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番外編
預かります6
「……ふ、んぁっ」
ラーシュの手が脇腹を掠めて、びくりと身体が震えた。
それを見て小さく笑うラーシュはひどく上機嫌だった。
「イツキくん可愛い」
「ラーシュさん、それしか言わないじゃん」
「だって可愛いから」
ベッドにあがったラーシュが、にこりと微笑んでから俺の足元を陣取った。下着ごとズボンを下ろされる。外気に晒された気恥ずかしさにぎゅっと目を閉じるが、そうするとラーシュの顔が見えない。
おそるおそる薄目で様子を窺うと、ラーシュの手が俺の太ももを撫でた。
「ラ、ラーシュさん」
「うん。大丈夫大丈夫」
軽く返してくるラーシュは、前触れなく俺の性器に触れた。ゆるゆると触られると、あっという間に熱をもつ。
「ふっ、っ!」
ラーシュの手によって育てられた熱が、呆気なく放たれた。肩で息をする俺とは異なり、ラーシュは涼しい顔。
いや、よく見ると熱っぽい目をしていた。
ベッドに横たわったままラーシュを凝視していると、彼の指が後ろに触れた。俺が放ったものを孔に塗りつけるようにして丹念に撫でてくる。記憶の限り誰にも触れられた覚えのない場所への刺激に、思わず短く悲鳴を上げた。
「ラーシュさん……!」
「大丈夫大丈夫」
「だ、大丈夫じゃなっ!」
にこにこと、しかし意地悪く手を止めないラーシュは「ごめん。僕酔ってるから」といつもの言い訳を口にする。
酔ってるからなんだって言うんだ。
パニックになってラーシュのことを蹴ってしまうが、あっさり足首を掴まれて終わった。
ひとりで闇雲にジタバタしている間に、ラーシュは淡々と物事を進めていく。そのうちラーシュの指が孔に入ってきてピシッと固まった。思わず呼吸まで止めた俺に、ラーシュが慌てた様子で「イツキくん? 息は止めないで」と言ってくる。
感じたことのない刺激に、フリーズしていれば、ラーシュが「イツキくんが誘ったんでしょ?」と控えめに文句のようなことを言ってくる。
「い、言ってない! こんなことやろうなんて言ってない!」
「あれ? そうなの?」
ごめんねと苦笑するラーシュは、一向に手を止める気配がない。拡げるようにして指を動かして、その圧迫感やら異物感やらに息が上がる。
「も、もういいっ、もういいから!」
「よくないよくない」
「ラーシュさん!」
「うん、ごめんね。大丈夫だから」
口調だけは穏やかなラーシュが、容赦なく俺を追い詰めてくる。もうどうしていいのかわからなくて、シーツを握りしめてひたすら耐える。ずっとラーシュの名前を呼び続けるが、彼はにこにこするだけで離してくれない。
そのうちラーシュの指が、変なところを掠めた。
「っ!」
妙な感覚にビクッと身体が震えた。さっと自分の口元を押さえると、ラーシュが口角を持ち上げた。
「ラーシュ、さん」
「うん」
「っ、んあ……!」
ラーシュの指が、一点をぐいっと押してくる。途端に変な熱が湧き上がって、息が乱れる。
「あ、やっ」
「大丈夫だから」
大丈夫と繰り返すラーシュは、一点ばかりを執拗に狙ってくる。ぞわりと背中が震えて腰が浮く。けれどもラーシュの片手が、宥めるように、逃がさないようにと俺の腰を掴んでくる。
「ごめんごめん。でも言い出したのはイツキくんだし」
なにやら言い訳めいた言葉をつらつら並べるラーシュは、中の指を動かす。ただただされるがままの俺は、短く呼吸を繰り返す。ビクビクと震えて、追い詰められる。シーツを握る手に力が入った。
やがてラーシュが、前触れなく俺の性器に触れてきた。これまで放置されていた敏感なところを容赦なく責められて、再び精を放った。
