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番外編
預かります4(sideデイブ)
「ほらもう寝るぞ!」
「あ、はい」
店がそこそこ賑わってきた頃。
注文が落ち着いた隙を見計らって、エミルがイツキくんを二階へと連れて行った。一階は酒場、二階が居住スペースとなっている。
エミルとはそれこそ生まれた時からの付き合いである。家が近所で、当然のように一緒に育った。エミルの弟であるラーシュも、もはや僕の弟同然であった。
エミルが店を開くと言ったとき、なぜか僕も従業員として頭数に入れられていた。エミルはやや強引なところがある。
彼の弟であるラーシュは、気がついたら騎士になっていた。
エミルに振り回され気味の僕は、今日も今日とて振り回されていた。
定期的にラーシュの様子を見に行くエミルである。事前に連絡などというまめなことをしないエミルは、いつも突然ラーシュのもとを訪ねている。今日も昼前から出かけていたエミルは、いつものように昼過ぎには帰ってきた。
だが問題があった。
「ラーシュめ。なんでもかんでも拾いやがって」
「……俺は拾われたわけじゃなくて」
なんとラーシュの家から子供を引き取ってきたという。ラーシュがこの子と一緒に住んでいたというのも驚きだし、エミルがイツキくんをまるで子猫でも拾ったみたいに扱っているのにも驚いた。
聞けばイツキくんは異世界からやってきたらしく、身寄りのない彼をラーシュが騎士として面倒を見ることになったらしい。
ラーシュがどこからか拾ってきたわけじゃないとわかり心の底から安堵した。あいつは昔からよく捨て犬や猫なんかを拾ってきていたから。
イツキくんは物静かな子だった。
自分は二十歳でラーシュの恋人なんだと時折意味不明な発言をするが、それを除けば非常にいい子だ。ちなみにイツキくんが所持していた冒険者ギルドのカードは年齢欄が十八となっていた。イツキくんは果たして何歳なのか。ちょっと謎である。たぶん、というか確実に十八ではない。せいぜい十三くらいじゃないだろうか。
落ち着いた店内をなんとなく見回していると、二階からエミルが降りてきた。
「イツキくんは?」
「寝かしつけてきた。子供はもう寝る時間だろ」
寝かしつけるほどイツキくんは幼くないだろう。それに子供といっても、まだ寝るには早いだろう。イツキくんも変なのに捕まって災難だな。
そう思ったものの、上機嫌なエミルを前にすると文句を言う気分にもならない。
ラーシュはとにかく人の世話を焼くのが好きだが、それはエミルも同様だと思う。普段よりも上機嫌で、こまごまとイツキくんの世話をしている。
そうして飯ではなく酒を嗜む客が増えてきた頃、ラーシュが店に飛び込んできた。
「イツキくんは!?」
挨拶もすっ飛ばしてエミルに掴みかかるラーシュ。眉間に皺を寄せたエミルは「もう寝かしつけた」と簡潔に答える。
「もう? まだ寝るには早いだろう」
「子供は寝る時間だろ」
「イツキくんは子供じゃない」
「うるせぇ。飯は? 食ったのか?」
「まだだけど」
それを聞いて、エミルが厨房に引っ込む。
ラーシュの夕食を準備してやるのだろう。
「ラーシュ。ここに座りなよ」
突っ立っているラーシュにカウンター席の端を勧めておく。素直に着席したラーシュは、店の奥にある階段を心配そうに眺めている。
「イツキくんは」
「おとなしくしてたよ。いい子だね」
苦笑するラーシュは、「イツキくんは子供じゃないんだけど」とこぼした。
「本当に? イツキくん、自分は二十歳だって言ってるんだけど」
「あぁ、うん。二十歳だよ」
あ、それ本当なんだ。
聞けば異世界人ということもあり、こちらの人間とはそもそもの体のつくりが異なるらしい。
では、あれで本当に二十歳なのか。驚愕していると、皿を持ったエミルが厨房から出てきた。
「ほら食え! そしてさっさと帰れ!」
「イツキくんのこと起こしてきてくれないか?」
「もう寝たぞ。起こすなんて可哀想だろ」
「連れて帰るから」
「こんな夜中に子供を連れて歩くな!」
「子供じゃないし、そんな夜中でもないだろ」
険しい表情で食べ進めるラーシュに、エミルが「うまいか?」と問いかける。
「うん。美味しい」
「そりゃよかった。おまえ、イツキくんにもっとマシなもの食わせてやれよ。いつも何食べてるのか聞いたら焼いた肉とか言ってたぞ。なんだよ、焼いた肉って」
「あぁ、それはイツキくんが夕飯作るって言って」
「あんな子供に料理なんてさせるな! もっとまともなもの食わせろ」
声の大きいエミルにラーシュがうんざりした顔をしているが、僕もエミルの言葉には賛成である。夕食は自分が作っていると得意気に言っていたイツキくんだが、彼の話を聞く限りだと単に肉や魚を焼いただけのものが多い。もっと栄養面を考えてあげるべきだろう。
「それはまぁ、うん。そうだね」
