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第7章「紫翠との熾烈な戦い。」
「雅と俺の温度...差。」
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「...さぁ、じゃあ...俺のこと慰めてくれるっていうから...慰めてもらおうかな??」
「分かった、お兄ちゃん。...でも、お兄ちゃん???...なんで、物置小屋に来たの??...何か、失くしたものでもあるの???」
目の前で首をかしげながら、俺の事を見つめてくる無垢な雅に、俺はグッと手の平に爪を立てると、ニヤニヤしながらこう言った。
「...うーん、そうだね...。とても...とーっても大切な人の熱を...亡くしたよ...。...だからね...??...キミに...その熱を分けてもらいたいんだ。...ねぇ、慰めてくれるんでしょ???だったら......ドサッ。」
俺は...物置小屋の入口を、軽く外から開かないように細工をすると、先に物置小屋をウロウロしていた雅に一歩一歩近づき、雅の背後に来るとそのまま雅を、冷たくすこし埃っぽい床に押し倒したのだった。
そんな俺に雅は、困った顔をして弱々しくこんなことを言ってきた。
「...お兄ちゃん...急にふらついてどうしたの??大丈夫??...疲れているんじゃないの??」
こんな雅に俺は、平和ボケしすぎている気がして...さっきのイライラした熱が再沸騰を起こし、気付いた時には...雅の服をビリビリに破いていた。
そうして状況が飲み込めていない幼かった雅の事を、乱暴に抱き始めた。
「...ねぇ、名前聞いていい??...君の名前は??」
「んっ......お兄ちゃん...気分が...なんだか変だよ!!!」
「...んふふっ...当たり前だよ。...だいぶ早いけど、実践型の性教育をしてる訳だし??(笑)...じゃなくてさ...名前教えてよ??」
「...んくっ......お兄ちゃん...そこ...やめてっ...。くすぐったいよ!!!......はぁ...はぁ...名前..?...ボクは...っ...んんんっ......桜宮...虎雅......あぁっ...!!...お兄ちゃん...ボク......どうしちゃったのかな...っ!???」
乱れだした雅に、俺は更に甘い刺激を与えた。
そう...俺が、雅に対して身体を求めたのは......単純に、山座頭さんの温もりが消えた今...俺の心を溶かしてくれる......温かな言葉をくれる人がいない今...頼れるのなら、誰でもよかったからだ。
こんな無垢な男の子に手を出すほど......俺は精神的に追い詰められていたんだ。
俺は...自分の不甲斐なさと雅の幸せそうなムカつく顔に...いろんな感情を混ぜ合わせながら、雅の事を必死に求めた。
「...桜宮たいが...うーん、たいがってどう書くの??」
「...はぁ...はぁ...はぁ......いやっ!!...あっ...虎雅は...とらに...お母さんが...んっ...はぁ......言ってたんだけど......みやびっ!!...って...み...やび...って!!!...お兄ちゃん...痛いよ......何してるの...い...んんんっ!!!...ねぇ、お兄ちゃっ!!...ああぁああっ!!!!...っ.........はぁ...はぁ...。」
「...っ。(可愛っ...みやびか...綺麗な名前。......生意気。)」
雅は、呼吸を荒くして涙目で俺の事を見上げながら、必死で自分の名前について説明していた。
そんな様子が可愛くて......俺は、ヤッたのは初めてだったが......。
なんとなく...オヤジがよくオンナを家に連れてきていたから、それと同じように見様見真似で行為に及んだ。
すると...奇跡的にやり方があっていたのか、雅は、とびきり甘い声を漏らすと...そのまま、身体を痙攣させ、暫く動かなくなった。
そんな雅に俺は、ニヤニヤしながら気付けば、こう囁いていた。
「へぇ、とらに...みやび...ねぇ??...クスッ。ホント...生意気すぎ。...お前には似合わねぇよ。んな綺麗な名前...だって、男どうしで...こーんな乱れて......そんな奴に、みやびだなんて...なぁ???(笑)......サイコーにムカつく。......はははっ、まぁ心地よかったし???......俺を楽しませるっていう意味では、みやびっていいと思うぜ???......ということで...みやび???......また、お兄ちゃんを慰めてな??」
俺は服を着直すと、眠ったまま...どちらのものか分からない砂が混じったドロドロの液にまみれた雅を放ったらかしにして、物置小屋の入口の細工を解き出した。
そうして細工をスムーズに開けると、ドアに手をかけ...思い出したように、雅に対してこう言い残すと、そのままギターを片手にその場を去った。
