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番外編
拾った1(sideラーシュ)
仕事が終わると足早に帰宅することが、いつしか習慣となっていた。
少し前までは仕事が何より楽しかった。いや、楽しいというのは正確ではないな。仕事以外にやることがなかったと言うべきだろう。
自宅の玄関を開けて、しんと静まり返った暗い室内が目に飛び込んでくるあの瞬間が一番憂鬱だった。
元々ひとり暮らしはあまり好きではなかった。
実家には常に賑やかな兄と両親がいて、兄の友人がいて。そんなうるさいくらいの空間で育ったゆえに、静かな空間というものがどうにも慣れなかった。
騎士団の寮で生活しているうちはよかったのだが、隊長になると同時に追い出されてしまった。上司がいると羽を伸ばせない。僕が寮に居座るのはよくないだろうと理解はしている。僕だって、新人の頃があった。同じ建物内に隊長がいるというのは普通に嫌だと感じる。そんなの息苦しいだろう。
寂しさを誤魔化すように女性とお付き合いをしてみたりもした。
僕は楽しかったのだが、お相手はあまり楽しくなかったらしい。目に入るところに人がいれば、次は世話を焼きたくなるのが僕という人間である。
あれこれ尽くしていたつもりなのだが、どうも煩わしいと思われてしまったらしい。
それが原因ですぐに振られる羽目になる。最初は振られるたびに親身になって励ましてくれていた同僚たちも、僕が何度も振られるうちに苦笑を浮かべるようになった。
世話を焼きすぎ。
そう言われるたびに、そうかもしれないと反省してきた。相手もいい歳をした大人である。僕が一から世話を焼く必要はない。
そう自分に言い聞かせて、しばらく誰かと付き合うのはやめておこうと思い始めていた頃。
イツキくんと出会った。
遠征帰りに与えられる長期休暇。
恋人もおらず、仕事以外に時間の潰し方を知らなかった僕はどうにかして仕事を手に入れようとしていた。我ながらどうかしている。
そんな僕に呆れたゾイが、異世界から落ちてきたイツキくんの保護者という仕事を与えてくれた。
正直、気は進まなかった。
なんせ他人の世話を焼きすぎては、鬱陶しいと怒られてきた身である。また同じことになるかもしれない。
けれどもイツキくんは、僕がいくら世話を焼いても文句を言わなかった。それどころか僕の世話を当然といった感じで受け入れる。子供だからだろうと納得していたのだが、イツキくんは子供ではなかった。
調子に乗った僕は、あれこれ世話を焼いた。すべてを受け入れてくれるイツキくんは、いつしか僕の頭の大部分を占めるようになっていた。
欲が出たのは否定しない。
大人げないことをしたかもしれないと思うこともある。
しかし結局は欲望に負けてイツキくんを手元に置いた。僕の恋人になってくれたイツキくんが、可愛くて仕方がない。
だからイツキくんのことは甘やかしたいし、ずっと見ていたい。
そんな可愛いイツキくんが、小さな犬を腕の中に抱いていた。
「……うん? どうしたの、その犬」
いつものように帰宅したところ、イツキくんが慌ただしく駆け寄ってきた。
出迎えてくれたのかと喜んだのも一瞬。イツキくんがちょっぴり情けない表情で犬を抱いていることに気がついて目を瞬いた。
「拾ったの」
「拾ったの?」
一体どこで。
というかその子は拾っても大丈夫な犬だったのか? どこかの飼い犬じゃないだろうな。首輪はしていないみたいだが。
一瞬のうちに、いろんなことを考える。
「飼っていい?」
「飼うの?」
拾ってきたからには、そういう話になるんだろうけど。
正直面食らった。
飼うのか、それを。
おそらく雑種だろう。茶色っぽい毛の子犬は、おとなしくイツキくんに抱っこされている。
「俺が世話するから」
いいでしょ? と上目遣いに問われて、思考が停止する。
「ラーシュさん? ダメ?」
わかりやすく落ち込むイツキくんを見て、反射で「ダメじゃないけど」と口から飛び出てしまう。なにを言っているんだ、僕。
訂正しようと思ったが、もう遅かった。
パッと表情を輝かせたイツキくんが「ありがとう!」と言って踵を返した。玄関で立ち尽くす僕であったが、仕方がないと諦めた。
今更反対できる雰囲気ではない。
とりあえず夕食を準備しようと着替えを済ませてキッチンに向かう。
いつもであれば「俺も手伝う!」と言ってキッチンに駆け寄ってくるイツキくんは、リビングで子犬相手にはしゃいでいる。
楽しそうだな。
微笑ましい気分で眺めていると、イツキくんと目が合った。
「ちょっとの間だけだから」
「うん? なにが」
言い訳めいた言葉を口にするイツキくんは、子犬に視線を落とした。
「飼い主探してみる」
「あぁ、うん」
ずっと飼うわけではないのか。
ならいいかと安堵した。
「ラーシュさん、好きでしょ? 犬」
「うん。嫌いではないけど」
なぜか不思議そうに首を傾げたイツキくんは、「エミルさんが言ってた。ラーシュさん、よく犬拾ってたって」とこちらを窺うように見上げてくる。
それは子供の頃の話だ。
最近ではそんなことしない。日中はほとんど家にいないのだ。拾ったところできちんと世話をできるとは思えない。
それに今はイツキくんがいる。
イツキくんを愛でるのに忙しいので、犬の世話をしようとは思わなかった。
「触る?」
僕が犬好きだと決めつけているイツキくんは、子犬を捕獲するためリビングを駆け回る。子犬は遊んでもらっていると思っているのか。尻尾を振りながら逃げまわる。
