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第11章 「俺たちの世界...ファンタジア。」
「まさかの人物と俺たち。」
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「...やぁ、みんな久しぶりだね!!!元気にしていた???...そんなことよりも、雅???お前は、俺に内緒でこ~んな大手の音楽会社に所属しているなんて、俺全然知らなかったんだけど...。恋人の俺への相談がないなんて、冷たいな~~。」
「...いや、ふみ兄さんにはいつか連絡しようと思っていたんですけどね....その.....色々多忙で、大変だったと言いますか???...いや、そうじゃなくて...どうしてふみ兄さんがこんなところにいるんですか???まきだライブは...もういいんですか??」
俺の問いかけに少しうなった後、目の前のふみ兄さんは、俺に対して衝撃的な一言を放ったのだ。
「ん???あー、だって、俺...まきだライブ辞めて...こっちに転職したから!...あっ、それと...今日から正式に君たちバンドの専属マネージャーとしてお世話になることになってるからよろしく。」
...いやいやいやいや、待ってよ...おい、ふみ兄お前ちょっと待て!!!!
なんで、俺たちのバンドを急にお前がみることになっているんだよ...。
というより、えっ、俺たちの元々のマネージャーは!???
「...ん???なんだか、腑に落ちないって顔をしているね??...あっ。そっか、元マネージャーさんはアイドルとしての君たちをお世話することになっていて、バンドの方は俺が担当することになったから。その事なら、心配ない!!安心しなよ!」
うん、安心も何も出来ないな...。
まぁ、そっか...俺の夢を近くで応援しようとしてくれているんだよな。
...ふみ兄さんは、ほんとにまっすぐというのか...なんというのか...でも、その真っ直ぐさが俺は、好きな所でもある。
ふみ兄さん....俺は、あなたを愛してますよ。
心の底から。
俺は内心こんなことをふみ兄さんに思いながら、じっとふみ兄さんを見つめていた。
そんな俺の耳に...翔真の鋭い指摘が入り...俺は顔を赤面せざる負えなくなった。
「...そんなことよりも、三津さん。さっき虎雅に対して言っていた...恋人って、どういう意味ですか??」
「ん???あ~~、な~~んだ。雅はまだ周りの子には、言ってなかったんだね??..俺と雅はね~~。」
「ちょ~~~~っとふみ兄さん!???言わなくていいですから!!!!みんな気付いてますから!!!!」
俺の慌てた様子が面白かったのか、普段俺をあまりからかわない優が、にやにやしながら、こう口を挟んだ。
「そんな隠さなくてもいいのに~~~。ねぇ、雅先輩????(笑)」
「お前...優!!!!絶対からかってるだろ!!!!!」
真っ赤になった顔で、優のことを見つめると優は、いたずらっ子の子供のような顔で、俺を見つめていた。
...いや、お前。
絶対からかってるよな。
その笑みは、10割方悪意のあるからかいだよな???
こんなことを考えた俺は、目の前の優につかみかかろうとしたが、それをふみ兄さんが、背後から抱きしめてきたせいで、制されてしまった...。
「っ!!!!...ふみ兄さん!!!離してくださいよ!!!!こういうことは...皆がいないところで。」
「ふ~~~ん、みんながいなければいいんだね???...わかった!!雅、今すぐホテルに...。」
ふみ兄さんの鼻息が荒くなったことに危機感の覚えた俺は、ふみ兄さんの腕から抜け出すと、走って控え室を出たのだった。
「あっ、雅!!!待ってよ!!!!俺の愛を、今日は受け取ってくれないのか????いつもなら、もっともっとってせがんでくるのに!!!!」
「だぁーーーーーー!!!!!!そういうこと...言わないで下さい!!!!!...というより追いかけてこないで下さい!!!!!」
「雅が抱かせてくれるまで、どこまでも追いかけていくよ!!!」
「気持ち悪いです!!!!誰か、助けてください!!!!!」
その後....俺はふみ兄さんにつかまってしまい...その....盛大に召し上がられてしまいましたとさ、めでたしめでたし...いや、めでたくねぇよ...。(汗)
とりあえず...この話は、また今度だ今度!!!
恥ずかしすぎて、言えたもんじゃない!!!!
あっ、そうそう...俺たちが世界で活躍出来るようになって、SINさんのおかげで無事、優の父親の再就職先が決まったことで...晴れて優の家族は、俺たちがお金を入れなくても、生活していけるようになったんだ。
ほんと...SINさんには頭が上がらないよな....。
また、今度改めてお礼しなきゃな。
こんなことを考えている俺に...。
「なぁ、虎雅???」
「ねぇ、リーダー???」
「あの...虎雅さん??」
「リーダー!!!」
「あっ、ごめん。考え事してた....もうそんな時間か???」
俺の問いにみんなが一斉に頷くと、俺は大きく息を吸って...ソファを立ち上がり、みんなにこう言ったんだ。
「よし、今日も俺たちが最強のアイドルであり、バンドであるということを世界の人たちに知ってもらうぞ!!...じゃあ、いくか!いざ、戦場の世界へ!」
『アイアイサーーーーーー!!!!ヨーソローーーーーーー!!!!』
ほんと...このノリ変わらねぇよな...。
まぁ、そこが俺ららしくていいんだけどな!
