92 / 102
第10章 「俺たちの運命を変える。」
「お断りしたのだが...。」
しおりを挟む
「えっと...何かの...ご冗談でしょうか??」
俺がこういうのも当たり前だ。
いや、だってな??
俺たちが、何食わぬ顔で来た高級居酒屋で...絶対にお怒りになられていると思っていたバロック&ロックの先輩様が、まさかまさかの...。
「いきなりで悪いんだけど....君たちアイドルにならないか??」
...いやいやいやいや、ちょっと待ちましょうやンやン付け棒はお菓子の名前...著作権引っかかんないか心配しちまいますそうろうって奴だぞ!!!!
いや、何言ってんだよ俺...。(汗)
ついに、翔真レベルの馬鹿になっちまったか????
なっちまったのかよ...うぎゃーーー、それだけは嫌だぞ!!!
いかんいかん、一回話を元に戻せ。
つまり、俺たちに...SINさんはバンドを辞めてアイドルになりませんか???
とこう言っているって事だろ??
なら、当然答えは一つしか無いよな。
俺は、こう決心すると...目の前のSINさんに向かってこう言った。
「SINさん...せっかくの良いお誘いですが...俺たちは、バンドを辞めるつもりは微塵もないんです。なので...この話は。」
「う~ん、何もバンドを完全に切って、アイドルをやって欲しいって言っているわけじゃなくてね...???とりあえず、アイドルをやってみて、まぁまぁ、ほんのお試し期間程度だよ???...それで、アイドルはやっぱり違うんだよなぁ。ってなったら、その時はバンドに戻ればいいし...。そんなに難しい話でも無いと思うよ??...どちらにせよ、君たちに不利益になることはないと思うから...。ねぇ、どうかな??」
俺の断りに、心を揺さぶることを言ってきたSINさんに俺は、しばらく悩んだ後...はっきりとSINさんを見つめ、こう返した。
「...本当に良いお誘いだとは思うのですが....、まだ俺たちには、それを受け止めれるだけの容量が備わっていません。それに...どうせなら、バンドを最後までやっていきたい。...みんなは、どうだ???」
俺は、こう言うと周りで静かに事の行く末を見守っていた、月並みのメンバーを見渡し、意見を求めた。
そんな俺に、仲間はみんなコクコクと頷いて、俺の意見に賛成の意を示してくれているようだった。
そんな俺たちの様子に、軽く息を吐くと、SINさんは優しい微笑みを浮かべて、こう言った。
「あはは、そっか。(笑)まぁさ、悪い話じゃないし...でも、大事なことだからやっぱりすぐには、決められないよね。....もしも、気が変わってアイドルがやりたくなったら、いつでも連絡ちょうだい??...はい、ということで、こんな堅苦しい話はやめやめ!!!....改めて、月並みのみんな、今回ここで共にご飯を食べるのも何かの縁だし...今日は俺たちがおごるから遠慮しないで食べてくれ!!!!」
さっきとは打って変わって、明るいSINさんのテンションが、俺たちに気を遣わせまいとして振る舞われているようで、そんな優しい心遣いに、余計に胸がきゅっと締め付けられるのだった。
俺がこういうのも当たり前だ。
いや、だってな??
俺たちが、何食わぬ顔で来た高級居酒屋で...絶対にお怒りになられていると思っていたバロック&ロックの先輩様が、まさかまさかの...。
「いきなりで悪いんだけど....君たちアイドルにならないか??」
...いやいやいやいや、ちょっと待ちましょうやンやン付け棒はお菓子の名前...著作権引っかかんないか心配しちまいますそうろうって奴だぞ!!!!
いや、何言ってんだよ俺...。(汗)
ついに、翔真レベルの馬鹿になっちまったか????
なっちまったのかよ...うぎゃーーー、それだけは嫌だぞ!!!
いかんいかん、一回話を元に戻せ。
つまり、俺たちに...SINさんはバンドを辞めてアイドルになりませんか???
とこう言っているって事だろ??
なら、当然答えは一つしか無いよな。
俺は、こう決心すると...目の前のSINさんに向かってこう言った。
「SINさん...せっかくの良いお誘いですが...俺たちは、バンドを辞めるつもりは微塵もないんです。なので...この話は。」
「う~ん、何もバンドを完全に切って、アイドルをやって欲しいって言っているわけじゃなくてね...???とりあえず、アイドルをやってみて、まぁまぁ、ほんのお試し期間程度だよ???...それで、アイドルはやっぱり違うんだよなぁ。ってなったら、その時はバンドに戻ればいいし...。そんなに難しい話でも無いと思うよ??...どちらにせよ、君たちに不利益になることはないと思うから...。ねぇ、どうかな??」
俺の断りに、心を揺さぶることを言ってきたSINさんに俺は、しばらく悩んだ後...はっきりとSINさんを見つめ、こう返した。
「...本当に良いお誘いだとは思うのですが....、まだ俺たちには、それを受け止めれるだけの容量が備わっていません。それに...どうせなら、バンドを最後までやっていきたい。...みんなは、どうだ???」
俺は、こう言うと周りで静かに事の行く末を見守っていた、月並みのメンバーを見渡し、意見を求めた。
そんな俺に、仲間はみんなコクコクと頷いて、俺の意見に賛成の意を示してくれているようだった。
そんな俺たちの様子に、軽く息を吐くと、SINさんは優しい微笑みを浮かべて、こう言った。
「あはは、そっか。(笑)まぁさ、悪い話じゃないし...でも、大事なことだからやっぱりすぐには、決められないよね。....もしも、気が変わってアイドルがやりたくなったら、いつでも連絡ちょうだい??...はい、ということで、こんな堅苦しい話はやめやめ!!!....改めて、月並みのみんな、今回ここで共にご飯を食べるのも何かの縁だし...今日は俺たちがおごるから遠慮しないで食べてくれ!!!!」
さっきとは打って変わって、明るいSINさんのテンションが、俺たちに気を遣わせまいとして振る舞われているようで、そんな優しい心遣いに、余計に胸がきゅっと締め付けられるのだった。
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる