あの時代を生きた君に

もか

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〜約束〜

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未成年は将来があるからと。親と離れ一番安全な所で暮らしてる。
そうちゃんはもう成人してて遠い所にいるけど会いにきてくれる…

今日のそうちゃん元気ないな…ずっと暗い顔してる、、

「……。桜子に大事な話があるんだ。」
暗い顔だけど真剣に話すそうちゃんの表情に、きっと知りたくない事なんだろうな…そう思った。
予想がついてしまった…聞きたくない…けど

「な、なに?」真剣に聞かなきゃって思い聞き返す
「予想がついてるだろ?戦争に出るんだ…
きっと帰ってこれないと思う…」
やっぱり…想像はついてた…だけど受け止めたくない

「や…やだよっ!置いてかないでよ!行かないで…」
そうちゃんの前では明るい自分でいたかったけどそんな余裕ないぐらい頭が真っ白になった。

涙を拭いながら、抱きしめられ
「ごめんね…俺の事は忘れて幸せになってな」わかってた…そうちゃんが逃げ出す人じゃない
でも忘れられるわけない…

「…やだ!私ずっと待ってる…絶対帰ってきて!
帰ってこれないなんて二度と言わないで!ずっと死んじゃってても待ってるから!」
「桜子…行きたくない…死にたくない…桜子ともう会えない、他の人と一緒にいるって考えただけで胸が痛い」
肩に顔を置いて啜るような音が聞こえてきた。

そうちゃんが泣くなんて初めて見た…
ずっと頭を撫でて落ち着くまで抱き合ってると落ち着いたのか
「俺…桜子の幸せ奪うような事しちゃダメってわかってる…だけど待っててくれるか?」

その言葉に、あぁ本当にお別れしちゃうんだって現実が湧いて、泣くのを我慢しながら
「う…ん…ずっと待ってるっから絶対帰ってきてね…」

ずっと抱き合ってたらだんだん眠くなって、抱き合いながら眠った。
神様…お願いします。私達を引き離さないで
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