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第3章 エルフとの会談
偵察と戦いの匂い
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* * * *
また少し時間を遡る。ハイエルフ種がダークハイエルフにより、魔道銃を見せつけられている頃。
エルフ族の民が住まう住民区。
通りに並ぶ露店にはエルフの姿が見られる。
皆似たような薄黄色の髪、後方へ伸びる尖った耳、碧色の眼。揃いも揃って端麗な顔立ちで、どこを見ても目の保養になることは間違いなしだ。
「わざわざ高等住民区じゃなくて普通の住民区を見張る意味あるのか?」
「知らないよ。でも、"あの人"が言うんだから意味があるのでしょう」
魔法により姿を隠したハイエルフ種が二人。住民区の上空で見下ろすように念話をする。
魔法に長けた種族ではあるが、ハイエルフはエルフの上を言う。そのため、魔法の痕跡を隠匿する魔法もかなり上手く、エルフ種に存在を気づかせていないのだ。
「おじーちゃん!」
ハイエルフが見守る眼下で、まだ幼いエルフがどこからどう見てもおじいちゃんには見えないエルフに声をかけている。
「紛争って言うんだっけ? やりたくないよな」
「うん。思想が違うとはいえ、同じ種族で殺し合いなんて……」
「でも、匙は投げちゃったんだよね」
念話でも分かる哀愁漂う声音。平民の間に戸惑いがないことから、まだ族長ファムソーが殺害されたことを公表していないことがわかる。
そして見張りの2人はそんな屈託のない笑顔を見て思う。
本当にファムソーを殺してしまって良かったのか。
「なんて考えても遅いな。やっちまったんだし」
「あぁ。でも、どうにか大きな争いにならないことを祈るよ」
「そうだよな」
「おい」
そんな時だ。不意に脳内に互いの声ではない声が流れ込む。
その声は妖しく、脳内で流れるだけで佇まいを正さなければいけないような気がする。
知らず知らずのうちに伸びた背筋。粟立つ毛。
恐怖に支配されたような、そんな感覚の2人に更に紡がれる。
「ネーロスタに動きがあった。そちらへ迎え」
「「はい」」
熱量も、抑揚もない。機械じみた冷たい声に、2人は大きく返事をして背の羽を上下させる。
振動に伴い僅かな鱗粉がこぼれ落ちる。
「何あれ?」
陽光に反射した鱗粉がキラキラと輝きを放つ。たまたまそれを見つけた、露店で買い物をしていた幼いエルフが指をさす。
「あれは……鱗粉か? でもあれは飛んだ時にしか出ないはずじゃが。どうして?」
露天の店主であるエルフが難しい表情を浮かべ、どうして鱗粉が舞っているのかを考える。だが、ハイエルフがそこに居たとは思いもよらない。
答えが出ない問いを考えることに疲れたのか、店主のエルフは考えることをやめる。
「あれは飛んだ時に出るものだ。誰かがここを飛んだんだろうな」
幼いエルフにそう説明すると、幼いエルフは頬を釣りあげてニコッと笑ったのだった。
「高等住民区ってこっちだよな」
「そうだと思う」
鱗粉をばら撒きながら、見張り役の2人は住民区を抜けてキノコ型の木々が並ぶ高等住民区にまで達する。
「って、ネーロスタいないじゃん」
高等住民区の上空で目をこらす2人。だが、その視界にネーロスタの姿は映らない。
「てか、人間もいるんじゃなかったっけ?」
「らしいな」
「その姿も見えないんだけど」
「いや。それはさすがに家の中にいるだろう」
住民区より各区画が広く、行き交うエルフ達もどこか優雅な雰囲気がある。
「流石は金持ちだな」
「あぁ。生活に余裕が見て取れる」
喧騒が上がることなく、必要最低限の音しか届いてこない。
「あっ」
そんな会話をしている時。見張り役の1人がある人物を指さした。
「どうかした?」
「あれ見て」
見張り役の指の先。そこにいたのは、エルフとは掛け離れた、黒髪の少年。
どうやら姿形からして、人間のようだ。ひょろっとした印象を受け、用心棒等を選ぶ際には1番に除外されそうである。
黒っぽいマントを纏っている。普通の人から見ればそれだけ。だが、見張り役を任されるほどの2人にはもっと違うものまで見えていた。
「あれは……バケモノすぎるだろ」
「あぁ。あんな奴を敵に回したら……絶対に勝てない」
それは相手の力量を見抜くことの出来る力。"鑑定眼"だ。
大まかな力や、今その場で放たれている力を見るのは大体のハイエルフが可能である。だが、体のうちに秘められた力まで見抜くことができるのは、ハイエルフと言えどごく1部しかいない。
「何だよ、あの魔力保有量は」
「ハイエルフが揃って挑んでも勝てるかどうか分からないレベルだぞ」
だが、その少年がハイエルフの念話に気づくことは無い。
「まだ覚醒していないってことか?」
「そうであることを祈るしかない」
あれだけ圧倒的な魔力保有量があれば、二人の念話の魔力に気づく可能性のが高い。そして、それに気づいていない、ということはまだ内に秘めているだけであって、まだそれを自分のものにしていないということである。
「コータ」
その少年をコータ、と呼んだのは――
「ネーロスタ、だと!?」
エルフ族族長ファムソーの1人娘で、ハイエルフの殺害対象であるネーロスタ。
それがあんなバケモノじみた魔力を保有している奴と一緒にいるとなると。
「これはかなりマズいよな」
「あぁ。殺ってアイツが力でも出してみろ。こっちもかなり被害が出るだろうな」
そう零した瞬間――
見張り役の1人の肩口から鮮血が迸った。
「えっ……」
念話ではない。口から言葉がこぼれる。
しっかり隠れていたし、コータにもバレた様子はなかった。だが、見張り役の1人から大量の血が出ている。
無事であることに安堵を覚えると同時に恐怖を覚えた。
どうしてバレたのか。
恐怖が全身を蝕み、この場にいるだけで気がおかしくなりそうだ。
――逃げるしかない。
攻撃された見張りのハイエルフは、隠匿の魔法が溶けて姿が露わになる。
肩口に噛み付かれたような大きな傷口があり、夥しい量の血が溢れ出ている。
長くない。一見しただけでそう判断できた。
羽を上下させ、鱗粉を散らせながら無傷の見張り役は必死にその場から逃げようとする。
だが、次の瞬間。
その背に向かって雨のような矢が飛んできた。
「あそこです!」
意識が朦朧とし、姿を露わにしてしまった肩口から鮮血を流す見張り役に怒涛の矢が向かう。
その流れ矢に一撃を食らったのだ。
まだ姿を隠していられている。だが、神経毒のようなものが矢先に塗られていたのだろうか。視界が朦朧が歪んでいるような、そんな感覚に陥る。
「すまん」
大量の矢が全身を覆った状態になった姿を見て、念話でそう呟き、背に一撃を食らった見張り役はその場を去る。
――見張りを言いつけられてここにいただけなのに……。ここまでする必要があるのか?