かくっと力が抜けて、ベッドの上で脱力する。
すぐにラーシュが「うわ、ごめん。ごめんね、イツキくん」と申し訳なさそうに謝罪を口にした。
「ちょっと無理させちゃったね。もう寝ようか」
慌てた様子のラーシュは、手早く後始末を行う。その様子をぼんやり眺めていた俺は、グッと目元に力を入れた。
「……ラーシュさん、ひどい」
「え、ごめんね」
ぼそっと呟いた俺に、ラーシュが困った顔になる。「嫌だった?」と問われて、俺は唇を引き結ぶ。
隣に寝転んだラーシュが、俺をそっと抱き寄せた。
宥めるように背中を優しく撫でられて、もぞもぞとラーシュに寄った。ラーシュの胸元を控えめに握って、それから顔を埋めた。
「ラーシュさん、頭撫でて」
「はいはい」
しばらく俺の頭を撫でていたラーシュは、むすっと頬を膨らませる俺を見て困ったように微笑んだ。
「ほら、もう寝ようね。僕も明日仕事だから」
俺にいそいそと布団をかけるラーシュは、ベッドからおりてしまう。ついで額にキスを落としたラーシュは、「おやすみ」と柔らかく言った。
「ラーシュさん」
引き止めようと呼べば、ラーシュが振り返った。
「……あの、えっと」
「うん?」
布団を頭まで被れば、ラーシュが「え、どうしたの?」と心配そうに寄ってくるのがわかった。
そろそろと布団から顔を出して、ラーシュを見上げる。僅かに眉を寄せるラーシュは「どこか痛い?」と申し訳なさそうに首を傾げた。
「ううん。あのね、ラーシュさん。俺ちょっとびっくりしたけど、そんなに嫌でも……」
ラーシュの視線を感じて、途端に恥ずかしさが込み上げてきた。ガバリと布団に隠れるが、ラーシュが布団の上からぽんぽんと頭を軽く叩いてきた。
「イツキくん、ありがとう。僕もイツキくんのこと好きだよ」
「っ!」
恥ずかしさを誤魔化すようにジタバタ暴れると、ラーシュが楽しそうに笑った。
ラーシュの手が脇腹を掠めて、びくりと身体が震えた。
それを見て小さく笑うラーシュはひどく上機嫌だった。
「イツキくん可愛い」
「ラーシュさん、それしか言わないじゃん」
「だって可愛いから」
ベッドにあがったラーシュが、にこりと微笑んでから俺の足元を陣取った。下着ごとズボンを下ろされる。外気に晒された気恥ずかしさにぎゅっと目を閉じるが、そうするとラーシュの顔が見えない。
おそるおそる薄目で様子を窺うと、ラーシュの手が俺の太ももを撫でた。
「ラ、ラーシュさん」
「うん。大丈夫大丈夫」
軽く返してくるラーシュは、前触れなく俺の性器に触れた。ゆるゆると触られると、あっという間に熱をもつ。
「ふっ、っ!」
ラーシュの手によって育てられた熱が、呆気なく放たれた。肩で息をする俺とは異なり、ラーシュは涼しい顔。
いや、よく見ると熱っぽい目をしていた。
ベッドに横たわったままラーシュを凝視していると、彼の指が後ろに触れた。俺が放ったものを孔に塗りつけるようにして丹念に撫でてくる。記憶の限り誰にも触れられた覚えのない場所への刺激に、思わず短く悲鳴を上げた。
「ラーシュさん……!」
「大丈夫大丈夫」
「だ、大丈夫じゃなっ!」
にこにこと、しかし意地悪く手を止めないラーシュは「ごめん。僕酔ってるから」といつもの言い訳を口にする。
酔ってるからなんだって言うんだ。
パニックになってラーシュのことを蹴ってしまうが、あっさり足首を掴まれて終わった。
ひとりで闇雲にジタバタしている間に、ラーシュは淡々と物事を進めていく。そのうちラーシュの指が孔に入ってきてピシッと固まった。思わず呼吸まで止めた俺に、ラーシュが慌てた様子で「イツキくん? 息は止めないで」と言ってくる。
