ、これ...ビンゴじゃん。えっと、何なにぃ~。ふむふむ、おっと、なるほど...そうとなれば、好都合。早速、携帯で連絡をとってみるか!」
俺は、ネットカフェに居座って早くも5時間が過ぎ去ろうとしていた。
なかなか思い当たる会社に巡り会うことが出来ず、どうしようか途方に暮れていたところ....俺は運良く見つけてしまった。
果たして、5時間もかかったことから、幸運なのか分からないが、一件だけ俺たちの力になってくれるかもしれない音楽会社を、見つけることが出来た。
俺は早速、ネットカフェから携帯に登録していた昔の先輩に電話をかけ、これから会う約束を取り付けた。
そうして俺は、用のなくなったネットカフェを出ると、奴と待ち合わせのとある場所に向かったのだった。
「もぅ~~~~、やだぁ~~~~!!!三津(みつ)さんったら~~~、そんなこと言って、また誰かれ構わず、誘ってるんでしょ~~???」
「いいや、俺はみんな好きだけど...やっぱり君が一番好きだよ。」
「んふふ、もぅ~~~調子いいんだから~~~!!」
「.......あの...三津さん...毎回思うんですけど....ここで会うのは...法律的にも、話の内容的にも...何かと問題ある気がするんですけど....。」
俺は奴との約束の場所に来たはいいが...正直、目の前の状況に終始落ち着かないでいた。
それもそのはず、俺の目の前では、きらっきらのラメが入ったアイシャドーを目に塗りたくり...誰かに殴られたんですか???っていうほど、目を真っ黒に染め上げたセクシーなお姉様方が....三津 文也(みつ ふみなり)の手によって、ゲームのコマのように扱われていたのだから。
俺は、約束していた三津さんの様子に、どうしたものかと困り果てていたが、そんな俺の様子を察したのか、三津さんは隣に座らせていた巨乳美人のお姉様方を下がらせると、俺を隣の席に座るように手招きをした。
「...あの...三津さん???言っておきますけど...未成年へのセクハラは禁止ですからね....???言って俺...あの時のことまだ根に持っているんですからね....???」
俺が、少し距離を空けて座ると三津さんは、その間隔を埋めるように、何のためらいもなく、距離ゼロセンチというところまで俺にぴったりとくっついて、座り直したのだ...。
その瞬間俺の頭には、とうの昔ではあるが...忘れもしないとある事件を思い出し、三津さんに釘をさしながら、さっきよりも俺は、三津さんとの距離を、さらに空けて座り直した。
そんな俺の反応に三津さんは、にんまりと気味の悪い笑みを浮かべながら、俺にこんなことを言ってきたのだ。
「...やだなぁ~~~。...覚えてたの???(笑)....もしかして、案外俺にいろいろされるのが、心地よかったんじゃ...。....って、そんなあからさまに怖い顔しなくても...言っておくけど、俺は健全なノーマルだから。女の子に飢えた時以外は、可愛い男の子に手は出さないよ???あぁ...ごめんね、そんな話をしにここまできたんじゃないんでしょ???」
「...はははっ...三津さん、女の子に飢えた時以外っていうのが...俺は騙されている気がして怖いんですけど...。...まぁ、仰る通り、こういう話をしに、わざわざここまで来たんじゃないんですけどね...。その、単刀直入に言うと...三津さんの力を貸して欲しくて...。」
俺がこういうと三津さんは、優しい顔から、途端に商売モードの顔つきになり、俺に顔を寄せると声を潜めてこう言ったのだった。
「何...俺の力を借りたいの???...それって...イコールモテたいって事???...それとも、大人の階段を登る準備を、俺に手伝って欲しいって事???まぁ、どっちにしても、俺は大歓迎だよ??...雅(みやび)の成長した姿もみたいし...なんなら今からでも、ラブホに行って雅とイチャイチャタイムを...って痛いな..!!!!(痛)...ちょっとしたジョークだろ???殴んなよ...あー、痛てぇ...。」
「...あの...声を潜めて、そんなセクハラまがいなこと言うの止めてくれませんか???...それと、どさくさに紛れて肩抱くのも止めましょうか???真面目に...三津さんがいうと、何でも冗談に聞こえてこないんで...。」
俺は三津さんが声を潜めて話をしながら、俺の肩を抱こうとしたから、とっさに三津さんの手をはたき、顔を一発殴ると、向かいの席に移動した。
そんな俺を、名残惜しそうな目で見つめてくる三津さんに、俺は全身からきっと冷気が見えるんじゃないかというほど、猛烈な寒気に襲われたが、それは黙っておくことにした。
