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番外編
預かります5
「イツキくん、楽しかった?」
「うん。ご飯美味しかった」
「それはよかった。兄さんの作るご飯美味しいよね」
微笑むラーシュは、お兄さんと仲がいいのだろう。
エミルのお店からのんびり帰る最中、ラーシュはずっと上機嫌だった。仕事終わりに急いで迎えに来てくれたらしい。行きと同じく乗り合い馬車を利用した。
ガタガタと揺れる馬車が楽しくて視線を動かしていると、あっという間に到着した。
夜の街は、昼とはまた違った雰囲気だった。
暗くなってから出かけることはないので、ちょっと楽しい。しきりに顔を動かしていると、苦笑したラーシュが手を繋いできた。
「……イツキくん」
「うん?」
ゆったり歩きながら、ラーシュがちょっと迷うみたいに言葉を切った。ラーシュを見上げて続きを待っていると、彼が気まずそうに頬をかいた。
「ひとりで留守番するのが嫌なら、兄さんのところに行ってもいいよ。兄さんの言う通り、僕は日中家にいないから」
そう言うラーシュは、ちょっと苦しそうな表情をしていた。その顔から、今の言葉がラーシュの本心ではないと理解できた。仕事終わりで疲れているのに、わざわざ隣町まで迎えに来てくれたのだ。ラーシュも俺と一緒にいたいと思ってくれていると考えてもいいよね?
「大丈夫。俺、留守番できるから。それにギルドにも行くし、たまにモーリスさんとも会うから」
完全にひとりで留守番というわけでもない。それなりに知り合いも増えてきたので毎日楽しい。
そう言って笑うと、ラーシュが安心したように微笑んでくれた。
帰宅してから、俺はソファに倒れ込んだ。もう眠い。
「イツキくん。寝るなら自分の部屋に行きなよ」
「うーん」
目元を擦って、身体を起こした。ラーシュはお風呂場へと引っ込んでいったので、リビングには俺ひとり。
エミルは俺を泊める気満々だったらしく、俺はエミルの家で風呂に入れられていた。というか既に布団に入っていた。エミルはラーシュに似てやや強引なところがあった。布団の中で眠れずに起きていると、一階からエミルの大声が聞こえてきた。降りてみるとラーシュがいたのだ。
ソファから立ち上がって、キッチンに向かう。
喉が渇いたので水を飲んでいると、ラーシュがやって来た。
「イツキくん。もう寝なよ」
「うん、寝る」
僕、明日も仕事だからと苦笑するラーシュは、俺の隣にやって来てグラスを手にした。今日も一杯やるのだろうかと眺めていると、目が合ったラーシュが手を伸ばしてくる。
「うわ、ちょっと」
なんだかちょっぴり雑に頭を撫でられて、逃げるようにリビングへ駆けていく。ソファを陣取れば、ラーシュが「ごめんごめん」と軽く笑いながらグラス片手にキッチンから出てくる。
「ほら、もう寝なさい」
追い払うように言われて、むすっと頬を膨らませた。
「ラーシュさん、俺は子供じゃないの」
「わかってるよ」
散々エミルに子供扱いされた俺である。ラーシュは「イツキくんは子供じゃない」とエミルに説明してくれていたが、自分だって俺を子供扱いしてるじゃないか。
ソファではなくダイニングテーブルに腰掛けたラーシュは、酒をのんびり飲みながらパラパラと本を捲っている。
立ち上がった俺に、ラーシュが「おやすみ」と告げてくる。それに応えず、俺はラーシュの隣に立った。
「ラーシュさん」
「ん?」
どうしたの? と優しく訊いてくれるラーシュの腕をそっと掴んだ。
「どうしたの? 眠れないの?」
「そうじゃなくて……」
もじもじしていても仕方がない。
意を決して、俺はラーシュの袖を引っ張った。
椅子に座ったままこちらを見上げるラーシュの唇に、自分の唇をおそるおそる合わせた。
目を見開いたラーシュが、じっと俺を見つめている。