感じたことのない刺激に、フリーズしていれば、ラーシュが「イツキくんが誘ったんでしょ?」と控えめに文句のようなことを言ってくる。
「い、言ってない! こんなことやろうなんて言ってない!」
「あれ? そうなの?」
ごめんねと苦笑するラーシュは、一向に手を止める気配がない。拡げるようにして指を動かして、その圧迫感やら異物感やらに息が上がる。
「も、もういいっ、もういいから!」
「よくないよくない」
「ラーシュさん!」
「うん、ごめんね。大丈夫だから」
口調だけは穏やかなラーシュが、容赦なく俺を追い詰めてくる。もうどうしていいのかわからなくて、シーツを握りしめてひたすら耐える。ずっとラーシュの名前を呼び続けるが、彼はにこにこするだけで離してくれない。
そのうちラーシュの指が、変なところを掠めた。
「っ!」
妙な感覚にビクッと身体が震えた。さっと自分の口元を押さえると、ラーシュが口角を持ち上げた。
「ラーシュ、さん」
「うん」
「っ、んあ……!」
ラーシュの指が、一点をぐいっと押してくる。途端に変な熱が湧き上がって、息が乱れる。
「あ、やっ」
「大丈夫だから」
大丈夫と繰り返すラーシュは、一点ばかりを執拗に狙ってくる。ぞわりと背中が震えて腰が浮く。けれどもラーシュの片手が、宥めるように、逃がさないようにと俺の腰を掴んでくる。
「ごめんごめん。でも言い出したのはイツキくんだし」
なにやら言い訳めいた言葉をつらつら並べるラーシュは、中の指を動かす。ただただされるがままの俺は、短く呼吸を繰り返す。ビクビクと震えて、追い詰められる。シーツを握る手に力が入った。
やがてラーシュが、前触れなく俺の性器に触れてきた。これまで放置されていた敏感なところを容赦なく責められて、再び精を放った。
かくっと力が抜けて、ベッドの上で脱力する。
すぐにラーシュが「うわ、ごめん。ごめんね、イツキくん」と申し訳なさそうに謝罪を口にした。
「ちょっと無理させちゃったね。もう寝ようか」
慌てた様子のラーシュは、手早く後始末を行う。その様子をぼんやり眺めていた俺は、グッと目元に力を入れた。
「……ラーシュさん、ひどい」
「え、ごめんね」
ぼそっと呟いた俺に、ラーシュが困った顔になる。「嫌だった?」と問われて、俺は唇を引き結ぶ。
隣に寝転んだラーシュが、俺をそっと抱き寄せた。
宥めるように背中を優しく撫でられて、もぞもぞとラーシュに寄った。ラーシュの胸元を控えめに握って、それから顔を埋めた。
「ラーシュさん、頭撫でて」
「はいはい」
しばらく俺の頭を撫でていたラーシュは、むすっと頬を膨らませる俺を見て困ったように微笑んだ。
「ほら、もう寝ようね。僕も明日仕事だから」
俺にいそいそと布団をかけるラーシュは、ベッドからおりてしまう。ついで額にキスを落としたラーシュは、「おやすみ」と柔らかく言った。
「ラーシュさん」
引き止めようと呼べば、ラーシュが振り返った。
「……あの、えっと」
「うん?」
布団を頭まで被れば、ラーシュが「え、どうしたの?」と心配そうに寄ってくるのがわかった。
そろそろと布団から顔を出して、ラーシュを見上げる。僅かに眉を寄せるラーシュは「どこか痛い?」と申し訳なさそうに首を傾げた。
「ううん。あのね、ラーシュさん。俺ちょっとびっくりしたけど、そんなに嫌でも……」
ラーシュの視線を感じて、途端に恥ずかしさが込み上げてきた。ガバリと布団に隠れるが、ラーシュが布団の上からぽんぽんと頭を軽く叩いてきた。
「イツキくん、ありがとう。僕もイツキくんのこと好きだよ」
「っ!」
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