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17歳
712 落ちたけど
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「綿毛ちゃんには、野菜だけあげる」
『それはひどいよ?』
綿毛ちゃんのためにサンドイッチを分解してあげようとしたのだが、待ちきれない毛玉に横から奪われた。相変わらず味わうことなく食べる綿毛ちゃんは、『おいしいねぇ』と笑っている。本当に味がわかっているのか?
「アロン。湖、なにかいた?」
俺が目視した限りだと、魚はいなかった。軽く肩をすくめるアロンは「いませんね」と俺と同意見。やっぱり? この湖には魚いない?
「綿毛ちゃん。魚いないの?」
『わかんない。あのね、オレ別に湖の中に住んでいたわけじゃないからね?』
水の中じゃ息できないでしょ、ともごもご言い訳する綿毛ちゃんは、魔法が結界がとまたもや意味不明な話を始めてしまう。そういう話は、俺じゃなくてユリスにするといいよ。多分喜んで食いついてくると思う。
魚は釣れないけど、こうやってのんびりするのは楽しい。ぼけっと青空を見上げて、サンドイッチを頬張る。時折風が吹いて、葉を揺らしていく。どこか遠くから鳥の鳴き声が聞こえてくる。
俺が静かに自然を満喫している背後で、アロンとティアンが小声で言い争いを始めてしまう。
「君は屋敷に戻れば?」
「なぜですか。意味のわからないこと言わないでください」
アロンがティアンをいじめている。この場からティアンを追い払おうと目論んでいるらしいアロンは、すごく大人げない。首を突っ込んでも面倒なことになるのは目に見えている。知らんふりをしていれば、サンドイッチを食べ終わった綿毛ちゃんが『ありがとねぇ。美味しかったよ』と、ジャン相手に尻尾を振る。それを苦笑で流すジャンは、手際よく片付けを始める。
「ルイス様。もう戻りますか?」
アロンに肩を叩かれて、「うーん」と考える。まだ目的の魚をゲットできていない。けれども、魚は姿さえ見せない。これはちょっと無謀な目標だったのかもしれない。
「綿毛ちゃん。ちょっと湖に潜って魚とってきて」
『すごい無茶言うねぇ』
オレ、そんなに上手に泳げません、と難しい顔をする綿毛ちゃんは、敷物に寝そべってごろごろしている。しまいには『お腹がいっぱいで、動けません』とふざけた主張をする。
生意気毛玉をわしゃわしゃ撫でて、視線をアロンに移す。それで俺の言いたいことを察したらしいアロンは、俺が口を開く前に「嫌です」と言い切った。
「まだなにも言ってないじゃん」
「潜って魚とってこいと言うつもりですよね?」
「よくわかったね」
大袈裟に肩をすくめるアロンは「無理です」と繰り返す。
「いくらルイス様の頼みでも、それはちょっと。あ、ルイス様が俺と結婚してくれるというのであれば、やりますけど」
アロンの冗談めいた発言に、ティアンがすごく嫌そうな顔をした。「まだ諦めていないんですか?」と、どこか上から目線でため息を吐くティアンに、アロンが器用に片眉を持ち上げた。
なんだかすごくバチバチしてきたぞ。
張り詰める空気に、俺と綿毛ちゃんは息を呑んでふたりを見守る。綿毛ちゃんの尻尾が、ぶんぶんうるさく動いている。小声で『修羅場かなぁ?』と問われたジャンが、困ったように視線を彷徨わせている。
拳を握って、アロンとティアンの争いを見守っていれば、それに気がついたティアンが険しい顔になってしまう。
ふいっとアロンから顔を背けたティアンは、何事もなかったかのように残ったサンドイッチに手をつける。
「……もう終わり?」
『修羅場終わりぃ?』