その視線に照れくさくなって、逃げたくなって。
俺はラーシュに勢いよく抱きついた。「おっと」と受け止めてくれたラーシュが、俺の耳元で小さく笑った。
「今日は甘えん坊だね。寂しくなったの?」
「……うん」
「そうか。ごめんね。兄さん、ちょっと強引なところがあるから」
びっくりしたね? と優しく背中を撫でられて、うんと頷いておく。ラーシュが俺を手放すとは思えないけど、突然のあの展開には普通にびっくりした。
「イツキくん、顔見せて」
「ん」
ぎゅっと抱きつくのをやめて体を離せば、ラーシュが頭を撫でてくれる。
「イツキくん、可愛い」
ラーシュに可愛いと言われるのは好き。照れて視線を外すと、ラーシュがおもむろに俺を抱き上げた。
「うわっ」
「もう寝ようね。明日も仕事だから」
そのまま二階へと運ばれて、当然のようにベッドにおろされた。
「おやすみ」
額に触れるだけのキスをされて、ラーシュが離れていく。焦った俺は、咄嗟にラーシュの腕を掴んだ。
「ラーシュさん」
子供扱いはやめてって言ってるのに。
「キスして」
言いながら、抱きつく勢いでラーシュの唇を奪った。ぽかんとしているラーシュの腕を引っ張って、ベッドに誘導する。けれども直前で我に返ったラーシュは「寝なさい」と顔をしかめた。
「やだ」
「イツキくん……」
我儘言わないとか、明日も早いんだよとか。
その後に続くラーシュの言葉を予想してみるが、どれも外れた。
グッと眉間に皺を寄せたラーシュが、ベッドに乗り上げてきた。
ラーシュは俺が恋人らしい触れ合いを要求すると、よくこの顔をする。困っています、ちょっと怒っていますと言わんばかりの表情だ。
ラーシュが一体なにを葛藤しているのか。なんとなくわかる気がする。
ラーシュは口では俺を子供じゃないと言ってくれるけど、やはり本心ではどこか子供扱いをしているらしい。俺に触ることに、少しだけ罪悪感を抱いているらしい。
そんなものは必要ないのに。
背中からベッドに倒れ込むと、ラーシュが覆い被さるようにして手をついた。
どうやらラーシュは、俺に触れる際には何か理由が必要だと思っているらしい。前はたいして酔っていないくせに「酔ってるから」と変な言い訳を口にしながら俺に触れた。
俺たちは恋人同士なのだから、言い訳なんて必要ないのに。
案の定、険しい表情のラーシュが「ちょっと酔ったみたいだ」と口にしたので、思わず笑ってしまう。
あの程度の酒でラーシュが酔うわけないということは、とっくの前に知っている。
ラーシュの指が、俺の唇に触れた。顎に、首に、肩にと、段々と下におりていった。
「うん。ご飯美味しかった」
「それはよかった。兄さんの作るご飯美味しいよね」
微笑むラーシュは、お兄さんと仲がいいのだろう。
エミルのお店からのんびり帰る最中、ラーシュはずっと上機嫌だった。仕事終わりに急いで迎えに来てくれたらしい。行きと同じく乗り合い馬車を利用した。
ガタガタと揺れる馬車が楽しくて視線を動かしていると、あっという間に到着した。
夜の街は、昼とはまた違った雰囲気だった。
暗くなってから出かけることはないので、ちょっと楽しい。しきりに顔を動かしていると、苦笑したラーシュが手を繋いできた。
「……イツキくん」
「うん?」
ゆったり歩きながら、ラーシュがちょっと迷うみたいに言葉を切った。ラーシュを見上げて続きを待っていると、彼が気まずそうに頬をかいた。
「ひとりで留守番するのが嫌なら、兄さんのところに行ってもいいよ。兄さんの言う通り、僕は日中家にいないから」
そう言うラーシュは、ちょっと苦しそうな表情をしていた。その顔から、今の言葉がラーシュの本心ではないと理解できた。仕事終わりで疲れているのに、わざわざ隣町まで迎えに来てくれたのだ。ラーシュも俺と一緒にいたいと思ってくれていると考えてもいいよね?
