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第2章 「あれ??...ターゲットって一人のはずだけど...?」
「まさかの勘違い...?」
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「なぁ......ターゲットの入って行ったこの建物って...まさかとは思うが...。」
「あぁ、そのまさかかもしれないな...。」
「えっ...えっ!??どうするの!???」
ルグ達は、青いオーラをまとった女性を追いかけて、ある場所にたどり着いていた。
そのある場所とは...。
「まぁ、ここでターゲットを逃がす訳にもいかない。......仕方ないが、ターゲットが出てくるまで、ここで待機するとしよう。」
「はぁ!???...俺は反対だからな!???なんだってこんなに、ピンクの多い建物の前で張り込まないといけないんだよ!!」
「それは......仕方ないだろ????...俺達は、ターゲットを捜し出して、無事に俺らの国を救ってもらわなければ、いけないんだから...そんなこと言っていられないだろう???」
「...でも...でもだよ!???...さすがに...魔界で言い伝えられているここに来ることになるなんて...!!!」
「あの...もしかして、コスプレイヤーの方ですか???...あの...あの~、もし良かったら......お写真の方を撮らせて頂いてもよろしいでしょうか????」
ルグ達は、この場に留まるのかを必死に考えていた。
それもそのはず、彼らがターゲットを追ってやってきていたのは......日本で有名なアニメという独特の文化が満喫できるアニメグッズ専門のショップだったのだから...。
当然、そこにやってくるお客さんは、アニメ好きな人が多いため、容姿から派手なルグ達は、コスプレイヤーと勘違いされ、声をかけられてしまったのだった...。
「...写真????...写真ってなんだよ...????なぁ、おい...ルー???...お前なら分かるんじゃないのか...???」
「はい~ぃ!??...分かるわけないに決まってるじゃん!???ルグ...俺が、人間の文化に興味持つわけないでしょ...!??」
「......お前なぁ...。この間俺が『サボる勉強だけじゃなく、人間界の勉強もしておけよ???』って言って、人間界辞典貸してやったのに......勉強してなかったんじゃないのか???」
「...ぐっ(図星)......だったらなんだよ。...俺が勉強嫌いなの知ってんでしょ!!」
ルーは、ルグの突然のフリに激しく動揺して、ルグに勉強をサボったことがバレると...最終的には開き直り、ぷいっと顔を逸らしていた。
そんなルーに、困った顔を向けていたルグの様子に、目の前の女の子は、目をキラキラとさせて、さらにこう話を続けた。
「うわぁーーー!!もしかして、役作りも本格的にされているんですか????...きゃー!!!!クオリティが高すぎます!!!!...私、感動です!!!勘違いしちゃってごめんなさい...そのままで大丈夫です!!!私がパシャパシャ、いいショットを撮らせてもらいますから!!!」
「はぁ...??...なんなんだ...一体...。(汗)」
ルグは、目の前で勝手に一眼レフを多様に扱い、写真を撮り出した女の子に対して、困惑した声を出し、そのまま固まってしまったのは言うまでもない。
そうして......その後もルグ達は、カメラマンに写真を催促されながら、人を捌きながら、ターゲットが店から出てくるのを今か今かと待ちわびていた。
「はぁ......この世界は、まだまだ分からないことが多すぎる...。...みんな変な機械を構えて...ピカピカと光を俺たちに浴びせて、勝手にキャッキャ盛り上がっていたし...。」
「ははは......。...俺にこんなしんどいことさせるなんて...人間のくせに生意気...。」
「俺は......もういいよ。...だが、喧嘩できる相手がいなかったのは、残念だな。」
写真を撮られまくった結果...全員、集中攻撃を食らい戦意を喪失していた。
そんな時......