綿毛ちゃんと揃って首を傾げれば、「妙な期待はやめてください」と鋭い目をしたティアンに文句を言われてしまう。思ったようなバトルが見られずに、肩の力を抜く。
すっかり釣りの気分ではなくなってしまった。釣りって暇だな。もっとバンバン釣れたら楽しいんだろうけど。いまだに魚の姿すら見られていない俺は、もうやる気を失っていた。
『坊ちゃん。いいもの見せてあげようか?』
「いいもの?」
わかりやすく暇を持て余していれば、綿毛ちゃんがニヤニヤと悪い顔で擦り寄ってきた。『ちょっと待ってて』と勢いよく駆け出す毛玉に、俺は首を傾げる。
湖に近寄った綿毛ちゃんは、しばらく周辺をうろうろする。けれども、突然湖に頭を突っ込むと、そのまま姿が消えてしまった。
「……」
毛玉が湖に落ちた。
衝撃の光景にティアンを振り返るが、どうやらアロンと小競り合いを繰り広げていたらしく、俺以外は気がついていないらしい。
ティアンの袖を引いて、湖を指さす。
「綿毛ちゃんが落ちた」
「え!?」
ガバリと湖に目をやったティアンは、目を見開いてそちらに駆け寄っていく。
「どこですか!?」
「そこら辺」
綿毛ちゃんが消えた辺りを示せば、ティアンが湖を覗き込む。しかし毛玉は発見できないようで、焦ったようにアロンを見上げている。
でも落ち方がちょっと変だった。水飛沫があがらなかったし、音もしなかった。なんか、おばけみたいにすうっと消えてしまったのだ。
「え、これどうすれば。綿毛ちゃんって泳げるんですか!?」
焦るティアンに、ジャンもオロオロしている。眉を寄せたアロンが、無言で上着を脱いだその瞬間。
『お待たせぇ。あれ? みんなどうしたの?』
すんごく呑気な声と共に、綿毛ちゃんが突然姿を現した。それはもう本当に、突然だった。おばけみたいに。
うわぁっと悲鳴をあげるティアンは、湖と綿毛ちゃんをしきりに見比べている。きょとんとした表情でお座りする毛玉は、その口になんだかきらきらしたものを咥えていた。
『それはひどいよ?』
綿毛ちゃんのためにサンドイッチを分解してあげようとしたのだが、待ちきれない毛玉に横から奪われた。相変わらず味わうことなく食べる綿毛ちゃんは、『おいしいねぇ』と笑っている。本当に味がわかっているのか?
「アロン。湖、なにかいた?」
俺が目視した限りだと、魚はいなかった。軽く肩をすくめるアロンは「いませんね」と俺と同意見。やっぱり? この湖には魚いない?
「綿毛ちゃん。魚いないの?」
『わかんない。あのね、オレ別に湖の中に住んでいたわけじゃないからね?』
水の中じゃ息できないでしょ、ともごもご言い訳する綿毛ちゃんは、魔法が結界がとまたもや意味不明な話を始めてしまう。そういう話は、俺じゃなくてユリスにするといいよ。多分喜んで食いついてくると思う。
魚は釣れないけど、こうやってのんびりするのは楽しい。ぼけっと青空を見上げて、サンドイッチを頬張る。時折風が吹いて、葉を揺らしていく。どこか遠くから鳥の鳴き声が聞こえてくる。
俺が静かに自然を満喫している背後で、アロンとティアンが小声で言い争いを始めてしまう。
「君は屋敷に戻れば?」
「なぜですか。意味のわからないこと言わないでください」
アロンがティアンをいじめている。この場からティアンを追い払おうと目論んでいるらしいアロンは、すごく大人げない。首を突っ込んでも面倒なことになるのは目に見えている。知らんふりをしていれば、サンドイッチを食べ終わった綿毛ちゃんが『ありがとねぇ。美味しかったよ』と、ジャン相手に尻尾を振る。それを苦笑で流すジャンは、手際よく片付けを始める。
「ルイス様。もう戻りますか?」
アロンに肩を叩かれて、「うーん」と考える。まだ目的の魚をゲットできていない。けれども、魚は姿さえ見せない。これはちょっと無謀な目標だったのかもしれない。