「大丈夫。俺、留守番できるから。それにギルドにも行くし、たまにモーリスさんとも会うから」
完全にひとりで留守番というわけでもない。それなりに知り合いも増えてきたので毎日楽しい。
そう言って笑うと、ラーシュが安心したように微笑んでくれた。
帰宅してから、俺はソファに倒れ込んだ。もう眠い。
「イツキくん。寝るなら自分の部屋に行きなよ」
「うーん」
目元を擦って、身体を起こした。ラーシュはお風呂場へと引っ込んでいったので、リビングには俺ひとり。
エミルは俺を泊める気満々だったらしく、俺はエミルの家で風呂に入れられていた。というか既に布団に入っていた。エミルはラーシュに似てやや強引なところがあった。布団の中で眠れずに起きていると、一階からエミルの大声が聞こえてきた。降りてみるとラーシュがいたのだ。
ソファから立ち上がって、キッチンに向かう。
喉が渇いたので水を飲んでいると、ラーシュがやって来た。
「イツキくん。もう寝なよ」
「うん、寝る」
僕、明日も仕事だからと苦笑するラーシュは、俺の隣にやって来てグラスを手にした。今日も一杯やるのだろうかと眺めていると、目が合ったラーシュが手を伸ばしてくる。
「うわ、ちょっと」
なんだかちょっぴり雑に頭を撫でられて、逃げるようにリビングへ駆けていく。ソファを陣取れば、ラーシュが「ごめんごめん」と軽く笑いながらグラス片手にキッチンから出てくる。
「ほら、もう寝なさい」
追い払うように言われて、むすっと頬を膨らませた。
「ラーシュさん、俺は子供じゃないの」
「わかってるよ」
散々エミルに子供扱いされた俺である。ラーシュは「イツキくんは子供じゃない」とエミルに説明してくれていたが、自分だって俺を子供扱いしてるじゃないか。
ソファではなくダイニングテーブルに腰掛けたラーシュは、酒をのんびり飲みながらパラパラと本を捲っている。
立ち上がった俺に、ラーシュが「おやすみ」と告げてくる。それに応えず、俺はラーシュの隣に立った。
「ラーシュさん」
「ん?」
どうしたの? と優しく訊いてくれるラーシュの腕をそっと掴んだ。
「どうしたの? 眠れないの?」
「そうじゃなくて……」
もじもじしていても仕方がない。
意を決して、俺はラーシュの袖を引っ張った。
椅子に座ったままこちらを見上げるラーシュの唇に、自分の唇をおそるおそる合わせた。
目を見開いたラーシュが、じっと俺を見つめている。
その視線に照れくさくなって、逃げたくなって。
俺はラーシュに勢いよく抱きついた。「おっと」と受け止めてくれたラーシュが、俺の耳元で小さく笑った。
「今日は甘えん坊だね。寂しくなったの?」
「……うん」
「そうか。ごめんね。兄さん、ちょっと強引なところがあるから」
びっくりしたね? と優しく背中を撫でられて、うんと頷いておく。ラーシュが俺を手放すとは思えないけど、突然のあの展開には普通にびっくりした。
「イツキくん、顔見せて」
「ん」
ぎゅっと抱きつくのをやめて体を離せば、ラーシュが頭を撫でてくれる。
「イツキくん、可愛い」
ラーシュに可愛いと言われるのは好き。照れて視線を外すと、ラーシュがおもむろに俺を抱き上げた。
「うわっ」
「もう寝ようね。明日も仕事だから」
そのまま二階へと運ばれて、当然のようにベッドにおろされた。
「おやすみ」
額に触れるだけのキスをされて、ラーシュが離れていく。焦った俺は、咄嗟にラーシュの腕を掴んだ。
「ラーシュさん」
子供扱いはやめてって言ってるのに。
「キスして」
言いながら、抱きつく勢いでラーシュの唇を奪った。ぽかんとしているラーシュの腕を引っ張って、ベッドに誘導する。けれども直前で我に返ったラーシュは「寝なさい」と顔をしかめた。
「やだ」
「イツキくん……」
我儘言わないとか、明日も早いんだよとか。
その後に続くラーシュの言葉を予想してみるが、どれも外れた。
グッと眉間に皺を寄せたラーシュが、ベッドに乗り上げてきた。
ラーシュは俺が恋人らしい触れ合いを要求すると、よくこの顔をする。困っています、ちょっと怒っていますと言わんばかりの表情だ。
ラーシュが一体なにを葛藤しているのか。なんとなくわかる気がする。
ラーシュは口では俺を子供じゃないと言ってくれるけど、やはり本心ではどこか子供扱いをしているらしい。俺に触ることに、少しだけ罪悪感を抱いているらしい。
そんなものは必要ないのに。
背中からベッドに倒れ込むと、ラーシュが覆い被さるようにして手をついた。
どうやらラーシュは、俺に触れる際には何か理由が必要だと思っているらしい。前はたいして酔っていないくせに「酔ってるから」と変な言い訳を口にしながら俺に触れた。
俺たちは恋人同士なのだから、言い訳なんて必要ないのに。
案の定、険しい表情のラーシュが「ちょっと酔ったみたいだ」と口にしたので、思わず笑ってしまう。
あの程度の酒でラーシュが酔うわけないということは、とっくの前に知っている。
ラーシュの指が、俺の唇に触れた。顎に、首に、肩にと、段々と下におりていった。
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