「......みやび。約束通り、俺の名前......教えてやるよ。...俺は、三津 文也(みつ ふみなり)だ。何処までもお人好しで、生意気なガキ...じゃあな、いい夢みろよ。」
「分かった、お兄ちゃん。...でも、お兄ちゃん???...なんで、物置小屋に来たの??...何か、失くしたものでもあるの???」
目の前で首をかしげながら、俺の事を見つめてくる無垢な雅に、俺はグッと手の平に爪を立てると、ニヤニヤしながらこう言った。
「...うーん、そうだね...。とても...とーっても大切な人の熱を...亡くしたよ...。...だからね...??...キミに...その熱を分けてもらいたいんだ。...ねぇ、慰めてくれるんでしょ???だったら......ドサッ。」
俺は...物置小屋の入口を、軽く外から開かないように細工をすると、先に物置小屋をウロウロしていた雅に一歩一歩近づき、雅の背後に来るとそのまま雅を、冷たくすこし埃っぽい床に押し倒したのだった。
そんな俺に雅は、困った顔をして弱々しくこんなことを言ってきた。
「...お兄ちゃん...急にふらついてどうしたの??大丈夫??...疲れているんじゃないの??」
こんな雅に俺は、平和ボケしすぎている気がして...さっきのイライラした熱が再沸騰を起こし、気付いた時には...雅の服をビリビリに破いていた。
そうして状況が飲み込めていない幼かった雅の事を、乱暴に抱き始めた。
「...ねぇ、名前聞いていい??...君の名前は??」
「んっ......お兄ちゃん...気分が...なんだか変だよ!!!」
「...んふふっ...当たり前だよ。...だいぶ早いけど、実践型の性教育をしてる訳だし??(笑)...じゃなくてさ...名前教えてよ??」
「...んくっ......お兄ちゃん...そこ...やめてっ...。くすぐったいよ!!!......はぁ...はぁ...名前..?...ボクは...っ...んんんっ......桜宮...虎雅......あぁっ...!!...お兄ちゃん...ボク......どうしちゃったのかな...っ!???」
乱れだした雅に、俺は更に甘い刺激を与えた。
そう...俺が、雅に対して身体を求めたのは......単純に、山座頭さんの温もりが消えた今...俺の心を溶かしてくれる......温かな言葉をくれる人がいない今...頼れるのなら、誰でもよかったからだ。
こんな無垢な男の子に手を出すほど......俺は精神的に追い詰められていたんだ。
俺は...自分の不甲斐なさと雅の幸せそうなムカつく顔に...いろんな感情を混ぜ合わせながら、雅の事を必死に求めた。
「...桜宮たいが...うーん、たいがってどう書くの??」
「...はぁ...はぁ...はぁ......いやっ!!...あっ...虎雅は...とらに...お母さんが...んっ...はぁ......言ってたんだけど......みやびっ!!...って...み...やび...って!!!...お兄ちゃん...痛いよ......何してるの...い...んんんっ!!!...ねぇ、お兄ちゃっ!!...ああぁああっ!!!!...っ.........はぁ...はぁ...。」
「...っ。(可愛っ...みやびか...綺麗な名前。......生意気。)」
雅は、呼吸を荒くして涙目で俺の事を見上げながら、必死で自分の名前について説明していた。
そんな様子が可愛くて......俺は、ヤッたのは初めてだったが......。
なんとなく...オヤジがよくオンナを家に連れてきていたから、それと同じように見様見真似で行為に及んだ。
すると...奇跡的にやり方があっていたのか、雅は、とびきり甘い声を漏らすと...そのまま、身体を痙攣させ、暫く動かなくなった。
そんな雅に俺は、ニヤニヤしながら気付けば、こう囁いていた。
「へぇ、とらに...みやび...ねぇ??...クスッ。ホント...生意気すぎ。...お前には似合わねぇよ。んな綺麗な名前...だって、男どうしで...こーんな乱れて......そんな奴に、みやびだなんて...なぁ???(笑)......サイコーにムカつく。......はははっ、まぁ心地よかったし???......俺を楽しませるっていう意味では、みやびっていいと思うぜ???......ということで...みやび???......また、お兄ちゃんを慰めてな??」
俺は服を着直すと、眠ったまま...どちらのものか分からない砂が混じったドロドロの液にまみれた雅を放ったらかしにして、物置小屋の入口の細工を解き出した。
そうして細工をスムーズに開けると、ドアに手をかけ...思い出したように、雅に対してこう言い残すと、そのままギターを片手にその場を去った。
「......みやび。約束通り、俺の名前......教えてやるよ。...俺は、三津 文也(みつ ふみなり)だ。何処までもお人好しで、生意気なガキ...じゃあな、いい夢みろよ。」
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