23歳泣き虫ママ

いじめ

持病がありました

窓から飛びました。私は、鳥です。



いえ、違います。
私は李乃亜、人間の女の子です。


平成7年、まだ雪の降る寒い日に生まれました。


お母さんのお腹から産み落とされた瞬間、
その場にいた誰もが凍りついた。

寒いからではありません。


私は1000万人に１人がなるという
持病をもって生まれてきました。
その病気は、リンパ管腫。
上半身の右側だけこの病いに侵されていました。

簡単に説明すると
腫瘍が上半身右側のリンパの中にたくさんあって
顔は右側だけおたふくのように腫れている。
右腕は左腕にくらべて一回り太い。
お腹は右側だけデブみたいな感じ。



きっとお母さんが1番、複雑だったんじゃないかな。
我が子に会えた喜びと
普通の子では無かった。そんな苦しみと。
喜び笑えばいいのか、悲しみ泣けばいいのか
さぞ悩んだことでしょう。



乳児、幼児の頃は
この持病で何度か死にかけた。
23年生きてきて、入院18回。
救急車に乗った回数6回。
長い時で1年ほど大きな病院に入院した。


これがいじめられていた理由。
私は、普通の子じゃなかった。



みんな、自分と違う人間をいじめる。
外見が違ったり
思考が合わなかったり。
自分達と違う人間をいじめ
周りに合わせて自分を守る。




つくづく人間って悲しい生き物だと思う。