先に手を出しのは事実。だが、仲間を殺られた瞬間を目にするとどうしてもそう考えてしまう。
羽を上下させてハイエルフが住まう樹海へと戻ったのだった。
そして、前話へと戻る。
ハイエルフたちは、ダークハイエルフにより魔道銃を受けとりエルフへと攻め込んだ。
また少し時間を遡る。ハイエルフ種がダークハイエルフにより、魔道銃を見せつけられている頃。
エルフ族の民が住まう住民区。
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「紛争って言うんだっけ? やりたくないよな」
「うん。思想が違うとはいえ、同じ種族で殺し合いなんて……」
「でも、匙は投げちゃったんだよね」
念話でも分かる哀愁漂う声音。平民の間に戸惑いがないことから、まだ族長ファムソーが殺害されたことを公表していないことがわかる。
そして見張りの2人はそんな屈託のない笑顔を見て思う。
本当にファムソーを殺してしまって良かったのか。
「なんて考えても遅いな。やっちまったんだし」
「あぁ。でも、どうにか大きな争いにならないことを祈るよ」
「そうだよな」
「おい」
そんな時だ。不意に脳内に互いの声ではない声が流れ込む。
その声は妖しく、脳内で流れるだけで佇まいを正さなければいけないような気がする。
知らず知らずのうちに伸びた背筋。粟立つ毛。
恐怖に支配されたような、そんな感覚の2人に更に紡がれる。
「ネーロスタに動きがあった。そちらへ迎え」
「「はい」」
熱量も、抑揚もない。機械じみた冷たい声に、2人は大きく返事をして背の羽を上下させる。
振動に伴い僅かな鱗粉がこぼれ落ちる。
「何あれ?」
陽光に反射した鱗粉がキラキラと輝きを放つ。たまたまそれを見つけた、露店で買い物をしていた幼いエルフが指をさす。
「あれは……鱗粉か? でもあれは飛んだ時にしか出ないはずじゃが。どうして?」
露天の店主であるエルフが難しい表情を浮かべ、どうして鱗粉が舞っているのかを考える。だが、ハイエルフがそこに居たとは思いもよらない。
答えが出ない問いを考えることに疲れたのか、店主のエルフは考えることをやめる。
「あれは飛んだ時に出るものだ。誰かがここを飛んだんだろうな」
幼いエルフにそう説明すると、幼いエルフは頬を釣りあげてニコッと笑ったのだった。
「高等住民区ってこっちだよな」
「そうだと思う」
鱗粉をばら撒きながら、見張り役の2人は住民区を抜けてキノコ型の木々が並ぶ高等住民区にまで達する。
「って、ネーロスタいないじゃん」
高等住民区の上空で目をこらす2人。だが、その視界にネーロスタの姿は映らない。
「てか、人間もいるんじゃなかったっけ?」
「らしいな」
「その姿も見えないんだけど」
「いや。それはさすがに家の中にいるだろう」
住民区より各区画が広く、行き交うエルフ達もどこか優雅な雰囲気がある。
「流石は金持ちだな」
「あぁ。生活に余裕が見て取れる」
喧騒が上がることなく、必要最低限の音しか届いてこない。
「あっ」
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「どうかした?」
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見張り役の指の先。そこにいたのは、エルフとは掛け離れた、黒髪の少年。
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だが、その少年がハイエルフの念話に気づくことは無い。
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あれだけ圧倒的な魔力保有量があれば、二人の念話の魔力に気づく可能性のが高い。そして、それに気づいていない、ということはまだ内に秘めているだけであって、まだそれを自分のものにしていないということである。
「コータ」
その少年をコータ、と呼んだのは――
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それがあんなバケモノじみた魔力を保有している奴と一緒にいるとなると。
「これはかなりマズいよな」
「あぁ。殺ってアイツが力でも出してみろ。こっちもかなり被害が出るだろうな」
そう零した瞬間――
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「えっ……」
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――逃げるしかない。
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