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Story〜6
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夜になり、マビアの店にオーシャと
コーラルがやって来た。
「マビー、お疲れ様ー!」
「こんばんわー!お邪魔します」
「オーシャ、コーラル、お疲れ様。
2人とも座って待っててね。
ジュノー、そこにある料理を
持っていってくれるかな?」
「ハイ、わかりました」
ジュノーが大皿のごちそうを運んで
いると、コーラルが近づいてきた。
「ジュノー、久しぶりー!元気で
やってるのか?」
「うん、元気だよ。コーラルは?
元気だった?」
「元気!元気!相変わらずだよ」
「そかそか…まぁ、座って」
マビアの作ったごちそうが並ぶと、
マビアもジュノーも座った。
「お待たせ。食べて、食べて」
食事が進む中、近況報告も続いて
いた…。
「そっか…オーシャとコーラルは
いよいよ明日だもんね…忙しく
なるね…」
「そうだねー。予約も埋まってる
から、しばらく忙しくなりそう」
「それなら、明日からの為にも
2人とも、たくさん食べて」
「ありがとう。マビーは?もう
大丈夫なの?」
「うん、お店も再開したしね。
ありがとう。」
「ジュノーは?相変わらず店の
前でボディーガードしてるの?」
「ハイ。でも昨日は、マビアさんが
声をかけて下さったので、店の
ソファーで休ませてもらいました」
すると…コーラルがジュノーの
服に気がついた。
「あの…さ…ジュノー。それって
オマエの服だっけ?」
「いえ、マビーさんのご主人の
服を借りたんだ」
「えっ…どういうこと?マビー
2階に上げたの?」
「今朝ね。店で休んもらってて
何日も泊まりがけで見ていて
くれてたわけだし、店を始める
なら着替えてもらわないとって
思って…」
「シャワーまで浴びたの?」
「帰って休んでも良いって言った
のよ…でも、店を始めるなら
手伝ってくれるって言うから
夫の服を貸したの。それだけよ」
「でもね…マビー…」
「心配してくれるのは嬉しいけど、
オーシャが考えてるような事
なんて何もないから大丈夫よ」
「当たり前よ!わかってると
思うけど…ジュノー、アナタ
軽率な行動は慎んでね」
「ハイ、もちろんです…」
「やめて!ジュノーはマジメに
一生懸命やってくれてるわ。
確かに今朝は、ウチに上がって
もらって、シャワーや…夫の
洋服だって貸したわ。でもね…
ジュノーは最初2階に上がるのを
断った。それを私が上げたの。
朝ごはんの後にね…夫の写真にも
ちゃんと手を合わせてくれたのよ」
「ご主人の事…話したのね。」
「ジュノー悪い。昔の彼女の話…
オーシャに話しちゃった…」
「いいよ。隠すことじゃないし」
「マビーは知ってるの?」
「昨日ね…ジュノーが話して
くれたわ」
「そう…まぁ、マビーがそこまで
言うなら…。ジュノー、ゴメン…
言い過ぎたわ」
「いえ、この状況は誤解されても
仕方ないですから…」
「オーシャ、考えてみて。年も
離れてるわけだし、好みだって
あるんだから、ジュノーに失礼よ」
「いや!マビーさんキレイですよ」
コーラルがそういうと、オーシャは
呆れた顔をして話した。
「こういう事をサラッと言えるのが
コーラルなのよね…マビーの所に
バイトに来たのがコーラルじゃ
なくて良かったって思うわ…。
明日から気をつけてよホントに…」
「ハイ…オーナー。スミマセン…」
4人で顔を見合わせてクスッと
笑った。
食事が終わると、コーラルは
オーシャを送ると言い、
2人は帰った。
「ジュノー。後は私がやるから
今日は帰りなさい」
「ハイ、わかりました。今日は、
色々…スミマセンでした」
「何で謝るの?オーシャの言った
事は気にしないで…」
「いえ、実はもう一つ…」
「ん?他にもある?」
「あの…実はボク…一つ気づいた
ことがあって…」
「うん…」
「もしかしたらボクは…マビアさん
の事が…好き…かもしれません」
「えっ…?」
「あっ…何言ってるんだろ…ホント
スミマセン。」
「実は…オーシャにはね…あんな事
言ったんだけど、本当は私も…
ジュノーを好きなのかも…って」
「えっ…?!」
「あんなに否定してたのにね…。
何言ってるんだろうね、私達」
「ですね…」
お互いに思いがけないタイミング
で告白をしてしまった…。
お互いの気持ちがわかって嬉しい
ハズなのに、久しぶりの恋に
この先どうして良いのかわからず…
それ以上、何も言えないまま…
洗い物の水の音だけ…静かに
聴こえていた。
コーラルがやって来た。
「マビー、お疲れ様ー!」
「こんばんわー!お邪魔します」
「オーシャ、コーラル、お疲れ様。
2人とも座って待っててね。
ジュノー、そこにある料理を
持っていってくれるかな?」
「ハイ、わかりました」
ジュノーが大皿のごちそうを運んで
いると、コーラルが近づいてきた。
「ジュノー、久しぶりー!元気で
やってるのか?」
「うん、元気だよ。コーラルは?