そしていつまでも、こんな茶番をしている暇はないため、俺は三津さんに話を切り出すことにした。
「三津さん...聞いてほしいことがあるんだ。俺が、今組んでいるバンド『月並み』のメンバーである、紫翠優の実の父親である紫翠が、優を連れ戻そうと企んでいるんです。俺たちの仲間、優を救うため...紫翠をとめるために、三津さんの力を貸していただきたいんです。お願いします...!!!」
俺は席を立ち、目の前で足を組んで煙草をふかしだしていた三津さんに勢いよく頭を下げた。
そんな俺の行動に、三津さんは困った顔をして、焦ったようにこう言った。
「...雅の言いたいことは分かった...。紫翠だろ???知ってるし...俺の会社にも、紫翠優という名前でオーディション等に申し込みが来たら、連絡を回せとのお達しが来ていた。...なぁ、雅???...お前...まさかとは思うが、何かよからぬ事に、手を出したりはしていないよな???...お前の言っている紫翠だが...あいつは厄介だ...。(汗)...お前達が適うような相手ではない。...変な事を考えているのなら...『三津さん、俺は変な事は考えていない。でも、優は俺たち『月並み』の大切な大切な、いちメンバーなんだ。だから例え、紫翠がマフィアでも俺は優を捨て、優の心に深い傷を負わせた紫翠を絶対に許せないし...戦うしか道は無いと思ってる。これじゃあ、理由になっていませんか??』...意見は曲げないし...どうせ、俺がその意見に賛成するまでここに居座るつもりなんだろ???はぁ、分かったよ。仕方ないから、俺の力を貸してやる。その代わり...ただでとは言わないからな???」
「....分かった。何でもする。優のためなら....。」
「ふーん、なかなか度胸あるねぇ。お前...もし俺が、お前にセフレになれと言ったら...お前は、俺と寝る覚悟があるってことだぞ???そうなってもいいって事だよな???」
「...あぁ、構わない。...それで優が助かるのならば....俺は何だってする。」
俺がこう言うと...三津さんはにんまりとした笑みをこぼし、俺に一言「付いてこい。」というと、足早に店の出口へと歩き出した...。
俺は、内心怖かったが...優を助けるためならばと、三津さんについて行くことを決意し、店を出て行った三津さんの後を震える足を何とか動かし、追いかけるのだった。
俺は、ネットカフェに居座って早くも5時間が過ぎ去ろうとしていた。
なかなか思い当たる会社に巡り会うことが出来ず、どうしようか途方に暮れていたところ....俺は運良く見つけてしまった。
果たして、5時間もかかったことから、幸運なのか分からないが、一件だけ俺たちの力になってくれるかもしれない音楽会社を、見つけることが出来た。
俺は早速、ネットカフェから携帯に登録していた昔の先輩に電話をかけ、これから会う約束を取り付けた。
そうして俺は、用のなくなったネットカフェを出ると、奴と待ち合わせのとある場所に向かったのだった。
「もぅ~~~~、やだぁ~~~~!!!三津(みつ)さんったら~~~、そんなこと言って、また誰かれ構わず、誘ってるんでしょ~~???」
「いいや、俺はみんな好きだけど...やっぱり君が一番好きだよ。」
「んふふ、もぅ~~~調子いいんだから~~~!!」
「.......あの...三津さん...毎回思うんですけど....ここで会うのは...法律的にも、話の内容的にも...何かと問題ある気がするんですけど....。」
俺は奴との約束の場所に来たはいいが...正直、目の前の状況に終始落ち着かないでいた。
それもそのはず、俺の目の前では、きらっきらのラメが入ったアイシャドーを目に塗りたくり...誰かに殴られたんですか???っていうほど、目を真っ黒に染め上げたセクシーなお姉様方が....三津 文也(みつ ふみなり)の手によって、ゲームのコマのように扱われていたのだから。
俺は、約束していた三津さんの様子に、どうしたものかと困り果てていたが、そんな俺の様子を察したのか、三津さんは隣に座らせていた巨乳美人のお姉様方を下がらせると、俺を隣の席に座るように手招きをした。
「...あの...三津さん???言っておきますけど...未成年へのセクハラは禁止ですからね....???言って俺...あの時のことまだ根に持っているんですからね....???」
俺が、少し距離を空けて座ると三津さんは、その間隔を埋めるように、何のためらいもなく、距離ゼロセンチというところまで俺にぴったりとくっついて、座り直したのだ...。
その瞬間俺の頭には、とうの昔ではあるが...忘れもしないとある事件を思い出し、三津さんに釘をさしながら、さっきよりも俺は、三津さんとの距離を、さらに空けて座り直した。