「はぁ...今日のグッズはあんまりいいのに出逢えなかったなぁ~。...まぁ、次に期待よね!!」
「あっ!!!!...噂をすれば、青いオーラの人だ!!!!...おいルグ...って...お前は、何してるんだよ!!!!!...そんな、目を点にしてる場合じゃないだろ!???...ほら、とっとと頼みに行くぞ!!!」
「うえっ......あー、人間とは怖いものだ...。1人が集(たか)れば...他の人も続けざまに...って、おい!!!!...ルム!???...痛っ...馬鹿!!!!引っ張んなって!!!!腕が折れるだろうが!!!!...っておい!!!人の話は聞けよ!!!!」
ルグは、大勢のカメラマンに集られたせいで、カメラマンが散ったあとは......すっかりゲンナリとしていた。
ルグがこんな状態の時に、店から出てきたターゲットの女の人は、独り言をブツブツ言いながら、帰路につこうとしていた。
そんなターゲットの様子を目に留めたルムは、戦意喪失中のルグの腕をガシッと掴むと、ターゲットの女性を追い始めたのだった。
ルムの様子にルグは、軽くキレながら...だが、ルムの強靭な握力に勝てる訳もなく、結局大人しく引っ張られていくのだった。
「あぁ、そのまさかかもしれないな...。」
「えっ...えっ!??どうするの!???」
ルグ達は、青いオーラをまとった女性を追いかけて、ある場所にたどり着いていた。
そのある場所とは...。
「まぁ、ここでターゲットを逃がす訳にもいかない。......仕方ないが、ターゲットが出てくるまで、ここで待機するとしよう。」
「はぁ!???...俺は反対だからな!???なんだってこんなに、ピンクの多い建物の前で張り込まないといけないんだよ!!」
「それは......仕方ないだろ????...俺達は、ターゲットを捜し出して、無事に俺らの国を救ってもらわなければ、いけないんだから...そんなこと言っていられないだろう???」
「...でも...でもだよ!???...さすがに...魔界で言い伝えられているここに来ることになるなんて...!!!」
「あの...もしかして、コスプレイヤーの方ですか???...あの...あの~、もし良かったら......お写真の方を撮らせて頂いてもよろしいでしょうか????」
ルグ達は、この場に留まるのかを必死に考えていた。
それもそのはず、彼らがターゲットを追ってやってきていたのは......日本で有名なアニメという独特の文化が満喫できるアニメグッズ専門のショップだったのだから...。
当然、そこにやってくるお客さんは、アニメ好きな人が多いため、容姿から派手なルグ達は、コスプレイヤーと勘違いされ、声をかけられてしまったのだった...。
「...写真????...写真ってなんだよ...????なぁ、おい...ルー???...お前なら分かるんじゃないのか...???」
「はい~ぃ!??...分かるわけないに決まってるじゃん!???ルグ...俺が、人間の文化に興味持つわけないでしょ...!??」
「......お前なぁ...。この間俺が『サボる勉強だけじゃなく、人間界の勉強もしておけよ???』って言って、人間界辞典貸してやったのに......勉強してなかったんじゃないのか???」
「...ぐっ(図星)......だったらなんだよ。...俺が勉強嫌いなの知ってんでしょ!!」
ルーは、ルグの突然のフリに激しく動揺して、ルグに勉強をサボったことがバレると...最終的には開き直り、ぷいっと顔を逸らしていた。
そんなルーに、困った顔を向けていたルグの様子に、目の前の女の子は、目をキラキラとさせて、さらにこう話を続けた。
「うわぁーーー!!もしかして、役作りも本格的にされているんですか????...きゃー!!!!クオリティが高すぎます!!!!...私、感動です!!!勘違いしちゃってごめんなさい...そのままで大丈夫です!!!私がパシャパシャ、いいショットを撮らせてもらいますから!!!」
「はぁ...??...なんなんだ...一体...。(汗)」
ルグは、目の前で勝手に一眼レフを多様に扱い、写真を撮り出した女の子に対して、困惑した声を出し、そのまま固まってしまったのは言うまでもない。
そうして......その後もルグ達は、カメラマンに写真を催促されながら、人を捌きながら、ターゲットが店から出てくるのを今か今かと待ちわびていた。
「はぁ......この世界は、まだまだ分からないことが多すぎる...。...みんな変な機械を構えて...ピカピカと光を俺たちに浴びせて、勝手にキャッキャ盛り上がっていたし...。」
「ははは......。...俺にこんなしんどいことさせるなんて...人間のくせに生意気...。」
「俺は......もういいよ。...だが、喧嘩できる相手がいなかったのは、残念だな。」
写真を撮られまくった結果...全員、集中攻撃を食らい戦意を喪失していた。
そんな時......
「はぁ...今日のグッズはあんまりいいのに出逢えなかったなぁ~。...まぁ、次に期待よね!!」
「あっ!!!!...噂をすれば、青いオーラの人だ!!!!...おいルグ...って...お前は、何してるんだよ!!!!!...そんな、目を点にしてる場合じゃないだろ!???...ほら、とっとと頼みに行くぞ!!!」
「うえっ......あー、人間とは怖いものだ...。1人が集(たか)れば...他の人も続けざまに...って、おい!!!!...ルム!???...痛っ...馬鹿!!!!引っ張んなって!!!!腕が折れるだろうが!!!!...っておい!!!人の話は聞けよ!!!!」
ルグは、大勢のカメラマンに集られたせいで、カメラマンが散ったあとは......すっかりゲンナリとしていた。
ルグがこんな状態の時に、店から出てきたターゲットの女の人は、独り言をブツブツ言いながら、帰路につこうとしていた。
そんなターゲットの様子を目に留めたルムは、戦意喪失中のルグの腕をガシッと掴むと、ターゲットの女性を追い始めたのだった。
ルムの様子にルグは、軽くキレながら...だが、ルムの強靭な握力に勝てる訳もなく、結局大人しく引っ張られていくのだった。
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