ラーシュも悪いという自覚があったのか歯切れ悪く頷いている。
「というわけでイツキくんは置いていけ。うちで面倒見ておくから」
エミルの言葉に、ラーシュが眉を寄せる。
「それは普通に嫌かな。イツキくんは連れて帰るよ」
「うるせぇ! なんだ、ラーシュ。反抗期か?」
「そんなわけないだろう」
どこか楽しそうに笑うエミルは、ちゃっかり酒を飲んでいる。この時間になると客と一緒になって酒を飲み始めるのはエミルの悪い癖だ。
飲んでも顔色が変わらないので、飲み始めたことに気がつかないこともしばしば。新しいグラスに酒を注いだエミルは、それをラーシュに差し出した。
「飲まないよ。今から帰らないといけないんだから」
「つまんねぇ男だな」
「イツキくん起こしてきてよ」
「だから可哀想だろうがっ」
一向に進まない会話に苦笑していると、イツキくんがそろそろと階段をおりてきた。
それにいち早く気がついたエミルが「寝ろって言っただろうが!」と大声を出す。ビクッと肩を跳ねさせたイツキくんに、ラーシュが慌てて駆け寄っている。
「イツキくん。兄さんに変なことされなかった?」
「どういう意味だ、ラーシュ!」
眉を吊り上げるエミルに、店内にいた数名の客が笑いをもらしている。ほとんど常連客ばかりだ。
「帰ろうか」
優しく微笑んだラーシュに、イツキくんがこくこく頷いている。
「お世話になりました」
ぺこりと頭を下げるイツキくんに、エミルが「あぁ?」とガラの悪い声を出す。エミルは黙っていれば美人なんだけどな。口を開くと途端に雰囲気が悪くなる。イツキくんが怯えるからもう少し優しい口調にできないのか。
「帰る必要はない。ラーシュと一緒にいたって仕方がないだろ」
素っ気ないエミルに、けれどもイツキくんは「いえ、帰ります」と返す。
おぉ、イツキくんがエミルに言い返した。
感心しているとラーシュが「じゃあ帰るから」とイツキくんの手を握った。
「帰るな。イツキくんは置いて行け」
「また休みの日にでも顔を出すよ」
「イツキくんは置いて行け」
「兄さん、いい加減諦めて」
話が進まないので、エミルの肩を掴んで引き止める。イツキくんはラーシュに懐いているみたいだし、ラーシュに任せておいて問題はないだろう。そもそもラーシュは責任感が強い。イツキくんのことだって、きちんと面倒見ているのだろう。
「イツキくん、またいつでも遊びにおいで」
ひらひらと手を振れば、イツキくんが遠慮気味に手を振りかえしてくれた。ちょっと懐いてくれたみたいでなんか嬉しいな。
「あ、はい」
店がそこそこ賑わってきた頃。
注文が落ち着いた隙を見計らって、エミルがイツキくんを二階へと連れて行った。一階は酒場、二階が居住スペースとなっている。
エミルとはそれこそ生まれた時からの付き合いである。家が近所で、当然のように一緒に育った。エミルの弟であるラーシュも、もはや僕の弟同然であった。
エミルが店を開くと言ったとき、なぜか僕も従業員として頭数に入れられていた。エミルはやや強引なところがある。
彼の弟であるラーシュは、気がついたら騎士になっていた。
エミルに振り回され気味の僕は、今日も今日とて振り回されていた。
定期的にラーシュの様子を見に行くエミルである。事前に連絡などというまめなことをしないエミルは、いつも突然ラーシュのもとを訪ねている。今日も昼前から出かけていたエミルは、いつものように昼過ぎには帰ってきた。
だが問題があった。
「ラーシュめ。なんでもかんでも拾いやがって」
「……俺は拾われたわけじゃなくて」
なんとラーシュの家から子供を引き取ってきたという。ラーシュがこの子と一緒に住んでいたというのも驚きだし、エミルがイツキくんをまるで子猫でも拾ったみたいに扱っているのにも驚いた。
聞けばイツキくんは異世界からやってきたらしく、身寄りのない彼をラーシュが騎士として面倒を見ることになったらしい。
ラーシュがどこからか拾ってきたわけじゃないとわかり心の底から安堵した。あいつは昔からよく捨て犬や猫なんかを拾ってきていたから。
イツキくんは物静かな子だった。
自分は二十歳でラーシュの恋人なんだと時折意味不明な発言をするが、それを除けば非常にいい子だ。ちなみにイツキくんが所持していた冒険者ギルドのカードは年齢欄が十八となっていた。イツキくんは果たして何歳なのか。ちょっと謎である。たぶん、というか確実に十八ではない。せいぜい十三くらいじゃないだろうか。
落ち着いた店内をなんとなく見回していると、二階からエミルが降りてきた。
「イツキくんは?」
「寝かしつけてきた。子供はもう寝る時間だろ」
寝かしつけるほどイツキくんは幼くないだろう。それに子供といっても、まだ寝るには早いだろう。イツキくんも変なのに捕まって災難だな。
そう思ったものの、上機嫌なエミルを前にすると文句を言う気分にもならない。