「虎雅ぁ~、ボケーッとしてないで、ほら、ステージ行くよ!!(笑)」
「あぁ、分かっているよ!翔真...大好きだ。なんて言ったって、翔真は俺の......だからな!(ボソッ)」
END
「...いや、ふみ兄さんにはいつか連絡しようと思っていたんですけどね....その.....色々多忙で、大変だったと言いますか???...いや、そうじゃなくて...どうしてふみ兄さんがこんなところにいるんですか???まきだライブは...もういいんですか??」
俺の問いかけに少しうなった後、目の前のふみ兄さんは、俺に対して衝撃的な一言を放ったのだ。
「ん???あー、だって、俺...まきだライブ辞めて...こっちに転職したから!...あっ、それと...今日から正式に君たちバンドの専属マネージャーとしてお世話になることになってるからよろしく。」
...いやいやいやいや、待ってよ...おい、ふみ兄お前ちょっと待て!!!!
なんで、俺たちのバンドを急にお前がみることになっているんだよ...。
というより、えっ、俺たちの元々のマネージャーは!???
「...ん???なんだか、腑に落ちないって顔をしているね??...あっ。そっか、元マネージャーさんはアイドルとしての君たちをお世話することになっていて、バンドの方は俺が担当することになったから。その事なら、心配ない!!安心しなよ!」
うん、安心も何も出来ないな...。
まぁ、そっか...俺の夢を近くで応援しようとしてくれているんだよな。
...ふみ兄さんは、ほんとにまっすぐというのか...なんというのか...でも、その真っ直ぐさが俺は、好きな所でもある。
ふみ兄さん....俺は、あなたを愛してますよ。
心の底から。
俺は内心こんなことをふみ兄さんに思いながら、じっとふみ兄さんを見つめていた。
そんな俺の耳に...翔真の鋭い指摘が入り...俺は顔を赤面せざる負えなくなった。
「...そんなことよりも、三津さん。さっき虎雅に対して言っていた...恋人って、どういう意味ですか??」
「ん???あ~~、な~~んだ。雅はまだ周りの子には、言ってなかったんだね??..俺と雅はね~~。」
「ちょ~~~~っとふみ兄さん!???言わなくていいですから!!!!みんな気付いてますから!!!!」
俺の慌てた様子が面白かったのか、普段俺をあまりからかわない優が、にやにやしながら、こう口を挟んだ。
「そんな隠さなくてもいいのに~~~。ねぇ、雅先輩????(笑)」
「お前...優!!!!絶対からかってるだろ!!!!!」
真っ赤になった顔で、優のことを見つめると優は、いたずらっ子の子供のような顔で、俺を見つめていた。
...いや、お前。
絶対からかってるよな。
その笑みは、10割方悪意のあるからかいだよな???
こんなことを考えた俺は、目の前の優につかみかかろうとしたが、それをふみ兄さんが、背後から抱きしめてきたせいで、制されてしまった...。
「っ!!!!...ふみ兄さん!!!離してくださいよ!!!!こういうことは...皆がいないところで。」
「ふ~~~ん、みんながいなければいいんだね???...わかった!!雅、今すぐホテルに...。」
ふみ兄さんの鼻息が荒くなったことに危機感の覚えた俺は、ふみ兄さんの腕から抜け出すと、走って控え室を出たのだった。
「あっ、雅!!!待ってよ!!!!俺の愛を、今日は受け取ってくれないのか????いつもなら、もっともっとってせがんでくるのに!!!!」
「だぁーーーーーー!!!!!!そういうこと...言わないで下さい!!!!!...というより追いかけてこないで下さい!!!!!」
「雅が抱かせてくれるまで、どこまでも追いかけていくよ!!!」
「気持ち悪いです!!!!誰か、助けてください!!!!!」
その後....俺はふみ兄さんにつかまってしまい...その....盛大に召し上がられてしまいましたとさ、めでたしめでたし...いや、めでたくねぇよ...。(汗)
とりあえず...この話は、また今度だ今度!!!
恥ずかしすぎて、言えたもんじゃない!!!!
あっ、そうそう...俺たちが世界で活躍出来るようになって、SINさんのおかげで無事、優の父親の再就職先が決まったことで...晴れて優の家族は、俺たちがお金を入れなくても、生活していけるようになったんだ。
ほんと...SINさんには頭が上がらないよな....。
また、今度改めてお礼しなきゃな。
こんなことを考えている俺に...。
「なぁ、虎雅???」
「ねぇ、リーダー???」
「あの...虎雅さん??」
「リーダー!!!」
「あっ、ごめん。考え事してた....もうそんな時間か???」
俺の問いにみんなが一斉に頷くと、俺は大きく息を吸って...ソファを立ち上がり、みんなにこう言ったんだ。
「よし、今日も俺たちが最強のアイドルであり、バンドであるということを世界の人たちに知ってもらうぞ!!...じゃあ、いくか!いざ、戦場の世界へ!」
『アイアイサーーーーーー!!!!ヨーソローーーーーーー!!!!』
ほんと...このノリ変わらねぇよな...。
まぁ、そこが俺ららしくていいんだけどな!
「虎雅ぁ~、ボケーッとしてないで、ほら、ステージ行くよ!!(笑)」
「あぁ、分かっているよ!翔真...大好きだ。なんて言ったって、翔真は俺の......だからな!(ボソッ)」
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