そんな俺の反応に三津さんは、にんまりと気味の悪い笑みを浮かべながら、俺にこんなことを言ってきたのだ。
「...やだなぁ~~~。...覚えてたの???(笑)....もしかして、案外俺にいろいろされるのが、心地よかったんじゃ...。....って、そんなあからさまに怖い顔しなくても...言っておくけど、俺は健全なノーマルだから。女の子に飢えた時以外は、可愛い男の子に手は出さないよ???あぁ...ごめんね、そんな話をしにここまできたんじゃないんでしょ???」
「...はははっ...三津さん、女の子に飢えた時以外っていうのが...俺は騙されている気がして怖いんですけど...。...まぁ、仰る通り、こういう話をしに、わざわざここまで来たんじゃないんですけどね...。その、単刀直入に言うと...三津さんの力を貸して欲しくて...。」
俺がこういうと三津さんは、優しい顔から、途端に商売モードの顔つきになり、俺に顔を寄せると声を潜めてこう言ったのだった。
「何...俺の力を借りたいの???...それって...イコールモテたいって事???...それとも、大人の階段を登る準備を、俺に手伝って欲しいって事???まぁ、どっちにしても、俺は大歓迎だよ??...雅(みやび)の成長した姿もみたいし...なんなら今からでも、ラブホに行って雅とイチャイチャタイムを...って痛いな..!!!!(痛)...ちょっとしたジョークだろ???殴んなよ...あー、痛てぇ...。」
「...あの...声を潜めて、そんなセクハラまがいなこと言うの止めてくれませんか???...それと、どさくさに紛れて肩抱くのも止めましょうか???真面目に...三津さんがいうと、何でも冗談に聞こえてこないんで...。」
俺は三津さんが声を潜めて話をしながら、俺の肩を抱こうとしたから、とっさに三津さんの手をはたき、顔を一発殴ると、向かいの席に移動した。
そんな俺を、名残惜しそうな目で見つめてくる三津さんに、俺は全身からきっと冷気が見えるんじゃないかというほど、猛烈な寒気に襲われたが、それは黙っておくことにした。
そしていつまでも、こんな茶番をしている暇はないため、俺は三津さんに話を切り出すことにした。
「三津さん...聞いてほしいことがあるんだ。俺が、今組んでいるバンド『月並み』のメンバーである、紫翠優の実の父親である紫翠が、優を連れ戻そうと企んでいるんです。俺たちの仲間、優を救うため...紫翠をとめるために、三津さんの力を貸していただきたいんです。お願いします...!!!」
俺は席を立ち、目の前で足を組んで煙草をふかしだしていた三津さんに勢いよく頭を下げた。
そんな俺の行動に、三津さんは困った顔をして、焦ったようにこう言った。
「...雅の言いたいことは分かった...。紫翠だろ???知ってるし...俺の会社にも、紫翠優という名前でオーディション等に申し込みが来たら、連絡を回せとのお達しが来ていた。...なぁ、雅???...お前...まさかとは思うが、何かよからぬ事に、手を出したりはしていないよな???...お前の言っている紫翠だが...あいつは厄介だ...。(汗)...お前達が適うような相手ではない。...変な事を考えているのなら...『三津さん、俺は変な事は考えていない。でも、優は俺たち『月並み』の大切な大切な、いちメンバーなんだ。だから例え、紫翠がマフィアでも俺は優を捨て、優の心に深い傷を負わせた紫翠を絶対に許せないし...戦うしか道は無いと思ってる。これじゃあ、理由になっていませんか??』...意見は曲げないし...どうせ、俺がその意見に賛成するまでここに居座るつもりなんだろ???はぁ、分かったよ。仕方ないから、俺の力を貸してやる。その代わり...ただでとは言わないからな???」
「....分かった。何でもする。優のためなら....。」
「ふーん、なかなか度胸あるねぇ。お前...もし俺が、お前にセフレになれと言ったら...お前は、俺と寝る覚悟があるってことだぞ???そうなってもいいって事だよな???」
「...あぁ、構わない。...それで優が助かるのならば....俺は何だってする。」
俺がこう言うと...三津さんはにんまりとした笑みをこぼし、俺に一言「付いてこい。」というと、足早に店の出口へと歩き出した...。
俺は、内心怖かったが...優を助けるためならばと、三津さんについて行くことを決意し、店を出て行った三津さんの後を震える足を何とか動かし、追いかけるのだった。
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