そんな微笑ましい光景を眺めて、自然と笑みが溢れた。
少し前までは仕事が何より楽しかった。いや、楽しいというのは正確ではないな。仕事以外にやることがなかったと言うべきだろう。
自宅の玄関を開けて、しんと静まり返った暗い室内が目に飛び込んでくるあの瞬間が一番憂鬱だった。
元々ひとり暮らしはあまり好きではなかった。
実家には常に賑やかな兄と両親がいて、兄の友人がいて。そんなうるさいくらいの空間で育ったゆえに、静かな空間というものがどうにも慣れなかった。
騎士団の寮で生活しているうちはよかったのだが、隊長になると同時に追い出されてしまった。上司がいると羽を伸ばせない。僕が寮に居座るのはよくないだろうと理解はしている。僕だって、新人の頃があった。同じ建物内に隊長がいるというのは普通に嫌だと感じる。そんなの息苦しいだろう。
寂しさを誤魔化すように女性とお付き合いをしてみたりもした。
僕は楽しかったのだが、お相手はあまり楽しくなかったらしい。目に入るところに人がいれば、次は世話を焼きたくなるのが僕という人間である。
あれこれ尽くしていたつもりなのだが、どうも煩わしいと思われてしまったらしい。
それが原因ですぐに振られる羽目になる。最初は振られるたびに親身になって励ましてくれていた同僚たちも、僕が何度も振られるうちに苦笑を浮かべるようになった。
世話を焼きすぎ。
そう言われるたびに、そうかもしれないと反省してきた。相手もいい歳をした大人である。僕が一から世話を焼く必要はない。
そう自分に言い聞かせて、しばらく誰かと付き合うのはやめておこうと思い始めていた頃。
イツキくんと出会った。
遠征帰りに与えられる長期休暇。
恋人もおらず、仕事以外に時間の潰し方を知らなかった僕はどうにかして仕事を手に入れようとしていた。我ながらどうかしている。
そんな僕に呆れたゾイが、異世界から落ちてきたイツキくんの保護者という仕事を与えてくれた。
正直、気は進まなかった。
なんせ他人の世話を焼きすぎては、鬱陶しいと怒られてきた身である。また同じことになるかもしれない。
けれどもイツキくんは、僕がいくら世話を焼いても文句を言わなかった。それどころか僕の世話を当然といった感じで受け入れる。子供だからだろうと納得していたのだが、イツキくんは子供ではなかった。
調子に乗った僕は、あれこれ世話を焼いた。すべてを受け入れてくれるイツキくんは、いつしか僕の頭の大部分を占めるようになっていた。
欲が出たのは否定しない。
大人げないことをしたかもしれないと思うこともある。
しかし結局は欲望に負けてイツキくんを手元に置いた。僕の恋人になってくれたイツキくんが、可愛くて仕方がない。
だからイツキくんのことは甘やかしたいし、ずっと見ていたい。
そんな可愛いイツキくんが、小さな犬を腕の中に抱いていた。
「……うん? どうしたの、その犬」
いつものように帰宅したところ、イツキくんが慌ただしく駆け寄ってきた。
出迎えてくれたのかと喜んだのも一瞬。イツキくんがちょっぴり情けない表情で犬を抱いていることに気がついて目を瞬いた。
「拾ったの」
「拾ったの?」
一体どこで。
というかその子は拾っても大丈夫な犬だったのか? どこかの飼い犬じゃないだろうな。首輪はしていないみたいだが。
一瞬のうちに、いろんなことを考える。
「飼っていい?」
「飼うの?」
拾ってきたからには、そういう話になるんだろうけど。
正直面食らった。
飼うのか、それを。
おそらく雑種だろう。茶色っぽい毛の子犬は、おとなしくイツキくんに抱っこされている。
「俺が世話するから」
いいでしょ? と上目遣いに問われて、思考が停止する。
「ラーシュさん? ダメ?」
わかりやすく落ち込むイツキくんを見て、反射で「ダメじゃないけど」と口から飛び出てしまう。なにを言っているんだ、僕。
訂正しようと思ったが、もう遅かった。
パッと表情を輝かせたイツキくんが「ありがとう!」と言って踵を返した。玄関で立ち尽くす僕であったが、仕方がないと諦めた。
今更反対できる雰囲気ではない。
とりあえず夕食を準備しようと着替えを済ませてキッチンに向かう。
いつもであれば「俺も手伝う!」と言ってキッチンに駆け寄ってくるイツキくんは、リビングで子犬相手にはしゃいでいる。
楽しそうだな。
微笑ましい気分で眺めていると、イツキくんと目が合った。
「ちょっとの間だけだから」
「うん? なにが」
言い訳めいた言葉を口にするイツキくんは、子犬に視線を落とした。
「飼い主探してみる」
「あぁ、うん」
ずっと飼うわけではないのか。
ならいいかと安堵した。
「ラーシュさん、好きでしょ? 犬」
「うん。嫌いではないけど」
なぜか不思議そうに首を傾げたイツキくんは、「エミルさんが言ってた。ラーシュさん、よく犬拾ってたって」とこちらを窺うように見上げてくる。
それは子供の頃の話だ。
最近ではそんなことしない。日中はほとんど家にいないのだ。拾ったところできちんと世話をできるとは思えない。
それに今はイツキくんがいる。
イツキくんを愛でるのに忙しいので、犬の世話をしようとは思わなかった。
「触る?」
僕が犬好きだと決めつけているイツキくんは、子犬を捕獲するためリビングを駆け回る。子犬は遊んでもらっていると思っているのか。尻尾を振りながら逃げまわる。
そんな微笑ましい光景を眺めて、自然と笑みが溢れた。
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