元気だった?」
「元気!元気!相変わらずだよ」
「そかそか…まぁ、座って」
マビアの作ったごちそうが並ぶと、
マビアもジュノーも座った。
「お待たせ。食べて、食べて」
食事が進む中、近況報告も続いて
いた…。
「そっか…オーシャとコーラルは
いよいよ明日だもんね…忙しく
なるね…」
「そうだねー。予約も埋まってる
から、しばらく忙しくなりそう」
「それなら、明日からの為にも
2人とも、たくさん食べて」
「ありがとう。マビーは?もう
大丈夫なの?」
「うん、お店も再開したしね。
ありがとう。」
「ジュノーは?相変わらず店の
前でボディーガードしてるの?」
「ハイ。でも昨日は、マビアさんが
声をかけて下さったので、店の
ソファーで休ませてもらいました」
すると…コーラルがジュノーの
服に気がついた。
「あの…さ…ジュノー。それって
オマエの服だっけ?」
「いえ、マビーさんのご主人の
服を借りたんだ」
「えっ…どういうこと?マビー
2階に上げたの?」
「今朝ね。店で休んもらってて
何日も泊まりがけで見ていて
くれてたわけだし、店を始める
なら着替えてもらわないとって
思って…」
「シャワーまで浴びたの?」
「帰って休んでも良いって言った
のよ…でも、店を始めるなら
手伝ってくれるって言うから
夫の服を貸したの。それだけよ」
「でもね…マビー…」
「心配してくれるのは嬉しいけど、
オーシャが考えてるような事
なんて何もないから大丈夫よ」
「当たり前よ!わかってると
思うけど…ジュノー、アナタ
軽率な行動は慎んでね」
「ハイ、もちろんです…」
「やめて!ジュノーはマジメに
一生懸命やってくれてるわ。
確かに今朝は、ウチに上がって
もらって、シャワーや…夫の
洋服だって貸したわ。でもね…
ジュノーは最初2階に上がるのを
断った。それを私が上げたの。
朝ごはんの後にね…夫の写真にも
ちゃんと手を合わせてくれたのよ」
「ご主人の事…話したのね。」
「ジュノー悪い。昔の彼女の話…
オーシャに話しちゃった…」
「いいよ。隠すことじゃないし」
「マビーは知ってるの?」
「昨日ね…ジュノーが話して
くれたわ」
「そう…まぁ、マビーがそこまで
言うなら…。ジュノー、ゴメン…
言い過ぎたわ」
「いえ、この状況は誤解されても
仕方ないですから…」
「オーシャ、考えてみて。年も
離れてるわけだし、好みだって
あるんだから、ジュノーに失礼よ」
「いや!マビーさんキレイですよ」
コーラルがそういうと、オーシャは
呆れた顔をして話した。
「こういう事をサラッと言えるのが
コーラルなのよね…マビーの所に
バイトに来たのがコーラルじゃ
なくて良かったって思うわ…。
明日から気をつけてよホントに…」
「ハイ…オーナー。スミマセン…」
4人で顔を見合わせてクスッと
笑った。
食事が終わると、コーラルは
オーシャを送ると言い、
2人は帰った。
「ジュノー。後は私がやるから
今日は帰りなさい」
「ハイ、わかりました。今日は、
色々…スミマセンでした」
「何で謝るの?オーシャの言った
事は気にしないで…」
「いえ、実はもう一つ…」
「ん?他にもある?」
「あの…実はボク…一つ気づいた
ことがあって…」
「うん…」
「もしかしたらボクは…マビアさん
の事が…好き…かもしれません」
「えっ…?」
「あっ…何言ってるんだろ…ホント
スミマセン。」
「実は…オーシャにはね…あんな事
言ったんだけど、本当は私も…
ジュノーを好きなのかも…って」
「えっ…?!」
「あんなに否定してたのにね…。
何言ってるんだろうね、私達」
「ですね…」
お互いに思いがけないタイミング
で告白をしてしまった…。
お互いの気持ちがわかって嬉しい
ハズなのに、久しぶりの恋に
この先どうして良いのかわからず…
それ以上、何も言えないまま…
洗い物の水の音だけ…静かに
聴こえていた。
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