「綿毛ちゃん。ちょっと湖に潜って魚とってきて」
『すごい無茶言うねぇ』
オレ、そんなに上手に泳げません、と難しい顔をする綿毛ちゃんは、敷物に寝そべってごろごろしている。しまいには『お腹がいっぱいで、動けません』とふざけた主張をする。
生意気毛玉をわしゃわしゃ撫でて、視線をアロンに移す。それで俺の言いたいことを察したらしいアロンは、俺が口を開く前に「嫌です」と言い切った。
「まだなにも言ってないじゃん」
「潜って魚とってこいと言うつもりですよね?」
「よくわかったね」
大袈裟に肩をすくめるアロンは「無理です」と繰り返す。
「いくらルイス様の頼みでも、それはちょっと。あ、ルイス様が俺と結婚してくれるというのであれば、やりますけど」
アロンの冗談めいた発言に、ティアンがすごく嫌そうな顔をした。「まだ諦めていないんですか?」と、どこか上から目線でため息を吐くティアンに、アロンが器用に片眉を持ち上げた。
なんだかすごくバチバチしてきたぞ。
張り詰める空気に、俺と綿毛ちゃんは息を呑んでふたりを見守る。綿毛ちゃんの尻尾が、ぶんぶんうるさく動いている。小声で『修羅場かなぁ?』と問われたジャンが、困ったように視線を彷徨わせている。
拳を握って、アロンとティアンの争いを見守っていれば、それに気がついたティアンが険しい顔になってしまう。
ふいっとアロンから顔を背けたティアンは、何事もなかったかのように残ったサンドイッチに手をつける。
「……もう終わり?」
『修羅場終わりぃ?』
綿毛ちゃんと揃って首を傾げれば、「妙な期待はやめてください」と鋭い目をしたティアンに文句を言われてしまう。思ったようなバトルが見られずに、肩の力を抜く。
すっかり釣りの気分ではなくなってしまった。釣りって暇だな。もっとバンバン釣れたら楽しいんだろうけど。いまだに魚の姿すら見られていない俺は、もうやる気を失っていた。
『坊ちゃん。いいもの見せてあげようか?』
「いいもの?」
わかりやすく暇を持て余していれば、綿毛ちゃんがニヤニヤと悪い顔で擦り寄ってきた。『ちょっと待ってて』と勢いよく駆け出す毛玉に、俺は首を傾げる。
湖に近寄った綿毛ちゃんは、しばらく周辺をうろうろする。けれども、突然湖に頭を突っ込むと、そのまま姿が消えてしまった。
「……」
毛玉が湖に落ちた。
衝撃の光景にティアンを振り返るが、どうやらアロンと小競り合いを繰り広げていたらしく、俺以外は気がついていないらしい。
ティアンの袖を引いて、湖を指さす。
「綿毛ちゃんが落ちた」
「え!?」
ガバリと湖に目をやったティアンは、目を見開いてそちらに駆け寄っていく。
「どこですか!?」
「そこら辺」
綿毛ちゃんが消えた辺りを示せば、ティアンが湖を覗き込む。しかし毛玉は発見できないようで、焦ったようにアロンを見上げている。
でも落ち方がちょっと変だった。水飛沫があがらなかったし、音もしなかった。なんか、おばけみたいにすうっと消えてしまったのだ。
「え、これどうすれば。綿毛ちゃんって泳げるんですか!?」
焦るティアンに、ジャンもオロオロしている。眉を寄せたアロンが、無言で上着を脱いだその瞬間。
『お待たせぇ。あれ? みんなどうしたの?』
すんごく呑気な声と共に、綿毛ちゃんが突然姿を現した。それはもう本当に、突然だった。おばけみたいに。
うわぁっと悲鳴をあげるティアンは、湖と綿毛ちゃんをしきりに見比べている。きょとんとした表情でお座りする毛玉は、その口になんだかきらきらしたものを咥えていた。
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