ラーシュはとにかく人の世話を焼くのが好きだが、それはエミルも同様だと思う。普段よりも上機嫌で、こまごまとイツキくんの世話をしている。
そうして飯ではなく酒を嗜む客が増えてきた頃、ラーシュが店に飛び込んできた。
「イツキくんは!?」
挨拶もすっ飛ばしてエミルに掴みかかるラーシュ。眉間に皺を寄せたエミルは「もう寝かしつけた」と簡潔に答える。
「もう? まだ寝るには早いだろう」
「子供は寝る時間だろ」
「イツキくんは子供じゃない」
「うるせぇ。飯は? 食ったのか?」
「まだだけど」
それを聞いて、エミルが厨房に引っ込む。
ラーシュの夕食を準備してやるのだろう。
「ラーシュ。ここに座りなよ」
突っ立っているラーシュにカウンター席の端を勧めておく。素直に着席したラーシュは、店の奥にある階段を心配そうに眺めている。
「イツキくんは」
「おとなしくしてたよ。いい子だね」
苦笑するラーシュは、「イツキくんは子供じゃないんだけど」とこぼした。
「本当に? イツキくん、自分は二十歳だって言ってるんだけど」
「あぁ、うん。二十歳だよ」
あ、それ本当なんだ。
聞けば異世界人ということもあり、こちらの人間とはそもそもの体のつくりが異なるらしい。
では、あれで本当に二十歳なのか。驚愕していると、皿を持ったエミルが厨房から出てきた。
「ほら食え! そしてさっさと帰れ!」
「イツキくんのこと起こしてきてくれないか?」
「もう寝たぞ。起こすなんて可哀想だろ」
「連れて帰るから」
「こんな夜中に子供を連れて歩くな!」
「子供じゃないし、そんな夜中でもないだろ」
険しい表情で食べ進めるラーシュに、エミルが「うまいか?」と問いかける。
「うん。美味しい」
「そりゃよかった。おまえ、イツキくんにもっとマシなもの食わせてやれよ。いつも何食べてるのか聞いたら焼いた肉とか言ってたぞ。なんだよ、焼いた肉って」
「あぁ、それはイツキくんが夕飯作るって言って」
「あんな子供に料理なんてさせるな! もっとまともなもの食わせろ」
声の大きいエミルにラーシュがうんざりした顔をしているが、僕もエミルの言葉には賛成である。夕食は自分が作っていると得意気に言っていたイツキくんだが、彼の話を聞く限りだと単に肉や魚を焼いただけのものが多い。もっと栄養面を考えてあげるべきだろう。
「それはまぁ、うん。そうだね」
ラーシュも悪いという自覚があったのか歯切れ悪く頷いている。
「というわけでイツキくんは置いていけ。うちで面倒見ておくから」
エミルの言葉に、ラーシュが眉を寄せる。
「それは普通に嫌かな。イツキくんは連れて帰るよ」
「うるせぇ! なんだ、ラーシュ。反抗期か?」
「そんなわけないだろう」
どこか楽しそうに笑うエミルは、ちゃっかり酒を飲んでいる。この時間になると客と一緒になって酒を飲み始めるのはエミルの悪い癖だ。
飲んでも顔色が変わらないので、飲み始めたことに気がつかないこともしばしば。新しいグラスに酒を注いだエミルは、それをラーシュに差し出した。
「飲まないよ。今から帰らないといけないんだから」
「つまんねぇ男だな」
「イツキくん起こしてきてよ」
「だから可哀想だろうがっ」
一向に進まない会話に苦笑していると、イツキくんがそろそろと階段をおりてきた。
それにいち早く気がついたエミルが「寝ろって言っただろうが!」と大声を出す。ビクッと肩を跳ねさせたイツキくんに、ラーシュが慌てて駆け寄っている。
「イツキくん。兄さんに変なことされなかった?」
「どういう意味だ、ラーシュ!」
眉を吊り上げるエミルに、店内にいた数名の客が笑いをもらしている。ほとんど常連客ばかりだ。
「帰ろうか」
優しく微笑んだラーシュに、イツキくんがこくこく頷いている。
「お世話になりました」
ぺこりと頭を下げるイツキくんに、エミルが「あぁ?」とガラの悪い声を出す。エミルは黙っていれば美人なんだけどな。口を開くと途端に雰囲気が悪くなる。イツキくんが怯えるからもう少し優しい口調にできないのか。
「帰る必要はない。ラーシュと一緒にいたって仕方がないだろ」
素っ気ないエミルに、けれどもイツキくんは「いえ、帰ります」と返す。
おぉ、イツキくんがエミルに言い返した。
感心しているとラーシュが「じゃあ帰るから」とイツキくんの手を握った。
「帰るな。イツキくんは置いて行け」
「また休みの日にでも顔を出すよ」
「イツキくんは置いて行け」
「兄さん、いい加減諦めて」
話が進まないので、エミルの肩を掴んで引き止める。イツキくんはラーシュに懐いているみたいだし、ラーシュに任せておいて問題はないだろう。そもそもラーシュは責任感が強い。イツキくんのことだって、きちんと面倒見ているのだろう。
「イツキくん、またいつでも遊びにおいで」
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